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お金に悩んでいる方は見て欲しい!FPだから感じるお金に苦労しない生き方・考え方

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佐藤 元宣

佐藤 元宣

佐藤元宣FP事務所代表、日本FP協会CFP(R)認定者、1級ファイナンシャルプランニング技能士。 税理士や社会保険労務士といった士業事務所経験と保険代理店を行った経験などを活かし、生活する上で避けて通れない「お金」の相談に幅広く応じている独立系FP。家計の収支状況と専門性を融合したプランニングを提供しています。

世代を問わず、お金の悩みは付きものですが、ネットでお金の悩みを検索してみますと、低年収・貯蓄なし・将来が不安などといったことが多く目に付きます。

しかし、独立系FPという職業に就いて相談される方のお金の悩みを聞いていきますと、お金の悩みを持っていることに対して過剰になりすぎているのではないかと率直に感じることもあります。

そこで本記事では、お金に悩んでいる方を対象に、お金に苦労しない生き方や考え方について紹介していきたいと思います。

お金の悩みは人それぞれ!他人やデータと比較するのをやめよう

はじめに、声を大にしてお伝えしたいことがあるのですが、お金の悩みは人それぞれですので、他人やデータと比較することはやめるようにして欲しいと真摯に感じています。

この理由は、自分の懐具合を他人やデータと比較したところで、ご自身が抱えているお金の悩みを解決することにはならないからです。

お金の悩みを解決するとは、自分自身や世帯のお金の問題を解決することでありますから、周りと比較して一喜一憂することは、まったく無意味なのです。

 

これって本当に高収入?低収入?

先に、他人やデータとお金の比較をすることはやめるようにして欲しいことをお伝えしましたが、実際に、筆者のところへ相談に来られた2組の世帯状況から少し考えていただきたいことがあります。

はたして、これって本当に高収入?低収入?なのでしょうか。

なお、いずれの場合も夫婦共働きです。

  1. 世帯年収1000万円、貯蓄なし、住宅ローンやカードローンなど複数の借入が夫婦共にあり、毎月の家計収支がマイナス
  2. 世帯年収450万円、貯蓄650万円、住宅ローンあり、その他の借入金なし、毎月の家計収支は若干のプラス

1と2を比較した時、おそらくほぼすべての方は、2の世帯の方が健全であると思ったはずです。

それは、1と2を比較した時、2の方は、貯蓄があって、借入金が少なく、家計収支がプラスという比較要素があったからではないでしょうか。

つまり、年収1000万円や450万円といった目に見える表面上の金額だけでは、お金の状況や健全性なんてものは、まったく見えてこないことを伝えたいわけです。

 

お金に苦労しないためには、目先よりも先を見ることが大切

お金に悩んでいる方やお金に余裕のない方のほとんどは、目先のお金のことしか考えていない傾向が非常に高い印象を筆者は持っています。

わかりやすく言ってしまうと、その日暮らし、その場しのぎといった表現がストレートで伝わりやすいと思いますが、このようなお金の考え方では、いつまで経ってもお金の悩みを解決できることはありません。

なぜならば、目先のお金のことに捉われることによって、お金に余裕が生まれることはなく、常に自転車操業のような状態が続いてしまうからです。

仮に、今が苦しい状態であったとしても、先を見据えたお金について考え、実際に対策を取っていくことが、お金に苦労しないための第一歩だと筆者は考えています。

 

率直に節約よりも投資の方が楽でお金に余裕が生まれやすい

お金に余裕を持つためには、収入を増やしてお金に余裕を持たせるか、支出を減らしてお金に余裕を持たせるかの二者択一しかありません。

特に、女性の方であれば、家計簿を付けて食費や水道光熱費を切り詰めたり、外食を控えたり、ポイントが多く付与される日にまとめて買い物をしたりなど、さまざまな工夫をされていることだと思います。

しかし、このような節約って続けるのが大変ではないでしょうか?

