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株の口座開設におすすめの会社ランキング10選!評判・選び方をFPが徹底解説

株の口座開設におすすめの会社ランキング10選!評判・選び方をFPが徹底解説

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小花 絵里

小花 絵里

FP2級、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士

不動産会社や住宅メーカーに勤務し、不動産賃貸・売買契約(事業用含む)の他、社宅代行、宅地造成など、不動産の業務に携わっていました。現在は、不動産や金融関係の執筆をするWebライターとして大手メディアなどに多数寄稿。初心者にもわかりやすい言葉で解説しています。

この記事のポイント

  • 株式投資に興味のある方は、証券会社の口座開設をすることから始めよう。
  • 手数料の安いネット証券がおすすめ。
  • ネット証券の中には、ポイントで投資できるなど独自のサービスを展開している会社がある。

生活資金や子どもの教育資金、老後資金など、将来のことを考えるとお金関連の不安を抱えている方は多いのではないでしょうか?

資金を確保する主な方法は「支出を減らすこと」と「収入を増やすこと」ですが、支出を減らす(=節約する)ことには限度があります。しかし、会社員が給与収入を劇的に増やすことはなかなか難しいかもしれません。

「収入を増やす」選択肢の1つとして考えられるのが株式投資。株式投資を行うためには、まず証券会社の口座開設をすることが必須です。そこで今回は、株式の口座開設におすすめしたい会社をご紹介します。株式投資の口座選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

株式投資をしたければ口座開設をしよう!

株式投資をしたければ口座開設をしよう!

株式投資をしよう!と考えたときに、初心者の方は何から始めたらよいのかわからない…という方がいるかもしれません。「株」は会社が発行していますが、一般的には会社と購入希望者が直接取引しているわけではありません。株の売買は証券取引所を通じて行うことになります。

しかし、証券取引所では特定の取引参加者しか参加できないことになっています。その特定の取引参加者というのが「証券会社」。したがって、私たちが株式投資を行うのであれば、証券会社を通じて売買を行うことになるのです。

長々説明しましたが、要するに株式投資をしたければ証券会社の口座開設が必須だということです。今回は証券会社の口座開設に的を絞って解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

証券会社とは?

先ほども解説したとおり、私たちが株の売買を行う際には、証券会社に窓口となってもらって取引を行うことになります。つまり、「株を売りたい方」と「株を買いたい方」それぞれの代わりに売買注文を受け付けて、証券取引所に伝えているのが証券会社です。

取引が成立する際の手数料が証券会社の収入源になります。なお、証券会社が取り扱っている金融商品は株式だけではありません。たとえば、以下のような商品を取り扱っていることが多くあります。

  • 国内株式
  • 外国株式
  • FX
  • 国内債券
  • 海外債券
  • 投資信託  など

もちろん、細かい商品内容は証券会社ごとに異なります。証券会社の口座開設にあたり、取り扱っている金融商品の内容から選ぶという方法も考えられるでしょう。

 

初心者におすすめしたい選び方

株式投資の口座開設にあたり、証券会社を選ぶ基準はさまざまです。その中でも、特に初心者におすすめしたい証券会社の選び方の1つが「手数料」。たとえば、取引1回あたりの手数料が500円と1,000円だとすると、同じ取引でも後者のほうが損をしてしまうということになるからです。

手数料の決められ方は「1回あたり」のほか、「1日あたり」というプランを展開している会社があります。1日の取引回数なども考慮して、ご自身の投資・トレードスタイルに合った証券会社を選ぶことをおすすめします。

 

証券会社の人気や評判は?

証券会社の人気や評判は?

上記で解説したとおり、株式投資の始め方の第一歩は「証券会社の口座開設」です。とはいえ、証券会社の数がたくさんあるため、どのように選択してよいのかわからない…という方がいるのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、近年人気の高い「ネット証券」。ネット証券にはさまざまな魅力があり、初心者の方にもおすすめです。ここでは、ネット証券の持つ魅力や評判についてご紹介しましょう。

 

ネット証券は手数料の安さが魅力

ネット証券における魅力の1つが「手数料の安さ」です。ネット証券は実店舗がないため、店舗運営に関連する人件費などのコストがかかりません。そのため、安い手数料を実現できているのです。同じ取引をするのであれば、手数料が安いほうがメリットであるといえるでしょう。

 

手軽に利用することができる

ネット証券ではインターネットを通じて手軽に利用できるという魅力があります。証券口座の開設もネットやアプリから行うことが可能。家にいながら24時間いつでも手続きができるので便利ですね。

また、株の売買取引もネットやアプリから行うことができます。自宅や外出先などどこにいても、スマートフォンから売買注文ができるという手軽さが魅力です。

 

ポイントで購入できるネット証券も

ネット証券の中には、現金ではなくポイントを購入代金に利用できるところがあります。たとえば楽天証券では、楽天スーパーポイントを国内株式(現物取引)の購入代金や手数料に充てることができます。

