- 「終身ガン治療保険プレミアムDX」は現代のがん治療事情に合わせ、治療給付金を主契約にした先進的ながん保険。
- 健康保険のきかない自由診療もカバーする売れ筋がん保険の中でも貴重な存在。
- 「これ一本で保障フル装備」でも「主契約のみで既契約がん保険の上乗せ」でも活用できる柔軟性が魅力。
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チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアムDX」は、ネットの比較サイトなどで常にランキング上位に選ばれる人気・実力を兼ね備えたのがん保険です。
最大の特徴は、従来のがん保険では特約だった抗がん剤などの治療給付金を主契約に据えた先進性です。最先端のがん治療に対応した「治療のための」がん保険と言えます。
今回は「終身ガン治療保険プレミアムDX」の保障内容と人気の秘密を調査し、分析しました。
目次
最初に基本的な保障内容について確認していきます。
保険期間 | 終身 |
---|---|
保険料払込期間 | 10年・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳・終身払 |
保険料払込回数 | 月払・年払 |
保険料払方 | 口座振替・クレジットカード払 |
主契約の保障は抗がん剤など各治療給付金のセットで、基準給付金額を決めます。
保障 | 内容 | 基準給付月額 | 限度 |
---|---|---|---|
放射線治療給付金 | ・がん治療のために所定の放射線治療を受けたとき支払われる | 10万円~ 30万円(5万円単位)/月 | 通算2000万円まで |
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金 | ・がん治療のために公的医療保険制度対象の抗がん剤・ホルモン剤治療を受けたとき支払われる | ||
自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金 | ・がん治療のために欧米で承認された抗がん剤・ホルモン剤のうち公的医療保険制度対象外の抗がん剤・ホルモン剤治療を受けたとき支払われる ・通算12ヶ月限度 |
基準給付月額の2倍/月 |
上皮内新生物も同額で保障されます。
保障 | 内容 |
---|---|
悪性新生物保険料払込免除 | 初めて悪性新生物と診断されたら、以後の保険料の払込が免除される |
ガン診断給付金 | 初回:初めてガンと診断されたときに給付される 2回目以降:ガンで入院した場合 ・50万円~100万円(10万円単位) ・2年に1回を限度に回数無制限 |
ガン先進医療給付金 ガン先進医療支援給付金 |
・先進医療にかかる技術料実費(通算2000万円まで) ・一時金15万円 |
ガン通院給付金 | ・入院の前日から60日以内の通院、退院の翌日から365日以内の通院(退院後は120日分まで) ・5000円~3万円(1000円単位)/日 |
ガン入院給付金 | ・5000円~3万円(1000円単位)/日 ・日数無制限 |
ガン手術給付金 | ・10万円~60万円(5万円単位)/回 ・回数無制限 |
払込免除以外は上皮内新生物も同内容で保障されます。
入院給付金や診断給付金などの一時金が主契約になるがん保険が多い中、「終身ガン治療保険プレミアムDX」の主契約は抗がん剤などの治療給付金であることが大きな特徴です。これは、現代のがん治療において通院での放射線や抗がん剤治療が年々増加していることを反映したものです。
抗がん剤治療やホルモン剤治療が長期に渡って続くと、健康保険が適用されても自己負担は重くなり、経済的にダメージが大きくなります。そんな先の見えない長期戦に備えられる頼もしい存在です。
また、日本では自由診療扱いになる未承認の抗ガン剤・ホルモン剤治療にも対応している点も貴重なアドバンテージだと言えます。
主契約にプラスするオプションが多彩で保険料も手ごろなため、「これ一本で保障フル装備」でも「主契約のみで既契約がん保険の上乗せ」でも活用できる柔軟性も他にはない特徴です。
それでは、「終身ガン治療保険プレミアムDX」のメリットを見ていきましょう。
欧米では承認されているのに、日本では未承認のために自由診療扱い(治療費全額負担)になってしまう治療が、2018年に「終身ガン治療保険プレミアムDX」にバージョンアップされてカバーできるようになりました。
自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金があれば、健康保険が効かない未承認の抗がん剤治療(原則として欧米で承認済みのものに限る)を受けても、経済的な負担が和らぎます。
現在、自由診療までカバーされるがん保険はほとんどないため、「終身ガン治療保険プレミアムDX」の強力なメリットの一つです。この保障だけでも、加入を検討する価値があると言っても過言ではありません。
