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人気の学資保険4つを比較!学資保険は「貯蓄型」で払込期間が短いタイプがお得

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大倉 愛子

大倉 愛子

ライター、AFP。投資歴30年です。上場株、国内外の投信・債券、商品先物に投資して、一時はデイトレーダーもやってみました。そこで思ったのは、“投資は本業あってこそ”。本業は、外資で精密機械バイヤーから主婦へ、外資ロジスティックス担当を経て現在はマネー系ライター、国土交通省系の専門紙編集長をやっています。お金の知識を増やして、“お金の不安”から解放されましょう!

この記事のポイント

  • 学資保険は、「貯蓄型」商品を選びましょう。
  • 払込期間を短くすると、保険料総額の節約になる。
  • 保険料の一括払い込みでさらにお得度がアップ!

お子さんの将来の学費に備える学資保険。具体的に、どんな会社のどんな保険に入るのが良いのでしょうか。また、「貯蓄型」と「保障型」はどっちに入るべき?「払い戻し率がポイント」ってよく言われますが、どんな意味なのでしょうか。月々いくらくらい払えば学費がまかなえそうか知りたいですね。そんな疑問にお答えしましょう。

学資保険の「貯蓄型」と「保障型」って何?

保険商品は、「○○に備えるために」という目的に合わせて作られています。学資保険は、「将来の子供の学費に備えるため」が目的なのですが、重点をどこに置くかで2種類に分けられます。それが「貯蓄型」と「保障型」です。

「貯蓄型」は、”いかにお金を多く貯められるか”に目的を絞っています。保護者の万が一の際の保障はありますが、その他の保障はつけないで、払い戻し金が多くなるように設計しています。

「保障型」は、万一の備えを厚くしてあります。保護者やお子さんの死亡保険金が下りるものなど、“保険”に重点を置いています。払い戻し金はその分少なくなってしまいます。

 

学資保険の「貯蓄型」と「保障型」はどっちを選ぶべき?

おススメの学資保険は、「貯蓄型」です。保険商品の選び方の鉄則ですが、“シンプルなものが一番!”だからです。本来の目的以外の保障をつけると、保険商品が複雑になって掛け金がどんどん高くなってしまいます。学資保険の本来の目的は「子供の学資を多く貯めること」ですから、迷わず「貯蓄型」を選びましょう。

 

「貯蓄型」の学資保険、選ぶポイントは「払い戻し率」です!

「貯蓄型学資保険を選ぶのは分かったけど、種類が多くて、どう選ぶかわかりにくいよ!」そうなんです、各社さまざまな種類の学資保険があってスッキリ違いがわからないですね。

学資保険に入る目的を考えてみますと、「子供が大きくなって、大学や専門学校に行く大きな学費に備えたい」ということでした。この目的にかなっている、より多く貯められる学資保険に入りたいものです。そこでポイントとなるのが「払い戻し率」です。

「払い戻し率」は、払った総合計金額に対していくら満期学資金や祝い金をもらえるかで決まります。この数字が大きいものほど、有利な学資保険といえるでしょう。一方、支払い総額よりもらえる金額が少ないものを“元本割れ”と呼びます。こちらは、保障型などに多いのですが、本来の“学資を貯める”目的からそれますので、なるべく避けたいものです。

 

学資保険の払込期間はどう選ぶ? 短いほどお得って本当?

学資保険を選ぼうとすると、「払込期間」を選ぶ項目が出てきます。この場合は、お子さんが小さいうちに短期間で払い込むほうが、払戻金が増えたり、払込保険料の総額が少なく済みます。具体的には、「払込期間17歳まで」より、「10歳まで」のほうが有利になるということです。

なぜこのような差が出るかというと、お子さんが小さいうちに払込が終わると、保険会社はまとまった金額を運用してお金を増やすことができるからです。仮に金利1%とすると、5年運用するのと10年運用するのとでは、10年運用したほうがよりお金を増やすことができます。

一方、総額が変わらず短期で払うと、月々の保険料は長期で払う場合に比べて高くなってしまいます。毎月の保険料が高くて払えなくなり、解約すると、元本割れ(払った金額が全額帰ってこない)になる可能性があります。子供の学資積み立てもストップしてしまいますので、「毎月着実に払える金額」で契約しましょう。

