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FPがおすすめする猫のペット保険ランキング。そもそも必要なのかも合わせてご紹介

FPがおすすめする猫のペット保険ランキング。そもそも必要なのかも合わせてご紹介

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岩崎真明

岩崎真明

CFP(日本FP協会認定)、一級FP技能士、証券アナリスト(日本CFA兼CIIA)

独立系ファイナンシャルプランナー、CFP歴20年の資格保持者です。現在は独立系FP会社の代表として、外資系金融機関に勤務した経験も活かしつつ、幅広い金融知識を簡単にわかりやすくお伝えし、ご相談者の生活に役立てていただく相談業務を中心に活動しています。保険のセールスを一切行わないという真にお客様の立場での保険相談業務にも定評があります。

この記事のポイント

  • 猫のペット保険は、高額な治療費が発生した時の備えとして必要性があり、猫のペット保険のメリットは、この高額な治療費という経済的負担を軽減することが出来ることです。
  • 一方で猫のペット保険に加入し続けるためには当然ながら保険料の支払いが必要となります。また保障の制限や免責という保障されない期間や病気があります。
  • 猫のペット保険のおすすめ保険として、保障と保険料のバランスがとれている商品と低価格の保険料での商品のそれぞれ上位3位までを紹介しています。

この記事は約7分で読めます。

猫の飼育頭数は年々増加しており、2018年では飼育頭数9,649千頭となり、2017年から引き続き、犬の飼育頭数を上回ったという調査結果(※)があります。飼育頭数が増えることで、病気やケガに備える猫のペット保険のラインナップも充実してきました。今回は猫のペット保険の必要性と、おすすめのペット保険ランキングをわかりやすくご紹介していきたいと思います。(※)一般社団法人ペットフード協会「平成30年全国犬猫飼育実態調査」

 

猫のペット保険とは?

猫のペット保険とは?

猫のペット保険とはその名の通り猫のための保険です。飼い主が猫のペット保険に加入していると、家族の一員である大切な猫が病気やケガをした場合に給付金を受け取ることができるという仕組みです。飼い主は受け取った給付金を治療費などの費用に充当することができます。しかし一方で猫のペット保険に加入するということは、そうした場合に給付金を受け取るためには、保険料を毎月(あるいは毎年)支払う必要があります。

  • 飼い主:毎月保険料を支払う
  • 保険会社:定められた場合に給付金を支払う

飼っている愛すべき猫が病気やケガになった場合に、猫のペット保険から給付金というお金が受け取れるのは経済的にとても助かる一方で、毎月保険料を支払うという出費が必要となります。

次に猫のペット保険の基本的な保障内容を確認しておきましょう。概ね以下の内容が猫のペット保険の保障となっています。

  • 猫が通院した時の保障
  • 猫が入院した時の保障
  • 猫が手術した時の保障
  • 特定の状態になった時の保障(火葬費用、車椅子費用、賠償責任費用など)

 

猫のペット保険は必要?

猫のペット保険は必要?

猫のペット保険に入ると毎月の保険料を支払わなければならず、定期的な出費となります。そうであるならば猫のペット保険には入らず、貯蓄しておけばいいのではないか、という考え方もできそうです。
そこで、まずは本当に猫のペット保険が必要なのかを検討していきましょう。

 

猫の動物病院にかける1ヶ月あたりの費用

公益社団法人日本獣医師会の調査(※)によると、「動物病院にかける1ヶ月あたりの費用」では下表のとおり平均6,991円となっており、猫13才以上が最も高くなっています。

動物病院にかける1ヶ月あたりの費用
猫の年齢 1ヶ月の平均
0才~6才 6,779円
7才~12才 6,467円
13才以上 7,991円
全体 6,991円

上記の結果だけであれば、1ヶ月に1万円程度の出費で済むことになり、猫のペット保険に加入する必要はないだろうと思われるかもしれません。

 

