- NISA口座を選ぶならSBI証券は外せない。
- IPOの取扱い数にも着目しておきたい。
- 海外投資も可能かどうか確認しておきましょう。
公開日:2019年6月20日
今回はNISA口座をどこで開設、利用したら良いのかを解説していきます。銀行や証券会社など様々な金融機関がありますが、何口座も開設できませんので、見比べたいですよね。
今回は私の考えるNISA口座ランキングを発表しますので、これから開設をお考えの方は是非参考になさって下さい。
また、NISAについては以下記事もおすすめです。
まずランキングを付けるに当たってですが、銀行は回避します。理由は、例えば地銀の〇〇銀行が良いとした際に、遠方であれば開設すら躊躇しますし、参考にならないのではないかと考えたからです。
よって、今回のランキングは、誰でも閲覧できるネット証券に特化したランキングを発表する事にします。そして以下の項目を評価ポイントとして見ていきます。
分かり易くする為に◎、〇、△の表記も入れておきますので、参考にして頂ければと思います。それでは第5位からの発表です。
今回第5位にランクインしましたのは松井証券です。松井証券と言えば「桐谷さん」というイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。
桐谷さんは株主優待で生活する方でして、何度かTVで取り上げられた事もあります。株主優待を利用する為に自転車で颯爽と移動するシーンが特徴的ですが、桐谷さんは松井証券で取引されています。
今回5位になった主な理由として、商品数が他と比べると少ないかなと感じた事が要因でしょうか。個人的には選択肢は多い方が良いと思うので、今回5位とさせて頂きました。
また、便利なツールとして、「ネックストック・スマート」「株touch」「投信工房」と呼ばれるアプリを開発しており、お持ちのタブレットやスマートフォンで株価等がチェックできます。この点は非常に有難いですね。
出先でもチェックが可能になりますので、安心ではないでしょうか。
第4位はMUFGグループのインターネット専業の証券会社であるカブドットコム証券です。お聞きになった事はあるのではないかと思います。
松井証券よりか商品数は多いものの、海外株の取引きが無い事が4位の主な理由です。同じく選択肢は多い方が良いと思うので4位ですが、松井証券との違いは「IPOの取扱い」にあります。
IPOとはInitial Public Offeringの略で、訳は「新規公開株」や「新規上場株式」と言います。主な特徴として分かり易く言えば「上場する前に株を入手して、上場日に売却する」事で、簡単に利益を出す事が可能になります。
しかしながら、購入する場合は厳選なる抽選が行われる為、誰でも入手できる訳ではありません。また、信用ある証券会社にて取り扱われる為、全く知らない未公開株ではないという所もポイントです。
このIPOですが、松井証券でも取扱いはあるものの、取扱い本数で言えばカブドットコム証券が上回っていますので、僅差ではありますが4位とさせて頂きました。
また、購入に関しては「プチ株」と言って1株からの購入もできる、初心者には有難い購入方法もあります。ツールは「kabuステーション」と呼ばれるツールを使い、こちらも使い勝手はいいですね。
第3位はかなり悩みましたが、楽天証券をランクインさせました。もう皆さんご存知かと思いますが、楽天グループの一角を担います。楽天銀行とも連携しており、ポイントなどで還元される部分は他社証券会社にはない制度ですね。
お買い物などで楽天を利用したり、銀行取引、資産運用と生活における殆どがワンストップで可能になるのは管理し易いのではないでしょうか。
取扱い商品数はネット証券では1位2位を争う程豊富で、海外株式も取扱いがありますので、経験者の方にしてみると使い勝手は抜群にいいのではないかと思います。
先程ご紹介しましたIPOですが、カブドットコム証券より取扱いは少なく、3位か4位で悩みましたが、それを遥かに凌ぐだけの商品ラインナップの多さ、また使用ツールである「マーケットスピード」は利用者の中でも評判はかなり高く、評価できる点でもあります。
結果、総合的に判断し3位とさせて頂きました。
第2位はマネックス証券です。甲乙つけ難い中で今回2位にした主な理由は、手数料水準は他社と同じで安いですが、特にサポート、フォローの体制でもある情報量が圧倒的に多く配信されているという点がポイントです。
特にマーケットに詳しいアナリストの方々による市場の動きの解説等は非常に勉強にもなりますし、投資する上では参考になります。
また、PO取扱いも豊富で当選する確率も上がるのではないでしょうか。海外への投資も充実しており、短期間で増やす事になるであろうNISA口座で考えるとマネックス証券のラインナップは適していると考えます。
ツールに関してはマネックストレーダーと呼ばれるもので、ぱっと見トレーダー感覚に浸れるツールですね。総合的な商品数で言えば、楽天証券よりも見劣りは否めませんが、それ以上にIPOの取扱いが多い為、個人的に2位とさせて頂きました。
NISAを始めるに当たって、少しでも市場に関する動向を知りたい、勉強したいという事であれば、情報豊富なマネックス証券は初心者にも向いていると考えます。
今回のランキング第1位にはSBI証券を選びました。証券会社では圧倒的な存在感を発揮していて、NISAだけでなく、積立NISA、iDeCoとこちらも非常に順調に取引を増やし続けています。
1位たる理由ですが、楽天証券と同等の取扱い商品数を誇り、ネット証券では1位2位の数です。
また、海外投資商品も豊富である事、そしてIPO取扱いは業界NO.1です。他社と比較してもその数は豊富で、口座開設者数が右肩上がりなのも頷けます。
使用ツールは「HYPER SBI」と呼ばれ、こちらも使い勝手の良さは評判が高く、タイムリーな取引も可能で、初心者から経験者の方までが幅広く利用できるスペックとなっています。
これまで僭越ながらランキングを付けて参りましたが、SBI証券においては、他社よりも頭1つ、2つ抜きんでている印象がかなり強く、私自身がNISAをおすすめするのであれば、SBI証券は外せない証券会社でしょう。
これまでランキングを付けてきましたが、ポイントの手数料、商品数、便利さ、総合評価を一覧にしました。
順位 | 証券会社 | 手数料 | 商品数 | 使いやすさ | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | SBI証券 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
2位 | マネックス証券 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
3位 | 楽天証券 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
4位 | カブドットコム証券 | ◎ | △ | ◯ | ◯ |
5位 | 松井証券 | ◎ | △ | ◯ | ◯ |
今回、私の知識と経験を踏まえて、独断でランキングを付けてきました。正直言ってどこの会社も甲乙つけ難いのが私の感想ではあります。
今回はNISAを主題としてランキングを付けました。間もなく制度そのものが終わろうとしていますので、これから開設をお考えの方にとって、アドバイスするならば、非課税期間が残り少ない中で、恩恵を受けながらも結果を出したいという事でしたら、やはり海外投資を念頭に口座開設を考えてみてはと思います。
日本の株式市場と比べ運用成果が高い事が理由です。もちろんIPOを利用し、上場と同時に売却するという事も有りですが、抽選に当たらなければ意味がありません。
ご自身の投資スタンスをどのようにするのかを考えて、慎重に口座を選んで頂きたいと思います。
今回手数料水準は横一線で、ランキングを左右したのは商品数、IPO、海外投資の3点が主になりました。先程も述べましたように、NISAの非課税期間を考慮して、ご自身の投資スタンスを考慮して口座開設して下さい。