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ライフネット生命の死亡保険の評判は?保険内容&口コミをFPが徹底調査!

ライフネット生命の死亡保険の評判は?保険内容&口コミをFPが徹底調査!

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松田 聡子

松田 聡子

群馬FP事務所代表、CFP®、証券外務員二種、DCアドバイザー

群馬FP事務所代表。金融系ソフトウェア開発、国内生保に法人コンサルティング営業を経て2007年に独立系FPとして開業。企業型確定拠出年金の講師、個人向け相談全般に従事。現在は法人向けには確定拠出年金の導入コンサル、個人向けにはiDeCoやNISAでの資産運用や確定拠出年金を有効活用したライフプランニング、リタイアメントプランニングで人生100年時代を生き抜くサポートをしています。

この記事のポイント

  • 日本を代表するネット生保であるライフネット生命の主力商品は、「かぞくへの保険」。
  • 「かぞくへの保険」は掛け捨ての定期保険で特約のないシンプルさ、わかりやすさが特徴。
  • 割安な保険料で必要な期間に過不足のない保障額を確保するのに向いている。
  • 「かぞくへの保険」への加入手続きはPCでもスマホでも簡単にできる。

この記事は約7分で読めます。

ネット生保の代表的な保険会社、ライフネット生命の主力商品は死亡保険「かぞくへの保険」です。ネット専業の強みを生かした割安な保険料と、保障内容がシンプルで分かりやすいことが支持される理由だと思います。

今回は「かぞくへの保険」の保障内容と人気の秘密を調査し、分析しました。

 

「かぞくへの保険」とはどんな保険?

「かぞくへの保険」とはどんな保険?

まず初めに「かぞくへの保険」の基本的な保障内容について確認していきます。

 

「かぞくへの保険」の基本情報

保険金額 20歳~50歳:500万円から1億円(100万円単位)51歳~70歳:300万円から1億円(100万円単位)
保険期間 年満了:10年、20年、30年
歳満了:65歳、80歳、90歳
解約返戻金 なし
特約 なし

 

告知だけで申し込める保険金額の上限

契約年齢 告知だけで申し込める保険金額の上限
20歳~40歳 3,000万円
41歳~45歳 2,500万円
46歳~50歳 2,000万円
51歳~55歳 1,500万円
56歳~70歳 1,000万円

死亡保険金と高度障害保険金のみで「特約はなし」と、非常にシンプルでわかりやすい保障内容となっています。

かぞくへの保険

 

掛け捨ての定期保険と終身保険の違いとは?

掛け捨ての定期保険と終身保険の違いとは?

「かぞくへの保険」はいわゆる掛け捨ての定期保険です。死亡保険には大きく分けて「定期保険」と「終身保険」の2つがあります。それぞれの特徴を知ることで自分に合った保険を選ぶことができます。

 

その保障はいつまで続くのか

もし、あなたが死亡保険に入っているとしたら、その保障は何歳まで続くかご存知ですか?この問いに「何歳までって、死ぬまでではないの?」などと無関心だったり、誤解していたりする人が非常に多いです。

保障がいつまで続くのか、つまり保険期間は保険のプランを設計するときの重要ポイントです。

 

10年などの一定期間の死亡を保障する定期保険

定期保険には5年、10年といった一定の期間で更新しながら保険料が上がっていく「更新型」と、80歳満了など満了年齢が決まっていて更新がない「全期型」があります。保険期間の満了時には満期金はないため、掛け捨ての保険と呼ばれます。

しかし、定期保険の中には保険期間の途中で解約した場合に解約返戻金が発生するタイプもあり、すべての定期保険が掛け捨てというわけではありません。

 

必ず死亡保険金が受け取れて更新がない終身保険

これに対して、終身保険は保険の対象である被保険者が亡くなるまで生涯にわたって保障が続きます。更新がないので、保険料が途中で上がることはありません。

終身保険は通常、掛け捨てはなく、途中で解約すると解約返戻金を受け取れるのが定期保険との大きな違いです。解約返戻金が支払った保険料の合計を上回る場合もあり、貯蓄として利用することもできます。

 

定期保険はどんな人に合うのか?

