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一人暮らしの平均的な食費はどれくらい?毎月の目安&節約術を解説!

一人暮らしの平均的な食費はどれくらい?毎月の目安&節約術を解説!

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竹国 弘城

竹国 弘城

RAPPORT Consulting Office 代表、1級ファイナンシャルプランニング技能士、証券外務員一種

証券会社、生損保代理店での勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。より多くの方がお金について自ら考え行動できるよう、お金に関するコンサルティング業務や執筆業務などを行う。ミニマリストでもあり、ミニマリズムとマネープランニングを融合したシンプルで豊かな暮らしを提案している。RAPPORT Consulting Office 代表。1級ファイナンシャルプランニング技能士。

この記事のポイント

  • 一人暮らしの1カ月の食費の平均額は約4〜5万円前後。
  • 一人暮らしの1カ月の食費の理想的な割合は手取り収入の13〜15%前後。
  • 無理なく効果的に節約するには、食費だけでなく家計全体を見直すことが大切。

この記事は約9分で読めます。

一人暮らしの平均的な食費はや理想的な食費はどれくらいなのか。食費を抑えるにはどうすればいいのか。一人暮らしの理想的な食費の目安や節約術について解説します。

 

一人暮らしの毎月の食費の平均額

一人暮らしの毎月の食費の平均額

総務省統計局の家計調査によると、一人暮らしの1カ月の食費の平均額は約4〜5万円前後となっています。

一人暮らしの食費(食料費) 月平均額(年齢階級・男女別/2018年)
全年齢 〜34歳 35歳〜59歳 60歳〜
男女計 4万4,067円 4万3,844円 4万8,634円 4万1,922円
内 調理食品 6,993円 7,432円 8,508円 6,113円
内 外食 1万2,314円 1万9,993円 1万7,524円 7,266円
内 飲酒代 3,253円 6,243円 5,516円 1,174円
男性 4万8,372円 4万9,121円 5万4,518円 4万2,500円
内 調理食品 8,908円 8,831円 1万275円 7,742円
内 外食 1万7,166円 2万3,961円 2万2,213円 8,828円
内 飲酒代 5,666円 7,911円 7,664円 2,618円
女性 4万264円 3万5,819円 3万8,613円 4万1,610円
内 調理食品 5,301円 5,306円 5,498円 5,249円
内 外食 8,032円 1万3,953円 9,539円 6,437円
内 飲酒代 1,124円 3,717円 1,859円 408円

男女別で見ると、60歳未満の現役世代では男性のほうが女性よりも食費が1.5万円程度多く、60歳以上では差がほとんどなくなります。

男性の食費が多い要因としては、食べる量の違いも考えられますが、弁当や惣菜などの調理食品や外食への支出が男性は多く、女性に比べ自炊をしている人が少ないことが推察できます。また男性は飲酒代も女性に比べて多く、食費を押し上げる要因となっています。

 

住んでいる地域による食費の違い

食費には住んでいる地域による違いもあります。総務省統計局の家計調査では、一人暮らし世帯の食費の平均額は都市部ほど多くなっています。地方別では近畿地方が月4万4,435円と最も多く、最も少ない北海道・東北地方と比べて約1万円の差があります。

一人暮らしの食費(食料費) 月平均額(都市階級・地方別/2018年)
食費(食料費) (内 外食)
全国 4万0,026円 1万0,653円
都市階級別
大都市 4万1,023円 1万1,728円
中都市 4万0,841円 1万0,742円
小群市・町村 3万7,742円 8,939円
地方別
北海道・東北 3万4,395円 6,063円
関東 4万3,056円 1万2,686円
北陸・東海 3万8,773円 1万0,603円
近畿 4万4,435円 1万3,828円
中国・四国 3万4,649円 6,587円
九州・沖縄 3万5,813円 7,736円

 

年間収入による食費の違い

収入が高いほど食費の平均額は多くなっています。食費は支出全体の約4分の1を占めており、年収が高くなるにつれその割合は小さくなる傾向が見られます。逆に食費に占める外食費の割合は収入が高くなるほど大きくなり、年収600万円以上の世帯では食費の半分近くを外食費が占めています。

一人暮らしの食費(食料費) 月平均額(年間収入階級別/2018年)・消費支出に占める食費の割合・食費に占める外食費の割合
年間収入 食費 内 外食 (参考)
消費支出
消費支出に占める食費の割合 食費に占める外食費の割合
平均 4万4,067円 1万2,314円 16万2,833円 27.1% 27.9%
100万円未満 3万0,919円 5,232円 11万0,971円 27.9% 16.9%
100万円以上
200万円未満
3万5,533円 5,368円 12万5,050円 28.4% 15.1%
200万円以上
300万円未満
4万0,803円 7,920円 14万9,078円 27.4% 19.4%
300万円以上
400万円未満
4万5,158円 1万4,852円 17万3,183円 26.1% 32.9%
400万円以上
500万円未満
5万1,612円 1万7,961円 19万7,106円 26.2% 34.8%
500万円以上
600万円未満
6万0,639円 2万5,602円 21万8,022円 27.8% 42.2%
600万円以上 7万0,959円 3万4,281円 27万4,125円 25.9% 48.3%

