公開日:2019年3月25日
自動車保険には、担当者と対面で契約する対面型の自動車保険とインターネットで加入するダイレクト型自動車保険があります。
また、対面型の自動車保険とダイレクト型自動車保険は、それぞれの保険会社によって補償内容や自動車保険料をはじめ、適用される割引も異なる特徴があり、比較検討して選ぶことがとても大切です。
対面型自動車保険とダイレクト型自動車保険のメリット・デメリットは、以下記事にて解説していますのでこちらも合わせてご覧下さい。
本記事は、自動車保険の中でも、チューリッヒの自動車保険に焦点をあて、評判や特徴・ポイントを紹介していきます。
目次
自動車保険は、加入契約している方の私情が絡むことになるため、実際に事故が起こってからの対応がスムーズだった場合と納得のできない対応であった場合の口コミは大きく異なります。
そのため、ご自身が事故を起こした場合にどのような対応がされたのかによって評価が異なることになるのが極論ですが、以下、良い口コミと悪い口コミを参考とすることができますので、一度、目通しされてみることをおすすめします。
前項で紹介した口コミは、チューリッヒがWEBサイト内で公開しているものとなりますが、実際に、チューリッヒの自動車保険に加入した方のリアルな口コミは、より、加入検討の材料になることは確かだと思われます。
あくまでも参考程度としなければならない一方、悪い口コミが、口コミ数の全体を通じて多かったことが気になるポイントとも言えます。
チューリッヒの自動車保険に対する顧客満足度は、同社WEBサイトより95.9%となっています。
ただし、この割合は、調査期間が2017年4月~2018年3月の1年間で、チューリッヒが自社で調べたものであるほか、数値はサービスへの満足度(5段階)のうち、「満足」「やや満足」「普通」の合計値となっています。
少なくとも、普通を除いて、高い評価のみを考慮すると、顧客満足度は公表数値よりも下がることが考えられます。
チューリッヒの自動車保険の特徴は、どのような部分にあるのか、同社WEBサイトをもとにまとめてみます。
上記3つの点をチューリッヒでは推しておりますが、これらの内、2項目は、第三者の機関ではなく、自社調べである点に信憑性が欠けてしまいます。
チューリッヒでは、自社の自動車保険について、業界最高レベルの無料ロードサービスと謳っておりますが、具体的にどのようなロードサービスが受けられるのか、以下、紹介しておきます。
業界トップレベルであるかどうかは別として、自動車保険の無料ロードサービスは、どの保険会社でも当然のサービスとして展開しています。業界初や業界トップレベルと謳っているサービス以外は、他社との違いがあまりないと捉えられるでしょう。
チューリッヒは、自社の自動車保険において、ロードサービスが強みであることが見て取れ、それは、以下で紹介するロードサービス他社比較に表れています。
A社からD社が、どこの保険会社なのかは見ただけでわかりませんが、これら4社よりもチューリッヒのロードサービスは優れているといった点をPRしていることがわかります。ロードサービスを優先して考えている方は、比較検討してみる価値は十分あると考えられます。
これまで紹介した全体的な口コミや意見をはじめ、統計が自社調べであり、第三者ではないことを考慮しますと、良し悪しの判断は分かれるものの、優先して選ぶべき保険会社と言い切るのは難しいかもしれません。
ただし、補償内容やアフターサービスではなく、自動車保険料を重視するといった側面から考えますと、インターネット割引が12,000円と割引金額が高めの面で選択の余地はあるのかもしれません。(平成31年3月現在)
ダイレクト型自動車保険のインターネット割引は、多くの保険会社は、新規契約時点で10,000円の割引が1つの相場の目安となっています。
ただし、現状では、アクサダイレクトが20,000円の割引をはじめ、チューリッヒのように12,000円の割引など、割引の相場が徐々に増加傾向にある点も知っておくべきポイントとも言えます。
自動車保険料を重視している方は、保険会社の比較検討が大切であることが改めて確認できます。
自動車保険一括見積もりで家計を節約♪
無料!最大20社の一括見積もりで徹底比較!
チューリッヒの自動車保険では、以下の割引制度があります。
上記8つの割引制度(平成31年3月現在)は、他社と比較した場合に、特別に際立った特徴があるものはありません。また、新規のインターネット割引は、12,000円と高めになっているものの、継続割引が逓減する点はデメリットと言えます。
チューリッヒの自動車保険では、新規のインターネット割引は、12,000円と高めになっているものの、2年目は5,000円、3年目以降は1,500円の割引となっており、自動車保険料の割引金額が逓減します。
そのため、自動車保険料を重視している方は、継続割引の大きなメリットが得られない点に注意が必要です。
早期契約割引(早割)と継続割引を加味することで、自動車保険料の節約につながるからこそ、先のことも考えた保険会社選びが大切です。
自動車保険の補償内容は、大きく4つに分けられ、具体的には以下の通りです。
ただし、上記4つの補償は、自動車保険に加入したことによって、すべて必ず補償されるわけではなく、契約の仕方によって、それぞれ変わることになります。
出典:https://www.zurich.co.jp/car/compensation/
自動車保険に加入して、万が一事故が起こってしまった場合、どのような補償を望んでいるのかはっきりさせておくと、自動車保険に加入する目的とニーズが明確になります。
たとえば、自分の自動車が損害を受けた場合に補償される車両保険は、別途加入しなければならず、加入することで保険料が高くなります。
ただし、修理して再度乗るのか、買い替えするのかなどによっても必要性が異なってきます。
チューリッヒのホームページでは、自動車保険に加入する上で知っておくべき情報コンテンツが充実しています。
そのため、たとえば、チューリッヒに限らず、アクサダイレクトやソニー損保など他社のダイレクト型自動車保険に加入する場合であったとしても活用できる情報が無料で公開されており、使わない手はありません。
FPが有料相談で提供するような情報も含まれているため、疑問点を調べて読み進めてみるのは得策でしょう。
チューリッヒの自動車保険は、口コミや評判の悪い情報が際立っており、保険料や補償を比較検討する以前にマイナスの印象が強くなっています。
もちろん総合的に判断しなければなりませんが、いざ、自動車保険を使う際に保険金が下りない場合やスムーズな対応がされない可能性がある点は、やはり大きな懸念事項になることは否めないでしょう。
保険料や補償内容のほか、保険会社の信用も選択肢の1つに加えておく必要もありそうです。