- 独身率・未婚率は年々上昇中。
- 独身で困るのは「高齢になってから」分かる。
- できれば結婚し、しないなら老後資金対策を!
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こんにちは、婚活FP山本です。最近では結婚しない、していない方が増えたと言われますが、いわゆる独身率がどの程度なのか気になる方も増えてきました。
特に結婚しない人生を検討中の方にとっては、自分の仲間がどの程度いるのかに直結しますから、気になるのも十分に理解できるところかもしれません。そこで今回は、日本人の独身率とともに、その原因や問題点などについてお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。
目次
まずは、もっとも基本的な生涯未婚率についてお伝えします。ちなみに、生涯未婚率とは「50歳時点での結婚未経験者」という意味です。ただ、現在ではそのまま「50歳時点の未婚者」と言われ、生涯未婚率とは言われなくなっていますが、一部では根強く残っています。
そんな生涯未婚率は、国立社会保障・人口問題研究所の2020年版「50歳時の未婚割合」によると、以下の通りです。
ざっくり男性の4~5人に1人、女性の6~7人に1人が未婚となっています。ちなみに、半世紀ほど前の生涯未婚率は男女ともに2%前後で、ほとんどの人が結婚していました。いかに最近の人が結婚しなくなったかが顕著に分かる結果と言えます。
ちなみに生涯未婚率とは、「50歳を過ぎたらもう結婚できないだろう」という意味合いで名付けられました。可能性ゼロではないものの、限りなくそれに近いのが現実です。
内閣府の「少子化社会対策白書」によると、2040年には生涯未婚率が男性で29.5%、女性で18.7%程度になると予測されています。専門家でなくても、誰もが肌で感じられるほど未婚者が増える可能性大でしょう。未婚者にとっては嬉しい傾向なのかもしれませんね。
もっとも一方で、仮に結婚しても現代は3組に1組が離婚している時代です。すでに会社における終身雇用は崩壊したと言われますが、結婚においても同じなのかもしれません。
今度は、もう少し手前の年代の未婚率についてお伝えします。総務省の平成27年「国勢調査」によると、各年代の未婚率は以下の通りです。
30代後半で、すでに男性の3人に1人、女性の4人に1人程度は未婚者となっています。男女ともに、結婚できる人や結婚したい人は35歳までにしているとも言える結果かもしれません。また、全年代的に未婚者の比率割合は基本的に増加しています。
ちなみに半世紀ほど前なら、20代後半で男性の約半分、女性の約8割は結婚していました。どちらが良いかはともかく、少なくとも「大きく時代は変わった」のは、まぎれもない現実です。ひとまず、このような時代背景についてしっかり押さえておきましょう。
未婚化の流れの中、大きな問題として取り上げられることが多いのが「少子化問題」です。国もいよいよ本腰を上げ、平成16年から毎年「少子化社会対策白書」をまとめています。しかし、未だに有効な手段は見つけられていないのが実情です。
少子化問題の原因の一つではありますが、未婚化の流れは簡単には変えられそうにありません。このため、結婚を希望するなら事前に相応の対策を取った方が賢明かもしれませんね。
今度は、日本人が結婚しなくなった理由についてお伝えします。様々な統計や筆者の経験をまとめると、その理由は以下のいずれかです。
一番大きいのは、やはり経済面かもしれません。男女ともに年収が低く、男性は年収が低いから家族を養えず、女性は年収が低いから年収の高い男性ばかり狙ってしまう……。そうこうしているうちに男女ともに年齢が高まり、誰からも相手にされなくなっていきます。
また「婚活をしない」も大きな理由です。出会いがないと言うわりには、婚活経験者は全体の1割程度と言われています。もっとも、婚活の成功率もけして高いものではありませんし、失敗が続いて婚活うつのようになる方もいますから、何とも難しいところです。
全体的な結婚しない理由は経済面が大きいのですが、意外にも「高年収だけど結婚しない・できない人」も多いです。同様に「モテるのに結婚しない・できない人」も沢山います。この場合は選びすぎか、そうでなければ経済力や魅力を打ち消すほどの欠点があることが多いです。
もしかすると、すでに結婚制度自体が時代に合わなくなってきたのかもしれません。少なくとも、すでに十分に結婚しない・できない人も増えましたから、今後の流れを注視したいところです。