猫の1つの病気での治療費の最大金額

しかしながら、同じ調査(下表)において、「1つの病気での治療費の最大金額」をみてみると、猫は平均54,197円となっています。もちろん平均ですから実際の治療費が54,197円を超えることもあり得るわけです。

1つの病気での治療費の最大金額
猫の年齢 1ヶ月の平均
0才~6才 47,251円
7才~12才 52,821円
13才以上 65,208円
全体 54,197円

また同じ調査で、「一度も病気にかかったことがない」というのは全体の18.2%というデータもあり、逆に言えば81.8%が何らかの病気にかかっているということになります。

これまでみてきたことから判断すると、病気をする可能性が高く、一度の病気での治療費も5万円超えることがあるということから、猫のペット保険には保険料と給付金のバランスを考慮したうえで加入を検討する価値はあるといえるでしょう

(※)公益社団法人日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査2017年6月」

 

猫のペット保険加入メリット・デメリット

猫のペット保険加入メリット・デメリット

それでは猫のペット保険に加入した場合のメリットを整理しましょう。

メリット

さきほど猫のペット保険の必要性でも確認いたしましたが、最大のメリットは、治療費が高額になった時に、その高額の治療費に応じた給付金が受け取れるということです。

人間であれば、公的医療制度により治療費総額の3割が原則自己負担となりますが、当然に猫には公的医療制度はありません。猫のペット保険に加入する最大のメリットは、この高額な治療費になった場合に経済的な負担を軽くすることができるという点にあります。

メリット:高額治療費に備えることが出来る

そして付随的なメリットとしては、猫のペット保険に加入していると、動物病院に連れて行くことを躊躇しなくて済むということがあります。

どういうことかというと、結果的に大したことないのに病院に連れて行ってしまうと、余計な診察料がかかってしまった、ということがあります。そのため少し様子を見てから連れて行こうと考えがちになり、かえって手遅れになったり、病気の進行を早めてしまったり、ということがあるのです。

 

デメリット

次に猫のペット保険に加入した場合のデメリットを整理しましょう。

まず最初に毎月(毎年)の保険料支払があります。猫の年齢が高かったり、保障の内容がより充実してくるほど保険料は高くなります。必要な保障と保険料支払のバランスを考えることが重要です。

次に保障内容ですが、治療費の全額が保障されるわけではありません。治療費の50%または70%が保障されるという商品がほとんどです。また手術での給付に回数や保障金額の上限があるなどの保障制限がついていますので、あわせて注意が必要です。

猫のペット保険免責について

最後に、免責に注意してください。免責とは保障されないという意味で、猫のペット保険にはいくつかの免責があります。

  1. 加入して1ヶ月間の免責です。加入直後の1ヶ月間は保障されない期間がありますので、注意が必要です。
  2. 既往症や先天性異常の免責です。保険に加入する時や保険を更新する時にこうした既往症や先天性異常に関する入院や手術があったとしても給付金は受け取れないので注意が必要です。

デメリット:①保険料負担がある、②保障の制限がある、③免責がある

 

猫のペット保険おすすめ人気ランキング

猫のペット保険おすすめ人気ランキング

では、猫のペット保険に加入することを検討しようと考えたときに、どのような保険がおすすめなのか、具体的な商品を取り上げて紹介していきたいと思います。

 

どんな基準で選んだか

以下3つの基準で猫のペット保険おすすめ人気ランキングを選びました。ぜひ猫のペット保険を検討される際に参考にしていただければと思います。

  1. ペット保険の紹介・比較サイト5社(※1)の人気ランキング上位を調査対象
  2. 具体的な保障内容と保険料を比較する前提として、猫の飼育頭数のボリュームゾーン(※2)である「血統種以外・年齢5歳」を基準に設定
  3. そのうえで筆者独自の判断を加えて、保障と保険料のバランスを考慮した総合的な観点でのおすすめの上位1〜3位と、低価格のおすすめ上位1〜3位の猫のペット保険を選定しました。

