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楽天の自転車保険はおすすめ?補償内容・種類・評判をFPが徹底解説!

楽天の自転車保険はおすすめ?補償内容・種類・評判をFPが徹底解説!

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田中祐介

田中祐介

住宅ローンアドバイザー、2級ファイナンシャルプランナー

大学卒業後、大手金融機関にて融資業務を担当。その後外資系生命保険会社にスカウトされ転職。 主にライフプランニングを中心に活動。以後、保険代理店へと移籍。移籍後は数多くの企業と提携し 個人向けマネーセミナーを開催中。金融業界で経験した知識、経験を基に「お金」にまつわる幅広い知識を 「いかに分かり易くお伝えするか?」をモットーに日々活動しています。

この記事のポイント

  • 楽天で自転車保険を加入するチャネルは3つある。
  • 選択肢が多い為、賛否は分かれる。
  • 楽天ならではのスーパーポイントも使える。

今回は楽天が取り扱う自転車保険について解説を行っていきます。楽天と言えば今では日本を代表する大手企業です。ネット通販をはじめ、銀行、証券、旅行、携帯電話事業など様々なジャンルにおいて展開していて、目新しいサービスが次々に生まれています。

そんな楽天の自転車保険についてはどうでしょう。やはり気になるのは補償内容やお値段ですね。楽天の自転車保険をご検討の方、自転車保険でお悩みの方はご一読ください。

 

楽天について解説しておきます

楽天について解説しておきます

まず楽天という会社について解説しておきたいと思います。創業は若く1997年です。まだ23年しか経過していませんが、日本を代表する一流企業になりました。規模を大きくするため積極的なM&Aを繰り返し今に至っています。

楽天で思い当たるのは、三木谷さん、楽天ゴールデンイーグルス、ヴィッセル神戸、FCバルセロナといったスポーツ事業でしょう。プロ野球球団、サッカークラブチームを所有、海外のクラブチームユニホームには「Rakuten」の文字が入っています。

わずか23年の会社かもしれませんが、経営手腕は凄いですね。楽天という知名度を一気に広め、誰もが利用したことがあり、誰もが知る会社になりました。通販では多くの方がお世話になっているのではないでしょうか。

 

事業の3本柱

楽天の事業は大きく3つに分類されています。

  1. インターネットサービス事業
  2. 金融サービス事業
  3. その他事業

今回の自転車保険は金融サービス事業にある保険事業に関しての解説です。楽天は保険会社を所有し、楽天損保という損保会社を持っています。

火災保険やゴルフ保険、自転車保険を取り扱っていて、私も火災保険、ゴルフ保険に加入しています。加入の理由はシンプルに安いからです。ネットでも完結できる点は非常に助かりますね。では気になる自転車保険の解説に移りたいと思います。

 

楽天の自転車保険はおすすめ?補償内容はどうなの?

楽天の自転車保険はおすすめ?補償内容はどうなの?

ではここから補償内容について解説します。楽天で自転車保険に加入する時のチャネルは3つあります。

  1. 楽天損保「サイクルアシスト」
  2. 楽天銀行「自転車プラン」
  3. 楽天超かんたん保険「自転車保険プラン」

イオンのように複数取扱いがあり、少し迷ってしまうかもしれませんね。しかし全てにおいて基本的な補償内容は自転車保険と変わりはありません。それぞれの違いを解説する前に基本補償の内容を確認しておきますね。

 

補償①自身のケガを補償します

自転車を運転中の方がケガをしてしまったときの補償になります。自転車を運転していてケガをしたことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。私も幼い頃はよくコケて泣いていました・・・。幸い擦り傷程度でしたので、入院や通院の必要はなかったです。

しかし一度だけ肝を冷やした出来事があります。自転車を運転していて遠くに父親が見えたので駆けよったところ、道路に飛び出してしまったんです。そこは信号の無い場所でした。

道路に進入した瞬間、車とぶつかりそうになりましたが、私も相手も急ブレーキをかけましたので、事なきを得ました。その後はみっちり父親に叱られましたが・・・・。私は事故を起こす事はありませんでしたが、もしも車にはねられていたらゾッとしますね。

