公開日:2019年4月17日
自動車保険の見直しを検討している方は、保険料を安く抑え、補償内容も充実しているものを望んでいる方が多いと思います。
一般に、このような都合の良い自動車保険の見直しができるはずはないと感じる方もおられると思いますが、見直しのポイントさえしっかりと押さえておくことで、誰でも賢く簡単に見直しを行うことは可能です。
そこで本記事では、自動車保険の見直しを行う上で押さえておきたいポイントをまとめて紹介します。
自動車保険の見直しに最も適した時期やタイミングとは、現在加入している自動車保険の満期が近づいてきているときと言えます。
この理由は、自動車保険の負担する保険料に大きな影響を及ぼす自動車保険等級が関係しているためなのですが、次項から、その理由について詳しく解説を進めていきます。
自動車保険の等級は、基本的に加入している保険会社を問わず共通して適用される仕組みになっており、等級制度と呼ばれる制度の下、自動車保険を更新して同じ保険会社で契約を継続した場合も、他社へ乗り換えた場合も、これまでの自動車保険等級が引き継がれます。
また、1年間を通じて無事故の場合、自動車保険の等級は、満期を迎えてから翌年度に1等級アップするため、これによって、翌年度の自動車保険料は安くなります。
自動車保険の見直しを満期に合わせて行うべき理由は、先に解説した自動車保険等級が、満期後の更新時や満期後の他社への乗り換え時に1等級アップする仕組みになっているためです。
そのため、自動車保険の保険契約期間が残っている状態で途中解約したり、途中解約して他社へ乗り換えした場合、自動車保険等級がアップする時期が遅れてしまうデメリットが生じるため、ここのポイントは確実に押さえておく必要があると言えます。
自動車保険の見直しで保険料を節約するためには、無駄な補償の重複を減らすことが大切となりますが、こちらも含め、以下、9つのポイントを見直しすることで効果的、かつ、効率的に自動車保険料の節約が図れます。
自動車保険は、代理店型の自動車保険とダイレクト型自動車保険に大きくわけられますが、ダイレクト型自動車保険は、代理店型の自動車保険に比べて自動車保険料が安い特徴があります。
保険会社によって違いはあるものの、インターネット割引による保険料の割引効果が極めて高く、年間を通じて10,000円から20,000円の割引が受けられる保険料の節約効果は、後述する節約ポイントに比べて群を抜いていると言っても過言ではないでしょう。
ダイレクト型自動車保険へ加入検討するのであれば、一括見積サイトを利用することで、大まかな保険料相場を知ることができ、見直しの時間短縮を図れるメリットが期待できます。
また、一括見積サイトの中には、無料見積もりをするだけで特典が得られる場合や、キャンペーンによる特典が得られる場合もあるため、ダイレクト型自動車保険に加入検討するのであれば、一石二鳥の効果を得るための賢い活用方法も知っておきたいものです。
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自動車保険は、補償範囲となる運転者を任意で決めることができ、この補償範囲が狭くなるほど、保険料は安くなる仕組みになっています。
すべての方が補償対象 < 家族のみ補償対象 < 本人と配偶者のみ補償対象 < 本人のみ補償対象
たとえば、生活環境が変化したことによって、運転者の補償範囲を狭くすることができないのか、無駄に補償範囲を広くしていないか、などについて、改めて再確認しておきたいものです。
保険会社によって違いはあるものの、自動車保険では、補償されるドライバーの年齢条件と範囲も任意で決めることができ、こちらも補償範囲が狭くなるほど、保険料は安くなる仕組みになっています。
年齢を問わず補償 < 21歳以上補償 < 26歳以上補償 < 35歳以上補償
上記は一例となりますが、日常生活を振り返ってドライバーの年齢条件の範囲を狭くしておくことで、無駄な自動車保険料を節約することが可能です。
自動車保険は、保険契約する自動車の使用目的が、日常・レジャー用、通勤・通学用、業務用などにわけられ、使用目的によって、自動車保険料が異なります。
日常・レジャー用 < 通勤・通学用 < 業務用
保険契約をする自動車の使用目的が合致していない場合は、時として、保険金が支払われないリスクも伴いますので、念のため、自動車保険の使用目的を再確認し、使用目的に変更はないか確認しておくことが望ましいでしょう。
自動車保険は、保険契約の始期日から満期日までの年間走行距離によって、自動車保険料が異なります。
一般に、走行距離が長いほど、自動車事故に遭うリスクが高くなると考えられるため、保険料が高くなりますが、走行距離の不適切な設定は、保険金が支払われない原因になるリスクが伴います。
各保険会社では、走行距離の目安をWEBサイトで公開しているところもあるため、それらの情報を参考に距離数を設定しましょう。
車両保険は、保険契約した自動車が損害を負った場合に、自身が加入している自動車保険から補償されるものになりますが、車両保険に加入する、加入しないといった選択だけで保険料は大きく異なります。
車両保険の見直しには注意点があるほか、メリットやデメリットを知っておくことがとても大切になるのですが、こちらにつきましては、以下、同サイト内の記事で詳しく確認されてみるのが望ましいでしょう。
自動車保険は、特約を付加することで、自動車保険の補償内容に厚みを持たせられる特徴があるのですが、補償されるのか定かではない無駄な特約が付いていると、ただ無駄な保険料を支払う原因になってしまいます。
また、世帯で2台以上自動車を保有し、それぞれ自動車保険に加入している場合は、弁護士費用特約など、重複した特約になっていないか見直しをすることで、無駄な保険料支出を避けられる可能性もあります。
自動車保険の補償を考えられる時は、現在加入している生命保険をはじめ、公的保険や年金制度で適用される保障制度も検討した上で見直しができれば効果が倍増します。
たとえば、高額療養費制度、傷病手当金、遺族年金、障害年金のほか、職業柄、自動車運転をする機会が多い場合は、労災保険についての補償も考えておければ、特に、死亡やけがに対する補償を過大にするといったことは大きく避けられるものと考えられます。
他の保険や公的保険と合わせた自動車保険の見直し相談をするには、残念ながら無料相談が可能な保険代理店でサービスの提供を受けるのは、まずもって難しいと考えられます。
この理由は、そこまでの知識レベルを持っている方が少ないこと、保険販売をすることが最大の目的であることが理由としてあげられ、無駄のない自動車保険の見直し相談を希望の場合は、保険だけに特化していない専門家FPへ相談されるのが望ましいでしょう。
自動車保険は、保険契約の満期前に、あらかじめ時間的余裕を持って、毎年見直し確認されることをおすすめします。
とはいえ、これまで紹介した9つのポイントをしっかりと押さえて見直しを行っている場合、保険料の負担金額に対して大きな節約効果は期待できません。
その一方で、9つのポイントを押さえた見直しができているということは、少なくとも無駄のない自動車保険に加入できていると言い切ることができるのは確かです。
自動車保険の見直しは、本記事で紹介した9つのポイントを1つずつ確認し、見直す必要がある部分について見直すことで、誰でも賢く簡単に自動車保険を見直すことが可能です。
自動車保険料が極めて高い方ほど、自動車保険の見直し効果が大きく得られる可能性があることも踏まえますと、場合によっては、専門家へ相談料を支払ったとしても、保険料の節約効果や質の高い補償内容の確保が期待できることでしょう。