- クレジットカードには種類やランクがあるため、これら詳細を知ってから選ぶ必要があります。
- 楽天カードやVIASOカードなど、キャッシュバック特典が付いたおすすめカードがあります。
- お得なカード選びとして、ポイント還元率が高いカードや付帯保険など、チェックすべき要素があります。
公開日:2020年9月15日
クレジットカードに申し込む際、どうせならお得なキャッシュバック付きのカードがうれしいですよね?しかし、カード選びは特典だけではなくさまざまな要素を考慮する必要があります。
この記事ではキャッシュバック付きクレジットカードを徹底比較しますので、ぜひカード選びの参考にしてください。
クレジットカードを選ぶ際には、クレジットカードについての基礎知識があると選びやすくなります。カードの選定をする前に知っておきたい以下内容について解説いたします。
クレジットカードは発行元による系統があり、大別すると三井住友カードやMUFGカードなどの「銀行系」、JCBカードやアメリカンエキスプレスカードなどの「信販系」、イオンカードや楽天カードなどの「流通系」、ACマスターカードのような「消費者金融系」の4つがあります。
細かく分けると交通系カードや空港系カードなどにカテゴライズされることもありますが、大まかに上記4つを知っておくとよいでしょう。
クレジットカードにはカードランクがあり、カードランクが上がるほど年会費も上がる反面、サービスの質がよくなっていきます。
最もカードランクが低くて手軽に入手できるのが一般カード、その上にかつてステータスの象徴といわれたゴールドカード、その上により格式が高いプラチナカード、そして最も上位に君臨するブラックカードはカード会社の招待制となっています。
キャッシュバックキャンペーンは主に一般カードやゴールドカードで行われていることが多いため、当記事でもこれらを中心に後述いたします。
ちなみに、クレジットカードの入会審査は、年収や勤続年数などの属性、金融取引にキズがないかなどが厳正にチェックされ、カードランクが高いほど審査が厳しくなります。
クレジットカードは後払い式の決済ですが、支払い方法はさまざまです。カード会社指定期日にまとめて支払う一括払いや、ボーナスのタイミングを見越して支払うボーナス払い、回数を分けて支払う分割払い、毎月一定額を支払うリボ払いがあります。
中にはリボ払いだけに対応したリボ払い専用カードも存在します。
クレジットカードの年会費は一般カードで無料から数千円、ゴールドカードで5,000円~3万円、プラチナカード2万円~15万円ほどのものが多いです。その上のブラックカードは10万円~30万円と破格の年会費となっています。
年会費無料カードといっても、初年度だけ年会費無料のカードが多いですが、最も入手性がよいのは年会費永年無料カードです。保有しているだけでは1円もかからないわけですから、持っていて損はありません。
一般カードには年会費がかかるカードもあります。ただし、初年度だけ年会費無料となるカードや、条件付きで翌年以降年会費無料となるものもあります。また、無料期間がない年会費有料の一般カードも数百円程度の年会費のカードが多いです。
ゴールドカードはかつて富裕層の象徴、そしてカードユーザーが羨望の眼差しを向けたカードでした。しかし今では5,000円未満の低年会費ゴールドカードが数多く存在し、気軽にゴールドカードのステータスを味わえるようになりました。
とはいえ、年会費が1万円~3万円以上のゴールドカードも多く、かつてのステータスはしっかりと守っています。
では、上記を踏まえておすすめのキャッシュバック付きクレジットカードをランキング形式で紹介します。キャッシュバックの金額だけでなく、サービス内容も踏まえた総合スペックで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
楽天カードは株式会社楽天が発行しており、カード新規入会と利用によりもれなく7,000ポイント分のキャッシュバックがあります。
入会特典2,000ポイントに加えて、楽天カード会員専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」登録・申請することで、別途5,000ポイント分が進呈されます。
楽天カードは年会費永年無料でありながら、ポイント還元率1%、楽天市場でポイント3倍となる上、最高2,000万円の海外旅行傷害保険まで付く優れものです。その上、ネットショッピングの不正や商品未着の補償もあり、セキュリティ性も高いカードとなっています。
ちなみにキャッシュバックキャンペーン期間は2020年8月24日までで、続報が公式サイトにありません(2020年8月20日現在)。常に手厚いキャンペーンを実施していますので、その後の情報は要チェックです。
VIASOカードは三菱UFJニコスが発行しているカードで、最大1万円のキャッシュバック特典があります。
入会から3カ月以内に会員専用WEBサービスIDを登録し、15万円以上の利用で8,000円キャッシュバック、登録型リボ「楽Pay(らくペイ)」への登録で2,000円キャッシュバックされます。2020年7月1日以降にVIASOカード入会した人が対象となっています。
VIASOカードは、ポイント還元率0.5%と低水準であるものの、貯まったポイントは1ポイント=1円としてオートキャッシュバックされます。また、VIASO eショップの利用で最大10%ポイント、特定加盟店でポイントが2倍など、現金払いよりもお得です。
さらに、最高2,000万円の海外旅行傷害保険、国内のリボ払いと分割払いで100万円・海外100万円のショッピング保険が付くなど、付帯保険も充実しています。
エムアイカード ゴールドは三越伊勢丹グループが発行するカードで、年会費は5,500円です。
エムアイカードアプリへのログインを条件として、入会から最大6カ月は毎月利用金額の5%(毎月最大5,000円)がキャッシュバックされるため、6カ月合計で最大30,000円のキャッシュバック特典が付きます。
