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保険の見直し相談は、無料相談と有料相談のどちらが良い?それぞれの特徴を解説します

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佐藤 元宣

佐藤 元宣

佐藤元宣FP事務所代表、日本FP協会CFP(R)認定者、1級ファイナンシャルプランニング技能士。 税理士や社会保険労務士といった士業事務所経験と保険代理店を行った経験などを活かし、生活する上で避けて通れない「お金」の相談に幅広く応じている独立系FP。家計の収支状況と専門性を融合したプランニングを提供しています。

生命保険の見直し相談に対するニーズはとても多いということを、事業を通じて筆者は率直に感じておりますが、生命保険の見直し相談は、大きく無料相談と有料相談の2つに分けられます。

一般に、生命保険の見直しを無料相談や有料相談で受ける場合、それぞれの相談には異なった特徴があるのですが、本記事では、これらの相談と特徴について、金融商品を販売していない筆者が、おもだったポイントをまとめて紹介します。

生命保険の見直しを無料相談で受ける場合の特徴

生命保険の見直しを無料相談で行っているところには、保険会社や保険代理店をはじめ生命保険を取り扱っている銀行やFPなどが主な相談先としてあげられます。

では、これらの相談先で生命保険の見直しを無料相談で受ける場合のメリットやデメリットといった特徴はどのような部分にあるのか紹介していきます。

 

生命保険の見直しを無料相談で受けられるメリット

生命保険の見直しを無料相談で受けられるメリットは、金銭負担をしないで現在加入している生命保険の良い部分と悪い部分が知れるところにつきます。

また、生命保険の見直し相談を無料で受けた結果、見直す必要がない場合は、参考情報を広く仕入れることができ、これからの将来についての再確認や現在加入している生命保険の保障内容を再確認できるメリットもあります。

 

生命保険の見直しを無料相談で受けられるデメリット

生命保険の見直しを無料相談で受けられるデメリットは、見直しをする必要がある、なしに関わらず、保険を勧められることがあげられます。

これは、生命保険の見直しや相談を無料で行うためには、相談した顧客との間で保険契約を締結し、保険会社から報酬を受け取る必要があり、そのような仕組みが確立されているところにあります。

つまり、生命保険の販売を行っている相談先は、保険契約が締結できなければ、タダ働きになってしまうため、現在加入している生命保険の悪い部分や足りない保障を見つけ、保険を勧めざるを得ないというわけです。

 

生命保険の見直しで無料相談が向いている方とは

生命保険の見直しをする際の無料相談について、おもに考えられるメリットとデメリットを紹介しましたが、これらを踏まえますと、生命保険の見直しで無料相談が向いている方とは、相談に対して金銭負担を避けたい方で保険を勧められることに対して抵抗がない方やはっきりと勧誘を断り切れる方と言えるでしょう。

 

生命保険の見直しを有料相談で受ける場合の特徴

生命保険の見直しを有料相談で行っているところには、筆者のように独立系FP事務所を開業して事業を行っているFPで、かつ、保険の販売を行っていないFPがおもな相談先としてあげられます。

これは、保険の無料相談のように保険契約を締結して報酬が得られるあてがないためであり、保険の販売を行っていない以上、有料相談で対応をしなければタダ働きになってしまう理由があるためです。

では、保険販売を行っていない独立系FPに相談して生命保険の見直しを有料相談で受ける場合のメリットやデメリットといった特徴はどのような部分にあるのか、以下、紹介をしていきます。

 

生命保険の見直しを有料相談で受けられるメリット

生命保険の見直しを有料相談で受けられるメリットは、生命保険の見直しだけに留まらず、家族状況や就いている職業をはじめ、将来に渡って総合的、かつ詳細にアドバイスを得られるところにあります。

保険販売を行っていない独立系FPは、基本的にさまざまなお金に対するファイナンシャルプランニングを考えて、相談者1人ひとりにあったアドバイスを提供するため、生命保険の見直しのみで相談を終えることはまずもってありません。

