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ウェルスナビの評判は?運用実績を元に金融の専門家が評価します

ウェルスナビの評判は?運用実績を元に金融の専門家が評価します

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山下 耕太郎

山下 耕太郎

証券外務員1種

一橋大学経済学部卒業。証券会社でマーケットアナリスト・デリバティブディーラーを経て個人投資家に転身。投資歴は20年以上。現在は、日経225先物を中心に、現物株、FX、CFDなど幅広い商品に投資しています。証券会社勤務と実際の投資経験を活かし、初心者の方にもわかりやすい記事作成を心がけています。

この記事のポイント

  • ウェルスナビの投資対象は7種類。
  • 運用期間13ヶ月の損失は-1.77%。
  • 昨年は株式市場が下落したが、損失は限定されている。
  • 短期的な値動きに影響されずに、機械的な運用を続けることが大切。

この記事は約6分で読めます。

ロボアドバイザーで最も人気があるWealthNavi(ウェルスナビ)。しかし「運用成果はどの程度なのだろう」「どのような銘柄で運用しているの?」と疑問を持っている方もいらっしゃると思います。

今回は、実際の運用を参考にしながら、組入れ銘柄やパフォーマンスはどうなっているのかを解説していきます。

 

ウェルスナビとは

ウェルスナビとは

ウェルスナビは、預かり資産1700億円を突破している(2019年9月5日時点)、ロボアドアドバイザーで一番人気があるサービスです。

最低投資額は10万円。毎月同じ額を積み立てる「自動積立」なら月1万円から投資可能です。手数料は預かり資産の1%(年率)、3000万円以上の分は0.5%とさらに安くなります。

「ほったらかしで運用できる」「簡単に分散投資」できると評判が高いロボアドバイザーです。

ウェルスナビ公式HP

 

ウェルスナビのメリット

ウェルスナビのメリット

おまかせで運用を行うことができるロボアドバイザーですが、ウェルスナビの人気が1番なのは、主に次のような理由があります。

 

ウェルスナビの信頼性

預かり資産や運用者数が1番多いというのに加えて、みずほフィナンシャルグループや三菱UFJキャピタルなど大手金融機関・ベンチャーキャピタルによる出資を受けています。また、多数のパートーナーと提携していて、ウェルスナビのサービスが広がっていて始めやすいのもメリットです。例えば、次のような提携先から申し込むことも可能です。

 

SBI証券

  • 最低投資金額10万円

SBI証券からウェルスナビを申し込むことができます。SBI証券のWEBサイトでウェルスナビの資産状況を確認することができます。

SBI証券 ウェルスナビページはこちら

 

ANAやJALなどの航空会社

  • 最低投資金額:【ANA】30万円、【JAL】10万円

資産運用の開始や資産評価額に応じて、マイルが貯まります。

WealthNavi for ANA はこちら

WealthNavi for JAL はこちら

 

米国ETF(上場投資信託)に気軽に投資でき、リバランスも自動で行ってくれる

ウェルスナビは、流動性が高く低コストの米国ETF(上場投資信託)を毎月自動的に買付してくれます。2,000本以上のETFが米国市場に上場しているので、その中から厳選された7種類のETFに投資できるという安心感があります。

そして、ETFは各国の株式をカバーしているので、最大で世界50ヶ国、約1万1000銘柄に分散投資しているのと同じ効果があります。

また、常に最適なポートフォリオ(資産配分)になるように、値上がりした銘柄を売って、値下がりした銘柄を買うリバランスも自動で行ってくれます。

 

DeTAX(自動税金化サービス)

DeTAX(デタックス)は、ウェルスナビ独自のサービスです。分配金やリバランスから生じる税負担が一定額を超えた場合、含み損の出ている銘柄をいったん売却して損失を確定し、すぐに買い直します。そうすることで含み損を実現して税負担を繰り延べる機能です。

DeTAXにより、0.4~0.6%程度の税金負担が軽減されるので、運用手数料1%よりも実質上のコストは少なくなります。

 

ウェルスナビのデメリット

ウェルスナビのデメリット

ウェルスナビのデメリットについても確認しておきましょう。

 

元本保証ではない

ウェルスナビは、主に株式に投資する金融商品なので元本保証ではありません。ただ、ウェルスナビは10年以上の長期投資を前提としたサービスです。短期的には損失が出る年もありますが、株価が大きく下落したリーマンショック(2008年)前からのシミュレーションもあり、金融危機を経験しても保有期間を長くすれば、利益がでる可能性が高いことがわかります。

短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視点で運用を行いましょう。そのためには生活費などとは別の余剰資金で投資することが重要です。

 

ウェルスナビの倒産リスク

ウェルスナビが倒産した場合は、運用がストップします。ただ、ウェルスナビは自社の資産と顧客の資産を明確に区分して分別管理をしています。そのため、ウェルスナビが倒産しても資産は保護されます。

