- LINE Payは、LINEアプリもしくはLINE Payアプリにより利用することができる。
- LINE Payのメリットには、チャージ方法が多いなどの点がある。
- LINE Payのデメリットは、クレジットカードの決済が限定的であることなどがある。
公開日:2019年12月11日
コミュニケーションアプリの「LINE」は、日常での連絡ツールとして使用されている人が非常に多いのではないでしょうか。LINEには、「LINE Pay」というスマホ決済サービスがあります。
スマートフォンにLINEのアプリ自体は入っていても、LINE Payは使用したことがないという人がいるかもしれません。そこで今回は、LINE Payのメリット・デメリットや評判についてわかりやすく解説します。
LINE Payの利用を検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
LINE Payとは、LINE Pay株式会社が運営しているスマホ決済サービスです。LINE PayではQRコード認証による決済機能だけでなく、送金機能や割り勘機能などの便利なサービスが提供されています。
連絡ツールとして利用されているコミュニケーションアプリ「LINE」の中に機能がありますので、既にアプリ自体はスマートフォンにダウンロードしているという人が多いのではないでしょうか。
LINE Pay単体のアプリもありますので、連絡ツールと分けたい人はLINEアプリとLINE Payアプリを使い分けるのも良いでしょう。どちらのアプリも公式サイト・App Store・Google Playよりダウンロードすることが可能です。
ここでは、支払いの仕組みや送金の方法など、LINE Payの基本的な使い方についてご紹介します。
LINE Payの支払い方法は3種類あります。
1つずつ解説していきましょう。
コード払いは、スマホ決済サービスでよくあるQRコードやバーコードを利用した決済方法です。
具体的な仕組みとしては、
という2つの方法があります。
LINE Payのオンライン加盟店であれば、LINE Payから支払いをすることが可能です。オンラインショッピングの際に、支払い方法としてLINE Payを選択、その後はアプリに移動して決済をすることができます。
公共料金や通販など、バーコードのある請求書がありますよね。請求書をコンビニエンスストアなどに持ち込んで、レジで支払いをすることが多いでしょう。
LINE Payでは、このような請求書のバーコードをアプリで読み込むことによって、支払いができるのです。スマートフォンさえあれば家でも支払いができる便利な機能だと言えるでしょう。
ただし、すべての請求書に対応しているわけではないことや、請求書によっては手数料が発生することがある点には注意が必要です。
LINE Payには上記のようなお店への支払い以外の機能がありますので、ご紹介します。
LINE Payのメニューもしくは友だちとの1:1のトークルームより送金をすることができます。銀行名や口座番号などがわからなくても送金依頼ができる大変便利なサービスです。
LINEでのやり取りの中で送ることができますので、実際に会う必要もありません。
LINE Payでは、複数人での食事の代金などを人数で割って支払いを行うことが可能です。割り勘をする友だちを選択すると自動で1人当たりの金額が計算されます。
したがって、お店には誰か1人がまとめて支払い、LINE Payで残りの参加者に割り勘金額の送金依頼をして回収するということができるのです。
LINE Payでは、本人確認を行うと出金が可能となります。チャージしすぎたお金を出金したい場合などに役立つサービスです。LINE Payの出金方法は、以下の通り。
なお、セブン銀行ATMを利用する場合は、セブン銀行の口座がなくても出金することができます。また、LINE Pay残高は出金可能ですが、LINE Payボーナスは出金できませんので注意しましょう。
LINE Payでは、事前に電子マネーとしてチャージをしてから支払いに利用することができます。LINE Payのチャージ手数料は無料です。ここでは、LINE Payのチャージ方法についてご紹介します。
あらかじめアプリに銀行口座を登録しておくことで、銀行口座から直接チャージすることができます。登録できる主な銀行口座には以下のものがあります。
上記の他、登録できる銀行口座については公式サイトをご確認ください。なお、出金する際には出金手数料216円(税込み)がかかります。
セブンイレブンなどに設置されているセブン銀行ATMから現金をチャージすることが可能です。セブン銀行ATMからチャージする方法としては、ATMに表示されるQRコードをアプリで読み取って取引開始する方法や、ATMにLINE Payカードを挿入してチャージ金額を入力する方法があります。
アプリに表示されるQRコード・バーコードをお店のレジで読み取ってもらい、現金をチャージする方法があります。ただし、QRコード・バーコードを利用したチャージができるお店が限られているので注意が必要です。
(2019年12月現在で対応しているのは、AINZ&TULPE・LIPS and HIPS・アインズのみ)
ファミリーマートに設置されているFamiポートよりチャージすることが可能です。チャージ方法として、まずはアプリを操作し、表示された番号を入力します。
Famiポートから出力されるレシートをレジに持ち込み、現金でチャージするという流れとなります。
