公開日:2019年4月7日
セダンもスポーツカーにもなく、もちろんファミリーカーにもない野性的なスタイル、それがSUV車の魅力です。丈夫で少しくらいの悪路などものともせず、キャンプやアウトドアによく似合うSUV車はかっこよさでもオーナーを満足させてくれるものが目立ちます。人気の高いかっこいい国産SUV車をご紹介いたします。
スズキのジムニーはSUV車の中でも特別異彩を放つ車です。その歴史は50年以上にもなりほかの車が現れては消える中、20年ぶりのフルモデルチェンジをおこなったという点でも注目を集めている車です。小型車ならではの取り回しの良さと、意外と広いコクピット内での居心地のよさも見逃せません。その四角く無骨でシンプルなボディデザインは、少し時代をさかのぼったようなクラシックな魅力もあります。
トヨタのRAV4も小型SUV車のさきがけとして登場し特にサーファーからの人気が高く、街なかでも1日1台は必ず見かけるといわれるほどのひと時代を築いた国産のSUV車です。小型のかわいらしいボディでも可愛さで売ることはせず、への字口のように見えるフロントグリル部分などそのデザインでも個性が光るSUVです。
トヨタハリアーは同じくトヨタのランドクルーザーと対極のようなスタイルのSUVです。ランドクルーザーがオフロードが似合うSUVだとしたら、ハリアーは高級感のある大人の街乗りSUVといえます。そのデザインもどちらかというとクーペに近く、スポーツカーを思わせるかっこよさを醸し出しているのが特徴です。2020年にモデルチェンジされ車高が低くなったことから、SUVの無骨さは苦手だけれど丈夫でアウトドアにも乗っていける車が欲しいというユーザー層の注目を集める結果となりました。
ハリアーがクーペタイプのSUVだとすると、セダンぽいSUVのデザインといえばこのレクサスRXです。SUVの中でも大きな部類に入るボディを持つ車ですが決していかついイメージではなく、レクサスという高級車の冠をかぶったキングといった風格が感じられるSUV車に仕上がっています。流線型のフォルムにわざとエッジを効かせるラインを入れることで、流れるようなスピード感がありながらもたくましさを感じられるようなデザインです。
ほかのメーカーよりもコクピットといった乗車部分に多くのスペースを割くのがホンダ車の特徴で、このCR-Vも広々とした内装での居住性の高さが目立つ車となっています。e:HEVの恩恵でもあるなめらかな加速が乗っていて気持ちいい、外から見ていてもすべるように走っている姿がかっこいいSUVです。
2021年に非常に注目を集めたSUV車で、少しツリ目がちの細いヘッドライトが特徴的な顔つきをしています。初代のエクストレイルはRUV4のライバル車として登場し、ターゲットを若者からミドルエイジまで幅広く設定することで誰でも乗れるSUVの名を欲しいままにしていました。現行モデルもその系譜を引き継ぎスタイリッシュさに磨きをかけつつも、誰にでも似合うどんなシーンでも使えるかっこよさがあります。
7位のレクサスRXよりも少しこぶりなレクサスSUVシリーズの一台です。RXとNXは見た目は似ていますが、よく比較してみるとRXよりも位置の低いフロントグリルからきゅっとヒップ部分が上がったモデル体型のSUVといった印象の車に仕上がっています。SUVにもスタイリッシュさを求める人にはたまらないスタイルです。
大きなボディの3列シートSUVで、最大7人乗りであるのがマツダCX-8の売りでもあり大きな特徴です。高級感のある外観も非常におしゃれで、右肩上がりで人気が上昇中のSUVとして注目されています。これからまだまだ数が増えることは見込まれますが、あまり見掛けないかっこいい車ということでオーナーの優越感をくすぐるおすすめの車です。
大きめのボディに個性的なエクステリアがマツダのCX-5の特徴です。グレードの多さはほかの自動車メーカーの比ではなく、そのため価格の差が大きく予算に合わせた車が選べるのも魅力となります。そのかっこよさは定番のごつい・いかついというSUVらしさから少し外れたところにデザインのポイントがあるところでしょう。都会的で洗練された顔つきとボンネットの長さからくるスポーティーさが、街なかであっても違和感なく溶け込むSUV車を形成しています。
値段はけっして安いわけではないですが、高級車にありがちな気になる派手さがおさえられたフォルムと四角いデザインがトヨタのランドクルーザーの特徴です。街中で走っているととても目立ちますが、自然の中ではまわりに馴染んでしっくりとくるその大きなボディは頼れる相棒としての貫禄も十分。街乗り用の小型のSUVも多くなっている昨今、SUVの流行のはしりからその代名詞として語られることの多かったランドクルーザーには、ほかの車には変えられない魅力があります。