- PayPayの登録・アプリのダウンロードは無料。
- PayPayの支払い方法は「PayPay残高」もしくは「クレジットカード」。
- PayPay残高へのチャージは、銀行口座・現金の他、ヤフオク!・PayPayフリマの売上金などからもチャージ可能。
- PayPay残高には有効期限など特徴が異なる4つの種類がある。
公開日:2019年11月9日
スマホ決済の先駆けとなり、様々なキャンペーンを打ち出しているPayPay。大々的に宣伝されていることもあって、PayPayという名称を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
スマホ決済を含め、政府がキャッシュレス決済を勧めている現状ですから、使い方について知っておきたいですよね。そこで今回は、PayPayのチャージ方法について解説します。
この記事を読むことで、PayPayの使い方や注意点などについての理解が深まるでしょう。
また、PayPayの基礎知識については以下記事を読み進めるのもおすすめです。
目次
フィットネスジムやレンタルビデオ店など、登録に入会手数料が必要なところがありますよね。また、クレジットカードの中には年会費がかかる種類があります。
しかし、PayPayの場合、アプリのダウンロードや登録は無料です。ただし、スマホ決済という仕組みですから、スマートフォンなどで契約している通信料が発生します。
PayPayの支払いには、「PayPay残高から支払う」もしくは「PayPayに連携させたクレジットカードから支払う」という2通りの方法があります。
今回解説する予定の「PayPayのチャージ」は、正確に言えばPayPay残高にチャージするということ。ここでは、支払いを行うための設定方法について解説します。
PayPayの支払い方法であるチャージ・クレジットカードのいずれにせよ、あらかじめ設定が必要となります。PayPay残高へのチャージ方法については次の項目で解説しますので、ここではクレジットカードの設定方法についてご紹介します。
PayPayアプリを開き、「カード追加」という項目を選択します。クレジットカードの追加には、クレジットカード情報をカメラで読み込ませる、もしくはカード番号や有効期限などの情報を直接入力する方法が選べます。必要情報の入力が終われば、クレジットカードの設定は完了です。
ただし、PayPayでは本人認証の有無によってクレジットカードの上限額が異なります。クレジットカードの上限額を上げたい人は、本人認証を行いましょう。
本人認証未設定 | 本人認証設定済み | 本人認証設定済み+青いバッチの表示 |
---|---|---|
5,000円(過去24時間) | 20,000円(過去24時間) | 250,000円(過去24時間) |
5,000円(過去30日間) | 50,000円(過去24時間) | 250,000円(過去30日間) |
※複数のクレジットカードを登録している場合は、合計で上記の上限額となります。
以前はPayPay残高へのチャージ方法が限定されていましたが、徐々に増えて利便性が向上しています。今後もチャージ方法が増えていくかもしれませんね。ここでは、PayPay残高をチャージする方法について1つずつ解説します。
PayPay残高へチャージする方法の1つとして、銀行口座を紐付けする方法があります。ここでは、登録手順について解説します。
PayPayアプリを開き、「銀行口座を登録する」を選択します。次に、登録する金融機関を選択してください。表示されていなければ、「金融機関を検索」から検索してみましょう。そして、支店番号・口座番号・名義人といった口座情報を入力し、「登録手続きをする」を押します。
ここから先は金融機関ごとの登録画面が表示されますので、画面の案内に従って登録しましょう。入力に問題がなければ、銀行口座が登録されます。
PayPayに銀行口座登録をするにあたって必要となる主なものは以下の通りです。
クレジットカードからのチャージは、唯一ヤフーカードのみが認められています。ヤフーカードの登録手順は、上記項目の「クレジットカードの設定」と同じです。PayPayと連携できるクレジットカードの種類としては、VISA・Mastercard・JCB(ヤフーカードのみ)があります。
しかし、PayPayに紐付けるクレジットカードとしておすすめしたいのはヤフーカード。PayPayでは、ポイント還元率やキャンペーンの条件などの面で、クレジットカードの中ではヤフーカードが優遇されているからです。
PayPayに紐付けするクレジットカードに悩んでいる人は、ヤフーカードがおすすめです。
ヤフオク!とPayPayフリマの売上金をPayPay残高にチャージすることができます。2019年10月7日より、PayPayフリマのサービスが開始されました。PayPayフリマは既存のフリマアプリ「メルカリ」「ラクマ」と同じく、個人間売買が可能なアプリです。
ヤフオク!・PayPayフリマの売上金をチャージするためには、Yahoo!Japan IDとPayPayとの連携が必要となります。「売上金管理」のページから100円以上の金額を入力し、「PayPayにチャージ」を選択することでチャージが完了となります。
ただし、売上金からのチャージにはいくつか注意点があります。その1つとして、売上金からPayPay残高にチャージできる上限が決められていることが挙げられます。上限については以下の通りです。
また、PayPayアプリでの本人確認の有無により、売上金からチャージされる場合に適用される種類が異なります。詳細は以下の通りです。
