- ワンタップバイは、日米の代表的な30銘柄を購入できるサービス。
- 個別株以外にもCFDやIPOなどのサービスも利用可能。
- 操作が簡単で、1000円と少額から株式投資を始めることができるのがメリット。
- 銘柄数が少なく、プランによっては手数料が割高になることがあるのがデメリット。
公開日:2019年6月18日
One Tap BUY(ワンタップバイ)は、スマホから簡単に株式投資ができるサービスで、最低1,000円から始めることができることから投資家の注目を集めています。この記事では、One Tap BUYにはどのようなメリット・デメリットがあるのかについて解説します。
なお、One Tap BUY(ワンタップバイ)の評判に関する以下記事を読み進めるのもおすすめです。
目次
One Tap BUY(ワンタップバイ)は、初心者でも株式投資がスマートフォンで手軽に始めることができるサービスです 。ソフトバンクやみずほフィナンシャルグループなど大手企業から出資を受けています。
ワンタップバイ利用者の約7割が投資未経験者(2018年4月時点)で、最低1,000円からと少額から株式投資を始めることができます。
専用のアプリをダウンロードすることで、口座開設から株の取引まで、すべてスマートフォンだけで行うことができる手軽さが受け、ワンタップバイはサービス開始からわずか3年で120万ダウンロードを突破しました。
ワンタップバイには、次の5つの専用アプリがあります。
出典:ワンタップバイ
トヨタ自動車や薬品工業など、身近で業績も安定している優良企業30社が選ばれています。
出典:ワンタップバイ
ニューヨーク証券取引所とナスダックで取引されている個別銘柄から30銘柄を厳選。 アマゾンやアップル、アルファベット(グーグル)など有名企業に投資することができます。
また、日本株では「日経平均株価」、米国株では「S&P500」に連動する ETF も購入できるので、株式市場全体に投資することも可能です。
ワンタップバイで売買できる日本株・米国株の銘柄は以下の通りです。
米国株 | 日本株 |
---|---|
アップル | 積水ハウス |
アドビシステムズ | 明治ホーディングス |
アマゾンドットコム | キリンホールデングス |
ボーイング | セブン&アイホールディングス |
ブッキング・ホールディングス | 信越化学工業 |
キャタピラー | 花王 |
コストコ | 武田薬品工業 |
セールスフォース・ドットコム | オリエンタルランド |
シスコシステムズ | ヤフー |
ウォルト・ディズニー | サイバーエージェント |
フェイスブック | 楽天 |
ゼネラル・エレクトリック | 資生堂 |
ゼネラル・モーターズ | ブリヂストン |
アルファベット | TOTO |
ギャップ | リクルートホールディングス |
ゴールドマン・サックス | 日本電産 |
エイチピー・インク | パナソニック |
IBM | ソニー |
インテル | キーエンス |
コカ・コーラ | ファナック |
マクドナルド | ローム |
モンデリーズ | 村田製作所 |
ネットフリックス | 日産自動車 |
マイクロソフト | トヨタ自動車 |
ナイキ | 本田技研工業 |
エヌビディア | 良品計画 |
ファイザー | キヤノン |
P&G | 任天堂 |
ペイパル・ホールディングス | 東京エレクトロン |
スターバックス | ユニ・チャーム |
スクエア | みずほフィナンシャルグループ |
タペストリー | ヤマトホールディングス |
テスラ | ソフトバンク株式会社 |
ツイッター | セコム |
ビザ | ニトリホールディングス |
エクソンモービル | ファーストリテイリング |
ゼロックス | ソフトバンクグループ |
SPDR(スパイダー)S&P500 ETF | 日経225連動型上場投資信託 |
Direxion Daily S&P500 Bull 3X ETF | 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 |
Direxion Daily S&P 500 Bear 3X ETF | 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信 |
出典:ワンタップバイ
2019年5月から始まった新しいサービス。米国市場に上場している株式や社債などを積み立てながら定期的に分配金が入ります。
元本保証ではありませんが、投資信託のように手数料がかからず、年率2.63%~8.7%の利回りが狙えます。
出典:ワンタップバイ
ワンタップバイのCFD取引です。CFDとは差金決済取引のことで、株や債券など現物の受け渡しをしないで、売買の差額だけを決済する取引のことです。ワンタップバイのCFDでは、証拠金の10倍の取引ができます。