保険の無料相談と最も異なる点は、相談者の収入や支出といった状況から資産と負債状況といった懐具合まで詳しく聞いた上でサービスを提供することになるため、それらの情報を下に提供するアドバイスの質には大きな差が生じます。

1つの生命保険の見直し相談から提供できるサービスには、税金関係、年金関係、公的保険関係、相続関係に対するアドバイスは、少なくとも行うことができ、これらすべてのことについて情報を得られるのは、有料相談のメリットと言えます。

 

生命保険の見直しを有料相談で受けられるデメリット

生命保険の見直しを有料相談で受けられるデメリットは、相談をする相手に対して報酬を支払わなければならないため、金銭負担を強いられることがあげられます。

また、保険を販売していない独立系FPは、FP資格を有している方々全体で見た時にさほど人数が多くいない(企業に属しているFPは全体の9割、独立系FPは全体の1割と言われています)ことに加え、相談する相手によって支払う報酬が大きく異なることもあげられます。

加えて、相談するFPのスキルによっても提供するサービスの質が異なる可能性も十分考えられることから、ご自身が思い描いたサービスや回答が得られないといったデメリットが生じる可能性も否めません。

そのため、生命保険の見直しを有料相談で受ける前には、相談するFPの実績やスキルをホームページなどで確認しておき、ご自身が納得した上で失敗しない相談相手を選ぶことが望ましいでしょう。

 

生命保険の見直しで有料相談が向いている方とは

生命保険の見直しをする際の有料相談について、おもに考えられるメリットとデメリットを紹介しましたが、これらを踏まえますと、生命保険の見直しで有料相談が向いている方とは、将来の家計も踏まえた上で詳細な情報を得たい方が向いていると思われます。

また、こちらは筆者自身のこれまでの経験則となりますが、実際に保険の相談に来られたお客様に対して、なぜ、有料の相談をご希望されたのか尋ねますと、そのほとんどが、以下で紹介する2つの回答のどちらかが返ってきます。

  1. 現在加入している保険が良いのか悪いのか、とにかくはっきりと知りたい
  2. 保険の勧誘はされたくないため、保険販売を行っていないFPであれば安心して相談できる

上記のような考えを持っている方であれば、確かに無料相談よりも有料相談の方が向いていると言えそうです。

 

生命保険の見直し相談は、ニーズに合わせて選ぶようにしましょう

ここまで生命保険の見直し相談について、無料相談と有料相談のおもなメリットおよびデメリットについて紹介してきましたが、どちらの相談もそれぞれの良し悪しがあるため、あくまでもご自身が抱えているニーズに合わせて相談方法を選ぶことが大切です。

ちなみに、筆者へ相談に来られるお客様の中には、先に無料相談をしてから私に有料相談をするといった、いわゆるセカンドオピニオンのような活用をされる方もおられる一方で、先に有料相談をした後に、無料相談で保険契約を締結される方もいます。

このように、1つの保険相談に偏るのではなく、無料相談と有料相談のメリットとデメリットを知った上で、保険相談を自分なりに賢く使い分ける方法や、どちらの保険相談も活用した上で良い部分だけを参考にする良いとこ取りをするのもおすすめです。

 

まとめ

生命保険の見直しで大切なことは、何よりも加入している生命保険が、ご自身や家族のニーズを満たし、必要な時にしっかりと保障がされるかどうかです。

ちなみに、生命保険は、家電やその他の電化製品などとは異なり、新しければ新しいほど優れた保険とは言い切れず、保険料が高ければ高いほど、良い生命保険といったこともありません。

加えて、保険相談をされる方の家族構成や価値観も異なることから、型にはめて良い生命保険を選ぶことは困難であるため、なおさら、無料相談と有料相談の活用方法が極めて重要になってきます。

このようなことから、これから保険の見直しを検討されている方は、改めて無料相談と有料相談のメリットやデメリットを再確認した上で、どのようにしたらニーズを満たせるのか考えてみることが大切です。

 

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