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債務整理中に借入はできる?知っておきたい基礎知識をFPがわかりやすく解説!

債務整理中に借入はできる?知っておきたい基礎知識をFPがわかりやすく解説!

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田中 英哉

田中 英哉

2級ファイナンシャルプランニング技能士、上級心理カウンセラー

2級ファイナンシャルプランニング技能士の有資格者。長年のライター経験の中で、お金に関する記事を執筆。日本最大級のソーシャルワークサイトにてプロクラウドワーカー TOPclass認定。ライター部門契約ランキング最高6位。難しいお金の話しを分かりやすく伝える記事は、読者から読みやすいと好評。

この記事のポイント

  • 債務整理中に借入申し込みをしても、審査で落とされるため、原則新たな借入はできません。
  • 中小消費者金融の利用など、例外的に借入ができる方法はありますが、推奨できる方法ではありません。
  • 債務整理中の借入は、手続きが解消されるなどの大きなリスクがあります。

債務整理は合法的に借金負担を軽減する方法です。弁護士や司法書士などの専門家に相談すれば、お金の悩みから解放されることでしょう。しかし、債務整理中でもお金に困ることはあり得ます。そこでこの記事では、債務整理中の借入について詳しく解説いたします。

 

債務整理中に借入はできるのか?知っておきたいローン取引の基礎

債務整理中に借入はできるのか?知っておきたいローン取引の基礎

債務整理中だとしても、お金に困ることはあり得ます。債務整理によって借金の負担が軽減もしくはなくなったものの、まとまった出費や臨時出費、収入減などによって苦しむ人もいらっしゃるのです。

そんなとき、あらたな借入は可能なのでしょうか?その答えとして以下内容を紹介します。

  • 自己破産・個人再生・任意整理中の借入は不可
  • 借入申し込みをしても返済能力なしと判断される
  • 債務整理終了後もしばらく審査で不利となる

 

自己破産・個人再生・任意整理中の借入は不可

自己破産・個人再生・任意整理など、債務整理をすると個人信用情報機関に履歴が残ります。個人信用情報機関とは個人のローン取引が記録されている機関のことで、キャッシングを加えた各種ローン取引、返済遅れや滞納、申し込み情報までつぶさに記録されています。

借入審査では個人信用情報機関への照会がなされるため、履歴が消える5年~10年は新規借り入れができません。

 

借入申し込みをしても返済能力なしと判断される

お金に困っている人は、ダメ元で申し込もうとするケースもあります。しかし、返済能力がないとして門前払いとなるでしょう。借金は信用力で成り立っており、信用力は返済能力が前提です。返済ができなくて債務整理をしたのですから、返済能力がないと見なされます。

 

債務整理終了後もしばらく審査で不利となる

債務整理が終わってからも、すぐに借入できるとは限りません。債務整理をすると5年~10年の間はローン取引ができないため、信用情報に何の履歴も残らない状態となります。このことをスーパーホワイトと呼びます。

現金主義であるためにスーパーホワイトとなるケースもありますが、融資事業者は多くの場合、債務整理を疑います。そのため融資審査で不利となるのです。

 

融資審査を通したい!オススメできないけれど裏ワザはある

融資審査を通したい!オススメできないけれど裏ワザはある

債務整理中は原則融資を受けることはできませんが、原則ということは例外があるということです。ただし、どれもオススメできる方法ではありませんので、あくまでも理屈として以下を紹介します。

  • 身内や友達から借りる(なるべくやめたほうがよい)
  • 中小消費者金融から借りる(やめたほうがよい)
  • 闇金から借りる(厳禁!)

 

身内や友達から借りる(なるべくやめたほうがよい)

身内や友達から借りる場合は、融資審査を気にする必要はありません。個人間の借金であれば信用情報に残らないため、借りることは可能です。

ただし、お金に困って債務整理をしているのですから、新たな借金を作ると返済ができない可能性があります。身内や友達の信頼を失う可能性があるので、控えたほうがよいでしょう。

また、年間110万円以上の個人間借金で、借用書、金利設定、返済実績がなければ贈与と見なされかねません。贈与と見なされれば贈与税がかかる可能性があります。

 

中小消費者金融から借りる(やめたほうがよい)

大手消費者金融から借りることは難しくても、中小消費者金融なら貸してくれる可能性があります。対面で融資するところであれば、人柄を見て貸してくれる可能性があるのです。

2006年に行われた貸金業法の改正や、銀行によるカードローン商品の台頭により中小消費者金融の経営状態は悪いため、債務整理中でも貸してくれる可能性はあります。ただし、高金利で新たな借金が増えることは大きなリスクです。

 

闇金から借りる(厳禁!)