ある保険会社で、35歳男性が保険金額3,000万円の死亡保険に入った場合の保険料を見てみましょう。

終身保険(終身払い) 定期保険(保険期間10年)
43,230円 4,055円

終身保険なら必ず保険金が受け取れますが、大きな保険金が必要な場合、保険料の負担が重くなります。

子どもの教育費がかかる場合の一家の大黒柱の死亡保障などには、必要な期間だけ定期保険での準備が合理的です。「かぞくへの保険」は子育て世代の大きな保障の準備に向いた保険と言えます。

 

終身保険はどんな人に合うのか?

終身保険は貯蓄性があるため、生命保険を貯蓄代わりに使う人に向いていると言われています。ただし、今の保険会社の運用状況は良好とはいえないため、保険に貯蓄性を求めるのは合理的でないと筆者は考えます。

数百万円を死亡整理資金として活用する、もしくは相続対策での活用がおすすめです。

 

「10秒見積もり」をするときの保険金額と保険期間の決め方

「10秒見積もり」をするときの保険金額と保険期間の決め方

ライフネット生命というとCMで「10秒見積もり」を謳っていたのが知られています。「かぞくへの保険」の見積もりに必要な項目は保険金額と保険期間だけです。

 

 

定期保険の保険金額の目安

保険金額は必要保障額ということになります。必要保障額は、残された遺族に必要なお金から遺族年金や預貯金などで準備できるお金を差し引いた金額です。

遺族厚生年金や遺族共済年金がある場合、生活費のほとんどは遺族年金で賄えると考えられます。そのため、生命保険で準備するのは主に教育費となります。

しかし、自営業などで国民年金しかない場合は、不足額は大きくなりますので生命保険で補う金額は多くなります。迷った場合、子育て世代は3,000万円くらいで見積もってみましょう。共働きの場合は夫婦の保険金額を同額にしてもいいと考えます。

 

定期保険の保険期間の決め方

定期保険は、ほぼ掛け捨てですから必要な期間を過不足なく設定して保険料の無駄をなくしたいものです。保険期間を長くすればするほど、月額保険料も高額になっていきます。子育て世代であれば、末子の独立までが目安だと考えます。

ちなみに90歳まで加入する場合、10年更新で更新しながら続けるより、最初から全期型で加入するほうがトータルの支払保険料は安くなります。

 

「かぞくへの保険」のその他のポイント

「かぞくへの保険」のその他のポイント

最大1億円の大型保障を設定できる

ネット生保の死亡保険金の上限は告知のみの加入が普通であることから、低く設定されている場合が多いです。ところが、「かぞくへの保険」は1億円もの高額保障も可能です。

 

リビングニーズ特約が付けられない

「特約はなし」ということですが、そのため、ほとんどの保険につけられるリビングニーズ特約もありません。従って、余命6か月と診断されても保険金を受け取ることはできません。

 

事実婚のパートナー、同性のパートナーを死亡保険金の受取人にできる

「かぞくへの保険」では、死亡保険金の受取人に事実婚のパートナー、同性のパートナーを指定することができます。現状、多くの死亡保険では死亡保険金の受取人を「戸籍上の配偶者」「2親等以内の親族」などに限定する場合がほとんどです。

ライフネット生命では事実婚のパートナー、同性のパートナーのすべてではありませんが、審査の上、死亡保険金の受取人にすることを認めています。

 

クレジットカード払いを選ぶと、すべての手続き書類をPCやスマホで提出できる

保険料の払込方法には口座振替とクレジットカード払いがあります。口座振替を選択すると口座振替依頼書を郵送する必要がありますが、クレジットカード払いを選ぶとすべての手続き書類をPCやスマホで提出できます。つまり、すべての申し込み手続きがWEBで完結します。

 