証拠金1万円から取引可能。日経225か米国500、どちらかの株価指数の動きを予測して売買します。手数料は無料です。
出典:ワンタップバイ
IPOとは、未上場の企業が上場して新たに株式公開することをいいます。2008年10月から2018年10月までの10年間で、初値(上場日に最初につく値段)が公募価格(上場前に設定される株価)を上回った銘柄は約80%にもなります 。
通常、IPOは100株単位での申し込みですが、ワンタップバイでは1株単位で申込みができます。少額から参加でき抽選で当たる可能性も高まるので、多くの投資家にIPO株がゲットできるチャンスがあります。
それでは、ワンタップバイのメイン取引である日本株・米国株のメリット・デメリットを確認していきましょう。
ワンタップバイのメリットの一つとして、スマートフォンでの株取引画面が見やすく、投資が初めての方でも使いやすいように設計されているという点が挙げられます。
自分が購入したい企業を選択して、あとは金額を指定すれば株を購入できます。注文方法を決める必要がなく、購入金額を決めるだけで注文ができます。以下のようにわずか3タップで購入できるため、複雑な操作は要りません。
出典:ワンタップバイ
日本株は東京証券取引所が開いている日の9時10秒から14時59分まで取引が可能。昼の休憩時間である11時30分から12時30分も取引できます。
また、米国株は基本的に24時間365日取引が可能。米国株式市場が開いているのは日本の深夜から早朝ですが、ワンタップバイなら日中でも取引ができるのです(在庫切れの場合を除く)。
ワンタップバイは、日本株・米国株ともに1,000円から取り引き可能です。たとえば、6861キーエンスは株価が61,170円です(2019年6月6日時点)。通常の証券会社は100株単位なので、600万円以上の資金が必要です。
しかし、ワンタップバイなら、キーエンスも1,000円から購入できます。これまで資金が足りなくて購入を諦めていた銘柄でも、少額で買うことができるのです。投資経験がない方やまとまった資金がない方におすすめです。
ワンタップバイでは、日米の代表的な30銘柄の中から銘柄を選べます。日本株だけでも4,000銘柄以上あるので、初心者は銘柄を選ぶことも大変です。
ワンタップバイなら、比較的迷わずに投資先を選べます。また、日米を代表する株価指数である日経平均株価とS&P500指数にも投資できるので、市場全体を購入することもできます。
ワンタップバイは約7割が投資未経験者です。このような新しいサービスの場合、事業者の不祥事などでお金が返ってこなかったり、不正に流用されたりするリスクが気になります。
しかし、ワンタップバイは金融商品取引業者で、日本証券業協会に加入しています。購入する株式やETF・入金したお金は分別管理されているので、ワンタップバイが倒産しても資産は保全される仕組みになっています。
また、万が一分別管理をしていなくても、投資者保護基金で一人あたり1,000万円まで保護されます。ワンタップバイは資本金が44億円と潤沢で、ソフトバンクやみずほ証券などが大株主です。
事業者としての安心感も高いのですが、万が一の時でも資金が守られるので安全性は高いと判断できます。
日米ともに30銘柄に絞られているのは、銘柄選びに迷わないというメリットがありますが、新興株など中小型株は取引できません。株式投資に慣れてくると、さまざまな銘柄に興味が出てくる可能性があります。
最初はワンタップバイで取引し、多くの銘柄を取引したい場合はSBI証券など他のネット証券を使うようにしましょう。
ワンタップバイの手数料体系は次の2種類です。
ワンタップバイの取引手数料は、都度プランで日本株が0.5%、米国株が0.5~0.7%かかります。SBI証券や楽天証券などは約定代金が10万円まで無料。それ以上の金額もワンタップバイよりも安い手数料体系です。
約定金額が多い、または取引を頻繁にする場合は、定額プランを利用するようにしましょう。
定額プランは月額手数料980円(税込1058円)を支払うことで、日本株・米国株(両市場のETF含む)を売買手数料なしで取引できるサービスです。
都度プランは取引ごとに手数料がかかるので、少額で取引回数が少ない人向き、定額プランは取引回数が多くまとまった金額を取引したい人に適しています。
(定額プランは、2019年8月31日をもって終了しました。)
今回は、One Tap BUY(ワンタップバイ)の種類やメリット・デメリットについて解説しました。ワンタップバイは1,000円と少額から日米の有名企業を買うことができるので、株式取引を始めてみたい初心者にピッタリのサービスです。
さらに、CFDやIPOなども取引できるので、投資の幅も広がります。資産運用に興味のある人は、ワンタップバイで株式投資を始めてみてはいかがでしょうか。