- アフラックが販売している終身がん保険の種類は、令和元年7月現在で3種類あります
- アフラックが販売している終身がん保険のプランも3種類あり、選んだプランによって保険料や保障内容が異なります
- アフラックのがん保険は、他社と比べて、がん保険に付加できる特約が多めなどの特徴があります
公開日:
アフラックは、正式名称をアフラック生命保険株式会社と言い、アメリカンファミリーライフアシュアランスカンパニーオブコロンバスが、1974年に日本支店を創業しました。
アフラックと言えば、アヒルのキャラクターと著名人をテレビCMに多数起用しているイメージが強いのですが、実のところ、がん保険にも力を入れている生命保険会社です。
そこで本記事では、アフラックのがん保険のポイントを中心に解説を進めていきます。
なお、がん保険の仕組みについては以下記事を参考にどうぞ。
目次
令和元年7月現在において、アフラックのWEBサイトで確認できるがん保険の種類は、全部で3種類あり、商品名と特徴は以下の通りです。
生きるためのがん保険Days1は、がんの診断からがんの再発まで、現在のがん治療に合わせて幅広く備えられるがん保険であり、男女共通で加入することができる終身がん保険です。
終身がん保険とは、保険期間(保障期間)が、基本的に亡くなるまで有効ながん保険で、たとえば、保険契約の引受開始から10年間のみ有効といった定期がん保険とは異なり、一度加入することで、長い期間に渡ってがんの備えができる生命保険になります。
生きるためのがん保険Days1レディースプランは、その名前の通り、女性を対象にした終身がん保険のことで、先の生きるためのがん保険Days1の保障に加えて、乳房や子宮といった女性特有のがんに厚みのある生命保険になります。
具体的には、女性がん特約と呼ばれるものが保障に上乗せされており、主に乳房や子宮を全摘出した場合などに一時金としてまとまった保険金が受け取れる仕組みになっています。
生きるためのがん保険 寄りそうDaysは、過去にがんを経験した方が対象の終身がん保険のことを言います。
一般に、がんの治療は、通院治療も含めて年単位での長い時間やトータルで多くの治療費がかかることによって、本人や家計へのお金の負担が重くなることが考えられます。
生きるためのがん保険 寄りそうDaysは、一度、そのような大変な思いを経験された人向けの終身がん保険とも言えるでしょう。
アフラックが販売している終身がん保険の種類は、大きく3つあることを紹介しました。
その中でも、生きるためのがん保険Days1には、スタンダードプラン・ベースプラン・レディースプランといった3つのプランに分けられる特徴があります。
上記のイメージ図を基に、それぞれのプランの違いについて、次項から解説を進めていきます。
スタンダードプランとベースプランの主な違いは、保障される金額や特定保険料払込免除特約の有無による違いがあります。
特定保険料払込免除特約とは、がん治療が長引いた場合に、がん保険の保険料を支払わなくても良いものになり、具体的には、初めてがんと診断確定された月の初日から以下のいずれかに該当したときに免除となります。
なお、所定の通院とは、手術、放射線治療、抗がん剤治療(経口投与によるものを除く)のための通院を言い、ホルモン剤治療のための通院は、所定の通院に含まれません。
スタンダードプランは、ベースプランに比べて特定保険料払込免除特約がある分、保障に厚みがあると言えますが、負担するべき金額はベースプランの方が安くなります。
スタンダードプランとレディースプランの主な違いは、女性がん特約の有無による違いがあり、スタンダードプランは、男女の性別を問わず加入できる一方、レディースプランは、女性のみが加入できるがん保険となります。
女性で、乳房や子宮といった女性特有のがんに備えたい方には、スタンダードプランよりもレディースプランがおすすめと言えますが、負担する保険料は、レディースプランの方が高くなります。
アフラックが販売している終身がん保険のプランには、スタンダードプラン・ベースプラン・レディースプランといった3つのプランがあることを紹介しました。
ここでは、それぞれのプランを選んだ場合、どのくらいの保険料がかかるのか、アフラックWEBサイトにある保険料シミュレーターを使って紹介します。
なお、保険料のシミュレーションにおける前提条件は、以下の通りとします。
給付金・特約名 | 支払単位 | スタンダード | ベース | レディース |
---|---|---|---|---|
支払保険料 | 月々 | 3,485円 | 1,818円 | 3,558円 |
診断給付金 | 一時金 | がんの場合
50万円 上皮内新生物の場合 5万円 |
がんの場合
25万円 上皮内新生物の場合 2.5万円 |
がんの場合
50万円 上皮内新生物の場合 5万円 |
特定診断給付金 | 一時金 | がんの場合
50万円 |
がんの場合
25万円 |
がんの場合
50万円 |
入院給付金 | 1日につき | 10,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