LINE Payカードを利用してチャージすることができます。お店のレジでLINE Payカードを提示し、現金をチャージする仕組みです。2019年12月現在での対応店舗は以下の通りです。
LINE Payでは、チャージ額が一定の金額以下になったときに自動でチャージする設定をすることができます。オートチャージでは、登録された銀行口座からチャージされることになります。
アプリで設定が可能ですので、残高不足が心配な人は利用すると良いでしょう。
インターネット上で見かけるLINE Payに関する評判には様々な内容があります。
例えば、キャンペーンを利用することでポイントを貯めやすい、割り勘機能が便利など良い評判や、地域によっては加盟店が少なく使い道が限られるなど少しネガティブな評判がありました。
LINE Payだけに限りませんが、メリットとデメリットの両面があるということでしょう。次の項目ではLINE Payのメリット・デメリットをまとめていますので、ご覧ください。
この項目では、LINE Payのメリット・デメリットをまとめています。LINE Payの利用を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
LINE Payのメリットとしては、以下のものが挙げられます。
「LINE」といえば、コミュニケーションアプリとしての認知度が高いですよね。日常的に連絡ツールとして利用している人が多いのではないでしょうか。
そのため、普段利用しているLINEアプリでそのまま使えるというのはメリットだと言えるでしょう。LINEアプリから気軽に使えるので、新規でアプリをダウンロードするなどの手間を省くことができます。
LINE Payでは、月々の利用金額に応じてランクが分けられる「マイカラープログラム」という制度があります。マイカラープログラムでは、月々の利用金額が高いほど還元率が高くなる仕組みとなっています。
グリーン | ブルー | レッド | ホワイト | |
---|---|---|---|---|
基本付与率 | 2% | 1% | 0.8% | 0.5% |
月々の支払金額 | 10万円以上 | 5万円以上・10万円未満 | 1万円以上・5万円未満 | 1万円未満 |
※送金はマイカラープログラム判定の対象外
LINE Payでは決済履歴が残るため、いつ・どこで・いくら支払ったのかという情報を遡って確認することができます。支払いをLINE Payにまとめてしまえば、家計簿として役立つでしょう。
また、家計簿アプリと連携させることで、より便利に利用することもできます。
上記で解説したように、ATMやレジを利用した現金でのチャージやLINE Payカードの利用など、LINE Payではチャージ方法が多くあります。
オートチャージの機能もあるので、残高不足となる心配が少ないでしょう。チャージ方法が多いことはメリットの1つであると言えますね。
LINE Payのデメリットとして、以下の点をご紹介します。
LINE Payにクレジットカードを登録することはできますが、基本的にはクレジットカードからチャージをすることができません。
また、クレジットカードでの決済は、LINE関連サイトなどオンラインでの買い物のみに限定されていて、実店舗で使用することができないのです。クレジットカードでの決済が限定的であることは、デメリットの1つであると言えるでしょう。
LINE Payでは、本人確認をしないと利用できない機能があります。例えば、銀行口座への出金や送金機能の利用などです。
ただし、本人確認は銀行口座をアプリに登録するだけで完了します。それほど手間ではありませんので、LINE Payを利用するのであれば本人確認をしておくと良いでしょう。
スマホ決済サービスを利用する理由の1つは、現金支払いよりもお得に使いたいからではないでしょうか。ここでは、LINE Payでおすすめしたい使い方をご紹介します。
上記で解説した通り、LINE Payでは「マイカラープログラム」という独自のポイント還元制度があります。月々の利用料金に応じてランクが決まり、ランクが高いほどポイント還元率が高くなる仕組みとなっています。
したがって、LINE Payを日常生活の決済手段とするなど上手に使い、ランクを上げることでより多くのポイント還元を受けることができるのです。
LINE Payでは、時期によってお得なクーポンの発行・キャンペーンの開催を行っています。例えば、2019年12月1日~31日の期間で使える「年末感謝クーポン祭り」などがあります。
このクーポンでは、コンビニなどで販売している好きな商品を0円で手に入れることができる大変お得な内容となっています。こまめにクーポンやキャンペーンの内容を把握しておくことで、LINE Payをよりお得に利用することができるでしょう。
2019年10月より、キャッシュレス・消費者還元事業が始まりました。
LINE Payも事業の対象となっていますので、キャッシュレス・消費者還元事業でLINE Payが対象となっている加盟店を利用することで、さらにお得にポイントを獲得することが可能となるでしょう。
キャッシュレス・消費者還元事業の対象となっているかどうかは、事業の公式サイトもしくはLINEアプリからも確認が可能です。事前に対象となる加盟店をチェックしておくと良いでしょう。
今回ご紹介した通り、LINE Payにはメリット・デメリットの両面があります。コミュニケーションアプリとして認知度の高いLINEアプリは、既にダウンロード済みである人が多いでしょう。
LINE Payの特徴を十分に理解して、賢くお得に利用してみてください。