- ネット型自動車保険が安い理由は、保険代理店に対して支払う代理店手数料がかからないため。
- 補償内容や保険料を見積もって、保険会社間で比較検討することが必要。
公開日:2019年3月14日
自動車保険には、インターネットを通じて加入するネット型自動車保険(ダイレクト型自動車保険)と保険会社や保険代理店から加入する代理店型自動車保険に大きくわけられます。
一般に、ネット型自動車保険は保険料が安いと言われますが、その一方で何かあった時の補償が心配と懸念される方も多い傾向にあります。そこで本記事では、ネット型自動車保険が安い理由と失敗しないネット型自動車保険の選び方について紹介します。
目次
ネット型自動車保険と代理店型自動車保険の大きな違いは、加入手続き(申込)方法の違いや事故対応の方法になります。具体的な違いは以下の通りです。
加入手続き(申込)方法 | |
---|---|
ネット型自動車保険 | インターネットを通じてご自身が加入契約手続きを行う。補償内容もご自身で確認する必要がある。 |
代理店型自動車保険 | 担当者と面談しながら加入手続きを行う。補償内容などについても説明を受けられる安心感が得られる。 |
事故対応の方法 | |
---|---|
ネット型自動車保険 | 事故が起こった場合は、ご自身で加入している保険会社へ連絡しなければならず、基本的に事故対応や示談交渉なども自分で行う必要がある。 |
代理店型自動車保険 | 事故が起こった場合は、ご自身で保険会社か加入した保険代理店へ連絡する。 保険代理店の担当者が事故対応をしてくれる場合があるものの、必ず対応するとは限らない場合もある。 |
ネット型自動車保険は、加入手続き(申込)や事故対応を基本的に自分で行わなければならない特徴がある一方、代理店型自動車保険は、担当者が間に入るところが、大きな違いと言えます。
ネット型自動車保険が安い理由は、保険代理店に対して支払う代理店手数料がかからないことが大きな理由です。
代理店型自動車保険の保険料が高い理由には、自動車保険契約を締結した際に保険代理店に対して支払われる報酬も含まれているため、保険料がどうしても高くなってしまう仕組みになっています。
店舗窓口や人件費といった面においても大きく経費を削減できる分、保険料を安くできると考えることもできるでしょう。
ネット型自動車保険に加入するメリットとデメリットは以下の通りです。
ネット型自動車保険に加入するメリットは、代理店型自動車保険に比べて安い保険料負担で済むところにあります。
おもに、インターネット割引が保険料の安さに大きな影響を与えており、保険会社によって年間10,000円から20,000円の間で割引料が推移している傾向が見られます。
また、保険会社によっては、事故の際に警備会社が駆け付けて対応するサービスを展開しているところもあり、加入者のニーズに沿った傾向も見られる特徴があります。
ネット型自動車保険に加入するデメリットは、保険の加入手続き(申込)や事故対応をご自身で行わなければならないところにあります。
そのため、自動車保険に詳しくない人や万が一の事故の際に何をどのようにすればわからない人、ご年配の人などにとってみますと、かえってメリットよりもデメリットの方が大きな影響を与える懸念も否めません。
ネット型自動車保険に加入する際は、補償内容やどのような場合に保険金が支払われるのかあらかじめ確認しておく必要もあり、これらを調べる時間や手間がかかってしまう点も、ネット型自動車保険に加入するデメリットと言えます。
代理店型自動車保険の場合は、担当者が間に入ることになるため、補償内容や保険金が支払われる場合の説明がスムーズですが、ネット型自動車保険に加入する場合は解釈を間違えないよう注意が必要です。
ネット型自動車保険は、基本的にご自身ですべての手続きから対応までを行わなくてはならないため、仮に事故対応を重視しているのであれば、代理店型自動車保険を選ぶのが無難です。
保険会社によっては、ネット型自動車保険に加入することで警備会社が駆け付けるサービスもあるため、一時的な安心感が得られる可能性はあることも確かです。ただし、どのような対応をするのか確認した上で選ぶように心がけておきたいものです。
ネット型自動車保険は、加入手続き(申込)や事故対応をご自身で行わなければならない特徴があるため、これらについて抵抗が無い方であればおすすめの自動車保険と言えます。
特に、20代や30代といった若年者の方であれば、インターネットを利用することに抵抗がない方も多く、疑問点や不安点についてネットを活用した情報収集に長けていると思われます。
このような方々には、ネット型自動車保険がおすすめしやすいと考えられます。
ネット型自動車保険を失敗しない選び方は、保険会社の比較検討につきます。ネット型自動車保険は、保険料の安さが売りでありますから、補償内容や保険料を見積もって、保険会社間で比較検討することがどうしても必要です。
この時、ロードサービスやインターネット割引をはじめ、翌年も継続して加入する際の継続割引なども比較検討することがとても大切です。
車両保険とは、ご自身が契約した自動車が事故などで損害を被った場合に補償されるものですが、車両保険の加入の有無によって、保険料は大きく変わります。
一般に、新車や購入してから期間があまり経過していない場合をはじめ、愛着があるなどの場合は、車両保険の加入は必須と言えます。その一方、古い自動車や買い替え予定がある場合は、車両保険を付けない方が得策であるため、こちらも比較検討することが大切になります。
ネット型自動車保険を取り扱っている保険会社の多くは、事故対応満足度について、円グラフや高いパーセンテージで自社のWEBサイトへ公開しているのが目につきます。
一般に、ぱっと数字を見た感じですと、高い事故対応満足度が得られている印象を持ってしまいますが、自動車事故というものは、基本的に多く経験するものではありません。
また、ネット自動車保険の加入率は、実のところ高くないといった統計データもあります。
実際に事故が起こると、事故の当事者は気が動転してしまうのは当然のことです。
この時、事故対応満足度は、事故後のオペレーター対応や事故後のサービスといった、いわゆる事故の初期対応によって個人差が生じることが十分考えられます。
また、対応された方のあたりはずれも少なからず影響するわけでありますから、事故対応満足度が、はたして、ネット型自動車の保険会社選びの決め手になるかどうかには疑問が残ります。
ネット型自動車保険は保険料が安いメリットがある一方、ご自身の自己責任が大きく問われる特徴のある自動車保険です。そのため、加入する方によっては一長一短の自動車保険であると考えられるため、一概に良し悪しをはっきりとお伝えすることはできません。
ただし、ネット型自動車保険の特徴を知り、保険会社間の比較検討やサービスをうまく活用することができれば、大きなメリットのある自動車保険と言えるでしょう。
自動車保険は比較することで安くなる可能性が高いのをご存知ですか?「インズウェブ」は最短5分で最大20社の見積もりが一度に取り寄せられて、各社の保険料、補償内容、サービスなどを簡単に比べて選ぶことができます。
利用者900万以上、安くなった平均額は30,879円と実績も十分、ぜひ自動車保険の見直しや新規加入の際はご使用をおすすめいたします。
自動車保険一括見積もりで家計を節約♪ 無料!最大20社の一括見積もりで徹底比較!