- 貧困女子も様々だが、基本はワーキングプア。
- 貧困女子は一見普通、ヘンな意味でモテる!
- 貧困女子もあなたも、背景は同じかも!?
公開日:2019年8月9日
こんにちは、婚活FP山本です。最近では、「貧困女子」などというイヤな言葉を見かける機会が増えましたね。この言葉を使った書籍も売れている様子ですが、実際のところはどうなのか……気になる女性も多いのではないでしょうか。
興味本位という方も多いでしょうが、筆者としては「注意喚起」の意味合いで興味を持って頂きたいところです。そこで今回は、貧困女子の実態や特徴を様々な角度からお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。
目次
まずは、貧困女子そのものの基本についてお伝えします。「貧困」「女子」という言葉からもイメージできる通り、ざっくり貧困女子とは「お金に困っている若い女性」を指すことが多いです。一般的に、若い女性ならキラキラしたイメージが付きまといますから、そのギャップが怖いところかもしれませんね。
ただし一口に貧困女子とはいえ、その実態は千差万別です。食べるのに困るほどの女性もいれば、周囲と同じことができない程度の女性もいます。中には「自覚のない貧困女子」もいるのが実情です。一括りにはできませんが、少なくとも「お金がない」点は共通といえます。
ちなみに貧困女子は、いまや「単身女性の3人に1人」が当てはまるという説もあるほどです。もしかしたら、あなたの周囲にも一人くらい貧困女子がいるのかもしれませんね。
実は貧困女子に、明確な定義はありません。貧困そのものは、年収約120万円以下の人を指し、およそ「全体の7人に1人」が該当します。月収なら10万円程度ですね……。また貧困女子に該当する「女子」とは、主に20代以下、あるいは35歳以下を指すことが多いです。
実際に貧困女子に該当するかどうかはともかく、少なくとも「多くの貧困女性がいる」というのは一つの現実といえるでしょう。月10万円少々での生活……あなたなら耐えられますか?
次は、貧困女子の仕事についてお伝えします。先ほどの定義からもお分かりの通り、貧困女子の仕事は、基本的に「低賃金」です。最低時給のアルバイトや非正規雇用、派遣社員などが多いといえます。中には貧困から脱出したいあまり風俗へ行く女性もいますが、それでも低賃金なことも……。
しかも、「仕事が不安定」ということも多いです。そもそも雇用が不安定、雇われていても仕事が毎日あるわけではなく、結果的に収入も少ないケースが多いといえます。中には正社員なのに、フルタイムで働いても給料は最低時給と同レベルというケースもありがちです。
そして、病気や育児などが理由で「そもそも満足に働けない」ということも多いといえます。自分で満足に稼げず、かといって養ってくれる男性もいないなら、貧困も理解できるのではないでしょうか。
類似する「ネットカフェ難民」などという言葉もありますが、現実にアパート代すら出せない貧困女子もいるのが現実です。月収10万円程度では、都心部なら丸々アパート代ということもありますね。もちろん引っ越し代も、簡単には用意できません。
「普通に働きたいのに働けない、稼げない」という、ワーキングプアな側面を持つのが貧困女子です。経済面を筆頭に、そこから肉体面・精神面もドンドン厳しくなっていくのがイメージできるのではないでしょうか。
今度は、貧困女子の生活についてお伝えします。ちょっと意外に感じるかもしれませんが、実は貧困女子も周りから見ている分には普通の女性と大差ありません。ボロボロの服を着ている訳でもなければ、ノーメイクという訳でもありません。基本的にガリガリでもありませんね。
しかし、身近な人は気づくかもしれません。貧困女子の多くは同じ服を着回し、質素なものを食べ、お誘いもほぼ受けません。電車を使わない人もいますし、病院も美容院も行きません。最低限の身なりは「仕事のため」で、その他は極力お金を使わない生活をしているわけです。
貧困女子にしてみれば、たとえ100均での買い物すら死活問題といえます。未経験だとイメージしにくいかもしれませんが、想像以上に過酷なのが貧困女子の実際の生活ぶりです。
日本で貧困というと、まだまだ「ホームレス」を想像する人も多いですね。寝床は公園のテントや段ボール、食事は炊き出し、日中はゴミや廃品を拾う……貧困女子は違います。違いますが、ホームレス一歩手前、または形の違うホームレスと考えてもいいかもしれません。
もっとも、「明日の希望が見えない」という点では同じで、「失う恐怖」がある分さらに過酷なのかもしれません。そんな生活を、まだ社会に出たてで味わっているのが貧困女子です。