買い物などで貯めたポイントで購入できるので、初心者の方も利用しやすいのではないでしょうか?余ったポイントがある!という方は、ぜひ「ポイントでの投資」も検討してみてください。

 

1株単位で購入できるネット証券

通常の株取引では、1銘柄あたり100株単位で購入することができます。つまり、売買取引できる最低単位が決まっているということです。しかし、ネット証券の中には1株単位で購入できるところがあります。

たとえば、「SBIネオモバイル証券」は1株から購入することができるため、あまり資金を持たない方でも購入しやすいというメリットがあるのです。少額から始めたいという方は、このような1株単位で購入できるネット証券も選択肢の1つとなりうるでしょう。

 

 

証券口座を比較!おすすめ口座ランキング

証券口座を比較!おすすめ口座ランキング

株式投資を行う上で、できる限り自分に合った証券会社を利用したいですよね。ここでは、特に初心者の方におすすめしたい証券会社をランキング形式にしてご紹介します。みなさんが証券会社を選ぶ際の参考になれば幸いです。

  • 1位:SBI証券
  • 2位:楽天証券
  • 3位:松井証券
  • 4位:マネックス証券
  • 5位:auカブコム証券
  • 6位:岡三オンライン証券
  • 7位:GMOクリック証券
  • 8位:DMM株
  • 9位:SBIネオモバイル証券
  • 10位:LINE証券

 

1位:SBI証券

手数料が安い

SBI証券は、ネット証券の最大手といっても過言ではないくらい代表的な証券会社です。SBI証券における魅力の1つが、手数料の安さ。SBI証券では、「スタンダードプラン」と「アクティブプラン」という2つの手数料プランを展開しています。

スタンダードプランでは、1注文の約定代金に対して手数料を定めています。たとえば、5万円までの取引であれば、手数料は1注文50円+税です。

対してアクティブプランでは、1日あたりの手数料を定めています。たとえば、1日の約定代金合計額が50万円までであれば、手数料はなんと無料。ご自身の投資スタイルに合わせて、プランを選択することができます。

 

IPO取り扱い銘柄が豊富

ほかにも、SBI証券にはIPO取り扱い銘柄が豊富という魅力もあります。証券口座選びに迷ったら、ひとまずSBI証券を開設しておいて損はないでしょう。

SBI証券口座開設はこちら

 

2位:楽天証券

ポイント投資が可能

楽天関連サービスを利用している方には、特におすすめしたい「楽天証券」。上記でも解説したように、楽天証券では楽天スーパーポイントを利用して投資を行うことが可能です。

楽天経済圏を活用してポイントを貯めている方であれば、楽天証券でのポイント投資が選択肢の1つとなるでしょう。楽天ユーザーであれば、ポイントを有効活用できるというメリットがあるのです。

 

投資信託などの金融商品にも力を入れている

また、楽天証券では投資信託などほかの金融商品にも力を入れています。楽天ユーザーの方やほかの金融商品にも興味があるという方は、楽天証券を検討してみてください。

楽天証券口座開設はこちら

 

3位:松井証券

1日の約定代金が50万円までなら手数料無料!

松井証券の魅力の1つが手数料の安さです。松井証券の現物取引では、1日の約定代金が50万円までであれば手数料が無料です!少額の取引を1日に何度も行う方にとってはメリットでしょう。

 

充実したサポート体制

また、2019年度問合せ窓口格付け(証券業界)において9年連続「三つ星」を獲得している実績があり、充実したサポート体制が整っていることも魅力的ですね。

初心者の方にとって、手厚いサポートを受けられることは特にメリットとなるのではないでしょうか?対応の安心さを求めている方は、松井証券を検討してみてください。

松井証券口座開設はこちら

 

4位:マネックス証券

初心者が取引頻度の高い金額帯の手数料が割安

マネックス証券における魅力の1つは、1注文の約定金額が10~30万円の部分で手数料が割安だということでしょう。初心者の方であれば特に、まずは少額から始めてみたいと考える方が多いのではないでしょうか?

上記でも解説したように、通常、株の売買は100株単位で行われています。そのため、約定金額が10~30万円という金額は、特に初心者における取引頻度が高いと考えられます。下記の表でマネックス証券の手数料をまとめましたので、ぜひ証券会社選びの参考にしてみてください。

1注文の約定金額 手数料(現物取引)
10万円以下 100円
10万円~20万円以下 180円
20万円~30万円以下 250円
30万円~40万円以下 350円
40万円~50万円以下 450円
50万円~100万円以下 成行注文 1,000円
指値注文 1,500円
100万円~ 成行注文 約定金額の0.1%
指値注文 約定金額の0.15%

マネックス証券口座開設はこちら

 

5位:auカブコム証券

独自の手数料割引サービス

「カブドットコム証券」から2019年12月1日に名称変更をした「auカブコム証券」。auカブコム証券では、独自の手数料割引サービスを行っています。

シニア割引 50歳以上が対象

現物株式の売買手数料を年齢に応じて2~4%割引

NISA割 auカブコム証券でNISA口座を保有している方が対象

現物株式の売買手数料を最大5%割引

株主推進割引 三菱UFJフィナンシャル・グループ株式等の買付手数料を割引
auで株式割 auユーザーかつauID登録者対象

現物株式の売買で手数料1%割引

たとえば上記のような割引サービスを展開しています。50歳以上のauユーザーなど、複数の割引に該当すればその分お得になる計算です。

 