「かぞくへの保険」の評判

「かぞくへの保険」の評判

それでは、「かぞくへの保険」の口コミについてネットから拾った主なものを見ていきましょう。

  • 保障内容がシンプルでわかりやすい
  • スマホだけで加入手続きが完結する
  • メールで定期的にアフターフォローがある
  • ウェブサイトの説明がわかりやすい
  • コールセンターの対応がわかりやすく、丁寧
  • 保険料については「安い」という声、「安くない」という口コミの両方あり
  • 掛け捨てであることへの不満の声も

 

 

保障内容がシンプルでわかりやすい

死亡保障のみで特約もありませんので、「保険はわかりにくい」という人でも理解しやすく、迷わずに加入することができます。加入者は保険金額と保険期間を決めるだけです。そのため、ネットでも自分に合ったプランを選ぶことができます。

 

スマホだけで加入手続きが完結する

ネット生保なので、加入手続きも簡単なのが特徴です。保険セールスが自宅に来たり、保険ショップに来店するわずらわしさもなく、スマホだけで見積もりから加入手続きまでが完結します。忙しい人にはありがたい仕組みです。

 

メールで定期的にアフターフォローがある

ネット生保なので、加入者と保険会社との連絡はメールでのやり取りになります。それを利用して、加入後も定期的にメールでのアフターフォローがあるのは、対面ではない不安を補って信頼感につながります。

 

ウェブサイトの説明がわかりやすい

保障内容についてや加入手続きについてなど、ネット生保の場合、加入者はウェブサイトが頼りです。ライフネット生命のウェブサイトのわかりやすさには定評があり、信頼につながっているようです。

特に保険加入初心者への配慮、説明文のわかりやすさだけでなく、視認性を重視したサイトの作りなどの工夫は他のネット生保の先を行くものといえます。

 

コールセンターの対応がわかりやすく、丁寧

保障のプランの相談や申し込み手続きについてわからないことは、コールセンターに問い合わせをすることができます。コールセンターのオペレーターの対応はわかりやすく明確で、加入者が迷うことなくプランを決めたり手続きを進めたりできます。

また、コールセンターの電話もつながるまで待たされることがありません。

 

保険料については「安い」という声、「安くない」という口コミの両方あり

「かぞくへの保険」への加入を決めた理由の中に「保険料が安いから」という声は非常に多いです。確かに、それまで国内生命保険会社の死亡保険に入っていた場合などでは、保険料が半額以下になるケースもあるようです。

ただし、「かぞくへの保険」のような掛け捨ての定期保険はネット生保や外資系の生命保険会社などの主力商品で、非常に競争の激しい分野でもあります。ですから、年齢や性別によっては必ずしも「かぞくへの保険」が最安というわけではありません。

掛け捨ての定期保険では保険料は比較の最重要ポイントになります。「他社と大差がないならライフネット生命がいい」という考え方もありますが、保険料を少しでも安くしたいなら他社との比較検討をお勧めします。

 

掛け捨てであることへの不満の声も

保険料の安さを支持する声もある一方で、掛け捨てのため、保険期間が終了したときに1円も残らないことへの不満の声も散見されました。この点に関しては、保険料と貯蓄性はトレードオフの関係にあるため、貯蓄性を求めるなら別の保険を選ぶべきだといえます。

ただし、運用難の昨今、生命保険は保障機能だけと割り切って、必要な期間だけ掛け捨ての定期保険を活用することは合理的だと筆者は考えます。

 

ライフネット生命の死亡保険に関するまとめ

今回は日本を代表するネット生保、ライフネット生命の主力商品である「かぞくへの保険」について分析しました。加入者ファーストいえる保障内容のシンプルさ、わかりやすさ、ウェブサイトの使いやすさなどは他のネット生保を一歩リードする保険会社であるといえます。

他方、保険料については、新商品が出たり、既存の商品も改定して値下げをしたりしています。そのため、全方向で最安というわけにはいかないようです。

保険会社の信頼感から選択しても間違いではありませんが、他社商品と比較検討したほうがよりよい保険選びができるのではないでしょうか。

かぞくへの保険

 

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