 

有利な学資保険はこれだ! 「払い戻し率」の高い商品を具体的なお得金額でご紹介

お子さんの学資がより多く貯められる、「払い戻し率」の高い商品は、具体的にどんなものがあるのでしょうか。気になりますね。数多くの商品の中から、評判の高いソニー生命、明治安田生命、フコク生命、JA共済の商品を紹介させていただきました。

比べやすいように、契約する保護者をお父さん(30歳)、被保険者(お子さん)が0歳の場合で統一しています。また、「○○パーセントの払い戻し率」と言われてもピンとこないので、具体的にいくらお得かをお知らせしています。

 

払い戻し率No1!ソニー生命の学資保険は、ライフプランナーが相談に乗ってくれるらしい

ソニー生命の学資保険で一番人気なのは「受け取り資金総額200万円、払込期間10年(10歳まで)で、大学入学時に受け取る」プランです。月払い保険料は15,540円で、払込保険料総額は1,864,800円なので、135,200円の差額がもらえます。

ソニー生命では、アメリカのドルで契約することもできます。「子供が大学入学のころには円安になっている!」と予想される方や、「国際分散投資にしたい」とお考えの際には検討されてはいかがでしょうか。「あまりイメージがわかないな」という方は、円での契約をお勧めします。

 

明治安田生命の「つみたて学資」は、一括払い込みで受け取り率109.0%も!

「つみたて学資」も払い戻し率が高く、人気の商品です。ソニー生命の学資保険と同じ条件の「受け取り額資金総額200万円、払込期間10年(10歳まで)で、大学入学時に受け取る」プランで試算しますと、月払い保険料は15,910円で、払込保険料総額は1,909,200円なので、98,000円の差額がもらえます。後述しますが、一括払い込みの際は、特に有利になるようです。

 

フコク生命の学資保険「未来のつばさ」は、5年ごとの配当付き学資保険

「未来のつばさ」は、サイトがキティちゃん一色で、楽しい気持ちで保険の検討ができます。お子さんの成長に合わせて祝い金を受け取るS(ステップ)型と大学入学資金に重点を置いて祝い金を受け取らずに運用するJ(ジャンプ)型があります。また、2人目のお子さんから兄弟割引があり、保険料が割安になります。

「受け取り額資金総額200万円、払込期間11年(11歳まで)で、大学入学時に受け取る」プランで試算しますと、月払い保険料は14,354円で、払込保険料総額は1,894,728円なので、105,272円の差額がもらえます。

 

JA共済の「子供共済・学資応援隊」は、契約者が75歳までOK!

野菜やお米を全国規模で扱う農業協同組合、JA。会員の生活を守る共済も扱っています。その学資保険は、「子供共済・学資応援隊」です。お孫さんのためにご祖父母が加入することも可能で、75歳まで契約できます。

「受け取り額資金総額200万円、払込期間11年(11歳まで)で、大学入学時に受け取る」プランで試算しますと、月払い保険料は14,584円で、払込保険料総額は1,925,088円なので、74,912円の差額がもらえます。

 

出産のお祝いにいただいたお金などで、保険料の一括前納もアリ?

学資保険は、コツコツ積み立てるイメージですが、「出産祝いにまとまった金額をもらってラッキー!」という場合には、学資保険の一括前納はいかがでしょうか。

先ほどの明治安田生命「つみたて学資」の一括払い込みプランでは、受け取り総額200万円に対して、必要な払込額は1,852,475円です。

既にお伝えしました10歳まで積み立てる場合より、56,725円お得になります(トータルで、147,525円の差額がもらえることに)。せっかくいただいたお祝いですから、学資保険を払込済みにして、月々の支払いは気にせずに済むという方法もあります。

 

まとめ

子供の学費を貯められて、保護者の万一の際には払い込みがいらなくなる保障がついている学資保険。契約の際は、「貯蓄型」の保険商品を選び、払込期間をなるべく短くするのが払う金額を節約するコツのようです。また、まとまった金額を前納するとさらにお得度がアップします。