PayPayマネーは出金できますが、PayPayマネーライトは出金できないなど両者には違いがあります。PayPay残高の種類については、「PayPay残高に反映される種類は4つ」の項をご参照ください。
ソフトバンクもしくはワイモバイルの携帯電話を利用している人は、携帯電話回線を利用してPayPayアカウントの連携を行うことで「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」からPayPay残高へチャージすることが可能です。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いからチャージすると、月々の携帯電話使用料金とチャージ金額が一緒に請求される仕組みとなっています。
ソフトバンク・ワイモバイルを利用している人は、電話回線から連携を行うことができます。PayPayアプリの右下にある「アカウント」を押し、「外部サービス連携」を選択します。続いて、連携先として「ソフトバンク・ワイモバイル」が出ますので、選択。
同意事項を確認し、問題なければ「上記に同意して連携する」を押しましょう。その後設定に進むと携帯電話が表示されますので、間違いがないか確認します。そして、「設定する」を選択することで設定完了となります。
なお、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いでは、ソフトバンク・ワイモバイル側で上限額が設定されていることがあります。気になる人は、事前に契約内容などを確認しておくと良いでしょう。
PayPay残高へのチャージは現金で行うことも可能です。現金でのチャージは、セブン銀行ATMから行う必要があります。セブン銀行ATMはコンビニエンスストア「セブンイレブン」の他、商業施設などにも設置されています。
ATMでの入金ですから、セブン銀行の口座がなくてもチャージが可能です。
セブン銀行ATMを利用した現金でのチャージの順番は上記の通りです。なお、セブン銀行ATMではお釣りが出ない、Yahoo! JapanアプリではQRコードが読み取れないなど注意点があります。
PayPayアプリからセブン銀行ATMを探すことができますので、現金でチャージしたい人は活用してみてください。
2019年11月現在、利用できる金融機関は60以上あります。ジャパネット銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、イオン銀行など。メガバンクの中でも、三菱UFJ銀行は選べないので注意しましょう。
また、地方銀行にも対応していますが、すべてではありません。利用したい金融機関がPayPayに登録できるかどうか、事前に確認しておくと良いでしょう。なお、利用可能な金融機関は公式サイトより確認が可能です。
PayPayに限らず、キャッシュレス決済で魅力を感じることの1つとして「ポイント還元」が挙げられるのではないでしょうか。PayPayの場合、決済での利用やキャンペーンで獲得した特典は、PayPay残高に反映されます。ここでは、PayPayのポイント還元について解説しましょう。
PayPay残高には4つの種類があり、それぞれ有効期限などの特徴が異なります。4つの特徴を表にまとめましたのでご覧ください。
名称 | 出金 | 送る、わりかん機能 | 有効期限 |
---|---|---|---|
PayPayマネー | ○ | ○ | 期限なし |
PayPayマネーライト | ✕ | ||
PayPayボーナス | ✕ | ||
PayPayボーナスライト | 付与日から60日間 |
特典やキャンペーンで付与されるポイントは「PayPayボーナス」「PayPayボーナスライト」のいずれかとなります。PayPayボーナスライトの場合、付与日から60日間が有効期限とされています。有効期限を過ぎてしまうと消滅してしまいますので、期限を忘れないようにしましょう。
また、PayPayマネーは本人確認を行わないと利用できません。本人確認前にPayPayマネーライトとなったものが、本人確認後にPayPayマネーに変わることはありませんのでご注意ください。
PayPay残高を利用する際、消費されるPayPay残高には優先順位がつけられています。
上から順番に使用されます。有効期限のあるものから使用されますので安心ですね。
通常時におけるPayPayのポイント還元率は最大1.5%ですが、決済方法が限定されています。還元の対象となる決済方法は以下の通りです。
つまり、その他のクレジットカードはポイント還元の対象となりません。PayPayを利用するのであれば、PayPay残高もしくはヤフーカードを利用した方がお得だということですね。さらにお得に利用する方法として、ヤフーカードからPayPay残高へのチャージが挙げられます。
上記のような手順となり、TポイントとPayPayでの還元の両方が受けられることになります。他にも、PayPayはポイント還元率が高くなったり、特定のお店を対象とした特典を受けられたりするキャンペーンを随時開催しています。
こうしたキャンペーンは公式サイトやPayPayアプリから確認できますので、こまめにチェックしておくと、さらにお得に利用できるでしょう。
PayPayはスマホ決済の中でも大手チェーンだけでなく中・小規模の店舗の加盟店が多いなど、魅力がたくさんあります。決済方法は限定されますが、通常時の還元率1.5%と高いのも大きなメリットですね。
キャッシュレス決済は種類がたくさんあって選びにくいと悩んでいる人は、ぜひPayPayを検討してみてください。