もっと言えば、あまり大きな効果が得られないと感じている方もおそらく多いような気もします。

あくまでも筆者個人の考えになるのですが、節約にはどうしても限界があり、その効果も大きな効果が得られるとは限らないため、投資でお金を増やす方が楽でお金に余裕が生まれやすいと考えています。

 

つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用した積立投資の勧め

投資をしてお金を増やせだなんて、とんでもないことをいうFPだなって思われた方も多いと思いますが、投資は投資でも、誰でも無理をせずにお金を貯めながら増やすことができる投資が実はあります。

それが、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用した積立投資です。

積立投資とは、積立預金のように毎月自分自身で決めた一定金額を積立する方法なのですが、積立するのは預金ではなく投資信託などになります。

一般に、毎月一定金額を積立することによって、20年後や30年後には、ある程度まとまったお金が準備できているのは確かですが、積立預金に比べてつみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用した積立投資は、受けられるメリットが大きいほか、準備できるお金も多くなります。

 

積立投資は、将来の教育資金や老後資金対策に効果大

つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用した積立投資は、将来必要となる子どものための教育資金やご自身の老後資金対策に期待効果が極めて大きい特徴があります。

つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)の詳細につきましては、後で紹介する記事を併せて読み進めていただくものとし、ここでは、目的別にどのような場合に、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用するのが良いか大まかに紹介します。

 

つみたてNISA

基本的に将来まとまったお金を準備したい方にとってオールマイティーに活用できる制度で、子どもの教育資金、将来の老後資金、将来のリフォーム資金、まとまった貯蓄の確保などに最適

 

iDeCo(個人型確定拠出年金)

将来の老後資金、毎年節税効果を受けたい方に最適な制度で、60歳以降のリフォーム資金も兼ねたい方には、つみたてNISAだけではなく、iDeCo(個人型確定拠出年金)を活用するといった選択肢もありです。

 

なお、つみたてNISAとiDeCo(個人型確定拠出年金)の詳細につきましては、「将来のお金を貯めるためのトレンド!大人女子がおさえるつみたてNISAのポイントまとめ」からご確認されることをおすすめします。

 

積立投資の成功率は、驚異の9割越え!データ上、100%のものも

投資初心者の方にとって、投資は損をしてしまうといったイメージを持っている方も多いと思います。

しかし、投資には、今回紹介した積立投資のほか、株式投資や不動産投資などといったさまざまな投資があり、それぞれの投資方法によってお金の増やし方や目的がまったく異なります。

ちなみに、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用した積立投資は、ご自身が無理をしない範囲内で毎月積立を行い、長い時間をかけてまとまったお金を準備するといった長期投資にあたります。

一般に、投資は損をしてしまう可能性も当然にあるため、100%儲かりますといったことや確実にお金が増えますといったことを謳って投資勧誘をすることは禁じられています。

一方、大学教授の研究の下、積立投資の成功率は、驚異の9割越えをしている試算結果や選んだ投資信託によっては、データ上、100%の確率で積立投資が成功しているものもあります。

そのため、少なくとも相当な高確率で、積立投資は将来のまとまったお金を準備しやすい投資であると私は考えています。

 

時は金なり!与えられた時間をお金に変える考えを持つべし

投資は損をするといった考え方は、これまで紹介した表面上の部分に捉われてしまっており、広くお金のことを考えられていない表れであると思います。

たとえば、積立預金と積立投資は、同じ積立であり、預金に積立するのか、投資信託で積立するのかだけの違いです。

しかし、同じ期間に渡って積立した後の資産形成金額を比較すると、そこには10万円単位から100万円単位の金額の違いが生じることも確かです。

  1. 毎月1万円ずつ20年間、積立預金をした結果、100%の確率で2,428,939 円が受け取れる(20年間の利息は、28,939円)
  2. 毎月1万円ずつ20年間、積立投資をした結果 95%の確率で3,283,020円が受け取れる(20年間の運用益は、883,020円)

私ならば、迷わず2の方法を選びます。

同じ積立でも、与えられた時間をお金に変える考えを持つことによって、お金に余裕が生まれ、お金の不安が少なくとも軽減されるものと筆者は考えます。

 

まとめ

お金に悩んでいる方の中には、節約しているのにお金が貯まらない、いつの間にかお金が無くなっているなどといったことを感じている方も多くおられると思います。

これは、目先のお金の部分にだけ目がいってしまい、将来のお金を準備できる余裕や対策ができていないことがお金の不安を大きくしているのだと筆者は考えます。

もしも、将来のお金を準備するための対策が取れていれば、少なくとも今よりはお金に苦労したり不安な毎日を送ることはなくなると思います。

 

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