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夫婦のお金管理は共通口座を作るべき?メリット・デメリットをわかりやすく解説!

夫婦のお金管理は共通口座を作るべき?メリット・デメリットをわかりやすく解説!

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婚活FP山本

婚活FP山本

CFP®、一級FP技能士

山本FPオフィス代表。商品先物会社、税理士事務所、生命保険会社を経て2008年8月、山本FPオフィスを設立し、同代表就任。 現在は日本初の「婚活FP」として、婚活パーティを開催しながら婚活中の方や結婚直後の方など、主に比較的若い方のご相談を承っています。また「農業FP」としても活動をはじめ、独立10年を機に「後輩育成」にも力を入れています。詳細は「婚活FP」でご検索を。

この記事のポイント

  • お金管理のための共通口座は「貯金目的」なら可。
  • 生活費目的の共通口座では肝心の貯金額が分からない。
  • できれば共通口座より共同家計簿がおすすめ。

この記事は約5分で読めます。

こんにちは、婚活FP山本です。一般論として、夫婦のお金管理方法に「共通口座を作る」ことがよく言われています。しかし実際に共通口座を作った夫婦をたくさん見ていると、とても管理しているとは言い難いことがほとんどなのが実情です。

作るべきなのか否かも含めて、共通口座についてしっかり知っておきましょう。そこで今回は、夫婦の共通口座の基本とメリット・デメリットをお伝えします。あなたの人生にお役立てくださいませ。

 

お金管理のための共通口座、貯金のためならおすすめ

お金管理のための共通口座、貯金のためならおすすめ

まずは、お金管理のための共通口座の基本と意味についてお伝えします。そもそも、夫婦のお金管理とは「毎月が赤字かどうか」ではありません。将来的に必要な貯金ができているかどうかが重要になります。

このためお金管理のための共通口座は、貯金のためならおすすめです。夫婦で話し合い、一定額を毎月夫婦で貯めましょう。

共通口座を作り、そこに夫婦で似たような額を入れ、そこから「生活費」を捻出する……このような使い方をしている夫婦は極めて多いです。

そして、それで生活できていれば大丈夫……。繰り返しですが、夫婦のお金管理とは毎月が赤字かどうかではありません。

将来のために夫婦でしっかり貯金していきたいなら共通口座を作るのは大いにアリです。その他の理由で共通口座を作る場合は、その理由をしっかり考えてから作りましょう。

 

銀行口座は「良い意味で」共同名義にできない

生活費を共通化するのも、「この支出をどちらが出す」で悩まなくなるため、意味がないわけではありません。しかし離婚さえしなければ結局、夫婦の財布は一つです。共通口座は別会計の夫婦が考えることが多いですが、別会計のメリットは「離婚しやすい」程度になります。

銀行口座は「よい意味で」共同名義にできません。共通口座は、財布を一つにするキッカケになることもあります。財布を一つにしつつ夫婦の心も一つにして、これから貯金に励んでいきましょう。

なお、最近流行りのコロナ離婚が気になる方は以下記事も参考にどうぞ。

 

メリット:貯金目的の共通口座なら夫婦の貯金額が明確

メリット:貯金目的の共通口座なら夫婦の貯金額が明確

次に、共通口座を作るメリットについてお伝えします。共通口座を貯金目的とする場合、夫婦としての貯金額が明確なのが一番のメリットです。「夫婦として必要な貯金額」も把握しているなら、このままなら貯められそうかどうかもすぐに夫婦両方が分かります。

ちなみに、夫婦として必要な貯金額の代表格は、教育資金(大学費用)や老後資金です。生活費の口座と同じだと貯金額が分かりにくいため、貯金目的とするなら共通口座も活きてきます。必要な時期に間に合うよう、しっかり計画的にこのまま貯金に励みましょう。

夫婦間の年収格差がある場合、どうしても不満が出がちです。年収が高いほうが多く出しても、年収が低いほうが同額を出しても不満に感じやすいといえます。しかし、そこは互いに思いやりと歩み寄りで我慢です。夫婦のために、夫婦でがんばっていきましょう。

 

引き出し、引き落とし防止にカードや通帳も共同管理しよう

共通口座でなくても、貯金目的の口座で警戒すべきなのが「使ってしまうこと」です。緊急時にはやむなしとしても、頻繁に使ってしまうようでは貯まりません。引き出しや引き落とし防止に、ぜひカードや通帳についても共同管理していくことをおすすめします。

最近ではネットバンキングも主流ですが、これなら自宅にいながら夫婦で口座確認もできるのでおすすめです。月に一回程度、夫婦の計算通りに貯まっているか確認しましょう。

 