(※1)個人などで運営されているHPやブログなどの情報は除いています。最終的に「価格.com、ペット保険比較ガイド、口コミランキング、保険スクエアバン!、オリコン顧客満足度ランキング」のWEBサイトにある猫のペット保険ランキング上位を検討商品として、それから筆者の判断で選定しました。

(※2)一般社団法人ペットフード協会「平成30年全国犬猫飼育実態調査」より

 

総合的な観点からおすすめランキング1位〜3位まで

保障内容と保険料のバランスが取れており、総合的な観点からのおすすめランキングとして1位から3位までの商品を紹介します。

1位 2位 3位
商品・プラン名 PS保険 げんきナンバーワンスリム フリーペットほけん
保険会社 ペットメディカルサポート ペットアンドファミリー PFC
保険料(月払) 1,580円 1,670円 2,390円
保障(補償)割合 50% 50% 50%
通院・日額上限 10,000円 年間最高保障(保障)金額の50万円までであれば、日額や日数・回数に限度なし 12,500円
通院・限度日数/年間 20日 30日
入院・日額上限 20,000円 125,000円(1回の入院で)
入院・限度日数/年間 30日 入院3回
手術・1回の上限 100,000円 100.000円
手術・回数限度/年間 2回 1回
年間最高保障(補償)金額 110万円 50万円 85万円
免責金額・待機期間 なし 免責金額3,000円

 

ケガでの待機期間15日

病気での待機期間30日

がんでの待機期間90日

 

待機期間20日
筆者コメント 保障と保険料のバランスがよく、免責金額・待機期間がないこと、

年間の最高保障金額が110万円と高額であることが特徴。

日額・回数などの限度がない点で安心の保障の仕組みとなっていることが特徴。

加入初年度の待機期間には注意が必要。

保険料が少々高いが、免責金額がなく、通院の日額限度が高いこと、

入院の日額限度がなく1入院で設定されていることが特徴。

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低価格別おすすめランキング1位〜3位まで

次に、保険料が低価格であることを優先した観点からのおすすめランキングとして1位から3位までの商品を紹介します。

1位 2位 3位
商品・プラン名 どうぶつ健保ぷち ペッツベスト うちの子Light
保険会社(略称) アニコム損保 ペッツベスト少額短期 アイペット損保
保険料(月払) 1,140円 1,430円 1,210円
保障(補償)割合 70% 80% 90%
通院・日額上限 保障なし 通院・入院・手術含め、1回の傷病に対して25万円(回数制限なし) 保障なし
通院・限度日数/年間 保障なし 保障なし
入院・日額上限 14,000円 手術での入院のみ
入院・限度日数/年間 20日 10日
手術・1回の上限 500,000円 500,000円
手術・回数限度/年間 2回 2回
年間最高保障(補償)金額 128万円 50万円 100万円
免責金額・待機期間 病気の待機期間30日 免責金額20,000円

病気の待機期間14日

治療費3万円まで免責
筆者コメント 保険料が業界最低水準でありながら、保障(補償)割合が70%や手術と年間の最高保障額が高いことが特徴。

通院保障がないことには注意が必要。

保障(補償)割合が自己負担を軽くすることができる半面、免責金額が2万円あるので注意が必要。 手術に特化した保障となっており、低価格の保険料のわりには年間最高保障100万円となっっている。

免責金額3万円爾は注意が必要。

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猫のペット保険ランキング:まとめ

猫のペット保険の仕組みから、その必要性について確認をしてきました。やはり猫のペット保険の必要性、いいかえると最大のメリットは、病気や怪我で治療した際に高額な経済的負担を軽減することができるという点です。その一方で猫のペット保険に加入することで、毎月(毎年)の保険料負担がありますので、よく保障内容を確認して商品を選ぶことが必要です。
猫のペット保険の加入を検討する際には、保障と保険料のバランス、保障の制限、免責の内容に注意しましょう。