- 40代は、がんに対する様々なニーズや不安に備えられるがん保険を検討する必要がある。
- 40代におすすめのがん保険は、終身期間の保障をベースに充実した保障内容の商品。
- 何らかのがん保障がすでに加入済みの保険で手当てされているなら、シンプルに保障を絞った商品で追加加入するのもおすすめ。
公開日:2019年5月30日
40代におすすめのがん保険特集!がん保険といっても、様々なタイプの商品が販売されていることはご存知のことと思います。今回は40代の方におすすめのがん保険をランキング形式で紹介していきます。
商品とその特徴、保険料や総合的な評価などをわかりやすく説明していきますので、是非参考にしてください。
なお、一般的ながん保険の選び方については別記事で詳しく紹介していますので、そちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
目次
今回は「40代におすすめのがん保険」の調査として、保険の紹介・比較サイト5社(※)のがん保険ランキングを基に筆者独自の判断で、5つのがん保険を選定しました。
なお、筆者独自の判断としては、以下の観点を重視しています。
それでは、ランキング入りしたがん保険を第5位から順番に紹介していきましょう。
第5位はチューリッヒ生命の終身ガン治療保険プレミアムDXです。どのような保障になっているのか、まずは保障の概要を下表にまとめましたので、ご確認ください。
プラン | 基準給付月額20万円 |
---|---|
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 終身 |
月払保険料(45歳女性) | 5,461円 |
放射線治療給付金 | 月額20万円 |
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金 | 月額20万円 |
自由診療抗がん剤・
自由診療ホルモン剤治療給付金 |
月額40万円 |
ガン先進医療給付金 | 所定の先進医療にかかる技術料と同額
(通算2,000万円限度) |
ガン先進医療支援給付金 | 15万円(同一の先進医療の療養につき1回限度) |
悪性新生物保険料払込免除 | 以後の保険料を払込免除 |
ガン診断給付金 | 1回につき50万円 |
ガン入院給付金 | 1日につき5千円 |
ガン手術給付金 | 1回につき10万円 |
ガン通院給付金 | 1日につき5千円 |
ガン緩和療養給付金 | 月額10万円 |
ガン診断後ストレス性疾病給付金 | 5万円(1回限度) |
がん長期入院時差額別途保障 | 1日につき1万円 |
終身ガン治療保険プレミアムDXの特徴は、幅広く数多い保障を自由に組み合わせて申込ができることです。
がんの治療のための保険というコンセプトに基づいて、基本保障として、放射線治療給付金、抗がん剤・ホルモン剤治療給付金、自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金の3つがあり、それ以外の保障は好きなように組み合わせることができます。
がんに対するトータルな保障を考えたいという方には、ぜひ一度検討していただきたいがん保険といえるでしょう。
しかしながら注意点としては、保障が細分化されているために一つ一つの保障の金額は大きくありません。逆に言うと保障を大きくしようとすると、保険料負担が高くなってしまいます。
また、がんと診断された場合の一時金というべき保障がないため、がんになってすぐにまとまった金額が欲しいという方には不向きのがん保険といえるでしょう。
第4位は、ライフネット生命のがん保険ダブルエールです。こちらも最初に保障の内容を確認していただきましょう。
プラン | シンプルプラン |
---|---|
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 終身 |
月払保険料(45歳女性) | 2,940円 |
がん診断一時金 | 150万円(1回限度) |
上皮内新生物診断一時金 | 75万円(1回限度) |
第5位の終身ガン治療保険プレミアムDXとは対照的に、非常に保障内容が限られていてシンプルな内容になっていることがわかります。
保障内容としては、がんに罹患したときのがん診断一時金だけといっていい内容ですが、逆に終身ガン治療保険プレミアムDXにはない保障内容だということもできます。
このようにがん保険ダブルエールは、がんの一時金保障だけに絞っていますので、保険料負担を減らしたいので最低限の保障にしておきたいという方や、すでに他の保険でがんの保障は備えてあるという方が追加加入するという目的に適ったがん保険と言うことができるでしょう。
特にがん罹患時の一時金保障がないという方にはおすすめのがん保険です。
