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1ヶ月の生活費の平均額&内訳とは?世帯・年齢別データ・節約法etc.をFPが解説!

1ヶ月の生活費の平均額&内訳とは?世帯・年齢別データ・節約法etc.をFPが解説!

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竹国 弘城

竹国 弘城

RAPPORT Consulting Office 代表、1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP(R)、証券外務員一種

証券会社、生損保代理店での勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。より多くの方がお金について自ら考え行動できるよう、お金に関するコンサルティング業務や執筆業務などを行う。ミニマリストでもあり、ミニマリズムとマネープランニングを融合したシンプルで豊かな暮らしを提案している。RAPPORT Consulting Office 代表。1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP(R)。

この記事のポイント

  • 生活費の平均額はあくまで現実。理想的なお金の使い方とは限らない。
  • 無駄のない家計を目指すには、理想的な支出と貯蓄の割合が目安となる。
  • まずは家計状況の正確な把握と固定費の見直しから。

一般的な家庭の生活費はどのくらいなのか、何にどのくらいお金を使っているのか。この記事では1ヶ月の平均的な生活費とその内訳、理想的な家計を目指すためのお金の使い方・節約法について解説します。

 

1ヶ月に使うお金の相場(平均額・内訳)はいくら?

1ヶ月に使うお金の相場(平均額・内訳)はいくら?

日本の一般的な家庭における、1ヶ月に使うお金の平均額とその内訳は次のようになっています(総務省家計調査)。

 

世帯人員別・毎月の支出平均額とその内訳

世帯人員別・1ヶ月の支出平均額とその内訳(2018年・勤労者世帯・全国)
全体平均 世帯人員
1人 2人 3人 4人 5人 6人〜
住居費 6万6,950円 4万4,606円 6万6,100円 7万3,689円 8万1,093円 9万0,130円 9万4,577円
食費 4万9,267円 3万4,786円 4万5,468円 5万5,426円 6万0,577円 6万2,058円 6万4,357円
水道光熱費 1万8,471円 1万0,419円 1万8,752円 2万1,555円 2万2,929円 2万4,762円 3万0,456円
家具家事用品費 9,366円 4,539円 1万0,618円 1万1,545円 1万1,385円 1万2,692円 1万0,689円
被服費 1万1,286円 6,928円 1万0,586円 1万2,784円 1万4,618円 1万5,502円 1万4,838円
保健医療費 1万0,267円 6,098円 1万2,230円 1万2,485円 1万1,424円 1万0,990円 1万3,620円
交通費 7,093円 7,229円 6,976円 7,234円 7,207円 6,061円 6,937円
自動車関係費 2万3,850円 1万3,826円 2万6,535円 2万6,648円 2万9,558円 2万8,499円 3万6,971円
通信費 1万4,112円 8,182円 1万3,691円 1万6,405円 1万7,911円 1万8,963円 2万2,197円
教育費 1万3,573円 0円 760円 1万4,713円 3万3,975円 3万4,112円 3万0,078円
教養娯楽費 2万7,160円 2万0,592円 2万6,241円 2万7,571円 3万3,425円 3万4,331円 3万4,235円
交際費 1万6,266円 1万2,136円 2万5,895円 1万7,498円 1万3,384円 1万3,077円 1万3,669円
保険料 1万9,786円 9,859円 1万8,632円 2万3,126円 2万6,376円 3万0,050円 3万2,642円
その他消費支出 5万2,721円 2万9,058円 7万1,564円 6万5,029円 5万5,164円 5万4,608円 5万2,172円
合計 34万0,168円 20万8,258円 35万4,048円 38万5,708円 41万9,026円 43万5,835円 45万7,438円
世帯主
平均年齢
47.9歳 43.5歳 55.5歳 50.0歳 45.8歳 45.1歳 46.8歳
持家率 65.3% 33.3% 74.0% 75.9% 81.9% 84.1% 87.0%

*住居費は家賃地代・設備修繕維持費(消費支出)と土地家屋借金返済額(住宅ローン返済額)の合計額

 

