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50代におすすめのがん保険を徹底比較!選び方のポイント&注意点を解説します

50代におすすめのがん保険を徹底比較!選び方のポイント&注意点を解説します

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佐藤 元宣

佐藤 元宣

佐藤元宣FP事務所代表CFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士、経理実務士

税理士や社会保険労務士といった士業事務所経験と保険代理店を行った経験などを活かし、生活する上で避けて通れない「お金」の相談に幅広く応じている独立系FP。家計の収支状況と専門性を融合したプランニングを提供しています。

50代におすすめのがん保険の比較一覧&選び方のポイント特集!

50代は、勤務先で重要なポストに就いている方、子供が独立して子育てが一段落した方、大学に通っているなどでお金の支出が多い方など様々だと思います。

また、50代は、がんをはじめとした大病にかかるリスクも増加し、特に、子供の進学とがんの発病が重なったことによって、お金の面で苦労をされた話はよく聞く話でもあります。

このようなことから本記事では、50代におすすめのがん保険についてポイントを紹介していきます。

 

50代におすすめのがん保険と見直しのポイントは、診断給付と通院給付に厚みがあるもの

50代におすすめのがん保険と見直しのポイントは、診断給付と通院給付に厚みがあるもの

50代におすすめのがん保険と見直しのポイントは、診断給付と通院給付に厚みがあるものを中心に、がん保険選びをすることが大切です。

この理由は、がんの治療をする上で、手術が基本的に絡むことになるものの、現状では、入院日数が短く通院日数が長い傾向になっており、さらに、がんの治療には、年単位で長い時間がかかるといった理由があるためです。

そのため、このような医療情勢に合ったがん保険を選ぶことを考えますと、特に診断給付と通院給付に厚みがあるものを選ぶことが大切だと言えます。

 

がんの診断給付とは

がんの診断給付とは、診断給付金などとも呼ばれ、医師からがんと診断され、がんが確定した場合にまとまったお金が保険金として一括で支払われるもののことを言います。

がんの診断給付金は、がん保険を販売している保険会社によって給付する回数や給付する条件がそれぞれ異なっているため、これらを比較検討したがん保険選びをすることが大切です。

 

がんの診断給付金は、複数回給付されるがん保険を選ぶ

最低限のがん保険選びとして、がんの診断給付金は、複数回給付されるがん保険を選ぶことが大切です。

この理由は、仮に、がんになってがん診断給付金を受け取ったとしても、これまで支払ってきたがん保険料と差し引きして考えた時、単にこれまで支払ってきた保険料が戻ってきたに過ぎないことが考えられるためです。

50代の方で、一昔前のがん保険に加入している場合、診断給付金が1回限りの可能性が高く、特に注意が必要でしょう。

 

がんの通院給付とは

がんの通院給付とは、がんの治療を目的として通院治療した場合に保険金が支払われる保障のことを言い、通院給付金などの名称で表記される場合が多くなっています。

がんの治療は長期に渡って続くことが多いため、がんの治療が長引いたとしても、その間に給付が続く安心を確保しておくことは、お金の面や精神的な面でもゆとりが持てると言えるでしょう。

 

がん通院給付金の注意点

がん通院給付金の注意点は、保険会社によって給付される条件が異なっていることがあげられ、たとえば、がんの治療を目的とした入院後の通院に対して給付金が支払われる場合、所定のがん治療を受けた場合などがあります。

そのため、必ず通院をしたからといって通院給付金が支払われるとは限らない点に注意が必要です。

なお、具体的な保険商品につきましては、次項の重要事項を紹介した後に進めていきます。

 

がん統計から50代男性と50代女性の大まかな関係性を知る

がん統計から50代男性と50代女性の大まかな関係性を知る

50代は、がんをはじめとした大病にかかるリスクも増加することをお伝えしましたが、おすすめのがん保険を紹介する前に、国立がん研究センターが公開しているがん情報サービスより、50代とがんの大まかな関係性について紹介します。

なお、こちらを紹介する目的は、がん保険に加入する必要性の確認や男性と女性では、がんにかかる確率が高まる年代もそれぞれ特徴がありますので、その辺をご理解いただくことを目的としております。

 

50代男性ががんにかかるリスク

国立がん研究センターが公開しているがん情報サービスにおいて、ここでは、50歳男性ががんにかかるリスクを表したものを以下に紹介します。

50代男性が、がんにかかるリスク

たとえば、現在50歳の男性が、60歳になるまでの10年間でがんにかかる確率は5%という見方になり、70歳までの20年間では19%、80歳までの30年間では40%という結果になっています。

個々の生活環境によって異なりはありますが、年齢を重ねるにつれて高い確率になっていることが分かります。

 

