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One Tap BUY(ワンタップバイ)の手数料は高い?定額or都度の違いや仕組みを解説

One Tap BUY(ワンタップバイ)の手数料は高い?定額or都度の違いや仕組みを解説

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著者名

山下 耕太郎

山下 耕太郎

証券外務員1種

一橋大学経済学部卒業。証券会社でマーケットアナリスト・デリバティブディーラーを経て個人投資家に転身。投資歴は20年以上。現在は、日経225先物を中心に、現物株、FX、CFDなど幅広い商品に投資しています。証券会社勤務と実際の投資経験を活かし、初心者の方にもわかりやすい記事作成を心がけています。

この記事のポイント

  • ワンタップバイの手数料は、主に「売買手数料」「入出金手数料」「為替手数料(米国株・海外ETF)」の3つ。
  • 売買手数料は、「定額プラン」と「都度プラン」の二種類。(定額プランは、2019年8月31日をもって終了しました。)
  • 取引回数と約定金額によってプランを使い分けるようにする。

One Tap BUY(ワンタップバイ)は、サービス開始から約3年で120万ダウンロードを突破した人気投資アプリです。1,000円で日米の大企業の株主になれるので、初心者でも気軽に安心して投資ができます。

ただ、手数料などのコストが多くかかっては意味がありません。そこで、今回はワンタップバイの手数料の種類や仕組みついて解説します。

また、ワンタップバイの仕組みやメリット・デメリットについては以下記事を参考にどうぞ。

 

 

One Tap BUY(ワンタップバイ)の手数料は「定額プラン」と「都度プラン」の2種類

1.ワンタップバイの手数料は「定額プラン」と「都度プラン」の2種類

(定額プランは、2019年8月31日をもって終了しました。)

 

ワンタップバイの口座開設方法

まず、ワンタップバイの口座開設方法について確認しておきましょう。口座開設の申込は、スマホでの日本株アプリ、米国株アプリの他、公式WEBサイト(PC)から行えます。取引開始までの手順は以下の通りです。

  • 申込みフォームに入力
  • 本人確認書類アップロード
  • 届いたID・PASSでアプリにログイン

ワンタップバイの口座は「特定口座・源泉徴収あり」のみで、「一般口座」や「特定口座・源泉徴収なし」を選べません。

ただし、「特定口座・源泉徴収あり」なら年間損益と納税をワンタップバイが行ってくれます。わずらわしい確定申告や納税の手間が省けるというメリットがあります。

 

「定額プラン」と「都度プラン」

ワンタップバイの口座開設方法

ワンタップバイには、「定額プラン」と「都度プラン」の2種類があります。自分の取引回数や取引金額によってプランを使い分けることが大切です。

(定額プランは、2019年8月31日をもって終了しました。)

 

定額プランとは

  • 月額料金:980円(税込1,058円)

定額プランとは、1カ月の取引回数に関係なく月額料金980円(税込み1058円)で利用できるプランです。米国株・日本株・両市場のETFを、追加の売買手数料なしで売買できます。

2019年7月現在、ワンタップバイで取引できる銘柄数は以下の通りです。

  • 国内株式 30銘柄
  • 米国株式 30銘柄
  • ETF   6銘柄

手数料が固定されているので、取引回数が多い人や、毎回かかる手数料が気になる人におすすめです。ただし、定額プランは日割り計算されません。月初めでも月末でも1カ月分の料金が発生します。

たとえば、最終日の31日に申し込んだ場合でも、引き落とされた定額プラン(980円)を利用できるのは同日の31日のみとなります。月末で日にちがない場合は、翌月に申し込むようにしましょう。

(定額プランは、2019年8月31日をもって終了しました。)

 

都度プランとは

  • リアルタイムの株価に0.5%のスプレッドを加減した価格で取引

都度プランは、取引ごとに売買手数料がかかるプラン。「少額から株取引をしたい」「まずはお試しで売買したい」という方におすすめ。

日本株・米国株ともに、リアルタイム株価に0.5%のスプレッドを加減した価格で取引できます。買いの場合は加算、売りの場合は減算します。

たとえば、日本株を2,000円購入した場合の売買手数料は10円(2,000円×0.5%)なので、買いの場合は2,010円、売りの場合は1,990円が取引価格になります。