申し込み締め切りは2020年9月30日ですので、早めの申し込みをおすすめします。
エムアイカード ゴールドは、お手頃の年会費で上質なサービスが受けられるカードです。
国内主要空港と一部海外(韓国の仁川国際空港、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港)の空港ラウンジが無料で利用可能です。
また、通常年会費6,000円する高級レストラン予約サービス「LUXA RESERVE」が無料利用できるほか、最高1億円の海外旅行傷害保険や、最高5,000万円の国内旅行傷害保険が付帯します。
さらにショッピング保険は国内外ともに300万円となっており、ゴールドカードならではの充実したサービスを誇っています。
三井住友カードは三井住友銀行が発行しているカードで、入会後に会員サービス「Vpassスマホアプリ」にログインすると、利用金額の20%(最大8,000円)のキャッシュバックがなされます。
キャンペーンは2019年6月1日~と終了期間が明記されていませんが、予告なく終了する場合もあるので早めに申し込みましょう。
初年度年会費は無料、翌年以降は1,375円ですが、ショッピング1回払いが自動的にリボ払いになる「マイ・ペイすリボ」への登録利用で、翌年度以降の年会費も無料となります。
ポイント還元率は0.5%ですが、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでポイント5倍、ポイントUPモールを経由のショッピングでポイント最大20倍と、利用シーンによってポイントがたっぷり貯まります。
三井住友カードも最高2,000万円の海外旅行傷害保険、国内のリボ払いと分割払いで100万円・海外100万円のショッピング保険が付き、充実の付帯保険となっています。
ビュー・スイカカードはJR東日本が発行しているSuica定期券一体型クレジットカードで、5,000円相当のJRE POINTキャッシュバックが付きます。
JRE POINTとはJR東日本のポイントプログラムで、貯まるとSuicaへのチャージやSuicaグリーン券への交換、駅ビルやJRE MALLでのお買いものに利用可能です。キャンペーン期間は2020年10月31日までの申し込みとなっていますので、それまでに検討しましょう。
ビュー・スイカカードのポイント還元率は0.5%ではあるものの、定期券購入でポイント3倍、年間利用金額次第で最大2,500ポイントボーナスが付きます。
さらにJRE POINT加盟店でのカードを提示すると、110円につき1ポイントが付与されます。年会費は524円必要ですが、すぐにペイできるでしょう。
その上、最高500万円の海外旅行傷害保険、最高1,000万円の国内旅行傷害保険が付帯しますので、安心してお出かけも可能です。
dカード GOLDはNTTドコモが発行しているカードで、年会費は11,000円となっています。
キャンペーンは11,000ポイントのdポイントキャッシュバックとなっており、年会費分がペイできます。期日の記載がありませんが、いつ終了するか分かりませんので、早めのお申込みをおすすめします。
dカード GOLDは、ドコモのケータイやドコモ光の利用金額1,000円ごとに10%分のdポイントが貯まるほか、通常店舗でのポイント還元率1.5%、インターネット店舗でのポイント還元率は2.0%となっており、高水準のポイント還元率となっています。
その上、最高1億円の海外旅行傷害保険や、最高5,000万円の国内旅行傷害保険、国内外300万円のショッピング保険が付いており、保証も申し分ありません。
また、国内主要空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジ無料サービスが付帯するほか、海外での観光案内や予約・トラブル対応をしてくれる海外サポートデスク「VJデスク」が利用できるなど、充実したサービス内容となっています。
いくらキャッシュバック特典が手厚くても、サービス内容が悪ければ意味がありません。クレジットカードは継続保有するものですから、サービス内容はしっかりと比較しましょう。
ここではお得なカード見極めのポイントとして以下内容を紹介します。
クレジットカードのポイント還元率は0.5%~1.2%が一般的です。そのため、0.5%に近いものは低還元率、1%を超えるものは高還元率と考えましょう。その上で、優待店やWEBモールでどれくらいポイントアップするのかも踏まえて検討しましょう。
キャンペーン以外の付帯サービスもしっかり確認しましょう。旅行保険やショッピング補償が付帯するのかどうかや、ゴールドカードの場合は空港ラウンジサービスが付くかどうかも踏まえてチェックしましょう。
ただし、普段飛行機に乗らないのに空港ラウンジサービスがあっても仕方ありません。ほとんど旅行に出かけないのに旅行保険があっても宝の持ち腐れとなります。ご自身のライフスタイルに合った付帯サービスかどうかチェックしましょう。
クレジットカードには、ホテルや飲食店などの優待や割引が付くものもあります。主にゴールドカード以上で多いサービスですが、頻繁にホテルや飲食店を利用する人は見逃せないサービスです。
各カードごとに膨大な加盟店・提携先がありますので、それぞれのカードの優待・割引特典を確認しておきましょう。
クレジットカードには種類やランクがあるため、まずはこれらの基本を押さえてからカード選びをしましょう。キャッシュバック特典が付くカードの中で、特にお得で使い勝手がよいカードを先述していますので、あなたのライフスタイルにあったものをチョイスするとよいでしょう。
その際には、キャッシュバックだけでなく、ポイント還元率が高いカードや付帯保険などさまざまなチェックポイントがあります。ぜひ参考にしていただき、ジャストフィットしたカードを選んでください。