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【FP厳選】年間費無料のおすすめクレジットカード12選!お得に使える人気を比較

【FP厳選】年間費無料のおすすめクレジットカード12選!お得に使える人気を比較

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吉見 浩一

吉見 浩一

CFP、FP1級、TOEIC975点

「お得」が好きなFPライターです。大手電機メーカーおよび施設運営会社勤務を経て、2018年よりフリーのライターに。会社勤務中に、ファイナンシャルプランナー(FP)資格取得に取り組み、CFPおよびFP1級を取得。現在はクレジットカードやローンに関する記事を連載しています。

この記事のポイント

  • 一口に年会費無料といっても、意味合いは色々あるので事前に中身をよく調べること。
  • 年会費無料のクレジットカードの中には、メインで使える使い勝手のいいカードがある。
  • 特長のある年会費無料のカードもあり、生活に合わせてサブとして利用するのがおすすめ。

年会費が無料のクレジットカードをお探しで、少しでも良いものに入会したいとお考えでしょうか?なにも使わなくても年会費だけ取られるのは、もったいないような気もしますよね。

でも、世の中にはさまざまな「年会費無料!」を謳うカードがあって、一体どのカードを選べばいいのか迷ってしまいませんか?

そこで、この記事では世の中に存在する年会費が無料のクレジットカードの中で、特におすすめできるものを紹介していきます。

 

そもそもクレジットカードが年会費無料ってどういうこと?

そもそもクレジットカードが年会費無料ってどういうこと?

会費がかからないクレジットカードと一口に言っても、中身をよく見てみると実にさまざまな特長を持ったカードが存在しています。中でも、「年会費無料」の中身がいろいろと異なっている場合がありますので注意が必要です。

まずこのことを理解しておかないと、「無料と思っていたのに、しばらくしたら会費を取られていた!」と騙されたような思いを抱いたりしますので注意が必要です。

また、会費のかからないカードにはメリットもありますが、同時にデメリットもあります。ということで、以下ではまず「年会費無料」について説明していきます。

 

年会費が無料である条件の種類について

そもそも、「年会費無料」と同じ言葉を使っていても、意味が異なっている場合があります。具体的には、おおよそ下記の三種類があります。

  • まったく費用のかからないカード
  • 初年度のみ会費が無料のカード
  • 1年のうちで1度でも使用すると会費が無料になるカード

 

まったく費用のかからないカード

まず、「まったく費用のかからないカード」とは、文字通り年会費その他の費用がまったくかからない、完全にフリーなカードのことを指します。これこそ本当の年会費が無料というべきでしょうね。

 

初年度のみ会費が無料のカード

次に、「初年度のみ会費が無料のカード」があります。この場合、「年会費無料!」と大きく宣伝しておいて、隅のほうに小さく「ただし2年目からは会費がかかります」と書いてあることが多いですね。

無料と思って入会したのに、2年目になって会費が取られていて「こんなはずじゃなかった!」と困惑するパターンです。

 

1年のうちで1度でも使用すると会費が無料になるカード

最後に、「1年のうちで1度でも使用すると会費が無料になるカード」があります。たいてい1年目は完全無料、2年目以降は1度でもそのカードを使えば無料、というパターンになっています。

これは、毎年そのカードで決済する、ということを忘れてしまうと年会費が取られてしまうことになるので厄介です。

いずれにしても、「年会費無料」と書かれていても安易に飛びつくのではなく、上記のどの意味で言っているのかよく調べた上で入会すると騙されたような思いはしないはずです。

 

どうして会費を取らなくてもやっていけるの?