今度は、独身で困ることについてお伝えします。少なくとも、現役中は独身でも特に不便を感じる方は滅多にいません。アルバイトでも何とか食べていけますし、今どき料理ができなくても方々で安く食べられます。寂しい時には簡単に友人にも会えるでしょう。
しかし、問題は「高齢者になってから」発生します。独身ということは一人分の年金しかもらえず、とても生活費には足りません。死ぬ直前まで働くのも非現実的ですし、介護が必要になっても誰も助けてくれません。日常生活でも色々と困りごとが出てくるでしょう。
ほとんどの「結婚する気が無い人」には、この未来的な視点が欠けています。必要性を感じてからでは遅いのが結婚とも言えますから、結婚したくない方は注意しましょう。
結婚する気が無い方も、結婚したいのにできない方も、その先には独居老人生活が待ち受けています。そして今後、急激に独身高齢者が増えるという推移予測もあるのが実情です。これだけ独身率割合が増えたのなら、それも当然の見通しかもしれませんが……。
少なくとも、「仲間が沢山いるなら大丈夫」ではありません。みんなと一緒に共倒れしたくないのであれば、なるべく早くから相応の対策を取っていくことをおすすめします。
ここからは、独身者の老後対策についてお伝えします。まず、結婚で老後対策したいのであれば、やはり男女とも「若さ」が重要です。女性は当然に、男性でも若いほどに「将来性」を買ってもらえます。今すぐにでも婚活を始めると良いでしょう。
相応の年齢になってしまったとしても、40歳程度なら、まだ望みはあります。先ほど統計でも示した通り、それなりの方が50歳までに結婚を果たしているのが実情ですからね。年齢が高まるほどに困難になるのが婚活の基本ですが、めげずに結婚するまで励みましょう。
50歳あたりになってくると、かなり厳しい一方で「戦略」が重要になってきます。十分な年上を狙うなど、できれば結婚相談所などプロも味方に付けて動いていきましょう。
先ほども触れましたが、ほとんどの人は婚活していません。結婚したいと思いつつも、ひたすら自然な出会いを待っているだけです。中には、占いや結婚祈願を婚活と考えている方もいます。そうこうしているうちに、ますます年齢が高まって結婚しにくくなるにも関わらず。
婚活では、男女ともに自発的かつ具体的な婚活行動が大切です。結婚相談所や婚活パーティー、最近なら婚活サイトもあります。そういったところで現実的な結婚を狙っていきましょう。
なお、婚活しているのに上手くいかない方は以下記事も参考にどうぞ。
最後は、結婚以外の老後対策についてお伝えします。最優先すべきは、やはり「老後資金対策」です。年金一人分だけでは、まず足りませんからね。
またお金さえあれば、ヘルパーさんを雇うこともできますし、老人ホームに入ることもできます。同じ独身高齢者と遊ぶこともできるでしょう。
単純な労働では70歳程度までしか雇ってもらえませんから、起業するか、あるいは資産運用で対処するのがおすすめです。またこれらをしていれば、ボケやヒマの防止にも役立ちますから健康や孤独への対処にもなります。
ちなみに、単純な「貯金での対処」となると、多くの場合で十分な額は貯まりません。あなたの今までの貯金ペースで、定年までに十分な貯金はできそうですか?無いよりマシではなく、冷静に「足りるのかどうか」で考えて行動していきましょう。
なお、業界全体の年収が安いと感じている方は以下記事も参考にどうぞ。
何となくお気づきでしょうが、安易な未婚選択はかなりハイリスクです。起業か資産運用以外だと、相続か宝くじ程度しか対処法がありません。大手企業勤めで十分な年収と貯金がある人以外には、かなり厳しいといえます。
一般論で言えば、起業や資産運用と婚活・結婚なら後者のほうが、圧倒的にハードルが低いです。結婚さえすれば、年金も2人分入りますし、共働きすれば貯金も倍速で貯まります。女性もそうですが、男性にとっても今や結婚は「一つの生命線」です。
これだけ独身率や離婚率が高まっている時代ですから、結婚するのも、結婚生活を続けるのも困難だと言えます。しかしそれでも、できれば結婚したほうが賢明ではないでしょうか。ムリにする必要はありませんが、可能であれば、できれば結婚していきましょう。
なお、平均年収が気になる方は以下記事も参考にどうぞ。
独身率はドンドン上がり、結婚したがらない人も増加中です。結婚は相手のある物事ですから、当人がしたいと思っても相手がいなければできません。
「今は結婚したくない」と考える方も多いですが、結婚したくなった頃には確実に相手の質も落ちていますから、できればできる時に結婚しておきましょう。
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