1株単位で購入できる「プチ株」

また、auカブコム証券の「プチ株」では、1株単位で購入することが可能です。さらに、プチ株を積立で買付する「プレミアム積立」というサービスも展開しています。少額から始めたいという方は、検討してみてはいかがでしょうか?

auカブコム証券口座開設はこちら

 

 

6位:岡三オンライン証券

IPO抽選参加で資金拘束がない

岡三オンライン証券では、IPOの抽選参加にあたり資金拘束がありません。つまり、事前に口座へ入金しておく必要がないということです。IPOの申し込みが無料でできることは、岡三オンライン証券の魅力だといえます。

 

取引ツールが充実している

また、取引ツールが充実していることも特徴の1つであり、2019年「みんなの株式」ネット証券ランキング取引ツール1位を獲得しています。中でも評判がよいのが「岡三ネットトレーダープレミアム」。

岡三オンライン証券の口座を開設している方であれば無料で利用できることも魅力的ですね。

岡三オンライン証券口座開設はこちら

 

7位:GMOクリック証券

取引コストが安い

GMOクリック証券の大きな魅力は、取引コストが安いという点でしょう。現物取引では、1約定ごとのプランで10万円までの取引であれば95円+税となっており、大変お値打ちです。

株式だけではなく、FX取引などの取引コストが安いことも魅力。株式以外にもさまざまな投資を行いたいという方は、GMOクリック証券も選択肢の1つとなるでしょう。

 

取り扱い金融商品が他社と比較すると少ない

投資信託の銘柄数など、ほかの証券会社と比較すると限定的であるというデメリットもあります。株式投資以外の投資も検討していて、すべてを1つの証券口座にまとめたい!という方には向いていないかもしれません。

GMOクリック証券口座開設はこちら

 

8位:DMM株

初心者に優しい取引ツール

DMM株ではWebツールやスマホアプリといった取引ツールが用意されていますが、使いやすいと評判が高いのが特徴です。特にマホアプリでは、「かんたんモード」と「ノーマルモード」という2つの種類を選択できますので、初心者の方でも安心して利用することができます。

 

独自のポイントサービス

取引を行うとDMM株ポイントを獲得することが可能で、貯めたポイントを証券口座に入金することができます。獲得したポイントの分、お得な気分を味わえるという魅力があります。

 

1取引ごとの手数料プランのみ

DMM株は取引手数料の安さも魅力の1つですが、1取引ごとの手数料プランしかありません。そのため、1日の取引回数が多い方にとっては、あまりメリットを感じないかもしれませんね。

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9位:SBIネオモバイル証券

Tポイントを利用した株式投資が可能

SBIネオモバイル証券では、Tポイントを利用した株式投資が可能です。日常生活での買い物などで貯めたTポイントを1ポイント=1円として利用できます。Tポイントの使い道に悩んでいる方がいたら、「投資」という新しい選択を取れるでしょう。

 

1株単位での購入ができる

また、上記で解説したように1株単位でも購入することが可能です。銘柄の中には数百円から購入できるものがありますから、本当に少額から始めたい!という方にもおすすめです。

 

NISA非対応

SBIネオモバイル証券では、2020年5月現在NISA・つみたてNISA口座が非対応となっています。特定口座のみですので、非課税枠で株式投資を行いたいという方はほかの証券会社を検討することになるでしょう。

SBIネオモバイル証券口座開設はこちら

 

10位:LINE証券

LINEアプリから手軽に利用できる

コミュニケーションアプリ「LINE」を日常的に利用している方は多いのではないでしょうか?LINE証券は、LINEアプリから手軽に利用できることが特徴の1つです。

 

1株単位での購入が可能

また、1株単位での購入もできますので、「株式投資を始めるにはハードルが高い」と感じる初心者の方も始めやすいといえるでしょう。ただし、1株から購入できる銘柄が限られていますのでご注意ください。

 

銀行口座への出金は手数料がかかる

LINE Payへの出金であれば手数料無料ですが、銀行口座へ出金する場合は220円(税込)の手数料がかかります。出金額が高額の場合、LINE Payでは使いきれないことが考えられます。銀行口座への出金に手数料がかかることは、デメリットだといえるでしょう。

LINE証券口座開設はこちら

 

株の口座開設におすすめの証券会社に関するまとめ

株式投資で証券口座を開設するのであれば、近年人気の高まっているネット証券がおすすめです!ネット証券には「手数料が安い、ポイントでの投資ができるなど」、さまざまな魅力があります。

ネット証券の中でも証券会社ごとに特徴がありますので、ご自身の生活スタイルや投資方針などを考慮して、自分に合った証券会社を選択してみましょう。

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