通院給付金 | 1日につき | 10,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
手術治療給付金 | 1回につき | 20万円 | 10万円 | 20万円 |
放射線治療給付金 | 1回につき | 20万円 | 10万円 | 20万円 |
抗がん剤
ホルモン剤治療特約 |
治療を受けた月ごと | 5万~10万 | 2.5万~5万 | 5万~10万 |
がん先進医療特約
がん先進医療給付金 |
1回につき | 先進医療にかかる技術料のうち自己負担額と同額
(更新後の保険期間を含め通算2,000万円まで) |
||
がん先進医療特約
がん先進医療一時金 |
1回につき | 1年間に1回を限度15万円 | ||
診断給付金
複数回支払特約 |
1回につき | がんの場合
50万円 上皮内新生物の場合 5万円 |
がんの場合
25万円 上皮内新生物の場合 2.5万円 |
がんの場合
50万円 上皮内新生物の場合 5万円 |
特定保険料
払込免除特約 |
- | あり | なし
選択で付加可能 |
あり |
女性がん特約
女性特定ケア給付金 |
1回につき | - | - | 20万円 |
女性がん特約
乳房再建給付金 |
1回につき | - | - | 50万円 |
プランごとの保険料を見ますと、ベースプランの月額保険料は、スタンダードプランの約半分程度であることが分かります。
また、保障される金額も、ベースプランは、スタンダードプランの半分であることも確認でき、たとえば、医療保険に加入している場合、がん保障の重複を避ける意味合いでスタンダードプランを活用するのも1つの方法として考えられます。
スタンダードプランの月々の保険料は3,485円であるのに対し、レディースプランの月々の保険料は3,558円となっており、保険料の差額がさほど生じていないことが分かります。
そのため、特に若い女性の方がアフラックのがん保険に加入するのであれば、女性特有のがんに対して厚みのあるレディースプランを選んだ方が良いでしょう。
これは女性の場合、若い内から女性特有の病気にかかる可能性があるリスクも考慮してのものとなります。
今回紹介したシミュレーション結果は、アフラックのWEBサイトのシミュレーターを活用したデフォルトの金額になります。
そのため、たとえば、がん診断給付金や保険金の支払限度額など、ご自身が考えている保障内容や保険料と合っていないことも十分考えられますので、保険会社や保険代理店に対して、ご自身の意向に沿った見積もりを作成してもらうことをおすすめします。
アフラックのがん保険について一通り紹介しましたが、多くの方は、他社のがん保険と比べてどのような特徴があるのか気になると思います。
そこで本記事の最後に、令和元年7月現在でがん保険を販売している他社と比較して、アフラックのがん保険にはどのような特徴があるのか、大まかにポイントを紹介しておきます。
アフラックのがん保険は、他社と比べてがん保険に付加できる特約が多めの特徴があります。
具体的には、特定診断給付金特約、外見ケア特約、緩和療養特約、女性がん特約など、他社に比べて付加できる特約が多めとなっています。
アフラックのがん保険は、がんの治療に特化した生命保険であるため、がんを起因とした死亡保険金やがんになった後に生存していることで得られる生存給付金といった生死にかかる保険金が支払われることはありません。
アフラックの昔のがん保険には、がんによる死亡時に死亡保険金が支払われるタイプのものもありましたが、現在販売されているアフラックのがん保険には、特約も含めて年金や生死にかかる保障はありません。
アフラックのがん保険は、がんと診断が確定することで保険金が支払われる診断給付金がありますが、多くの保険会社とは異なり、がん診断給付金を受け取り後の2回目の条件に通院が含まれている特徴があります。
具体的には、がんと診断確定されてから2年以上経過後に入院または所定の通院で治療を行った場合に2回目の診断給付金が支払われます。
なお、ほとんどの保険会社では、2回目の診断給付金は、がんによる入院のみを条件としているところが多くなっています。
アフラックのがん保険は、過去に同社が販売していたがん保険に比べて質が良くなっています。
ただし、他社のがん保険と保険料や保障の質も含めて総合的に比較しますと、がんに対する保障のニーズや保険料など、優先しているものによっては、アフラック以外のがん保険の方が、適していることも考えられます。
がんの治療や傾向も考慮しながら、他社のがん保険と比較検討して選ぶことが、がん保険選びの大切なポイントと言えます。
「コロナ騒動を機に改めてお金や将来のことをしっかり考え始めた」という方が少なくないようです!外出が難しい今の時期でも『保険ONLINE』なら、オンライン上で経験豊富なFPに無料相談ができるので、家に居ながら各保険会社のメリット・デメリットの説明や最適なプランの提案を受ける事が出来ます。 契約しなくても無料相談とアンケート回答だけで<A5ランク黒毛和牛>が貰えるのも嬉しいですね。
保険オンライン公式サイトはこちら