50代女性ががんにかかるリスク

先ほどの場合と同様に、今度は50代女性ががんにかかるリスクを表したものを以下に紹介します。

50代女性ががんにかかるリスク

こちらの見方も先の男性の場合と同様で、たとえば、現在50歳の女性が、60歳になるまでの10年間でがんにかかる確率は6%という見方になり、70歳までの20年間では14%、80歳までの30年間では25%という結果になっています。

女性は、男性に比べて年齢を重ねたことによってがんにかかるリスクが低くなっている一方、30代や40代といった若い年齢に女性特有のがんにかかるリスクが高めの特徴もあるため注意が必要と言えます。

 

 

がんにかかるリスクを年齢による変化で確認

50歳の男性と女性を例に、がんにかかるリスクについて紹介しましたが、ここでは男女を問わず、全年齢でがんにかかるリスクを年齢による変化で表したものを紹介します。

がんにかかるリスクを年齢による変化で確認

上記図を見ますと、50代の男女はがんにかかるリスクが徐々に上がってきている傾向が見られ、特に男性の場合、年齢を重ねることによって、そのリスクが大きく上がっている特徴が見て取れます。

少なくとも、50代の男女は、将来がんにかかるリスクが年齢と共に増加することが確認でき、がんに対する備えが心配な方にとって、がん保険は重宝する可能性が高いと考えることもできるでしょう。

 

50代におすすめの3つのがん保険を比較

50代におすすめの3つのがん保険を比較

こちらはあくまでも筆者個人の主観が入り混じるものとなりますが、令和元年7月現在において、50代におすすめのがん保険を3つ紹介し、それぞれのポイントを比較したものにについて紹介します。

 

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムDX」

チューリッヒ生命の終身ガン治療保険プレミアムDXは、がん保険の主契約が放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン剤治療のみとなっており、他社にあるような入院給付金や手術給付金の保障が無いタイプのがん保険になります。

 

医療保険に入っている人と入っていない人で、選び方が大きく分かれるがん保険

チューリッヒ生命の終身ガン治療保険プレミアムDXは、主に、がんの通院治療をメインとしたがん保険と考えることができ、たとえば、すでに医療保険に加入している人であれば、がんの入院や手術の治療費補填が医療保険から行われ、保障が重複しないことになります。

そして、がん治療で退院した後の通院治療で、チューリッヒ生命の終身ガン治療保険プレミアムDXが効果を発揮することになり、少ない保険料で効率的な保障が確保できると考えられます。

終身ガン治療保険プレミアムDX

 

FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」

FWD富士生命の新がんベスト・ゴールドαは、がんと診断された場合に、保障内容に組み入れられている主契約によって、以後のがん保険の保険料が支払免除となる特徴があり、特に、がん診断給付金をメインとした保障設計は、他社に比べて保険料が安めの特徴も合わせ持っています。

 

2回目以降の診断給付金の支払条件に通院がある

実のところ、がん保険を販売している保険会社の内、2回目以降のがん診断給付金が支払われる条件の多くは、がんの治療を目的とした入院であることが必要になっています。

しかしながら、FWD富士生命の新がんベスト・ゴールドαでは、2回目以降のがん診断給付金が支払われる条件として、入院だけではなく通院も入っているため、他社に比べてより診断給付金が受け取りやすいと考えることができます。

新がんベスト・ゴールドα

 

参考情報:アフラック「生きるためのがん保険Days1」

こちらは参考情報となりますが、アフラックが販売している生きるためのがん保険Days1も、FWD富士生命の新がんベスト・ゴールドαと同じように、2回目以降のがん診断給付金が支払われる条件に所定の通院が入っています。

執筆時現在において、2回目以降のがん診断給付金の支払条件に通院が入っているのは、FWD富士生命とアフラックが主な保険会社となっていることから、アフラックのがん保険も合わせて内容確認されてみるのも良いでしょう。

DONUTSで資料請求

※詳細は代理店ページにてご確認ください。
募集代理店:Sasuke Financial Lab株式会社

なお、アフラックのがん保険につきましては、以下、同サイト内の記事から情報確認をすることができます。

 

三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」

三井住友海上あいおい生命の&LIFE ガン保険スマートは、がん診断給付金が1年に1回を限度に支給され、他社に比べて優位に立っているがん保険であるほか、保険料も他社に比べて安く、一押しと言えるがん保険になっています。

さらに、先進医療の保障につきましても、技術料だけではなく、先進医療を受けるための交通費や宿泊費も支給されるため、こちらも他社に比べて優位に立っており、選択肢から外せないがん保険と言っても良いでしょう。

&LIFE ガン保険スマート

 