世帯主の年齢階級別・毎月の支出平均額とその内訳

世帯主年齢階級別・1ヶ月の支出平均額とその内訳(2018年・勤労者世帯・全国)
全体平均 世帯主の年齢階級
~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60歳~
住居費 6万6,950円 4万3,058円 6万1,181円 7万4,226円 7万0,770円 6万8,652円
食費 4万9,267円 3万7,354円 5万7,767円 6万2,467円 4万9,640円 2万9,788円
水道光熱費 1万8,471円 8,708円 1万6,250円 2万0,212円 2万0,153円 2万0,608円
家具家事用品費 9,366円 4,818円 8,660円 9,772円 1万0,548円 1万0,076円
被服費 1万1,286円 9,383円 1万1,180円 1万3,085円 1万1,898円 9,283円
保健医療費 1万0,267円 4,330円 9,113円 1万0,207円 1万1,355円 1万2,758円
交通費 7,093円 6,416円 6,265円 7,122円 8,880円 5,551円
自動車関係費 2万3,850円 1万1,872円 2万5,182円 2万6,007円 2万5,496円 2万3,316円
通信費 1万4,112円 7,516円 1万3,174円 1万6,478円 1万6,399円 1万1,890円
教育費 1万3,573円 1,001円 9,943円 2万4,247円 1万8,484円 1,851円
教養娯楽費 2万7,160円 1万9,487円 2万6,006円 3万2,312円 2万6,809円 2万5,510円
交際費 1万6,266円 8,394円 1万1,528円 1万2,354円 1万9,599円 2万4,855円
保険料 1万9,786円 5,330円 1万7,911円 2万4,018円 2万5,087円 1万5,602円
その他消費支出 5万2,721円 1万9,910円 3万7,556円 4万9,162円 7万0,856円 6万1,585円
合計 34万0,168円 18万7,577円 31万1,716円 38万1,669円 38万5,974円 32万1,325円
世帯主
平均年齢
47.9歳 25.5歳 34.7歳 44.5歳 54.3歳 65.5歳
持家率 65.3% 5.8% 49.1% 69.9% 79.1% 83.2%

*住居費は家賃地代・設備修繕維持費(消費支出)と土地家屋借金返済額(住宅ローン返済額)の合計額

 

理想的な支出と貯蓄の割合

理想的な支出と貯蓄の割合

家計の支出の相場(平均額)からは、一般的な家庭で何にどのくらいお金を使っているか知ることができます。しかし平均的なお金の使い方が理想的かといわれれば、そうとは言えません。

理想の家計を目指すためには、次にご紹介する「理想的な支出と貯蓄の割合」がひとつの目安となります。

 

 

理想的な支出と貯金の割合

以下の表は、世帯構成ごとに手取り収入に対する理想的な支出と貯蓄の割合を示したものです。必要な生活費は家族構成や収入、住んでいる地域など生活環境による違いもあります。すべての人や家庭にそのまま当てはまるものではないことを踏まえた上で、目安としてください。

手取り収入に対する理想的な支出と貯蓄の割合
1人世帯
(シングル)
2人世帯
(DINKS)
3人世帯
(夫婦・子1人)
4人世帯
(夫婦・子2人)
住居費 28%
*地方25%
〜都市部30%
20%
*地方15%
〜都市部25%
22%
*地方20%
〜都市部25%
22%
*地方20%
〜都市部25%
食費 14% 14% 12% 13%
水道光熱費 5% 4% 5% 4%
通信費 4% 4% 4% 4%
被服・理美容費 5% 5% 4% 4%
日用品費 2% 2% 3% 3%
自動車関連費 5%
*地方8%
〜都市部0%
3%
*地方6%
〜都市部0%
3%
*地方6%
〜都市部0%
3%
*地方6%
〜都市部0%
交通費 2%
*地方1%
〜都市部3%
2%
*地方1%
〜都市部3%
2%
*地方1%
〜都市部3%
2%
*地方1%
〜都市部3%
教育費 7% 4%
医療費 1% 1% 2% 2%
交際費 3% 2% 2% 2%
趣味娯楽費 5% 5% 5% 5%
生命保険料 1% 2% 4% 4%
こづかい 10% 10% 10%
その他 5% 3% 3% 3%
貯蓄・運用 20% 23% 12% 15%
合計 100% 100% 100% 100%

