- 厳選のおすすめ5本をご紹介しています。
- 米国株式がおすすめです。
- あれこれ手出しせず1本、2本くらいの購入で十分です。
公開日:2019年9月11日
今回は積立NISAに関して、話題のSBI証券で積立NISAをやるのであれば、どの銘柄がおすすめなのかをランキング形式で解説していきます(あくまでも私の個人的なランキングです)。SBI証券で始めた方、どれに投資したら良いのかお悩みの方、是非本記事を参考にして頂ければと思います。では早速本題に入りましょう!
なお、積立NISAの基礎知識やSBI証券の評判が知りたい方はこちらをご覧ください。
今回ランキング形式での発表ですが、多すぎてもいけませんので、「私が選ぶおすすめ銘柄TOP5」という事で発表したいと思います。ランキングの発表の中身ですが以下の点を解説、補足していきます。
以上3点を発表して選んだ理由をお話していきます。では第5位からです!!
私が選ぶ第5位はeMAXISシリーズのバランスファンドです。このファンドの特徴にも書いていますが、このファンド一つで株式、債券、REITと幅広く投資する事が出来る優れものファンドです。初心者や投資経験が浅い方、おまかせします!といった方にはオススメなファンドですね。しかも、バランス型に見られるメリットでもある「自動リバランス機能」が備わっています。
リバランスとは、ポートフォリオを構築(投資対象を実際に組入れ)した後、相場変動などで変化した投資配分比率を見直し、値上がりした資産・銘柄を売り、値下がりをした資産・銘柄を買い増す、などによって、ポートフォリオの構成を最初と同じ比率に修正していく手法のことです。このリバランスはやる、やらないで大きく異なってきますので、やっておいて損はありません。
面倒くさい「リバランス」をしなくて良いといった機能は初心者や面倒臭がりな方にはピッタリです。株式、債券、REITと配分されているので、堅実に増やすといったファンドです。
第4位に選んだのは先程と同じくeMAXISシリーズの「先進国株式」に投資するファンドです。このファンドは日本を除く先進国の株式に投資される事になっており、主にアメリカへの投資割合が約65%を占めています。続いてイギリス、フランス、カナダ等の株式に投資されています。何より他のファンドと異なって優れている点は信託報酬の低さです。
当初は0.20412%あった報酬が現在では0.11772%へ引き下げられています。信託報酬は誰もがチェックすべきコストではありますが、このファンドは群を抜いて、その報酬の低さに選ばれやすいファンドでもあります。積立NISAは20年間かけて行いますが、微々たるものかもしれませんが、信託報酬に拘るならこのファンドを選んで間違いないです。
第3位にランクインしたのは「ひふみプラス」です。前回記事でも書きましたが、アクティブファンドの中でもかなり成果を出している注目のファンドです。レオスキャピタルワークスという会社の社長である藤野社長はカリスマファンドマネージャーで、業界でも一目置かれる存在です。その方が直に投資先の会社を見て判断しています。やはりここに大きな特徴があるようです。
私は、どちらかというとインデックスファンドを推奨しています。理由はインデックスファンドとアクティブファンドを比べた時に、過去の運用成果を見ると、インデックスファンドよりも増やせたアクティブファンドが殆ど無いからです。ほんの一部のファンドのみがインデックスファンドに勝っていたという事になりますが、このファンドは正にその一部ファンドですね。
増え方で言えばインデックスファンドを遥かに凌いでいますので、積極的に運用して増やしたいとお考えの方は、ひふみプラスを組み込む事をオススメします。
またまた登場のeMAXISシリーズですね。第2位に米国株式(S&P500)をランクインさせました。やはり最大の特徴でもある信託報酬が安く、そして投資先がアメリカの株式市場です。インデックスファンドでありながら、資産を大きく増やせるチャンスを考えるとこのファンドかなと思い2位にしました。ここでS&P500について解説しておきます。
S&P500とは米国の代表的な株価指数の事。市場規模や流動性、業種などを考慮して選ばれた500銘柄で構成されている。ニューヨーク証券取引所等に上場している企業が対象で、米国市場の動きを概ね反映していると言ってもいい指標です。