最近のがん保険では悪性新生物と上皮内新生物の保障に差をつけている商品が多い中、「終身ガン治療保険プレミアムDX」では悪性新生物と上皮内新生物が同額保障になっています。
上皮内新生物は真皮層にまでがん細胞が浸潤していない初期のがんのため、取り除いてしまえば再発や転移の可能性は低いです。ですから、治療にかかる費用が高額になることはあまりないため、がん保険の給付が少なくても経済的ダメージはあまりないことがほとんどです。
ただ、女性の子宮頸がんなどは上皮内新生物でも子宮摘出をする場合などがあります。そういったことを考慮すると、上皮内新生物の保障はあったほうがいいと筆者は考えます。
主契約の治療給付金以外のオプションが豊富なため、必要に応じたカスタマイズができることも「終身ガン治療保険プレミアムDX」の強みです。
例えば、保険料を抑えるために主契約とガン診断給付金・ガン先進医療給付金のようなシンプルな保障の組み合わせや、安心のフルサポートなど、個人個人のニーズにきめ細かく対応したプランが可能です。
また、既加入の古いがん保険をパワーアップさせるために、主契約だけを上乗せとして活用することもできます。昔のアフラックのがん保険などに加入されている方にはおすすめの方法です。
他社に比べ、保険料払込期間の選択肢が多くなっています。75才・80才払済があるため、高齢の被保険者でも短期払いを選択できます。
「終身ガン治療保険プレミアムDX」は非常に魅力あるがん保険ですが、デメリットはないのでしょうか。
主契約の治療給付金の支払いは無制限ではありません。放射線治療給付金、抗がん剤・ホルモン剤治療給付金、自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金全体で通算2000万円という限度があります。
限度額いっぱいまで受け取ることはないかもしれませんが、他社の治療給付金には回数無制限のものもあります。できれば、通算いくらでも、何度でも受け取れたほうが安心だと思います。
また、自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金は通算12ヶ月分の回数の限度もあります。せっかくの自由診療の保障ですが、やや心細くなる支払限度ではないでしょうか。
抗がん剤やホルモン剤は飲み薬を処方される場合と点滴・注射による治療の場合があり、どちらも治療給付金の対象になります。ところが飲み薬の場合で2~3か月分を1回に処方された場合、治療給付金は受診した月の1ヶ月分しか給付金が支払われません。
できれば毎月分の給付金が支払われたほうがいいですし、支払われるがん保険もあります。
「終身ガン治療保険プレミアムDX」は、あまりオプションを付けないで加入した場合の保険料は非常に安いのが大きな魅力です。ただし、注意しなくてはならないのが最低保険料が月払いの場合1,500円、年払いの場合15,000円となっています。
加入年齢が若い場合や、主契約のみでの申し込みの場合、月払い保険料が1,500円以下になる場合もあります。その場合は年払いで申し込んだり、終身払いを短期払いに変えるなどが必要となります。
年払いにしても15,000円を超えない場合もありますので、その場合は終身払いを短期払いに変えたり、特約をプラスしたりします。
それでは、「終身ガン治療保険プレミアムDX」の口コミについてネットから拾った主なものを見ていきましょう。
「終身ガン治療保険プレミアムDX」の口コミで目立ったのは、保険料の安さに対する満足度の高さです。「同じ条件の他社と比べて安い」「手ごろな保険料で必要な保障を準備できる」など、高く評価する声が聞かれました。
オプションの種類が多いがん保険ですが、保障内容そのものはシンプルで分かりやすく、必要な保障を選択しやすいという声も目につきました。自分に合ったプランを無駄なく作れることが大きな魅力になっているようです。
主契約以外のオプションが豊富なので、基本保障のみのシンプルなプランから保障充実のプランまで、個人個人のニーズに合った保障内容にカスタマイズできる点も高評価でした。
「必要な保障を過不足なく付けられて、保険料も抑えることができた」という満足感や安心感につながっています。
全体的に好意的な口コミが多いのですが、ややネガティブな評価として「加入時の審査が厳しめ」というのがありました。告知書の項目を見ると、一般的ながん保険の告知書という感じで特に変わったものはありません。
ただ、告知事項があった場合は他社に比べて厳しい査定になるのかもしれません。
チューリッヒ生命の「終身ガン治療保険プレミアムDX」は治療給付金を主契約にする先進性に加え、手ごろな保険料で自由診療もサポートするという最先端の魅力あるがん保険です。
一本でフルカバーの保障から、既加入のがん保険に保障をプラスするような柔軟な加入の仕方が選べます。現在、最も人気のあるがん保険の1つですが、今後もがん保険選びの選択肢には必ず入る実力派だといえます。