公開日:2019年6月8日
自動車保険料は、保険会社や契約した補償内容などによって負担するべき金額が大きく変わることになりますが、実のところ、年代による保険料の違いもあります。
たとえば、10代から20代前半や60代や70代といった年齢層の場合、自動車事故を起こしやすいリスクが高まることから自動車保険料が高くなる傾向にあります。
本記事では、20代の方を対象に、自動車保険料の軽減方法も含め、おすすめの自動車保険について紹介します。
目次
20代の方を対象におすすめの自動車保険を紹介する前に、自動車保険の等級制度について紹介し、自動車保険料を軽減するための3つの重要ポイントを参考情報として紹介していきます。
自動車保険には、強制加入の自賠責保険と任意加入の自動車保険の2種類があるのですが、この内、任意加入の自動車保険には、等級制度と呼ばれる制度があります。
自動車保険の等級制度は、新規加入すると、原則として6等級からスタートすることになるのですが、10代や20代前半の年齢層は自動車保険等級が低いため、保険会社を問わず、保険料がどうしても高くなってしまう傾向があります。
実のところ、自動車保険の等級は高ければ高い程、保険料が安くなる仕組みになっているのですが、仮に、両親が高い自動車保険等級で、かつ、等級の引継ぎ条件を満たしていることで、10代や20代前半の年齢層であったとしても、負担する保険料を軽減させることができます。
具体的には、親の高い等級を子供が引継ぎ、親は運転者限定やドライバーの年齢を限定するほか、各種割引制度を活用することで保険料の軽減が図れます。
こちらは、10代の場合は年齢条件による限定を付けることはできませんが、仮に20代前半の年齢層の場合は、年齢条件による限定を付けることができる場合があります。
たとえば、21歳以上補償や26歳以上補償のように、自動車保険の補償を受けられる年齢を絞り込みすることによって、負担するべき自動車保険料は安くなります。
自動車保険には、代理店型の自動車保険とダイレクト型自動車保険があり、自動車保険料はダイレクト型自動車保険の方が安い特徴があります。
ダイレクト型自動車保険は、補償内容を自分で設定して加入しなければならないため、設計の仕方を間違えてしまうと十分な補償が受けられない可能性があるものの、保険料の安さを重視する場合は、ダイレクト型自動車保険を選ぶのが望ましいと言えます。
20代が選んだ2019年オリコン顧客満足度ランキングによると、上位ベスト5に入った保険会社は以下の通りです。
保険料が高いとされる代理店型の自動車保険が上位4つを占めていることがわかり、保険料よりもしっかりとした補償やサービスを求めていると考えることもできそうです。
20代は、自動車の運転歴が浅い20代前半から、ある程度運転の経験値を積んだことによって優良ドライバー(ゴールド免許)になることができる20代後半といった、それぞれの立場や状況によって、おすすめの自動車保険は異なります。
保険料よりも補償内容や各種サービスを優先しているのであれば、先に紹介したオリコン顧客満足度ランキングに掲載されている代理店型の自動車保険を検討してみるのも良いでしょう。
先に紹介した自動車保険料を軽減するための方法の内、自動車保険等級を引継ぐ方法は保険会社を問わず、新規加入するよりも保険料負担が軽くなる方法と言えます。
ただし、等級の引継ぎができない方もおられることを踏まえ、ここでは、自動車保険に新規加入する20代で保険料重視の方におすすめの自動車保険を紹介していきます。
ソニー損保は、20代が選んだ2019年のオリコン顧客満足度ランキングにおいて、2位にランクインしておりましたが、新規加入で保険料重視といったニーズを踏まえますと、20代前半では上位に入るのは難しいと考えられます。
ソニー損保では、昨今、無事故割引といった新たな割引を導入したほか、他社に比べて割引制度が豊富になっている点は、保険契約者にとって選ぶ決め手としている方も多いと思われます。
また、無事故割引に加え、インターネット割引、運転者限定割引、ゴールド免許割引、継続割引など、全部で13種類の割引があり、適用できる割引が多ければ多い程、保険料が安くなるのも大きな魅力と言えます。
ソニー損保の自動車保険料は、年間走行距離の区分が広く設定されており、自動車保険料の負担をより合理的に見積もって負担することができるメリットがあると言えます。
