公開日:2019年6月23日
オリックス生命が販売している医療保険と言えば、新キュアシリーズが有名ですが、多くの情報サイトやFPが選ぶ医療保険の中でも上位にランキングされている傾向が高くなっています。
そこで本記事では、医療保険の新規加入や見直しを検討している人を対象に、令和元年6月現在におけるオリックス生命の公式WEBサイトより、同社の医療保険の全体的な概要と新キュアの主な特徴やポイントについて紹介していきます。
また、医療保険に関する基礎知識については、以下記事を読み進めるのもおすすめです。
なお、同じくオリックス生命の「終身保険RISE(ライズ)」についてはこちらで詳しく解説しています。
目次
オリックス生命が販売している医療保険は、主に4つの種類に分けられ、商品名と大まかな特徴は以下の通りです。
医療保険は、大きく終身医療保険と定期医療保険の2つに分けられますが、オリックス生命が販売している医療保険は、すべて終身医療保険となっています。
そのため、医療保障を将来に渡って準備しておきたいと考えている人にとっては向きである一方、とにかく安い保険料で間に合わせたいと考えている人には不向きと言えます。
「医療保険 新キュア」は、基本の保障(基本保障)と選べる保障(特約)の2つの保障から構成されており、それぞれの保障における特徴とポイントは、以下の通りです。
給付金名称 | 保険金が支払われる場合 | 特徴・ポイント・注意点 |
---|---|---|
疾病入院給付金 | 病気やケガで入院したとき | 七大生活習慣病で入院したときは、1入院120日まで保障され、さらに三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)で入院したときは、無制限で保険金が支払われる |
災害入院給付金 | ||
手術給付金 | 約款所定の手術を受けたとき | 手術給付金は、約款所定の手術を受けたときに何度でも支払われるが、1日あたりの疾病入院給付金によって、手術給付金の金額が異なる点に注意 |
先進医療給付金 | 先進医療による療養を受けたとき | 先進医療にかかる技術料と同額が保険金として支払われる |
先進医療一時金 | 先進医療給付金が支払われる療養を受けたとき | 先進医療給付金の10%相当額が保険金として支払われる |
特約名称 | 保険金が支払われる場合 | 特徴・ポイント・注意点 |
---|---|---|
重度三疾病一時金特約 | がん、急性心筋梗塞、脳卒中になった場合で、保険金の支払事由に該当したとき | それぞれの一時金ごとに、1年に1回を限度として、以下の要件に該当する必要がある
がんの場合 初回:初めてがんと診断確定されたとき 2回目以降:がんの治療を目的として入院を開始したとき
急性心筋梗塞および脳卒中の場合 急性心筋梗塞、脳卒中の治療を目的として入院を開始したとき |
がん一時金特約 | 初回の保険金は、初めてがんと診断確定されたときに支払われ、2回目以降は、がんの治療を目的として入院を開始したときに保険金が支払われる | 1年に1回を限度として、保険金の支払事由に該当した場合は、何度でも保険金が支払われる |
がん通院特約 | がんで約款所定の通院をしたとき | がん通院特約は、重度三疾病一時金特約または、がん一時金特約とセットでなければならないため、単独での加入ができない点に注意 |
通院治療支援特約 | 病気・ケガによる入院給付金が支払われる入院後に生存して退院したとき | 通算50回を限度として通院治療支援一時金が最大で10万円支払われるが、退院日の翌日から180日以内に入院した場合は、入院の原因を問わず1回の入院とみなされる点に注意が必要 |
入院一時金特約 | 主契約の入院給付金が支払われる入院をしたとき | 通算50回を限度として保険金が支払われるが、退院日の翌日から180日以内に入院した場合は、入院の原因を問わず1回の入院とみなされる点に注意が必要 |
「医療保険 新キュア」の特徴とポイントについて紹介しましたが、ここからは、新キュアを選ぶメリットとデメリットはどこにあるのか、表の内容を基に、それぞれ個別に紹介していきます。
「医療保険 新キュア」を選ぶメリットをざっくり紹介しますと、終身医療保険の中では「他社に比べて保険料が安い」「保障がシンプルでわかりやすい」「三大疾病や七大生活習慣病で入院した場合の保障が手厚い」ことが挙げられます。
オリックス生命の終身医療保険(新キュア)は、他社が販売している終身医療保険に比べて保険料が安い特徴があり、保険料を重視している人にとってみますと、比較検討の選択肢に欠かすことができない終身医療保険と言っても過言ではありません。
オリックス生命の終身医療保険(新キュア)は、基本の保障(基本保障)や選べる保障(特約)が少なく、一見デメリットのように思えてしまいますが、保障がシンプルで、必要な保障のみを選択できるメリットがあります。
また、保険会社名は出しませんが、長い名称の特約で、どのような場合に保険金が支払われるのか分かりにくい更新型の特約を数多く付けることによる、保険料のロスや保障の低下を防げるメリットもあると言えます。
オリックス生命の終身医療保険(新キュア)は、三大疾病や七大生活習慣病で入院した場合の保障が手厚いメリットがあり、三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)で入院したときは無制限で保険金が支払われ、七大生活習慣病で入院したときは、1入院120日まで保障されます。
個人差はあるものの、一生涯において三大疾病や七大生活習慣病で入院する可能性は比較的高いと考えられ、将来的に効果的な保障になることが見込まれます。
「医療保険 新キュア」を選ぶデメリットはさほど見当たらないのですが、あえて挙げるとするならば、特定疾病保険料払込免除特則の適用範囲が狭いといったデメリットがあります。
特定疾病保険料払込免除特則とは、新キュアに契約加入し、保険料を払い込みしている期間中に特定疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)によって、約款所定の事由に該当した時に、以後の保険料の支払いをしなくても良いといったものになります。
ポイントは、脳血管疾患や心疾患ではなく、急性心筋梗塞や脳卒中を発病した場合で、一定要件に該当した場合に特定疾病保険料払込免除特則が適用される部分にあります。
特定疾病保険料払込免除特則は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中が適用対象の疾病にあたり、脳血管疾患や心疾患のように広い疾病に適用しているわけではないため、保障範囲が狭く、必ず特定疾病保険料払込免除特則が有効になるとは言い切れません。
特定疾病保険料払込免除特則の有無によって、保険料も変わることになるため、この辺は慎重に検討をしておきたい部分と言えます。
オリックス生命が販売している医療保険(新キュア)は、医療保険の新規加入や見直しを検討している人で、特に保険料や入院に対する保障を重点においている場合、比較検討の選択肢に入れておきたい医療保険と言えます。
通院保障が欲しい場合は、通院治療支援特約を付加するなどで対応も可能であることから、ご自身のニーズを再確認した上で必要な特約も付加することで、シンプルかつ無駄の少ない医療保険に加入できるものと思われます。
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