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【初心者向け】積立NISAの始め方をFPが解説!資産運用の第一歩を踏み出そう!

【初心者向け】積立NISAの始め方をFPが解説!資産運用の第一歩を踏み出そう!

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田中祐介

田中祐介

住宅ローンアドバイザー、2級ファイナンシャルプランナー

大学卒業後、大手金融機関にて融資業務を担当。その後外資系生命保険会社にスカウトされ転職。 主にライフプランニングを中心に活動。以後、保険代理店へと移籍。移籍後は数多くの企業と提携し 個人向けマネーセミナーを開催中。金融業界で経験した知識、経験を基に「お金」にまつわる幅広い知識を 「いかに分かり易くお伝えするか?」をモットーに日々活動しています。

この記事のポイント

  • 積立NISAを始めるに当たってはHPで資料請求を行う。
  • 口座開設は無料。本人確認書類、マイナンバーを忘れずに。
  • 開設まで時間を要します。ゆとりをもって始めましょう。

今回は積立NISAの始め方をFPがステップごとに紹介!

これまでも資産運用に関して「積立NISA」に関する解説を行っていますが、ネーミングもお馴染みになってきましたね。2018年1月にスタートしたばかりですが、投資を身近なものにする為、国、金融庁と挙げて取り組みだしたこの積立NISAの認知度はかなり向上してきました。

皆さんも気にはなっているのではないでしょうか?今回はどうやって始めるのか?始め方に関して初心者でも分かり易くする為、ステップ形式で解説していきますね。

 

積立NISAについてのおさらいです

積立NISAについてのおさらいです

積立NISAのデメリット・メリットをFPが解説!元本割れ・損失の可能性は?」でも書きましたが、積立NISAは「投資信託」であるという事です。

証券会社でしか口座開設できない!という訳ではありません。開設出来る金融機関で言いますと、銀行、証券会社、ゆうちょ銀行です。

意外に身近にある金融機関で開設できますから助かりますね。しかし忘れてはならないのは「一人一口座」の原則です。色んな金融機関で口座を開設し積立NISAを始める事はできません。これまでを踏まえて以下の積立NISAの始め方をご覧ください。

 

【積立NISAの始め方:STEP1】口座開設する金融機関を選ぶ

先程も書きましたが、一人一口座となる為、どこか一つの金融機関しか選べません。まず最初にする事は「金融機関選び」になります。地元の銀行、メガバンク、証券会社、ネット証券、ゆうちょ銀行と沢山ある中から選ばなければなりません。

 

FPが教える①初心者向け、金融機関の選び方のポイント3つ

田中祐介
FP 田中祐介

金融機関といっても多数ある中から選ぶにあたり、日本国民の殆どが投資経験の無い初心者です。ではどの金融機関がオススメなのか?ここでポイントを挙げますので参考になればと思います。

 

金融機関の選び方のポイント3つ

  1. 対面か非対面か
  2. 投資額は1,000円か100円か
  3. 商品ラインナップは豊富か

ポイントは上記3つではないでしょうか。一つずつ説明いたします。

 

1. 対面か非対面か

まず対面か非対面かですが、所謂「銀行かネットか」という事です。初心者であれば少し心細い感じも否めません。よって、サポート、アドバイス等、欲しい場合は対面が宜しいかと思います。

 

2. 投資額は1,000円か100円か

次に投資額に関してですが、最低投資額が金融機関によって異なります。1,000円から選択できる金融機関は銀行です。主だった所で言えば、ゆうちょ銀行やみずほ銀行等ですね。では100円から投資可能なのはネット証券ですね。

こちらはSBI証券楽天証券等が取り扱っています。つまり、投資を気軽に経験してみたい方はネット証券等がオススメでしょうね。何と言っても100円からです。さほど抵抗は無いのではないでしょうか。

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3. 商品ラインナップは豊富か

そして最後に商品ラインナップが豊富かどうかですが、どの金融機関も同じ商品を取り扱っている訳ではありません。金融機関によって異なります。なるべく選択肢の多い金融機関が良いでしょう。この3つを軸にして考えれば、初心者の方にピッタリの金融機関は見つかると思いますよ。

さて、金融機関選びに関して解説しましたが、金融機関が決まったら申込です。申し込むと言っても、難しいものではありませんが、特に注意しておきたい点等を踏まえて解説していきますね。

 

【積立NISAの始め方:STEP2】金融機関のHPや窓口で書類を取り寄せましょう。

【積立NISAの始め方:STEP2】金融機関のHPや窓口で書類を取り寄せましょう。

最近はどの金融機関もHPを作成しています。積立NISAに関するページもあります。その中に申込に際して必要な書類を取り寄せて下さい。窓口が良いという方は書類を頂くかその場でサポートを受けながら記入となります。

 

【積立NISAの始め方:STEP3】申込書に記入しましょう。その際の必要書類は?