50代におすすめしたい3つのがん保険の比較一覧

これまで紹介した50代におすすめの3つのがん保険における主なポイントを表にまとめて紹介しておきます。

保険会社 三井住友海上

あいおい生命

FWD富士生命 チューリッヒ生命
がん保険名称 &LIFE

ガン保険スマート

新がん

ベスト・ゴールドα

終身ガン治療保険

プレミアムDX

がん診断給付金額 30万円~200万円 50万円~300万円 50万円~100万円
がん診断給付回数 無制限

1年に1回限度

無制限

2年に1回限度

無制限

2年に1回限度

2回目以降に支給されるがん診断給付金の条件 がんにより入院した場合 がんにより入院または通院した場合 がんの治療を目的とした入院をした場合
先進医療 技術料のほか、交通費や宿泊費も支給される(終身型) 技術料のほか、技術料の10%相当額が支給される(終身型) 技術料に加えて15万円が支給される(終身型)
保険料払込免除 ×

 

がん保険の特約と現在加入している生命保険の保障を合わせて加入の必要性を考える

がん保険は、保険会社によってそれぞれ保障内容や保険金が支給される条件が異なりますが、がん保険の主契約だけではなく、現在加入しているその他の生命保険や特約とも合わせて加入の必要性を考えておきたいものです。

50代の場合は、できる限り終身がん保険に加入しておくことをおすすめしますが、お金の面で厳しい場合は、次項で後述するようながん保険を検討してみるのも良いでしょう。

 

 

安い保険料で50代におすすめのがん保険はある?

安い保険料で50代におすすめのがん保険はある?

これまで紹介したがん保険は、すべて終身がん保険と呼ばれるものであり、保険料は基本的に掛け捨てで、保障される期間が亡くなるまで有効ながん保険になります。

そのため、がん保険と言っても保険料が少々高めで、かつ、50代という年代は、がんにかかるリスクが高くなる年代でもあるため、保険料が割高になるのはやむを得ません。

ただし、定期型のがん保険を選んだ場合、保障は一生涯ではありませんが、保険料が安く済む場合があります。

  • SBI損保:SBI損保のがん保険
  • セコム損保:自由診療保険メディコム など

 

がんにかかった場合の治療費について知ろう

50代は、収入も全体的に高い傾向にある一方、子供の教育費や結婚費用も含めたその他の支出も大きくなることが考えられます。

このようなタイミングで、がんにかかってしまいますと、高額な治療費の支出や肉体的・精神的な面で大きなダメージを受けてしまうことも予測できます。

そこで本項では、参考情報として、がんにかかった場合の治療費について基本的なポイントについて紹介します。

 

がんの治療には、保険適用の治療と保険適用外の治療がある

がんの治療には、手術代や薬代といった保険適用になる治療費と入院中の食事代や個室など有料の部屋を希望した場合にかかる差額ベッド代などのように、保険適用外となる治療があります。

この時、手術代、検査代、薬代など、がんの治療に直接的にかかった治療費は、いわゆる3割負担など、一部の医療費負担で済む一方、食事代や差額ベッド代などは、すべて自費扱いになるため、これらを考慮したがん保険の保障を選ぶことが大切になります。

 

がんの治療費の大半は、高額療養費制度が適用される

がんの治療にかかる費用というのは、がんの種類や病状をはじめ、治療内容などによって変わることになるほか、2年ごとに見直される医療費の価格設定(診療報酬)による違いもあるため、一概にいくらと申し上げることはできません。

ただし、がんの治療費の大半で高額療養費制度が適用されるため、高額療養費制度について知り、ご自身がどのくらい医療費の自己負担を強いられるのか確認しておくことが大切です。

なお、高額療養費制度の詳細につきましては、同サイト内の以下記事から知ることができます。

 

がん保険に入ってない場合は、治療費の自己負担金額は貯蓄から支出することになる

がんにかかった場合の治療費は、高額療養費が適用された後の金額を自己負担しなければならないため、がん保険に入っていない場合は、治療費の自己負担金額は貯蓄から支出することになります。

そのため、がんの治療費が家計に大きな影響を与える懸念がある場合は、がん保険の加入検討も視野に入れておきたいものです。

 

50代におすすめのがん保険の比較に関するまとめ

50代でがんにかかるリスクは、男女ともに増加傾向にあり、がんの備えをしっかりと確保しておきたい方は、がん保険の新規加入や見直しを検討されることをおすすめします。

また、現在50代の方が、20代や30代といった若い内からがん保険に加入していた場合、現在の医療情勢に適していない場合が高いと考えられるため、これまで支払ってきた保険料を無駄にしないためにも、一度、保障内容を再確認されてみることを強くおすすめします。

 

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