具体的には、最短で3,000km以下から最長で無制限までの7段階に分けられておりますが、特に、5,000km、7,000km、9,000kmといったように、細かく刻まれて分けられていることによって、負担するべき保険料が合理的に少なくできるのは顧客のことを考えている証と見ることもできるでしょう。
ソニー損保の自動車保険は、20代前半と20代後半によって、適している人とそうでない人との差がはっきりしそうと感じています。
ソニー損保の自動車保険に加入しますと、警備会社のセコムが事故現場へかけつけるサービスが無料で付帯される特典がある部分は、自動車事故のリスクが高いとされる20代前半の人のニーズを満たしているとも言えるでしょう。
アクサダイレクトの自動車保険は、インターネット割引が最大20,000円となっており、20代前半のように、新規加入で自動車保険料が高い方であれば、割引金額が大きく受けられるメリットがあります。
一方、20代後半の優良ドライバーからしますと、インターネット割引が逓減してしまうデメリットが生じる可能性が高いほか、継続割引にも難点がある点には注意が必要です。
自動車保険料を重視した保険選びをするのであれば、アクサダイレクトの自動車保険を選んでも良いと思われる一方、2年目以降の契約は、現状、他社に乗り換えするのが得策になると言えます。
なお、アクサダイレクトの特徴は、以下記事から詳しく確認できます。
三井ダイレクト損保は、目に見える割引などでは、一見他社よりも劣っているようにも見えてしまう難点がある一方、他社と比較検討すると総合的な保険料が安く上がる可能性のある保険会社と言えます。
出典:https://www.mitsui-direct.co.jp/
三井ダイレクト損保は、インターネット割引が8,000円とA社からC社に比べて最も安く、かつ、走行距離区分を設定していないのにも関わらず、自動車保険料が62,640円と最も安くなっていることが確認できます。
この結果が、目に見える割引などではなく、総合的な保険料が安く上がる可能性のある理由と言えます。
三井ダイレクト損保は、広く多くの方が重視する目に見える部分の割引などではなく、総合的な保険料の安さがあることを強みとしておりますが、どうしても広く多くの方に伝わりにくいデメリットがあると言わざるを得ません。
しかしながら、実際に負担するべき保険料を加味しますと、上記のような比較検討は極めて重要であることを改めて実感し、保険会社間の比較検討は欠かせないことがわかります。
イーデザイン損保は、20代が選んだ2019年のオリコン顧客満足度ランキング1位になった東京海上日動火災保険のグループ会社です。
イーデザイン損保の自動車保険は、新規加入および継続加入のインターネット割引が10,000円と同額であるほか、セコム事故現場急行サービスが付帯され、保険料も比較的安い傾向が見られます。
イーデザイン損保の自動車保険は、20代前半や20代後半といったことを問わず、バランスの良い割引サービスや保険料が提供できているように感じています。
長きに渡って継続契約するメリットもあるとみられるほか、他社が強みとしているサービスも同様に展開しているため、総合的な評価としては高くなりました。
保険料重視ということで1位には届きませんでしたが、全体的に見ますと、個人的には同社を1位にしても良いと感じます。
自動車保険料を重視していることを加味しますと、SBI損保の自動車保険は、保険料が安い特徴があり、選択肢の1つに入る大きな強みと言えます。
走行距離によるリスク細分化による保険料の節約なども実現でき、とにかく保険料を重視したい20代の方にとっては比較検討する必要のある保険会社と言っても良いでしょう。
保険料とサービスの両方から見るのであれば、先に紹介したイーデザイン損保の方が無難だと思われますが、今回は保険料を重視しているといった部分を考慮しています。
自動車保険に加入する目的は、万が一の際の補償でありますから、保険料重視に特化しすぎるのではなく、総合的に比較検討した結果で選ぶべきものであると言えるでしょう。
20代と言っても、運転歴が浅い20代前半から、優良ドライバーとして認定されている20代後半まで様々であるため、一概にこれがおすすめの自動車保険とは言い難い部分があるのは確かです。
ただし、保険料、補償内容、各種サービスのどれが最優先なのかを考えることで、選ぶべき保険会社が絞られ、ニーズに沿った自動車保険に加入できると言い切ることができます。
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