でも、よく考えてみると不思議な気がしませんか?「年会費が無料のカードを発行するクレジットカード会社は、どうして会費を取らなくてもやっていけるの?」と思いますよね。

実際、カードを発行するにも費用がかかるでしょうし、またそのカードを維持・運営したり宣伝したりするのにもかなりのお金が必要になるはずです。

実は、こうしたカード会社はカードを利用する消費者からではなく、カード会社と契約する店舗や業者から手数料という形でそうした費用をまかなっているのです。だから、利用者に対しては費用を請求しない、すなわち「年会費無料」が成り立っているわけです。

それだけではありません。お金がかからないカードであってもポイントを発行する場合もありますよね。あのポイントも、そうした手数料の一部がポイントという形で消費者に還元されている、という仕組になっています。

 

年会費が無料のクレジットカードのメリット・デメリット

年会費が無料のクレジットカードのメリット・デメリット

年会費が無料のクレジットカードのメリットとは

それでは、年会費が無料のクレジットカードのメリットには、一体どのようなものがあるのでしょうか?それには、下記のような点が挙げられます。

  • 利用者にとってのコストが安い
  • 比較的審査が通りやすい場合がある

それぞれについて、以下で説明していきます。

 

利用者にとってのコストが安い

まず、「利用者にとってのコストが安い」ですが、年会費が無料であればコストが安い、あるいはコストがまったくかからないというのは当たり前の話です。そうでありながら、さまざまなサービスや特典が受けられるのであれば、利用者にとってはお得なことこの上ありません。

 

比較的審査が通りやすい場合がある

また、「比較的審査が通りやすい場合がある」ですが、ここではあえて「場合がある」という書き方をしました。審査が通りやすいといって、むやみやたらに年会費が無料のカードに入会しまくると、審査落ちする場合もありますので注意が必要です。

また、一度審査に落ちてしまうと、その情報が保存され、次のカードに入会する際に悪影響を与える場合があるので気をつけましょう。

そして、カードの発行体によっては、たとえ年会費が無料であっても審査が厳しい場合もあります。なので、無料であってもそのカードについて事前によく調べてから本当に使うカードに入会するようにしましょう。

 

年会費が無料のクレジットカードのデメリットとは

逆に、年会費が無料のクレジットカードのデメリットには、どのようなものが考えられるでしょうか?おおよそ、下記が挙げられるでしょう。

  • ポイントが貯まりにくく、還元率も低い場合が多い
  • 利用限度額が低めに設定されている場合もある

それぞれについて、説明していくことにしましょう。

 

ポイントが貯まりにくく、還元率も低い場合が多い

最初の点、「ポイントが貯まりにくく、還元率も低い場合が多い」ですが、これはあくまでも全体の傾向を、年会費が有料のカードと比較した場合の話です。無料のカードであっても、探せばポイントを多くもらえる条件が設定されているものや、還元率も有料のものに負けないカードが存在しています。

 

利用限度額が低めに設定されている場合もある

次に、「利用限度額が低めに設定されている場合もある」ですが、これは収入の比較的少ない人が年会費が無料のカードに入会することが多いため、支払いが滞る事態を予防するにな仕方のない面もあります。

実際のところ、私も退職直前に有料のカードから無料のカードに移ったという経験があります。

 

比較的人気の高い「使える」クレジットカードについて紹介

比較的人気の高い「使える」クレジットカードについて紹介

それでは、いよいよここからは具体的なクレジットカードを挙げて、解説をしていくことといたしましょう。

まずは、年会費がいらないカードのうち、普段使いのできる性能がよいものを4枚紹介していきます。ここで挙げるカードのうち1枚をメインで使うカードにしておくと、大変にコスパがよく、節約にも大きく寄与することは間違いありません。

そうした使えるカードとして、ここでは下記を選びました。

  • 楽天カード
  • Orico Card THE POINT
  • JCB CARD W
  • dカード

また、ここで参考までに国際ブランドについてお話しておきます。

国際ブランドとは、カードにロゴがついている、VISA、JCB、マスターカードなどのことで、これのついたカードであれば、海外へ行っても店によっては日本で発行したカードが使えることがあります。ただし、この記事ではカードごとについている国際ブランドについては特に述べません。

それでは、使える無料カードのそれぞれについて、以下で説明していきます。

 

 

【おすすめのクレジットカード①】楽天経済圏を利用するなら「楽天カード」一択!

