- 生命保険は、万一の場合にあなたの生活を金銭的に助けてくれる強力な手段の一つ。
- 生命保険には、死亡保険、医療保険、貯蓄性の高い保険の3つの種類がある。
- 生命保険の保険期間には定期と終身があり、メリット/デメリットがある。
- 生命保険に加入する際は自身の必要保障額を把握し、自分にあった加入方法を選択する。
- 生命保険に加入を検討する際は「ご自身の意思」で「必要な保障額」を「最低限の保険料」で用意することが重要。
公開日:2018年10月19日
生命保険はよく考えて加入すると、何も考えないで加入した場合に比べ、最終的な保険料の支払いが数百万円ほど少なくて済む場合が多くあります。
生命保険に加入している期間は長期に渡り、生命保険は「家の次に高価な買い物」と言われています。そんな高価な買い物である生命保険は、仕組みを知り、賢くかけることでトクできるんです。
この記事を最後まで読んでいただくと、生命保険に加入したことがない方でも生命保険の知識が身につき、ご自身で生命保険を選べるようになります。最後まで目を通していただき、生命保険を賢くかけてトクをしましょう!
生命保険の選び方については、以下記事からも詳しく知ることができます。
「生命保険って何?」と聞かれると「よくわからない」のが生命保険に対する一般の方のイメージです。
一方で、セールスマンの押しが強い営業や保険金の不払いなどマイナスのイメージが先行してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、生命保険はしっかり準備することで、万一の場合にあなたの生活を助けてくれる唯一の手段になりうるのです。
保険を契約している人のことを「契約者」、保険の対象を「被保険者」といいますが、生命保険では被保険者が病気やケガ、死亡した際に契約者に保険会社から保険金が支払われます(契約者と被保険者は同一の場合もあり)。
生命保険は契約者と保険会社の「契約」なので、万一の場合は契約内容通りの保険金の支払いが行われます。言い換えると、生命保険はきちんと用意しておけば万一の場合に必要な額の保険金を確実に受け取れ、用意しておかなければ必要な金額を受け取れないシステムといえます。
ここでは、生命保険を「万一の場合にあなたの生活を金銭的に助けてくれる強力な手段の一つ」と定義して話を進めていきます。
ちょっと難しいと思われたかもしれませんが、「生命保険はしっかり準備して加入しておくと必要なお金を受け取れる制度」だと簡単に考えてください。
生命保険には大きく分けて3つの種類があります。
生命保険の保険期間には、「定期」と「終身」があります。期間に定めがあるのが「定期」、一生続くのが「終身」です。
定期のメリットは一定期間安い掛け金で保険を用意できること、デメリットは一定期間経過後に契約を更新する際に保険料が上がることです。終身のメリットは保険料が上がらないこと、デメリットは定期に対して割高な保険料になることです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
定期 | 一定期間安い掛け金で保険を用意できる | 一定期間経過後に契約を更新する際に保険料が上がる |
終身 | 保険料が上がらない | 定期に対して割高な保険料になる |
前項で紹介した生命保険の種類と保険期間を組み合わせてさまざまな保険商品が販売されています。
死亡保険には、保険期間に定めがある「定期死亡保険」、保険期間が一生続く「終身死亡保険」、2つの死亡保険を組み合わせた「定期付終身保険」、万一の場合に毎月必要な保障額が支払われる「収入補償保険」などがあります。
これらの3つの死亡保険で人気があるのは、保険料が割安な収入補償保険です。定期死亡保険と終身死亡保険は契約時の死亡保障が保険期間中はずっと続きますが、収入保障保険はひと月ごとに死亡保障が減っていき、その分保険料を安く抑えられます。
医療保険には、病気やケガで入院/手術した時に保険金が支払われる「入院保険」、ガンになった時に保険金が支払われる「ガン保険」などがあります。
近年、入院の短期化を国が推奨しているので長期入院が少なくなっています。これまでの医療保険では主に入院日数と手術に対して保険金が支払われていたため、入院の短期化では必要な保険金を受け取れない場合も出てきました。
それらに対応するために新しい入院院保険やがん保険では、入院した時やガンだと診断された時にまとまったお金が支払われる「診断一時金」をオプションとして付けられる商品が販売されるようになりました。
