マネタス

お金に関する疑問を専門家が分かりやすく解説

つみたてNISAのおすすめのファンド3選!商品・銘柄の選び方を解説【2019】

つみたてNISAのおすすめのファンド3選!商品・銘柄の選び方を解説【2019】

カテゴリー:

著者名

田中祐介

田中祐介

住宅ローンアドバイザー、2級ファイナンシャルプランナー

大学卒業後、大手金融機関にて融資業務を担当。その後外資系生命保険会社にスカウトされ転職。 主にライフプランニングを中心に活動。以後、保険代理店へと移籍。移籍後は数多くの企業と提携し 個人向けマネーセミナーを開催中。金融業界で経験した知識、経験を基に「お金」にまつわる幅広い知識を 「いかに分かり易くお伝えするか?」をモットーに日々活動しています。

この記事のポイント

  • つみたてNISAの20年間に渡る長期投資を考慮してファンドを選ぶ。
  • ファンドはインデックスファンドがベスト。
  • ファンドの数に惑わされない様に気楽に気長に考える事。

この記事は約8分で読めます。

2018年1月より「つみたてNISA」が始まり、約1年半経過しました。皆さんも耳にした事や目にした事はあるのではないでしょうか?現在加入者数も右肩上がりに増えており、今まで投資に親しみの無かった方でも気軽に始められる制度です。

今回はつみたてNISAでどんなファンドを選んだら良いのかという事を解説していきます。また今回は選び方だけでなく、つみたてNISA、投資信託の仕組みにも触れて解説していきますので、初心者の方は是非最後までお付き合い下さい。ファンドからご覧になりたい方は先へ読み進めて頂ければと思います。

 

投資信託とつみたてNISAを知ろう!

投資信託とつみたてNISAを知ろう!

まず初めに、つみたてNISAと投資信託から解説していきます。制度や投資信託がどの様にしてお金を増やすのか?仕組みを理解して、ファンド選びに移っていきますね。

 

投資信託とは

投資信託という言葉は聞いた事があるかと思います。日本での導入は1941年に野村証券が初めて導入して現在では金融機関各社が取り扱っています。

投資信託の事をファンドとも呼び、数多くの投資家さんからお金を集め、まとまったお金を基に運用のプロが様々な国の株式や、債券に投資をして運用する仕組みです。

そこで得た運用成果(利益)を投資額に応じて分配し投資家さんへ還元する仕組みの金融商品が投資信託と言います。

運用はプロが行うので、そこまで深く考えなくても良いという側面があり、お任せしたいという方にはうってつけの商品でしょう。また集めた資金はファンドごとの運用方針によって異なり、市場環境等によって利益が出たり、逆に損失が出る事もあります。

つまり、損失が出る可能性もありますので、元本を保証されているものでは無いという事を憶えておいて下さい。

投資信託とは

 

投資信託の特徴

投資信託の特徴は次の通りです

  1. 株や債券に間接的に投資する商品
  2. 運用はプロが行う為、深く考えずお任せ投資となる
  3. 市場環境によって利益が出たり、損失が出る可能性もある
  4. 元本保証は無い為、投資の責任は投資家に帰属する
  5. ファンドは様々あり色々組み合せたり、バランス良く1つに纏まったファンドもある
  6. 出た利益に対し約20%の源泉分離課税がかかる

まとめるとこんな感じです。特に6番目の源泉分離課税がこれまでの投資信託におけるネックでした。利益が出たぞと思っても、その利益に対し約20%もの税金が差し引かれるのは、誰しも嫌なのではないでしょうか?

この点を解消したのが次に解説します、つみたてNISAです。

 

つみたてNISAとは

冒頭でも書きましたが、制度自体は歴史が浅く、まだ1年半しか経過していません。過去には「NISA」や「iDeCo」といった投資信託や株を使って運用しながら、非課税の恩恵を受けられる商品がリリースされており、つみたてNISAは「NISA」「iDeCo」と同じく非課税適用となる商品です。

ここで言う非課税とは、先程、投資信託の部分で解説しました源泉分離課税が掛からないという事です。

この点が解消された為、また商品の特性上、複利で運用されるので、大きな投資効果が見込めるようになりました。この複利は非常に大きな効果を生み出します。参考までに複利を解説しておきます。

複利とは投資した元金から利息(利益)が出たものが元金に組み込まれ、更に金利(利回り)が付くことによって増えていく事。特に効果を発揮するケースは長期に渡って運用する事が望ましい。

 

つみたてNISAの特徴

主な特徴は次の通りです。

  1. 年間40万円の支出に対して出た運用益は非課税対象
  2. 上記支出期間の20年間(2018年~2037年)までは非課税期間である
  3. 証券会社にもよるが、最低100円から投資可能
  4. 国が厳選したファンドばかりで、手数料が比較的少ないインデックスファンドが中心

主だった特徴は4つです。ご覧のように20年間は利益に対し課税されません。そこに対し複利効果が乗っかってきますので、大きな運用成果を期待できる事になります。

また「つみたて」という言葉でもお分かりのように、毎月投資という形で積立てていきますので、値動きのリスクを回避する手法を自動的に取っています。(楽天証券やSBI証券では毎日積立も可能です。しかも100円投資も可能です。)