さらに、貧困女子の恋愛事情をお伝えします。これは一概にいえないのですが、実は貧困女子はモテるのが特徴です。実際に彼氏のような男性がいることもあります。そもそも、貧困でも裕福でも「若い女性はモテる」のが基本ですからね。これは分かりやすいでしょう。
ただし……モテ方や寄ってくる男性には問題があることも多いです。お金に困っている=落としやすいと考え、パパ活や援助交際を持ちかける男性もいます。保証人や不倫の代償など、男性に騙されるような形で貧困女子に陥った方もいます。寄ってきた男性も貧困というケースもありますね。
そうだと分かっていても、お金に困っていたり寂しさが極まったりしていれば、応じてしまう貧困女子も多いわけです。何とも言えない、悲しい「負の連鎖」が待ち受けているといえるかもしれません。
なお、20代女性の婚活が気になる方は以下も参考にどうぞ。
お金がなくて付き合えない、自分の困窮を知られたくない、迷惑をかけたくない……様々な思いから、貧困女子は孤立していることが多いです。自分の力でどうにもできず、かといって友人や頼れる人はほとんどいない、いても自ら遠ざける、こうして貧困女子は悪循環に陥ります。
この現実・現象は貧困女子に限らず、貧困と呼ばれる様々な人と同じです。普通の女性なら「男性に助けてもらおう」と考える人もいますが、そうは考えないのも貧困女性の恋愛特徴かもしれませんね。
若い女性が貧困女子に陥った理由・原因についてお伝えします。一概にはいえませんが、およそ以下がその理由・原因です。
これらを出発点として、さらに別の理由に変化することもあります。過去が原因で、上記の状態になった女性もいますね。
そして何より……これは筆者の見解ですが、貧困女子は「こうなると思ってなかった」という傾向です。きっと何とかなる、がんばれば何とかなる……そんな現在や未来への「見通しの甘さ」が原因といえます。「今」ラクなほうを選び続けた、未来を考えなかった、とも言えるかもしれません。
上記の理由は、あくまで貧困女子になった「きっかけ・予兆」です。そこから誰もが貧困女子になる訳でもありません。しかし、すでに予兆は出ている訳ですから、そのままいつしか貧困女子になった、ある日突然なってしまったのが実情です。
「こうなると思ってなかった」わけですから、多くの女性は、ほとんど備えず貧困女子になっています。部屋や貯金、仕事がギリギリあるうちは、自分が貧困女子だと気づかなかったともいえますね。そして自覚してしまえば先ほどの通り孤立しますから、援助も難しいのが実情です。
貧困女子になってからも、なる前からも援助が難しい……。だからこそ、さらに前々からの自助努力や周囲の援助が必要といえます。できれば貧困の予兆自体を回避できるよう、自他共に努めていきましょう。
なお、一般的な20代の貯金額が気になる方は以下も参考にどうぞ。
最後に、肝心なことをお伝えします。あなたは貧困女子について、どう思いましたか?可哀そう?力になりたい?それとも自分には関係ない?結論からいえば、「明日、あなたも貧困女子になってもおかしくない」のが現実です。
そもそも十分な貯金はありますか?無いうえで収入源を失えば、即座に仲間入りですね。明日、旦那が不倫して離婚されるかもしれません。明日、会社が倒産するかもしれません。明日でなくても、いつかそうなるかもしれません。十分な貯金も明日、トラブルや詐欺で失うかもしれませんね。
貧困女子は、未来を考えずに「こうなると思ってなかった」のが基本です。明日は我が身という可能性を考えられないなら、それは貧困女子と同じといえます。貧困女子に陥ってしまえば、挽回は極めて困難です。なんとか「最低限の警戒心」だけは、忘れないようにしましょう。
なお、若い女性のお金への考え方については以下も参考にどうぞ。
気付かない、考えられない人も多いのですが、実は「貧困女子」のうちは十分に挽回の余地があります。つまり「若いうち」という意味です。若さとは最高の武器であり、本人次第でどうとでも未来を変えられます。男性も寄ってきますし、就活でも十分に成功の可能性大ですからね。
本当に怖いのは、貧困女子が女子でなくなった頃といえます。貧困に陥ったら、あなたは貧困女子になれますか?未来には「老後破産」の可能性もあります。しっかり未来を見据えて考えて、ずっと幸せな人生を歩んでいきましょう。
結局、貧困女子が貧困を脱するには、自助努力か他者援助のどちらか、または両方が必要です。そして人間関係は鏡であり、人を助けない人は人から助けてもらえません。
あなたにも貧困女子になる可能性があるのなら、その時に誰かに助けてもらえるような行動を心がけることをおすすめしたいところです。
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