入院やガンだと診断された時にまとまったお金を受け取れるので、診断一時金をつけておくと安心できますね。
貯蓄性の高い商品には、子供の成長とともに保険金が支払われる「学資保険」、老後に備える「個人年金保険」、「養老保険」などがあります。
保険満期時に支払った保険料に対して受け取るお金の割合を「返戻率」といいます。貯蓄性の高い生命保険では返戻率が110%近い商品もあり、加入している間は死亡保障もついているので、貯蓄と生命保険の両面を合わせ持っています。
その他の保険商品として、損保系の生命保険会社が取り扱う「所得補償保険」や「就業不能保険」、特定の病気になった際に一時金が支払われる「特定疾病一時金保険」などがあります。
死亡保険 | 医療保険 | 貯蓄性の高い商品 | その他 |
---|---|---|---|
定期死亡保険 | 入院保険 | 学資保険 | 所得補償保険 |
終身死亡保険 | ガン保険 | 個人年金保険 | 就業不能保険 |
収入保障保険 | オプション:診断一時金 | 養老保険 | 特定疾病一時金保険 |
他にも紹介していない商品がたくさんありますが、生命保険はこれらの保険商品を賢く組み合わせることでお得に加入できます。
生命保険を賢くかけて得をするコツは、自分にどれくらいの「保障」が必要なのかを知ることです。生命保険では万一の場合に必要な保険金額を「保障」と表現します。
得する生命保険のかけ方は各保険会社の商品を比較し、ご自身に必要な保障を満遍なくカバーしたオーダーメイドの保険を用意すればいいのです。
一昔前は1つの契約に必要な保障が全部入っている定期付終身保険の人気があったのですが、最近は保険料を安く抑えられ、より充実した保障が用意できるという理由から、複数社の保険を組み合わせて加入するスタイルの人気が高くなっています。
生命保険に加入する際には、自分と家族に万一のことがあった場合にどれだけお金が必要になるのかを把握する必要があります。
その金額を「必要保障額」といい、「死亡保険で3,000万円・入院一日あたり5,000円の保障を用意した」などと表現します。
必要な保障額はご自身で簡単に計算できます。「今ご自身に万一のことがあった場合や病気やケガで入院した時にいくら必要なのか?いつまで必要なのか?」を考えて、トータルで必要な金額や1ヶ月に必要な金額を考えると必要保障額は見えてきます。
ご自身で必要保障額を算定するのが不安な方は、web上に各生命保険会社が提供している必要保障額を試算できるサービスもありますのでそちらを利用されてもいいかもしれません。
生命保険に加入するタイミングは、就職・結婚・出産・転職などのライフイベントが発生して「生命保険に加入を検討した時」です。
ただし、生命保険の保険料は年齢と比例して高くなります。ですから保険料を抑えたいとお考えの場合は、できるだけ年齢が若いうちに生命保険に加入すると保険料を安く抑えられます。
生命保険会社の営業担当者からの加入だけでなく、ネット通販、複数の保険会社の商品を取り扱う生命保険代理店など加入方法も選択肢が多くなっています。
生命保険は複数の商品を組み合わせた方がよりいい保障を用意できます。国内で販売されている生命保険を全て取り扱える生命保険代理店もあるので、わからない場合はそちらへ問い合わせてみるといいのではないでしょうか。
また、保険の営業の押しに弱い人は、ご自身で必要な保障を算定してネット通販などで加入されるのがおすすめです。
ここまで「生命保険とは、生命保険の種類、保険期間、生命保険の商品、生命保険のかけ方、必要な保障額、加入するタイミング、加入方法」をみてきました。初めて生命保険に加入する際に知っておきたいことがたくさんありましたね。
生命保険は万一の場合にあなたの生活を助けてくれる強力な手段です。
保険のセールスをしている友人から頼まれたからといって義理人情で生命保険に加入してしまうと、自分と家族にお金が必要になった時十分な保障が用意されていない事態が発生します。
そうならないためにも、生命保険に加入する際は「ご自身の意思」で「必要な保障額」を「最低限の保険料」で用意することが重要です。
これから生命保険に初めて加入する方は、ライフイベントごとに変わっていく必要な保障額に合わせてその都度生命保険の見直しが必要です。ご自身とご家族でよく考えて保障を用意し、生命保険を賢くかけてトクをしてください!
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