*2人世帯は20代共働き夫婦、3人世帯は30代夫婦と幼稚園の子供、4人世帯は夫婦と小学生の子2人を想定。ボーナスなどの臨時収入は日常の生活費として使わない前提。

 

1人世帯(シングル)

独身の一人暮らし世帯。収入のほとんどを自由に使えるため、家計の管理が甘いと浪費しやすい傾向があります。手取り全体の20%以上は貯蓄や運用に回すのが理想です。

自分のためにお金が使えるシングルのメリットは、貯金だけでなく自己投資にも使いたいところ。スキルアップや収入アップにつながれば家計にも大きなプラスとなります。

一人暮らし世帯の理想の支出割合

 

2人世帯(共働き夫婦・DINKS)

共働きの夫婦2人の世帯。このような世帯はDINKS(ダブルインカムノーキッズ)といわれ、夫婦2人ともがフルタイムで働いているため、一般的に世帯収入が多くなります。

十分に貯蓄できる余力がある反面、独身時代からの延長で、趣味や外食など浪費しやすい傾向もあります。収入に余裕があることで家計の管理が甘くなり、いつの間にかお金がなくなっているケースも少なくありません。

DINKS世帯では、それぞれの収入や家計全体の状況について夫婦でしっかりと共有し、協力してメリハリのあるお金の使い方をすることが大切です。理想としては手取り全体の23%以上を貯蓄に回したいところ。一方の収入で生活費をまかなえれば、世帯収入の半分近くを貯蓄・運用に回すことも十分可能です。

夫婦二人世帯の理想の支出割合

 

3人世帯(夫婦2人・子ども1人)

夫婦と幼稚園に通う子供1人の3人世帯。子供が生まれると、収入の減少(妻の退職など)や教育費の増加などによって、家計のバランスは大きく変わります。特に子供が小さいうちは、オムツ代などの日用品費、保育園・幼稚園費などの教育費がかさみがちです。

万一に備えるための死亡保険への加入する必要性も高まり、生命保険料の割合が上がります。夫婦2人のときに比べ貯蓄に回せるお金は減りますが、手取り収入の12%以上を貯蓄に回すのが理想です。

3人世帯の理想の支出割合

 

4人世帯(夫婦2人・子ども2人)

夫婦と小学生の子供2人の4人世帯。公立小学校であれば義務教育のためお金はあまりかからないため、子どもが小学生のうちは教育費の割合が下がります

食費や子供のこづかいなど増える支出項目もありますが、子供が小学生(〜中学生)の間は貯蓄の頑張り時手取り全体の15%以上を貯蓄に回すのが理想です。

4人世帯の理想の支出割合

 

家計の見直しは家計の状況を正確に把握することから

家計を見直しは、まず家計の状況を正確に把握することから始めましょう。

貯蓄ができているかどうかは、毎月末の口座残高(複数口座があればその合計)の増減からも大まかに確認できます。残高が横ばいであれば貯蓄ができておらず、減っているようであれば赤字。早急に対策が必要と言えます。

家計のどこに問題があるかを把握するには、実際の支出を項目ごとに詳細に確認する必要があります。家計簿や通帳、クレジットカードの明細などから直近の支出状況を一覧に書き出してみたり、すべての支出を最低でも1ヶ月記録して確認してみましょう。

手取り収入に対する適正割合に対して大きく乖離している支出項目があれば、そこにお金を使い過ぎている可能性が高いと言えます。

 

家計簿アプリをうまく活用

今は無料で使える優れた家計簿アプリがあり、家計管理も以前に比べ簡単になっています。

おすすめの家計簿アプリは「マネーフォーワードME」「Zaim」の2つ。いずれも登録した口座やクレジットカードの出入金を自動で家計簿に反映する機能があり、入力するのは現金払いなど一部の支払いのみ。手入力が必要な支払いも、レシート撮影による読み取り機能で簡単に入力ができます。

入力した情報は項目ごとに自動的に集計・グラフ化されるため、視覚的にわかりやすく家計の現状を把握できます。各支出項目の予算を設定すれば、予算に対してあとどのくらいお金を使えるのかをリアルタイムで確認できて便利です。

 

節約のポイントは固定費の見直し

節約のポイントは固定費の見直し

節約というと、食費を削ったり、電気をこまめに消したり、外食やレジャーを控えたりといった、変動費を削るイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。