闇金の場合は債務整理と関係なく融資してくれるでしょう。しかし、闇金から借りてしまうとお金の問題だけでは済まなくなります。

嫌がらせのような取り立てが行われたり、借金の事実が周囲に知れ渡ったり、返済させずに利息を貪るように仕組むなど、地獄のような生活に変わります。そもそも闇金は違法業者であり、金利も法外ですので、オススメできないどころか厳禁の方法です。

 

債務整理中に借金するリスク

債務整理中に借金するリスク

債務整理中に新たな借金をすると、どのようなリスクがあるのでしょうか?ここでは具体的に以下内容を紹介します。

  • 手続きが解消される可能性がある
  • 専門家に断わられる可能性がある
  • 詐欺と見なされる可能性がある

 

 

手続きが解消される可能性がある

債務整理中に借金をすると、手続きが止まる可能性があります。債務整理によって不利益を受けた業者からしてみると、新規借り入れする業者と比べて不公平だと感じるでしょう。

結果的に手続きがストップしたり解消されたりする可能性が高まります。万一解消されてしまうと、全額返済の可能性が出てきますので大きなリスクとなるのです。

 

専門家に断わられる可能性がある

相談していた弁護士や司法書士に断わられるケースもあります。弁護士や司法書士との契約の中には、断わる可能性があるという趣旨が盛り込まれています。

新規借り入れはその想定に入っていますので、自分で手続きする必要がでてきます。しかし、専門家がサジを投げたものを、素人ができるものではありませんから、事実上は手続きが解消となるでしょう。

 

詐欺と見なされる可能性がある

場合によっては詐欺と見なされる可能性もあります。債務整理による負担軽減分を、お金儲け目論みだと見なされれば詐欺罪にあたります。罰金や懲役の可能性も出て来るほど新規借入はハイリスクです。

 

債務整理中にお金を作る方法

債務整理中にお金を作る方法

債務整理中に新規借入ができないのであれば、一体どうすれば良いのでしょうか?ここでは債務整理中にお金を作る方法の中から、手っ取り早い方法を紹介いたします。

  • 不用品を売る
  • 保険の解約をする
  • 入金が早い仕事をする

 

不用品を売る

不用品を売るとまとまったお金がすぐに手に入ります。家中の不用品を集めて、メルカリやヤフオク、リサイクルショップで売りましょう。特にメルカリやヤフオクで売る場合、不用品販売で10万円程度であれば難なく手に入ります。家の整理整頓にもなりますのでオススメの方法です。

 

保険の解約をする

掛け捨て型生命保険の場合は解約返戻金がありませんが、終身保険や養老保険の場合は解約返戻金がもらえます。保険料支払い期間によって損をする可能性もありますが、借金苦に陥るよりは良い方法でしょう。解約返戻金がいくらなのか、保険会社に確認してみましょう。

また、自宅の屋根修理のために火災保険を利用することも可能です。降りた火災保険金の使い道は自由ですので、一定のお金を得ることもできます。

ただし、風災補償の特約がついていることや、経年劣化が認められない、どのような場合でも必ず補償してくれるわけではないなど、条件を事前に確認しておきましょう。また、火災保険を利用した悪徳業者もあります。依頼前に口コミなどのリサーチをおすすめします。

 

入金が早い仕事をする

入金が早い仕事をすることもオススメです。特にクラウドソーシングは誰でも手軽に取り組め、本業でも副業でも活用可能です。クラウドソーシングのサービスにもよりますが、2週間に1回の頻度で入金されることが一般的です。

 

債務整理中の借入に関するまとめ

債務整理中に借入申し込みをしても審査で落とされるため、原則新たな借入はできません。個人信用情報機関に記録されているため、5年~10年間は諦めましょう。

ただし、中小消費者金融の利用など、例外的に借入ができる方法はあります。とはいえ、借金の負担が増えるほか債務整理中の手続きが解消される可能性も出てきますので、控えることをオススメします。

どうしてもお金に困っている時は、不用品販売や保険解約、即金性の高い仕事をするなどを模索しましょう。

 

借金の返済にお困りなら

債務整理の手続きは複雑で難しいため、債務整理のプロへ相談することが賢明です。まずは相談料無料で債務整理に強い弁護士事務所に相談してみるのがいいでしょう。

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