デメリット:生活費目的の共通口座は互いの貯金額が分からない

デメリット:生活費目的の共通口座は互いの貯金額が分からない

次に、共通口座を作るデメリットについてお伝えします。まず、共通口座を「生活費目的」で作ると、互いの貯金額が分からないのが一番のデメリットです。

知りたくないと考える夫婦もいますが、それでは自分の貯金だけで対応できないとき、相手が貯めていなかったら対処しきれません。

また仮に貯金目的であっても、必要な貯金額を知らなかったり、貯金額が少なかったりすると、やはり将来的に困窮する可能性も出てきます。なまじ共通口座で貯金額を互いに公開しているからこそ、それ以上に相手が貯めている可能性は高くないため、少し注意が必要です。

とはいえ、知らない根拠のない安心より、知ったうえでの具体的な対処のほうがより安心といえます。必要な貯金額や貯金アップの方法ならFPに相談すれば教えてくれますから、ぜひ共通口座を有効活用していきましょう。

 

結婚した以上、共働きでも生活費より貯金の管理が大切

独身なら、自己責任の元でお金の使い方は自由といえます。しかし結婚した以上、互いに相手や子供がいますから、それではダメです。

たとえ共働きであっても、どんなに稼いでも同じくらい使っていれば貯金できません。生活費管理も大切ですが、それより貯金の管理が大切といえます。

実際問題、世代を問わずに既婚世帯の2割程度は「貯金ゼロ」です。高年収世帯でも、相応に貯金ゼロの方もいます。今一度、貯金の大切さを考えて、貯金に励んでいきましょう。

なお、貯金を増やす方法を知りたい方は以下記事も参考にどうぞ。

 

共通口座より「共同家計簿」のほうが作り方も簡単でおすすめ

共通口座より「共同家計簿」のほうが作り方も簡単でおすすめ

今度は、おすすめの夫婦のお金管理方法についてお伝えします。結論からいえば、共通口座より「共同家計簿」のほうが作り方も簡単でおすすめです。共通口座では貯金額しか管理できませんが、共同家計簿なら収入・支出・貯金のすべてを夫婦で把握できます。

ちなみに作り方は実にシンプルで、いわゆる普通の家計簿を「夫婦で」付けるだけです。普通の家計簿も面倒に感じる人も多いですが、夫婦で付ければ「共同作業」ですから、夫婦仲の強化・改善にも役立ちます。続ければ、夫婦間の金銭感覚の相違の改善にも効果的です。

デメリットは「お金の隠し事ができなくなる」点ですが、夫婦仲さえ良好ならメリットといえます。最低限のプライバシー確保として「お小遣い」だけは互いに不干渉にして、あとは夫婦ですべてを管理していきましょう。

 

振込も不要、家計に関するあらゆる金額を互いに把握できる

共通口座と比べて、共同家計簿は振込作業も含めて「お金がかからない」点が大きなメリットです。また共同家計簿なら「支出」も互いに確認できますから、不要な支出も整理しやすいといえます。不慣れなうちは金銭感覚の相違が少し怖いですが、そこは慣れです。

収入額や貯金額も、互いに知らないよりは知っていたほうが安心に繋がります。むしろ知らないほうが怖いことも多いです。ぜひこれを機に、夫婦のお金管理方法を見直しましょう。

 

 

それぞれが貯金するスタイルは、よからぬ疑心・不信を呼び込む

それぞれが貯金するスタイルは、よからぬ疑心・不信を呼び込む

最後に、一般的な共通口座の元になる夫婦別会計の注意点をお伝えします。すでに触れたとおり、夫婦別会計は「互いの貯金額が分からない」が怖いデメリットです。互いに相手が貯めていると思っていた……などという悲劇は、本当によく聞きます。

また、貯金額はおろか支出についても自由だからこそ問題も起こりがちです。お金の使い方が派手に見える場合、不倫などを疑われることもあります。たとえ夫婦別会計でも双方が貯金に励まなければならないはずの中、浪費する姿は離婚原因にさえなりがちです。

それぞれが貯金するスタイルは、このようなよからぬ疑心・不信を呼び込むことがあります。お金の問題はそれほどに繊細なものです。十分に注意して、今後の夫婦のお金管理方法を話し合いましょう。

 

最近の必要な貯金は互いに管理しないとムリな水準

代表的な貯金の必要額とは、大学費用や老後資金です。それぞれ約700万円、約2000万円が最低ラインとなります。それぞれ半分ずつ貯金するとして、必要な時期まで毎月いくら貯金が必要でしょうか。何となく貯金していて、貯められそうですか?

最近の必要な貯金は、互いに管理しないとムリな水準です。そして互いに管理するために、共通口座は役立ちます。できれば共同家計簿も視野に入れて、夫婦で必要な貯金額を貯めていきましょう。

なお、もっと老後資金を詳しく知りたい方は以下記事も参考にどうぞ。

 

夫婦のお金管理の意味を理解して、必要なら共通口座を作ろう

夫婦のお金管理とは、毎月が赤字かどうかではなく必要な貯金額を貯められているかどうかです。貯められているかどうかを夫婦で常に確認するために、共通口座は役立ちます。

共同家計簿とともに、夫婦にとって最適と思えるお金管理の方法を話し合いましょう。

 

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