ここまで投資家に寄り添った制度は今までありませんでしたので、加入者が増加している事も頷けますね。

 

投資信託とつみたてNISAのまとめ

ここまでは、制度に関する理解を深めて頂く為の解説を行いました。ご覧の様につみたてNISAは、将来の資産形成には非常にマッチした商品であると言えます。

また20年間と長期に渡って投資を行う事で、損失の機会を軽減してくれます。こちらの図をご覧ください。

投資信託とつみたてNISAのまとめ

これは株式投資のリターンの図になります。長期に渡るにつれ、マイナスが軽減されているのが分かりますよね。逆に短い期間程、損失の機会は多くなる事を示しています。

つまり、投資における最大の成果を出すために、また損失の機会をいかに出さなくするかは、長期投資による事が一番だという事になります。結果つみたてNISAの20年間の期間は、ぴったりとハマる事になります。

つみたてNISAをご検討の方は、お早めに始める事をおすすめ致します。

 

 

2019年版!積立NISAの商品(銘柄)の選び方

2019年版!積立NISAの商品(銘柄)の選び方

さて、ここまでは制度のお話でしたが、本題に入っていきます。制度がいかに有効なのかを踏まえて選び方について触れます。その後に、私がつみたてNISAにおける推奨ファンドをご紹介させて頂きます。まずは選び方から解説していきます。

 

銘柄の選び方はインデックスファンドがベスト!

先程つみたてNISAの特徴でも触れました「インデックスファンド」というキーワードですが、投資信託には2種類のファンドがあります。それが「インデックスファンド」と「アクティブファンド」です。この2種類どんな違いがあるのか、簡単にまとめてみました。

  • インデックスファンドとは日経平均株価やNYダウ等の株式指標と同じような値動きをする様に構成された投資信託の事。特徴としてはリスク分散し易く、またかかるコストが低く設定されている。また、パッシブファンドと呼ばれる事もある。
  • アクティブファンドとはインデックスファンドと対照的に市場平均よりも上の投資成果を目指す為に構成された投資信託の事。特徴としてファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロの考えや意向が最も強く反映され、かかるコストも高い

以上、投資信託を構成するファンドは2種類になります。では、このファンドは一体どちらが良いのかという事ですが、結論から言えばインデックスファンドがベストです。

 

インデックスファンドとアクティブファンドを徹底比較!

インデックスファンドとアクティブファンドを徹底比較!

先程私はインデックスファンドがベストですと言いました。理由を説明すると、大きく2つあります。

 

【インデックスファンドがおすすめの理由①】「信託報酬の違い」です

信託報酬とはファンドを運用するのにかかる費用(コスト)の事です。このコストはインデックスファンドが低く、アクティブファンドが高とお考え下さい。

では高いコスト、低いコストをつみたてNISAの20年間でずっと支払い続けた場合どうでしょう?長期に渡れば大きな差になります。

このコストを抑制する事は、どの金融商品にも当てはまりますが、今回のつみたてNISAも例外ではありません。また、つみたてNISAで厳選されたファンドの殆どはインデックスファンドです。なぜインデックスファンドが殆どを占めているのかは後述します。

 

【インデックスファンドがおすすめの理由②】過去の運用実績を見ると、インデックスファンドが9割方アクティブファンドよりも結果を出している(増やせている)点

この9割という実績は過去の統計より出ていまして、長期に渡って運用した結果、増やす事を目的としている商品でここまで違いが歴然と出るのも珍しいですが、それだけ運用は難しいという事でしょう。

アクティブファンドは指標よりも高い運用成果を出す為、様々な企業を徹底的にリサーチします。しかし世界的な経済の流れや、政治、紛争など様々な要素が複雑に絡んでしまいますので、企業だけのリサーチだけでは到底難しい訳です。

とはいえ、インデックスファンドを凌ぐアクティブファンドも存在するのは確かです。結果高い運用成果を出してきたファンドもあります。しかし、初心者の方が、このアクティブファンドを見つける事は至難の業です

であるなら、増やせる確率を高く設定する為にインデックスファンドがおすすめであるという結論に至ります。

 

インデックスファンドが多い理由

先程、インデックスファンドが多い事に触れました。これは何故かと言いますと、つみたてNISA自体、国が絡んでいます。現在日本は貯蓄から投資へと舵を切りつつあります。

そこで、投資に縁が無かった方に、どうやって投資してもらうかを専門家で協議してきました。案として「非課税」を採用し、期間は20年間、年間投資額も40万円までと、比較的毎月の支払いがしやすいように設定しました。

ですが、それだけでは投資に傾きません。ここでファンド選定に入ります。上記の理由を基に、投資している人ができる限り恩恵を受けられる様にする為には、インデックスファンドを採用し、低コストである事と、9割方利益の出しやすいファンド設定となりました。