この様に自転車を運転する際にはケガをするというリスクが高まります。未成年であるほど高くなる傾向にあるようです。楽天の自転車保険は自転車を運転し、ケガが原因で入院した場合、手術を受けた場合補償の対象となります。

また交通事故であれば対象になりますので、車にはねられた際なども補償されます。ただし通院を伴う場合は補償されませんのでご注意下さい。

 

補償②対人、対物賠償を補償します

自転車を運転中に人にぶつかって相手をケガさせてしまった、停車中の車に誤ってぶつかりボディに大きな傷を付けてしまったときなどに補償されます。自転車保険で最も大事なのは「対人、対物賠償」です。なぜこの点が大事なのか少し補足しておきます。

 

子供の運転による対人事故で高額賠償発生

これからお話する事は実際に起きた事故です。男子小学生(当時11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行していました。歩道と車道の区別がない道路において、歩行中の女性(当時62歳)と正面衝突してしまいました。

衝突の反動で女性は転倒。頭部を打ち付け、頭蓋骨骨折等の傷害を負ってしまいました。その後入院し意識は戻らない状態になってしまったという事です。

この事故は裁判にまで発展し、2013年7月に神戸地裁で判決が下りました。運行していた少年の親に対し9,521万円もの支払いを命じたという内容です。

この事故は私含め、本記事をご覧になっている方に起きるかもしれない事故でもあります。想像してみて下さい。もしも自分の子供が人にケガを負わせ、意識が戻らず、高額な賠償請求されたときを。気が気じゃないですよね。

これはほんの一例にしか過ぎませんが、いつ、どこで、どんな事故を起こすのか分かりません。また被害に遭う事もあるかもしれません。対人賠償はそれだけ高額になり得るという事を認識しておいて下さい。

 

被害者の半数は未成年と高齢者

楽天損保の調べで、は被害に遭う方の半数が未成年者及び高齢者である事が分かっています。

被害者の半数は未成年と高齢者

上記のグラフを見てもお分かりの通り14歳以下で12%、15歳~19歳で18.6%、65歳以上で19.3%もの割合となっており、いわゆる交通弱者が事故の被害に遭っています。加害者にもなりますし、被害者にもなりますので、しっかりと補償しておきたいですね。

また対人、対物賠償においては、自転車事故以外も補償されます。例えば他人の家の窓ガラスを割ってしまった、自宅2階に置いてあったモノが落下し、下の人に当たってケガを負わせた等です。

この様に日常生活内の賠償事故も補償対象となりますので、自転車リスクだけでない事を憶えておいてくださいね。

 

補償③事故が原因で本人が亡くなったとき補償します

自転車事故や交通事故で加入している契約対象者(被保険者)が亡くなったとき、死亡保障や後遺障害保障としてお金が支払われます。特に自転車で通勤している世帯主の方等は補償しておくのもいいでしょう。

 

楽天損保「サイクルアシスト」のプラン種類・掛け金

楽天損保「サイクルアシスト」のプラン種類・掛け金

ではチャネル毎の商品を順番に解説します。まずはサイクルアシストの補償プラン、掛け金についてです。補償するプランを3つに分け、さらに補償の範囲を3つに分けています。

他社で言うところの「本人型」「夫婦型」「家族型」を、楽天独自のプラン名にしているため呼び方が違います。それぞれの補償内容などまとめましたので1つずつ見ていきましょう。

 

 

補償プラン

まずは補償される内容からです。下図のとおり「基本タイプ」「安心タイプ」「充実タイプ」の3つから選択します。

基本プラン 安心プラン 充実プラン
死亡・後遺障害 250万円 500万円 1,000万円
入院保険金日額 2,500円 5,000円 10,000円
手術保険金 入院中 25,000円 50,000円 100,000円
入院以外 12,500円 25,000円 50,000円
賠償責任 1億円

上記プランのどれを選ぶかは皆さんの選択次第ですが、賠償責任に関しては全て1億円までが補償の対象となります。では次に補償の範囲について解説していきます。

 

個人プラン(本人型)の掛け金

個人プランは特定の1人を対象(被保険者)とするプランです。下図は上記プランを本人のみにかけた場合の掛け金の表です。

保険期間/年間保険料 基本プラン 安心プラン 充実プラン
1年間 3,000円 4,770円 8,320円
2年間(約12%お得) 5,260円 8,380円 14,630円
3年間(約17%お得) 7,510円 11,950円 20,850円