 

一人暮らしの毎月の食費の目安

一人暮らしの毎月の食費の目安

一人暮らしの1カ月の食費の理想的な割合は、一般的に手取り収入の13〜15%前後。この割合は適正な食費の目安となりますが、住んでいる地域や収入、学生なのか社会人なのかといった個別の事情によって調整も必要になります。

 

適正額は何円?手取り収入に対する食費の目安

次の表は手取り収入の15%を食費とした場合の1カ月・1週・1日・1食あたりの金額の目安です。まずはあなたの収入に対して食費が多過ぎないかチェックしてみましょう。

たとえば手取り収入が20万円の人が毎日1,000円のランチを食べていれば使い過ぎであり、見直しが必要と言えます。もちろん収入が多いからといって食費を増やす必要はありません。ちゃんとバランスの取れた食生活が送れているのであれば、貯蓄や投資に回すお金を増やすべきでしょう。

手取り収入に対する食費の適正額の目安
手取り収入 1カ月あたり 1週あたり
(1カ月4週換算)
1日あたり
(1カ月30日換算)
1食あたり
(1日3食換算)
10万円 1万5,000円 3,750円 500円 167円
13万円 1万9,500円 4,875円 650円 217円
15万円 2万2,500円 5,625円 750円 250円
18万円 2万7,000円 6,750円 900円 300円
20万円 3万0,000円 7,500円 1,000円 333円
25万円 3万7,500円 9,375円 1,250円 417円
30万円 4万5,000円 1万1,250円 1,500円 500円
35万円 5万2,500円 1万3,125円 1,750円 583円
40万円 6万0,000円 1万5,000円 2,000円 667円
50万円 7万5,000円 1万8,750円 2,500円 833円

 

むやみに食費を減らすのはNG

食費は健康を維持するため最低限必要なお金。手取りの15%というのはあくまで目安であり、極端に食費が多いくなければ無理に減らすべきではありません。食費の節約は携帯代や家賃、保険料などの固定費、娯楽費などを見直した上で、無理のない範囲で行うのが基本です。

 

一人暮らしの食費節約術

一人暮らしの食費節約術

一人暮らしの人が無理なく食費を節約するためにはどうすればいいのでしょうか。ここでは一人暮らしの食費節約術を9つご紹介します。

  1. 食費にどれくらい使えるか 細かく区切って予算を立てる
  2. コンビニではなくスーパー・ドラッグストアを使う
  3. 自炊する
  4. 学食・社食を活用する
  5. マイボトルを利用する
  6. 外食はなるべくディナーではなくランチを利用する
  7. 割引サービスを有効に活用する
  8. 飲みに行く回数を減らす・家飲みにする
  9. 1日1〜2食にする

 

 

【一人暮らしの食費節約術①】食費にどれくらい使えるか、細かく区切って予算を立てる

食費を適正額に抑えるためには、細かく区切って予算を立てるのがおすすめです。

手取り20万円の方であれば、1ヶ月の食費の適正額は3万円。米や調味料などまとめて買う必要のある食材に5,000円を割り振れば、残りは2万5,000円。1週間あたりでは6,250円。週2回買い物に行くなら、1回あたりに使える金額は約3000円まで。

このように細かく予算を設定すれば使える金額が明確になり、使い過ぎを防ぎやすくなります。外食をする場合には、外食費も含めた週単位の予算でやりくりするとよいでしょう。

 

【一人暮らしの食費節約術②】コンビニではなくスーパー・ドラッグストアを使う

コンビニは便利な反面、一部を除きほとんどの商品が定価で売られています。スーパーやドラッグストアであれば同じ商品が半額程度で売られていることも多く、コンビニで買うと高くつきます。食費を節約するのであればなるべくスーパーやドラッグストアを利用し、コンビニは利用しないのが基本です。

 

【一人暮らしの食費節約術③】自炊する

自炊は最も効果的な食費節約術です。一方で一人暮らしの自炊は材料を余らせてしまいがち。慣れていない人がいきなり始めると食材を無駄にしてしまい、外食や惣菜を買うよりも高くつくこともあります。

 

簡単な料理から始める

本格的に料理をするには調理器具や調味料がある程度必要になります。全てを揃えるにはお金もかかかり、もし自炊が続かなければ無駄になってしまいます。手間がかかると自炊が面倒になったり、必要な食材が多ければ食材を余らせてしまいやすくなります。

慣れていない人はまずは簡単な料理から始め、自炊を続けることが第一。味噌汁を作ってごはんに納豆をのせるだけでも立派な料理です。慣れてくれば徐々に料理のレパートリーを増やしていくとよいでしょう。

自炊

 

使用量の少ない調味料などは100円ショップで買う

使用量の少ない調味料などは一人暮らしでは使い切れず、賞味期限を切らしてしまうこともあります。100円ショップでは通常よりもサイズの小さい調味料を取り扱っており、少しだけ必要な調味料などを買うのに便利です。最初は小容量のもので揃え、使用量に応じて通常のサイズを買うか判断するとよいでしょう。