まずは、楽天カードについて説明いたします。

楽天カードの標準還元率は1%で、条件によってはさらに還元率が上がっていきます。この1%の還元率というのは、クレジットカードの還元率の中ではかなり高い部類に入りますし、それが無料というのもかなりなお得ポイントと言えます

ただし、楽天カードを使用してもらえるポイントはほぼ楽天グループの中でしか使うことができませんので、ポイント交換の選択肢はかなり限られています。

とはいえ、その楽天グループに入るには何の審査もなくただ無料登録をするだけですので、楽天経済圏に入るハードルは非常に低いです。そして、楽天経済圏の中であれば大変お得にポイントを使うことができます。

楽天カード申し込みはこちら

 

【おすすめのクレジットカード②】物入りの時期に入会するなら、ぜひ「Orico Card THE POINT」を!

次に、Orico Card THE POINTについて説明していきます。

Orico Card THE POINTの標準還元率も1%ですので、ポイント的にはかなりおいしいカードであると言えます。また、オリコモールというサイトを経由することによって、場合によってはさらに高い還元率をゲットすることが可能です。

さらにこのカードの特長として、入会後6か月以内は還元率が2%にアップしていることが挙げられます

進学、入社、引っ越しなど、人生の色々な局面で集中して物入りになる時期があるものです。その直前にOrico Card THE POINTに入会しておけば、ポイントをお得に大量に入手することができます。

そして、この得られたポイントの交換先はTポイントなど実に多様になっています。ただし、ポイントの有効期間は1年と他のカードに比べると短いので、早めに交換して使うようにしましょう。

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【おすすめのクレジットカード③】若者の特権としての「JCB CARD W」

JCB CARD Wも使える無料カードです。

このカードに入会できるのは、18歳~39歳となっており、若者を対象にしたカードになっています。比較的新しく生まれたカードですので、カードが生まれた時にすでに対象外の年齢となっていた私などは、いくら入会したくても入会できませんので悔しい限りです。

このカードも標準還元率は1%ですが、さまざまな条件を満たすことによってこの還元率をアップさせることは可能です。

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【おすすめのクレジットカード④】docomoでおいしい「dカード」

おいしいカードの最後に、dカードを紹介いたします。

このカードは、ドコモのユーザーであれば特にいろんな特典がありますので、ドコモユーザーには必携のカードと言えるでしょう。ただし、ドコモユーザー以外の方であっても利用することができます。標準還元率は1%です。

特に、ローソンやマツモトキヨシについてはdカードは優遇されていますので、これらの店をよく利用する方はdカードを持っておいても損はないでしょう。

dカード申し込みはこちら

 

色々な特長を持った無料カードの紹介

色々な特長を持った無料カードの紹介

これまで挙げてきたいわゆる「使える」無料カード以外にも、世の中にはさまざまな年会費無料のカードが存在しています。そして、その中でも一定の特長を持ったカードがあります。そのような特長がご自分にフィットしているのであれば、そうしたカードに入会するのもひとつの手です。

ということで、以下では二枚目以降にサブカードとして持つとよい、特長あるカードについてご紹介していきます。

 

 

ETCカードが無料で作れるカード

まずは、普段お車に乗られる方が持っておくとよい、ETCカードが無料で作れるカードを2枚ご紹介します。

 

【おすすめのクレジットカード⑤】出光カードまいどプラス

まず初めは、「出光カードまいどプラス」です。このカードの標準還元率は0.5%とたしかに平凡です。しかしながら、このカードを使うと、ガソリン代がお得になります。なので、よく車を使い、高速道路にも乗るという方であれば、持つべきカードと言えましょう。

出光カードまいどプラス申し込みはこちら

 

【おすすめのクレジットカード⑥】REX CARD

次に、「REX CARD」を紹介します。このカードの還元率は1.25%~2.25%と大変高いものになっていますので、車に乗りながら、さらに買い物頻度が高い方におすすめのカードとなっています。