変動費の節約は我慢すれば効果がすぐ出る反面、常に節約を意識しなければならず、生活が窮屈になったり、ストレスを感じて長続きしにくい傾向があります。

一方で住居費や生命保険料、通信費といった固定費は無意識のうちに支払っていることが多く、見直しに手間もかかるため手付かずになりがちです。とはいえ固定費の削減は生活への影響が比較的少なく、一度の見直しで節約効果が持続する特徴があります。

まずは決まって出ていく固定費の無駄を減らし、その後で変動費を理想的な割合まで減らす。無理なく効率的に節約を行うには、この順番で進めていくことがポイントです。

 

 

固定費の見直しポイント

固定費
定期的に必要となる費用:住居費、水道光熱費、通信費、自動車関連費、教育費、生命保険料など

固定費の種類の中でウエイトが大きいのは、住居費、保険料、通信費、自動車関連費など。まずはこれらの費用に無駄がないか見直してみましょう。主な見直しポイントは以下の通りです。

  • 住居費の見直し
  • 保険料見直し
  • 通信費見直し
  • 自動車関連費見直し
  • 水道光熱費の見直し

 

住居費の見直しポイント

  • ローンの借り換え(住宅ローン返済中の人)
    住宅ローン返済中の人は借り換えにより返済負担が軽くできないかチェックしてみましょう。
  • 引越・家賃交渉(賃貸住宅に住んでいる人)
    賃貸であれば家賃の安い他の物件への引っ越すのが最も簡単に家賃を下げる方法です。今の家賃が周辺の家賃相場に比べ割高なのであれば、大家さんなどに交渉して家賃を下げてもらえる可能性もあります。

 

保険料見直しのポイント

  • 保障(補償)の重複・過不足がないかチェックする
    加入している保険に保障(補償)の重複や過不足がないかチェックしましょう。必要性のない保険は解約することで保険料を下げることができます。
    逆に必要な保障が不足していた場合には、保険料が上がったとしても保障額を増やしたり新たに保険に加入したりして備える必要があります。
  • 複数の保険会社を比較
    保険会社によって保険料には差があります。加入する保険は複数の保険会社を比較して選びましょう。今までと同じ保障(補償)内容、あるいはより充実した保障(補償)内容の保険に、今より安い保険料で加入できることもあります。

 

通信費見直しのポイント

  • 格安スマホへの乗り換え
    大手キャリア(docomo・au・SoftBank)を利用している人は、格安スマホ(MVNO)へ乗り換えることで、毎月のスマホ料金を今の半額以下まで節約できる可能性があります。

 

自動車関連費見直しのポイント

  • 車の必要性を検討・カーシェアリング・レンタカーの有効活用
    夫婦で車を2台持っている。週末しか車を使わない。このような人は使用頻度などから必要性を検討し、台数を減らす、公共交通機関やタクシー、レンタカー、カーシェアを利用して車を持たないことも含め検討してみましょう。

 

水道光熱費の見直しポイント

  • 利用する電力会社・ガス会社の変更
    電力・ガスの小売りが自由化により、利用者は原則自由に利用する電力会社・ガス会社を選ぶことができます。より安い料金プランの会社に乗り換えができれば、これまで通りに電気やガスを使いながら、年間数千円程度〜数万円の節約効果が期待できます。賃貸住宅などでは乗り換えが制限されるケースもあるため、まずは管理会社に確認してみましょう。

上記のほか、ジムや習い事の月会費、新聞や雑誌などの定期購読料、定額サービスなど、なんとなく続けているものの、実際にはなくても困らないようなものはすべて解約してしまいましょう。

 

平均と理想は違う!生活費の内訳を見直し、無駄のない理想的な家計を

生活費の平均額からは一般的な生活費の相場を知ることはできます。しかし、それが理想的なお金の使い方とは限りません。

今回ご紹介した理想的な支出と貯蓄の割合は、無駄のない理想的な家計を目指すための目安となるもの。それぞれの状況に合わせた調整も必要ですが、家計状況の把握、見直しを行う際の参考となります。

まずは家計の状況を正確に把握し、固定費を見直すことから始めていきましょう。

 

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