第3位は、アフラックの生きるためのがん保険Days1です。まずは保障内容一覧を確認してください。
プラン | スタンダードプラン(入院日額1万円) |
---|---|
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 終身 |
月払保険料(45歳女性) | 6,030円 |
診断給付金 | 一時金として がんの場合 50万円
(上皮内がんの場合 5万円) |
特定診断給付金 | 一時金として がんの場合 50万円 |
入院給付金 | 1日につき 1万円 |
通院給付金 | 1日につき 1万円 |
手術治療給付金 | 1回につき 20万円 |
放射線治療給付金 | 1回につき 20万円 |
抗がん剤・ホルモン剤治療特約(抗がん剤治療給付金・ホルモン剤治療給付金) | 治療を受けた月ごと 10万円(乳がんのホルモン剤治療の時 5万円) |
がん先進医療特約(がん先進医療給付金) | 先進医療にかかる技術料のうち自己負担額と同額(通算2千万円限度) |
がん先進医療一時金 | 1年に1回が限度 15万円 |
診断給付金複数回支払特約 | 複数回診断給付金 1回につき 50万円 |
特定保険料払込免除特約 | 免除事由該当後に保険料払込は不要 |
がん保険のパイオニアであるアフラックのメインのがん保険が、生きるためのがん保険Days1です。がんになった時の保障がバランスよく揃っています。
また、がん保険に加入した方には、付帯サービスとしてがん治療の相談が受けられたり、がん治療に伴う生活情報サービスなどが利用できることも考慮に入れて検討してみるのもよいと考えます。
第2位は、東京海上日動あんしん生命のガン治療支援保険NEOです。保障内容の一覧は下表のとおりです。
プラン | 入院給付金1万円タイプ |
---|---|
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 終身 |
月払保険料(45歳女性) | 7,761円 |
診断給付金 | 1回につき100万円 |
診断給付金(悪性新生物初回診断特約) | 1回 100万円 |
入院給付金 | 1日につき1万円 |
手術給付金(放射線治療含む) | 1回につき 20万円 |
通院給付金 | 1日につき 1万円 |
悪性新生物保険料払込免除特則 | 保険料支払免除 |
がん治療支援保険NEOですが、アフラックと比較しても保障範囲がしっかりと揃っており、給付内容が整理されているので保障として非常にわかりやすくなっています。
特にがん罹患時の一時金保障が充実しているので、手厚い保障が欲しいという方にはおすすめのガン保険です。
いよいよ第1位ですが、アクサダイレクト生命のがん終身です。第2位までの保障内容と比べながら、アクサダイレクトのがん終身の保障内容を確認してください。
プラン | 入院1日1万円 |
---|---|
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 終身 |
月払保険料(45歳女性) | 3,860円 |
がん診断給付金 | 一時金として 100万円 |
がん入院給付金 | 1日につき 1万円 |
がん手術給付金 | 1回につき 10万円 |
抗がん剤治療給付金 | 1ヵ月ごとに10万円 |
がん先進医療給付金 | 先進医療の技術料の実費(通算500万円限度) |
退院後療養給付金 | がん入院後療養のため退院した時 10万円 |
アクサダイレクトのがん終身の最大の特徴は保障と保険料のバランスが良いことです。第2位のガン治療支援保険NEO、第3位の生きるためのがん保険Days1の保障は充実していますが、保険料は6千円を超えています。
しかしながらこのアクサダイレクトのがん終身は、がん先進医療は500万円限度などで保障を押さえていますが、充実したがん保障となっていながら、保険料は4千円を下回っています。
もちろん保障を前提として考える必要がありますが、やはり継続していくためには毎月の保険料負担も同じぐらい重要になります。こうした観点からアクサダイレクトのがん終身を今回の第1位にランキングしました。
40代におすすめのがん保険をランキング形式で紹介してきました。
ランキングのがん保険はそれぞれに特徴が異なりますので、ご自身が一番備えたいニーズ(言い換えると保障)を優先的に考えて、がん保険を選ぶことが重要です。
一般的に40代はがん罹患のリスクも高まるため、商品内容としては終身期間の保障をベースに、充実した保障となっているがん保険が望ましいです。
ただし、すでに加入済みの保険で何らかのがん保障が手当てされている場合には、追加加入として、シンプルに保障を絞ったがん保険を選ぶのも良いでしょう。
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