また、海外旅行保険も最大2,000万円までついていますので、海外によく行かれる方にもおすすめです。

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その日のうちに発行してもらえるカード

急いでクレジットカードを作る必要があり、「どうしてもその日のうちにカードがほしい!」という方もいらっしゃるかもしれません。ここではそうした方向けに、申し込んだその日のうちに発行してもらえるカードを2枚紹介していきます。

 

【おすすめのクレジットカード⑦】セゾンカード

最初は「セゾンカード」です。こちらの還元率は0.5%と普通ですが、その代わりもらえるポイントは使用期間無期限の「永久不滅ポイント」となっています。

これはたしかにお得ですが、「いつポイントを使ってもいい」という安心感から全くポイントを使わない私のような人もいるかもしれません。

セゾンカード申し込みはこちら

 

【おすすめのクレジットカード⑧】エポスカード

次に紹介するのは「エポスカード」です。このカードの最大の特長は、自動付帯の海外旅行保険が最高500万円までつくという点でしょう。この保険は条件もゆるく、大変使い勝手の良いものとなっています。海外旅行の多い方にはマストのカードと言えるでしょう。

また、マルイなど数多くの店舗で優待を受けられる、というのもお得なポイントです。ただしリボ払い専用カードですので、最初に利用限度額を最大限に引き上げておくなど対策してから使う必要があります。

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スーパーでお得なカード

続いて、スーパーマーケットをよく利用する主婦の方などにおすすめのカードを2枚紹介していきます。

 

【おすすめのクレジットカード⑨】イオンカードセレクト

まず最初に「イオンカードセレクト」を紹介いたします。このカードを作ると、イオン銀行のATM手数料が無料になるという特長があります。

また、イオンでオートチャージして買い物をすると、WAONポイントが二重取りできるというお得があります。イオンで買い物をよくする方なら持っておくべきカードです。

イオンカードセレクト申し込みはこちら

 

【おすすめのクレジットカード⑩】セゾンカードインターナショナル

次に、「セゾンカードインターナショナル」をご紹介いたします。このカードを使って西友で毎月第1・第3土曜日・特別開催日に買い物で利用すれば、5%割引を受けることができます

西友をよく利用する方にはおすすめのカードと言えるのではないでしょうか?

セゾンカードインターナショナル申し込みはこちら

 

年会費無料でマイルが貯まるカード

最後に、飛行機をよく利用される方向けに、年会費無料でマイルが貯まるカードを2枚紹介していきます。

 

【おすすめのクレジットカード⑪】JALカード

まずは「JALカード」ですが、実はこのカード、年会費無料は初年度だけになります。特長としては、このカードを利用すればポイント交換という形ではなく直接マイルが貯まるので手間いらずです。

また、JALの飛行機に1度でも乗れば、入会時や更新時にマイルの特典を受け取ることができます。JALの飛行機によく乗るという方にはおすすめのカードと言えるでしょう。

JALカード申し込みはこちら

 

【おすすめのクレジットカード⑫】ANA VISA一般カード

次に「ANA VISA一般カード」ですが、こちらも年会費無料は初年度だけとなります。こちらは、リボ払いを選択すると年会費が約半額となり、また飛行機に全く乗ることなくマイルを貯めることができます。

ただし、得られるポイントをマイルに替えるには手続きが必要となりますので、少し手間がかかります。

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おすすめの年会費無料のクレジットカードに関するまとめ

これまで年会費が不要のクレジットカードについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

年会費がいらないカードにはいろいろなものが存在していて、どれに入会しようかと迷ってしまうこともありますが、まずは1枚目となるものを「使える」候補から選び、あとは生活に応じてサブのカードを上に挙げたものから選んでいただければ、損のないカードライフを送ることができます。

ぜひあなたも、年会費のいらないクレジットカードを作ってみましょう!

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