- 独身女性の2割は生涯結婚しない!
- 独身女性の老後は年収も貯金も厳しい。
- 独身女性は「結婚」または「老後の仕事」を考えよう。
公開日:2019年5月18日
こんにちは、婚活FP山本です。最近では結婚を避ける女性もいれば、したくても結婚できない女性も増えてきました。
望んで結婚しないのはアリですし、結婚は相手あっての物種ですから、できなくても仕方ありません。ただ、どちらにしても独身なら「老後」に対する警戒は必須といえます。でもイマイチ、何が危ないのか現役中はピンときませんよね。
そこで今回は、独身女性が備えるべき老後の基本をお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。
目次
まずは独身者が置かれている現実を、統計を通してお伝えします。総務省統計局の「国勢調査報告」によると、2015年の50歳時の未婚者は男性で23.37%、女性で14.06%です。将来的な推計も見てみると、およそ女性の2割は独身で老後に突入することになるでしょう。
逆に見れば女性の8割は結婚する訳ですが、2割もけっして低い割合とは言えません。それに、売れる人から順に売れていくのが婚活・結婚ですから、相応の年齢になれば、周囲の独身のほとんどが「中々売れない人」となり、結婚できない可能性も高まるでしょうね。
結婚しない、したくない人にとっては「仲間が増える」訳ですが、そうでない人にとっては怖い現実かもしれません。ひとまず、この現実だけは冷静に受け止めておきましょう。
若い女性の中には、いずれ結婚したいなと思いながら、仕事や心構えなどを理由に先送りする人もいます。そして自身の魅力の低下に気付かず、気づいたら誰にも声をかけてもらえなくなった……という事も多いです。過去の栄光が忘れられない……ことも多いでしょうか。
「結婚できない人生」は、あなたにも普通に起こりえるでしょう。あなたが結婚したくないならともかく、そうでないなら「自分の市場価値」には注意しておいた方が無難です。
次に、独身女性に待ち受ける老後の実情をお伝えします。国税庁の平成29年「民間給与実態統計調査」によると、雇用延長を終えた65歳以上の女性の平均年収は約200万円という結果です。これに年金を足して、およそ年収250~350万円の女性が多いでしょうか。
年金はともかく年収200万円という事は、その仕事は大半がアルバイトまたは非正規の派遣社員でしょう。そして老後にそういった仕事をするという事は、基本的には前向きな理由ではなく、「食べるため・生きるため」という切羽詰まった事情が伺える結果といえます。
しかも、年収も年金も上がることはまず無く、貯金も厳しいため死ぬまで環境は良くならないのが現実です。何とも厳しい実情ですが、こういった未来を想定して独身を貫きましょう。
独身を貫きたい女性は年収が高いことも多いですが、それでも統計上、現役女性の平均年収は300万円程度です。つまり一般的な女性なら、現役中でも老後でも年収はさほど変わらないと言えます。元々低いので下がりにくい反面、上がる見込みは薄いとも言えますね。
現在の生活は安定していますか?死ぬまで働くことになっても耐えられますか?現在の仕事は定年までで、その後は苛烈な環境が待っている点もしっかり理解して人生を歩みましょう。
さらに、独身女性の待ち受ける老後を別角度でお伝えします。知るぽるとの平成30年「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)」によると、60代の独身者の26.7%は無貯金という結果です。つまり、高齢者のおよそ4人に1人が「働かないと食べられない」事になります。
先ほどの統計と合わせれば、働かないと食べられず、働いても食べるのでやっと……というのが独身者を待ち受ける老後の実情でしょう。ちなみに同調査によると、60歳代では貯金額100万円未満の方が7.9%、1000万円未満の方だと32.3%という結果です。
あなたの場合、いくら老後資金があれば足りそうですか?その額は、老後までに蓄えられるでしょうか?一度このままならいくら貯まりそうかを計算し、備え方を考えましょう。
一概には言えないものの、必要な老後資金は独身者でも3000万円程度という説もあります。ただ、実際に60代でそれだけの貯金がある独身世帯は、先ほどの調査によると18.8%という結果です。つまり8割超の独身世帯は、いずれ老後破産を迎える事になる可能性が高いといえます。
「定年までしっかり貯金するから大丈夫」という声も稀に聞きますが、それで本当に必要額が貯まりますか?貯まりそうにないなら、何か別の対策を考えて実行していきましょう。
なお、独身の老後をもっと知りたい方は以下記事も参考にどうぞ。
今度は独身を貫きたい、または貫かざるをえない場合の老後対策をお伝えします。結論からいえば、「定年後の仕事」について備えましょう。ハッキリいってほとんどの場合、先ほどの必要な老後資金を定年までに貯めるのはムリがあります。こちらの方が一応現実的です。
ただし、定年後の仕事に対して備えるのは簡単ではありません。そもそも大半の仕事は、定年を境に戦力とは見なされなくなります。仮に働けても年収が半減するようでは、備えているとは言えません。資格や経験を通して、定年しても戦力と見なされる実力を身につけましょう。
残念なことに、あなたがどんなに資格を取って経験をしていても、定年すれば一律に戦力外と見なされる事が多々あります。
転職活動をするにしても事情は他社も同じなので、そもそも勤めるのは限界があるかもしれません。このため、定年後は自立・独立を想定して準備したいところです。
もっとも、独立も簡単ではありません。独立して10年生き残るのは、わずか6%という統計もあります。結局、独身で老後に備えるのは簡単ではない……というのが現実です。
ただ、結婚せずに独身で生涯を生き抜くのは、それほどの覚悟や実力が必要と言えるのかもしれません。少なくとも、安易に「結婚したくない」とは考えない方がいいかもですね。
なお、未来の状況をもっと知りたい人は以下記事も参考にどうぞ。
最後は、独身者だけができる「結婚」についてお伝えします。ここまでお読み頂いた女性の中には、老後対策として「結婚もアリかな」と考え出した方もいるのではないでしょうか。女性が結婚して男性に支えてもらおうとするのは極めて普通であり、自然とさえいえます。
ただし、婚活・結婚では男性も女性を選んでくるもので、とりわけ男性は女性の年齢を重視しがちです。それも年収が高い男性ほどモテるため、より若い女性を好む傾向にあります。結婚で老後に備えたいなら、できれば35歳までに男性をゲットしておきたいところです。
一方、最近は男性でも年収が上がりにくい時代なので、「女性は養われて当然」という態度は嫌われます。若い頃の「普通」は忘れ、対等な気持ちで男性を探しましょう。
女性は35歳を超えると、極端に男性から選ばれにくくなり、仮に選ばれても年収の低い男性という事が多いです。しかし仮に年収が高くない男性であっても、結婚せずに独身でいるよりは支えになる事も多いといえます。ムリに高年収男性を狙うと、結婚自体できないかもしれません。
ただし、やはり年収が低い男性の支えは弱いので、女性は35歳を超えたら結婚を狙いつつ、独自に老後に対する備えをしていく事が現実的です。現実に合わせ、身の振り方を考えましょう。
なお、結婚での妥協が気になる方は以下記事も参考にどうぞ。
よく「独身だと寂しいよ?」などと言われがちですが、幸か不幸か、実際には寂しがるヒマもないほど働かなければならないのが現実です。しかも老後は、仕事を選ぶ余裕も環境もないのが普通といえます。こういった実情を理解した上で、独身を貫くか否かを考えましょう。
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