米国の株式市場に連動するようなファンドですので、期待は膨らみますよね。そこでこんな資料も用意しました。
1982年11月から2019年3月までの間の株式市場のパフォーマンスをグラフにしたものです。青の線は日経平均、赤の線はS&P500です。バブル時代の日経平均はS&P500よりもパフォーマンスが良かったですが、バブル崩壊以後、結果はご覧の通りです。過去にリーマンショックやITバブルが崩壊した事など含めても右肩に上がりっぱなしですね。
これだけのパフォーマンスを叩き出している米国株式市場に、積立NISAを介して投資できるのがこのファンドです。それでいてインデックスファンドでもあるなら、投資というリスクを考えても、十分過ぎるくらい運用の成果は期待できます。
私が選ぶおすすめ銘柄第1位はバンガード・ファンドです。以前より私はバンガード・ファンドを推していました。改めてその理由をお伝えします。まず、特徴にも書きましたETFとVTIという言葉から解説します。
ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で日本語に訳すと上場投資信託と言います。主な特徴として1つのETFに投資すれば様々な投資先に分散投資が出来るというものです。
VTIとは「バンガード・トータル・ストックマーケットETF」が正式名称です。VTI最大の特徴は米国株式の99.5%にも及ぶ約3600社に分散投資出来るという点です。言ってしまえば、米国の株式市場丸ごと投資となりますね。
以上の解説でもお分かりの様に、米国市場を丸ごとターゲットにしているという事になります。先程ご説明したS&Pは500銘柄が対象でしたね。桁が違います。
S&Pと同じく設定来右肩上がりで推移しており、パフォーマンスもS&P500にかなり近い動きをしています。ほんの僅かにVTIの方がS&Pよりもパフォーマンスは上回っていると憶えておいて下さい。先程と同じくですが、積立NISAを介して全米株式へ投資できる。ある意味凄い事だと思います。
これまで、おすすめ銘柄をランキングしてきました。では気になるのが組み合わせですよね。この組み合わせをポートフォリオと呼びます。まず皆さんに憶えておいて欲しいのは以下の2つの事です。
どういう事かと言いますと、株式はアップダウンこそ激しいですが、アップしている限り債券運用よりも遥かに増やせます。逆に債券を中心にした運用ですと株式程の派手さは無いですが、堅実に着々と増やすイメージです。皆さんの性格にもよりますが、今回は私だったらどんな組み合わせで運用するのかをここで書きたいと思います。
まず、私の考え方からお話すると、ファンドは沢山持たなくて良いと思っています。何故なら、ファンドを保有する度に「コスト」が発生します。積立NISAの場合であれば、買付手数料は有りませんが、信託報酬が発生しますよね。今回記事の5つを保有する事も可能ですが、5つのファンド分信託報酬が発生しますので、極力低コストを意識します。
そして、債券と株式のどちらで運用するかで言えば、私は断然、株式のみで運用します。理由は長期投資です。積立NISAの期間は20年間。仮に債券運用が2%として株式が4%で運用できたと仮定します。月10,000円投じた場合、どちらにも同じく240万円を投じる事になります。債券だと294万円になる試算に対し、株式では365万円の試算結果です。
同じ時間を使って増やすのであれば株式のみで良いと思います。10年~15年以上続けることが出来るのであれば、ほぼプラス運用は可能だと過去の記事にも書きました。以上の事から、私は今回おすすめしたファンドであればバンガードファンドかeMAXIS Slim 米国株式のどちらか1本で十分だと思っています。それではリスクヘッジできないとお考えでしたら、せいぜい50%、50%で2本に投資で十分でしょう。
SBI証券でオススメの銘柄を私の主観で5つ程ランキングを着けました。どれも本当に甲乙つけ難いファンドばかりです。ほんの僅かな違いや差でしかありませんが、今回記載した特徴が皆さんの投資方針に沿っているかどうか、判断材料にして頂ければと思います。