特に初心者が多い中、気軽に投資に馴染めるように作ったのがつみたてNISAという制度な訳です。初めての方には非常に易しい投資環境だと言えますね。

 

 

つみたてNISAのおすすめファンドをご紹介

つみたてNISAのおすすめファンドをご紹介

さてここからは、私がおすすめするつみたてNISAのファンドをご紹介していきます。本来ならファンドの全てを比較したい所ですが、最も多く取り扱っている証券会社でも150本以上あります。

これはこれで悩みますよね。ですので、悩まなくていいように、本数を絞ってご紹介していきます。

 

eMAXISバランス型(8資産均等型)

まず最初にご紹介するのはeMAXISバランス型(8資産均等型)です。このファンドの特徴は「パッケージ」になっている点と「リバランスしなくていい」という2点に尽きます

まずパッケージという意味ですが、投資信託のジャンルは株式、債券、不動産、それらを国内、国外、先進国、新興国と細分化しています。一体どれを選べば良いか分からなくなりますよね。そこで、下図のように全てに均等に投資できるようにしたものが本商品です。

eMAXISバランス型(8資産均等型)

このように綺麗に8等分されています。これなら迷わずに済みますね。そして、リバランスしなくて良い点です。ここでリバランスについて解説しておきます。

リバランスとは資産の再分配の事を意味します。時間の経過と共に相場が変動していきます。結果当初設定した資産配分割合が変わっていきます。そこで定期的に資産配分の割合を当初設定した値に整える事です。

このファンドの中身はそれぞれが、12.5%ずつ投資されるようになっていますが、株の割合が増えたり、債券の割合が減ったりとバランスを崩してしまいます

そうなると、計画通りの資産運用ができなくなりますので、この値を自動的に元に戻す修正機能が備わっているという事です。ここまで便利な機能といいとこ取りのファンドは悩みたくない方には非常におすすめです。

eMAXISバランス型(8資産均等型)

 

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド全米株式)

かねてより私はこのバンガード・ファンドをおすすめしてきました。今回も同じくおすすめの1つとしてご紹介させて頂きます。

このファンドの優れている点は、全米の株式市場における約3,600社に分散投資できる点です。日本に居ながらにして全米の株式に投資ができるのは凄い事だと思います。

そして、このファンドが使用している指標がS&P500と呼ばれるもので、この指標に連動するように運用しているインデックスファンドです。

ここでS&P500について簡単に解説しておきます。

S&P500とは米国の代表的な株価指数の事。ニューヨーク証券取引所等に上場している企業が対象で、米国市場の動きを概ね反映していると言ってもいい指標です。

そしてこちらの図をご覧ください。

楽天・全米株式インデックスファンド(楽天・バンガード・ファンド全米株式)

ご覧のように、日経平均と比べても明らかに違いが分かりますね。ずっと右肩上がりで推移しています。リーマンショックやITバブルの崩壊もありましたが、それでも日経平均を上回っています

また、つみたてNISAの20年間を考慮しても十分な成果を期待できるファンドでもあります。世界経済の中心である米国のファンドですので、安心できる材料は揃っていると言っても良いでしょう

また、証券会社での販売ランキングには上位に入っていますので、他の方も購入している点で考えてもおすすめです。

 

よくある質問:楽天証券でないと購入できないの?

商品名に楽天と付いていますが、楽天証券でしか購入できないかというと、そうではありません。SBI証券等、他証券会社でも取扱いはありますので、このファンドを購入する事は可能です。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

 

ひふみプラス

このファンドは日本株式に多く投資しているファンドでアクティブファンドです。先程インデックスファンドがベストと書いたばかりでしたが、このファンドは販売以来、右肩上がりで運用成果を出してきたファンドです。

その運用手法も特殊で、ファンドを運用するレオス・キャピタル・ワークスの社長自ら様々な企業に訪問し、情報収集して投資に及んでいます。

データだけでなく、現地に足を運ぶ地道なやり方ではありますが、結果を出すための努力を惜しまない運用手法は素晴らしいと思います。

ひふみ投信公式サイトはこちら

 

つみたてNISAのおすすめのファンドに関するまとめ

今回はつみたてNISAのファンドの選び方、私がおすすめする厳選したファンド3選をご紹介してきました。私のクライアントにもお話しますが、つみたてNISAはお任せ投資で気楽に始めましょうとお伝えしています

ファンドの数に惑わされないように、3つのファンドに絞ってご紹介しましたが、それ以上に制度が仕上がっていますので、つみたてNISAをご検討の方はお早めに始める事、悩まなくて良い投資スタイルで望んで欲しいと思います

 

積立nisa口座はSBI証券や楽天証券がおすすめ

積立NISAを始めるには口座を開設する必要があります。銀行や証券など多くで取扱いがございますが、おすすめはSBI証券か楽天証券です。業界屈指の格安手数料や、豊富なサービス・商品ラインナップを誇るネット証券業界最大手の2社です。

SBI証券口座開設はこちら

楽天証券口座開設はこちら

 

つみたてNISAに関する以下記事もおすすめ☆