上記の表をご覧になって「あれ?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。楽天損保では保険期間を1年、2年、3年と選択する事ができます。お得な割合に関しては1年契約と比較しています。選択として多いのは3年契約のようです。

基本プランで1年契約の場合3,000円ですが、3年かけると9,000円ですね。差額は1,490円となりますのでお得になります。

 

カップルプラン(夫婦型)の掛け金

次にご夫婦を対象としたプランです。

保険期間/年間保険料 基本プラン 安心プラン 充実プラン
1年間 4,180円 7,120円 13,020円
2年間(約12%お得) 7,340円 12,530円 22,930円
3年間(約17%お得) 10,470円 17,850円 32,650円

 

ファミリープラン(家族型)の掛け金

最後にご家族全員を対象としたプランです。

保険期間/年間保険料 基本プラン 安心プラン 充実プラン
1年間 6,010円 10,770円 20,320円
2年間(約12%お得) 10,550円 18,930円 35,730円
3年間(約17%お得) 15,050円 27,000円 50,950円

サイクルアシスト

 

楽天銀行「自転車プラン」のプラン種類・掛け金

楽天銀行「自転車プラン」のプラン種類・掛け金

次に楽天銀行が窓口の自転車保険について解説します。通常自転車保険は年払いが一般的ですが、自転車プランであれば月払いも選択可能です。キャンペーンという事ではありませんが楽天スーパーポイントも貯まりますし、ポイントからの支払いもできますので、積極的に活用したいですね。

 

補償プラン

補償プランは以下の通りです。

本人型 夫婦型・家族型
傷害死亡・後遺障害保険金額 400万円 100万円
傷害入院保険金日額 2,000円
傷害手術保険金 入院20,000円
入院以外10,000円
傷害通院保険金日額 1,000円
個人賠償責任保険金額 1億円

サイクルアシストと違う点は保険期間が1年間、通院補償が付いている点です。

 

保険料

掛金についてまとめたものがこちらです。

本人型 夫婦型 家族型
月払 年払 月払 年払 月払 年払
150円 1,710円 370円 3,980円 500円 5,420円

価格を見ると破格である事が分かります。但し注意として、本人型の場合は自転車事故によるケガだけに限定された補償となり、夫婦型、家族型は交通事故によるケガに限定された補償となります。つまり補償の範囲が狭くなっている点が注意点になります。

自転車プラン

 

楽天超かんたん保険「自転車保険プラン」のプラン種類・掛け金

楽天超かんたん保険「自転車保険プラン」のプラン種類・掛け金

最後に、楽天超かんたん保険で加入できる「自転車保険プラン」です。ロードバイク、折り畳み自転車も補償されますよ。では補償内容を見てみましょう。

 

 

補償内容

補償プランは以下の通りです。

節約コース・子供コース 標準コース 充実コース
傷害死亡・後遺障害保険金額 100万円 300万円
傷害入院保険金日額 1,500円 3,000円
日常生活賠償保険金額 1億円
傷害通院保険金日額 1,000円 1,500円

シンプルな補償内容で楽天銀行の自転車プランに近いですね。

 

保険料

次に掛金です。先に子供コースだけ解説しておきますと、年払いのみで年間2,390円となります。18歳未満が対象です。ここからは18歳以上の方が加入できる保険料としての解説になります。

 

本人型

節約コース 標準コース 充実コース
月払 220円 360円 540円
年払 2,390円 3,920円 5,870円

 

夫婦型

節約コース 標準コース 充実コース
月払 270円 500円 790円
年払 2,890円 5,350円 8,560円

 

家族型

節約コース 標準コース 充実コース
月払 340円 680円 1,140円
年払 3,650円 7,270円 12,280円

上記のように価格帯は非常に安く設定されています。月払いで出費を抑えたい方は検討するのもありです。

自転車保険プラン

 

楽天の自転車保険に関するまとめ

楽天で加入できる自転車保険について解説しましたが、チャネルが分かれているため判断に迷う事があるかと思います。選択肢としては複数あるのでおすすめですね。ご自身の備えたい希望の補償を優先でき、値段はお手頃ですので選びやすいのではないかと思います。

 

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