また、万一分別管理に不備があった場合でも。日本投資者保護基金により1000万円まで補償されます。

 

ウェルスナビの評判

ウェルスナビの評判

ウェルスナビの実際の評判を提携パートーナーであるじぶん銀行のお客様の声から見ていきましょう。

 

始めた理由

手間なく資産運用できる 44%
リスクを抑えることができる 21%
高機能 17%

 

利用してよかったこと

  • 売買のタイミングを気にしなくていい
  • 簡単に資産運用を始めることができた

 

ウェルスナビを利用している年代

20代 14.5%
30代 33.9%
40代 29.8%
50代 15.0%
60代以上 6.9%

20~50代の働き世代を中心に利用されているのがわかります。

 

資産運用が初めての割合

2016年 6%
2017年 16%
2018年 28%

毎年、資産運用が初めてという方が増えています。それでは、実際の運用を詳しく見ていきましょう。

 

 

ウェルスナビの運用実績をご紹介

ウェルスナビの運用実績をご紹介

 

運用期間・条件

現在の運用は以下のようになっています(2019年1月31日時点)。

  • 運用期間:13ヶ月
  • 毎月積立額:5万円
  • リスク許容度:5
  • 総入金額 ¥2,200,000(初回100万スタート、途中55万追加入金)

 

まずは、シミュレーションを確認してみましょう。

まずは、シミュレーションを確認してみましょう。

運用プランはリスク許容度5で、30年間の運用です。シミュレーションでは、リーマンショック前に運用を開始した場合、30年後には投資金額2011万円。89%の確率で2500万円以上になるという結果になっています。

 

現在のポートフォリオを確認してみましょう。

現在のポートフォリオを確認してみましょう。

ウェルスナビでは、リスク許容度に応じてポートフォリオを自動的に決定してくれて、リスク分散させています。

 

リスク許容度とは

投資におけるリスクとは「危険」という意味ではなく、「不確実性」のことです。値動きの幅が大きいほど「リスク」が高いといいます。リスクが高いほどリターン(収益)も大きくなります。

つまり、リスク許容度とは「どの程度の損失に耐えることができるか」ということです。リスク許容度が高いほど、株式などのリスクが高い資産を多く組み入れることになります。

ウェルスナビではリスク許容度を1(リスク小)~5(リスク大)の5段階に分けています。

 

ウェルスナビの投資対象

ウェルスナビは、地域・資産ごとの特性や、ETFを通じて長期投資が可能かなどを考慮して、以下の7つの資産のETFを運用対象としています。

  1. 米国株(VTI)
  2. 日欧株(VEA)
  3. 新興国株(VWO)
  4. 米国債券(AGG)
  5. 物価連動債(TIP)
  6. 金(GLD)
  7. 不動産(IYR)

以上、7つの資産をリスク・リターンで並べると、以下のようになります。リスク許容度が高いほど、米国株や新興国株の比率が上がります。

現在のリスク許容度は5なので、米国株33.7%、日欧株33.8%、新興国株14.5%とリスクが高い3つの資産で82%とリスクを取りながら、リターンを目指した運用を行っています。

 

資産評価額

2019年1月末の資産評価額は以下のようになっています。

ウェルスナビ資産評価額

円ベースでは38,833円のマイナス(-1.77%)となっています。しかし、昨年は各資産が大きく下落した年でした。下の表をご覧ください。

2018年
米国株 -7.60%
日欧株 -16.7%
新興国株 -16.8%
米国債券 -2.65%
-4.00%
不動産 -6.78%

各資産がこれだけ下がる中、―1.77%の損失で済んでいるので、損失は限定的と考えられます。昨年のパフォーマンスは悪かったものの、10年間のリターンは以下のようになっています。

10年間のリターン
米国株 17.42%
日欧株 10.62%
新興国株 11.41%
米国債券 5.54%
5.30%
不動産 17.09%

ロボアドバイザーは、運用開始後には最適なタイミングでリバランス(銘柄の入替え)や税金の最適化を行います。30年の運用期間があるので、毎年の損益に一喜一憂することなく、淡々と積立投資を継続していくようにしましょう。

 

ウェルスナビの評判まとめ

今回は、ウェルスナビにおける実際の運用を元に解説してきました。組入れ銘柄の特徴や資産配分がよくわかったのではないでしょうか。

実は、分散投資は下げ相場の時に効果を発揮します。銘柄の分散、時間の分散でリスクを抑えることによって、損失を軽減させることができるからです。

人が運用していると、相場環境に影響を受けて、予定通りに運用を行うことが困難な時もあります。特に、株式市場が下落してパフォーマンスが悪化すると迷いがでます。ですから、ロボアドバイザーに任せて、機械的な運用を行っていくことが大切なのです。

ウェルスナビHPはこちら

 

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