HPで取り寄せた申込書が届いたら必要事項をご記入頂きます。押印なども忘れずに。ここで必要な書類ですが、マイナンバーが必須となります。また本人確認書類として、免許証や健康保険証のコピー等必要になりますので、準備しておきましょう。

 

FPが教える②総合口座?特定口座の申込?これはどうすればいいの?

田中祐介
FP 田中祐介

実は申込書が届いた時に「これ何なんですか?」とよく聞かれる事があります。それは総合口座の作成・特定口座の開設についてです。以下順にご説明いたします。

 

総合口座の作成に関して

実は申込書が届いた時に、「これ何なんですか?」と聞かれる事がありました。それは「総合口座の作成」に関してです。これは開設しなければ積立NISAの口座が開設できませんので、申し込む必要はあります。

イメージとして総合口座の中に積立NISAの口座を開くといった感じで考えて下さい。いずれにせよ総合口座は必須となります。(銀行等であればその銀行の口座を開設しなければなりません)

 

特定口座の開設に関して

次に特定口座の開設に関してです。これは将来20年後非課税期間が終わった際に口座を移し替えなければなりません。その口座をあらかじめ開設しておくという事ですので、この場合「特定口座(源泉徴収有り)」を選択しておいて問題有りません(後で変更は可能)

また口座開設に伴い「FX口座」や「信用取引」等に関して口座開設を求める証券会社もありますが、目的が積立NISAの口座開設であれば基本無視しておいて構いませんのでご安心下さいね。

 

 

【積立NISAの始め方:STEP4】準備が整ったら返信!開設までにかかる時間は?

【積立NISAの始め方:STEP4】準備が整ったら返信!開設までにかかる時間は?

申込書の記入が済み、必要書類も揃えたら、いざ!返信しましょう!返信後の流れですが、金融機関の審査があります。ここでは書類に不備が無いかなどチェックです。また税務署による審査も発生します

何を審査するのか?と言いますと非課税口座を幾つも開設していないか?のチェックです。冒頭でも書きましたが、一人一口座ですので、しっかりとチェックされます。この審査に少し時間が掛かります。概ね1ヶ月位は口座開設までに時間を要するものと思っておいて下さい。

 

【積立NISAの始め方:STEP5】口座開設完了!さぁ投資を始めよう!

審査が終わって口座開設の通知が届いたらスタートラインに立ったとお考え下さい。いよいよ投資がスタートです!とは言え、積立金額等準備しておかなければなりませんので、いくらから始めようか?しっかり自分の性格に見合った形で進めましょう。

 

【積立NISAの始め方:STEP6】いくらから始められるの?限度額は?

【積立NISAの始め方:STEP6】いくらから始められるの?限度額は?

口座を作成したら、気になる投資信託を選び、投資金額を拠出します。この時思い出して欲しいのが、「年間40万円」という「非課税枠」の存在です。積立NISAは基本的に毎月の拠出で構成されています。

なので、年間40万円の金額を12カ月で割ると、ひと月当たり33,333円の拠出は問題無い事になります。また、先程にも述べましたが、ネット証券だと100円から投資できます。よって最低100円から33,333円の間で積立を実施出来るという事になります。

 

FPが教える③毎月だけじゃない投資の方法とは?

田中祐介
FP 田中祐介

実は、毎月の投資方法以外に「毎日積立」「毎週積立」「隔週積立」といった方法を選択できるネット証券が一部存在します。これは銀行では出来ない事をやってのけた感じですね。お客様の声を反映させた結果だそうです。

毎月と毎日だとどう違うのか?ですが、大まかに言えば、そこまで大差は出ません。なので個人的なお考えによって決めて良いのではないかなと思いますが、筆者はお馴染みの毎月投資で十分だと思っています。

 

【積立NISAの始め方:STEP7】始めた後に確定申告するの?年末調整に影響は?

【積立NISAの始め方:STEP7】始めた後に確定申告するの?年末調整に影響は?

実はこのお題に関しては質問が多い部分でもあります。積立NISAとiDeCoと混同してしまう方もいらっしゃいます。結論から言えば、積立NISAを行う方は、確定申告も年末調整も必要ありませんのでご安心下さい。

非課税というのは、投資した金額から出た利益に対して約20%の課税が回避できますという意味です。

対してiDeCoはどうか。仕組みは同じで、支払った金額に対して非課税に加え、拠出した金額が所得税や住民税を控除させる役割があります。なのでiDeCoを行っている方は、確定申告、年末調整でいくら支払ったかを申告しなければなりません。

共に似たような制度なので混同しがちですが、お気をつけ下さい。

 

積立NISAの始め方に関するまとめ

いかがでしたでしょうか?今回は積立NISAの始め方の手順を解説してきました。そこまで難しくありませんし、いざやってみると、あっさりと終わってしまいます。ご自身の将来の資産形成の為、是非とも一歩を踏み出して頂ければなと思います。

 

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