 

栄養豊富でコスパがよく使い回しが効く食材を選ぶ

いくら安く買っても食材を余らせてしまっては意味がありません。食材を購入する際はさまざまな料理に使えたり、そのままでも食べられたりする、なるべく使い回しが効く食材を選びましょう。使い回しが効き、栄養豊富でコスパもよい食材としては、次のようなものがあります。

  • 鶏胸肉
  • 豚細切れ肉
  • 豆腐
  • キャベツ
  • 玉ねぎ
  • 大根
  • 乾物(春雨・切り干し大根・ひじきなど)

 

まとめて作り置きする

少量だけ作るのは難しく、食材を余らせたり、手間を考えると効率もよくありません。保存の効く常備菜や冷凍できるものをまとめて作り置きするのが効率的です。夜に作ったものを翌日の朝や昼のお弁当にするというのもよいでしょう。

 

【一人暮らしの食費節約術④】学食・社食を活用する

学食や社食は低価格で提供されていることが多く、利用できる人はうまく活用するとよいでしょう。

 

【一人暮らしの食費節約術⑤】マイボトルを利用する(1日300円でも年間では約10万円)

水やお茶、缶コーヒーなどの飲み物は外で買わず、家で作ったお茶やコーヒーをマイボトル(水筒)に入れて持っていくのも効果的です。毎日飲み物に300円使っている人であれば年間約10万円の節約になります。

 

【一人暮らしの食費節約術⑥】外食はなるべくディナーではなくランチを利用する

多くの飲食店ではディナータイムよりランチタイムの価格が低めに設定されています。メニューや量などに違いはあるかもしれませんが、ランチタイムのほうがお得なことが多いと言えます。

 

【一人暮らしの食費節約術⑦】割引サービスを有効に活用する

スーパーやドラッグストアなどが行っている割引サービスは還元率の高いものが多く、うまく活用したいところ。ポイントカードを作る店は普段よく利用する店に絞ることで効率よくポイントが貯まります。

ポイントカードの作り過ぎはポイントが分散して効率も悪く、ポイントのために無駄な買い物をしやすくなるため好ましくありません。ポイントカードを作るなら2〜3枚までにしておきましょう。

最近はPayPayやLINE Payなどの決済サービスが積極的にキャンペーンを展開しており、還元率の高い割引を受けられます。無駄な買い物をしては本末転倒ですが、必要な買い物で使えるなら有効に活用していきましょう。

 

【一人暮らしの食費節約術⑧】飲みに行く回数を減らす・家飲みにする

飲みに行けば1回で数千円以上の出費。食費を抑えたいのであれば必要性の低い飲み会は極力減らしましょう。親しい友人と飲むのであれば、家飲みにすればかなり出費が抑えられます。家族に迷惑がかからないのも一人暮らしの利点と言えます。

 

【一人暮らしの食費節約術⑨】1日1〜2食にする

ただ食事を抜くのは好ましくありませんが、ちゃんと栄養が取れているなら食事の回数を1日3食にこだわる必要はありません。同じ食費でも食事の回数を減らせば1食にかけられるお金は増え、食事の内容を充実させることができます。

1日2食の場合には生活スタイルに合わせて、家で食事できることの多い朝食と夕食の2食にして自炊する、昼食は学食や社食を利用できるから朝食か夕食のどちらか1食にするなど。この方法は人によって合う合わないがあるため無理は禁物です。

一人暮らしの節約術については以下記事もご覧ください。

 

一人暮らしは、食費だけでなく家計全体を見直すことが大切

一人暮らしの理想的な食費と比べ見直し余地のある人は多いと言えます。ただし食費は家計の支出の一部であり、食費だけの見直しでは節約効果は限定的。無理なく効果的に節約するには家計全体を見直すことが大切です。

特に家賃や携帯料金、保険料などの固定費は金額が大きく、一度見直せば節約効果が持続するため優先的に見直したほうがよいでしょう。一人暮らし世帯の理想的な支出割合は以下の通り。使い過ぎている支出項目がないか確認してみましょう。

 

 

一人暮らし世帯の理想的な支出割合

支出項目 理想的な支出割合 (参考)
手取り20万円に対する金額
住居費 28%
(地方25%〜都市部30%)
5万6000円
食費 14%
(地方13%〜都市部15%)
2万8000円
水道光熱費 5% 1万円
通信費 4% 8000円
被服・理美容費 5% 1万円
日用品費 2% 4000円
自動車関連費 5%
(地方8%〜都市部0%)
1万円
交通費 2%
(地方1%〜都市部3%)
4000円
医療費 1% 2000円
交際費 3% 6000円
趣味娯楽費 5% 1万円
生命保険料 1% 2000円
その他 5% 1万円
貯蓄 20% 4万円
合計 100% 20万円

※飲み会などの費用は趣味娯楽費や交際費の一部に含めても良い。

 

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