公開日:2019年6月11日
自動車保険料は、保険会社や契約した補償内容などによって負担するべき金額が大きく変わることになりますが、実のところ、年代による違いもあります。
たとえば、30代の場合、ゴールド免許所持による優良ドライバーの認定や所帯を持っていること、保険会社選びや契約の仕方などは保険料が大きく異なる典型と言えます。
そこで本記事では、30代の方を対象に、自動車保険の考え方も含め、おすすめの自動車保険について紹介します。
目次
30代は、ゴールド免許所持による優良ドライバーの認定の有無や所帯を持っているのかどうかのほか、自動車保険等級が高いのか低いのかなどによって、自動車保険の考え方が異なると考えられます。
ただし、保険料、補償内容、各種サービスなど、ご自身が自動車保険に加入する上でどれが最優先なのかを考えることは極めて重要であり、これらの最優先ニーズを明確にしておくことで、選ぶべき自動車保険が変わります。
30代が選んだ2019年オリコン顧客満足度ランキングによると、上位ベスト5に入った保険会社は以下の通りです。
保険料が安いとされるダイレクト型の自動車保険が上位4つを占めていることがわかり、自動車保険料の安さを重視している30代が全体的に多くなっていると考えることもできそうです。
30代という年代は、自動車保険の選び方や契約の仕方によって、自動車保険料の節約だけでなく、補償内容の良し悪しにも大きな影響を与えることになる年代と思われます。
次項から紹介するランキングは、あくまでも参考情報となるものですが、多くの30代が抱えているニーズと合う部分がきっとあると思いますので、自動車保険選びの参考に役立てていただければと考えます。
三井ダイレクト損保は、目に見える割引などでは、一見、他社よりも劣っているようにも見えてしまう難点がある一方、他社と比較検討すると総合的な保険料が安く上がる可能性のある保険会社と言えます。
出典:https://www.mitsui-direct.co.jp/
三井ダイレクト損保は、インターネット割引が8,000円と最も安く、走行距離区分を設定していないのにも関わらず、自動車保険料が62,640円と最も安くなっていることが確認できます。
上記は、同社が公開している20代のシミュレーション結果となりますが、同じような考え方で30代の方であったとしても、比較検討の材料になると考えることもできます。
三井ダイレクト損保は、広く多くの方が重視する目に見える部分の割引などではなく、総合的な保険料の安さがあることを強みとしておりますが、どうしても広く多くの方に伝わりにくいデメリットがあると言わざるを得ません。
しかしながら、実際に負担するべき保険料を加味しますと、上記のような比較検討は極めて重要であることを改めて実感し、保険会社間の比較検討は欠かせないことがわかります。
チューリッヒの自動車保険は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングにおいて、自動車保険の契約者が重視する項目の内、上位3つである、保険料、加入・更新手続き、商品内容の充実度がいずれも上位にランク付けされています。
チューリッヒの自動車保険は、他社に比べてロードサービスに重点を置いており、30代の方で、自動車保険料よりもロードサービスを優先している方にとってみますと、選択肢に入る自動車保険の1つと言えるでしょう。
チューリッヒの自動車保険は、新規加入の場合、インターネット割引が一律12,000円と他社よりも比較的高くなっているものの、2年目以降の継続割引が5,000円、3年目以降は1,500円と逓減するのはマイナスポイントと言えます。
合わせて、警備会社による現場急行サービスや継続契約するメリットが他社に比べて見られないため、等級が低く、単年度のみの加入であればメリットが得られる可能性があると考えられそうです。
セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保」は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングの保険料部門で第1位となっており、同社WEBサイトを見ても、安い保険料を提供するための強みを見て取ることができます。
セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」は、インターネット割引が新規および継続のいずれも10,000円となっており、特別の不満がない場合は、簡単な継続更新手続きで引き続き自動車保険の補償を確保できる点は魅力と言えます。
セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」は、自動車保険料体系が1歳刻みと細かくなっているほか、保険料は走行した分だけ負担する仕組みが構築されているため、短い距離しか走らなかった方は、負担するべき保険料を抑えられるメリットが得られます。
セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」は、保険料に重点を置いているため、保険料重視で考えている30代にとってみますと、検討するべき保険会社の1つと言えます。
一方、ロードサービスといった点におきましては、他社では無料の自動付帯となっているのに対してオプション加入になっているため、安心感や万が一の補償確保といった面で劣るデメリットがあるとも言えるでしょう。
ロードサービスには、特に注意が必要です。
イーデザイン損保は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングで総合5位にランキングしているものの、30代が選んだ2019年のオリコン顧客満足度ランキングでは2位になっている東京海上日動火災保険のグループ会社です。
イーデザイン損保の自動車保険は、他社が行っている新規加入および継続加入のインターネット割引が10,000円と同額であるほか、セコム事故現場急行サービスが付帯され、保険料も比較的安い傾向が見られます。
自動車保険には、等級制度があり、最大等級である20等級の場合、それ以上等級が上がることはありませんが、イーデザイン損保では無事故割引と継続割引を併用しており、契約年数が長くなるほど保険料が最大で5%割引されるメリットがあります。
イーデザイン損保の自動車保険は、他社で強みとしている割引制度やサービスが展開されており、次項で紹介する1位のソニー損保と甲乙が付け難い自動車保険であると考えています。
継続更新も簡単に行えるほか、優良ドライバーでも継続契約することによって保険料のメリットが得られる点は魅力的だと言えます。
ソニー損保は、30代が選んだ2019年のオリコン顧客満足度ランキングにおいて、1位にランキングしているだけでなく、代理店型およびダイレクト型自動車保険の総合的なランキングにおきましても1位を獲得しており、広い世代で支持されている自動車保険と考えられます。
ソニー損保では、昨今、無事故割引といった新たな割引を導入したほか、他社に比べて割引制度が豊富になっている点は、30代の保険契約者にとってみますと、適用することができる割引制度が多くなる可能性が高いと予測することができます。
また、無事故割引に加え、インターネット割引、運転者限定割引、ゴールド免許割引、継続割引など、全部で13種類の割引があり、適用できる割引が多ければ多い程、保険料が安くなるのも大きな魅力と言えます。
ソニー損保では、補償内容を設定する際、年間走行距離の区分が他社よりも広く設定されている特徴があり、これによって自動車保険料の負担をより合理的に見積もることができるメリットが得られます。
具体的には、最短で3,000km以下から最長で無制限までの7段階に分けられておりますが、特に、5,000km、7,000km、9,000kmといったように、細かく刻まれて分けられていることによって、負担するべき保険料が合理的に少なくできるのは顧客のことを考えている証と見ることもできるでしょう。
30代にとってソニー損保の自動車保険は、豊富な割引制度が活用できる可能性が高いだけではなく、警備会社のセコムが事故現場へ駆けつけるサービスが無料で付帯されるなど、保険料の安さだけではなく、保険契約者に対するサービスも充実している点が広く多くの人から支持される理由と言えるでしょう。
30代の多くは、子育てをしながら将来のお金や住宅ローンの返済など、特に様々なお金の悩みが多い世代です。
自動車保険もその1つですが、本記事で紹介した内容を参考にされることで、少なくとも無駄なロスを少しでも防止しながら、厚みのある補償を備えられる自動車保険に加入できるきっかけになるのではないかと思われます。
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