ただし、ニューヨーク市場が閉まっているときの売買手数料は0.7%です。

※ニューヨーク市場取引時間(日本時間)…23時30分~翌日6時(サマータイム22時30分~翌日5時)

 

為替手数料(スプレッド)

米国株・海外ETFなど外国証券の売買では、円と外貨(米ドル)を交換する為替レートに、1米ドルあたり35銭のスプレッド(為替手数料)が必要です。国内株式の取引では、為替手数料はかかりません。

 

One Tap BUY 10倍CFD

ワンタップバイの手数料がかからない取引として「One Tap BUY 10倍CFD」があります。CFDは”Contract for Difference”の略で、「差金決済取引」と訳されます。

現物の受渡しを必要としない、少額の証拠金で大きな金額を取引できるなどのメリットがあります。

日本225(日経平均株価)と米国500(S&P500指数)、どちらからの株価指数の値動きを予想して売買します。証拠金1万円から、1万円単位でCFD取引できます。「手数料なしで取引したい」という方におすすめです。

One Tap BUY 10倍CFD

 

One Tap BUY(ワンタップバイ)の入金・出金手数料

ワンタップバイの入金・出金手数料

ワンタップバイでは、売買手数料・為替手数料(スプレッド)の他に、入出金手数料がかかります。

 

入金手数料

ワンタップバイでは、証券口座に入金する方法として、次の2つが用意されています。

 

1.みずほ銀行への入金

ネットバンキングやATMから、みずほ銀行の専用振込口座に入金します。振込手数料は顧客負担。みずほ銀行に口座を持っている場合、一定の条件を満たしていれば振込手数料は無料ですが、それ以外の銀行では手数料がかかります。

 

2.おいたまま買付け

おいたまま買付け

おいたまま買付けとは、銀行口座等に残高があれば、送金手続きをしないでも株が購入できるサービス。2019年7月時点で以下の銀行やサービスに対応しています。※2019年7月12日より「ゆうちょ銀行」と「南都銀行」が利用できるようになりました。

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • NTTドコモ
  • みずほ銀行
  • ソフトバンクカード
  • ゆうちょ銀行
  • 南都銀行

ただし、銀行やサービスによって取り扱い銘柄が異なったり、別途手数料がかかったりするので、必ず内容を確認するようにしましょう。

おいたまま買付け

 

出金手数料

証券口座から出金する場合、金額や振込銀行によって以下の手数料がかかります。

  • 3万円未満:(みずほ銀行宛)108円(税込)、(みずほ銀行以外宛)270円(税込)
  • 3万円以上:(みずほ銀行宛)216円(税込)、(みずほ銀行以外宛)378円(税込)

みずほ銀行の口座を持っていると、出金手数料を抑えられます。

 

 

One Tap BUY(ワンタップバイ)の手数料は高い?米国株・日本株を比較

ワンタップバイの手数料は高い(米国株・日本株比較)?

日本株と米国株両方で定額プランが使えるのはワンタップバイのみです。これは、ワンタップバイが証券取引所から仕入れた株を顧客に再販するという、「相対取引」を利用しているので可能になりました。

ただし、ワンタップバイは銘柄の仕入れが必要なので、多くの銘柄を扱えません。そのため、初心者でも取り組みやすい、日米の大企業に銘柄を絞り込んでいるのです。

しかし、日本株ならソニーや任天堂、トヨタ。米国株ならアップルやアマゾン、マイクロソフトなど、多くの人が知っている有名企業に1,000円から投資できるのがワンタップバイの魅力です。

 

ネット証券との比較(米国株・日本株)

ワンタップバイの手数料は高いのかどうか、ネット証券最大手のSBI証券と比較してみましょう。

 

米国株手数料比較

  • ワンタップバイ(都度プラン):0.5%(NY市場閉場時0.7%)
  • SBI証券:0.486%(税込)

SBI証券の最低手数料は5.4米ドルでしたが、2019年7月22日から最低手数料が無料になりました。最低手数料がなくなったことにより、米国株に関してはほとんど変わらない手数料体系です

 

日本株手数料比較

ワンタップバイは米国株と同じく0.5%の手数料(都度プラン)です。一方、SBI証券の手数料(スタンダードプラン)は以下の通りです。

日本株手数料比較

日本株の手数料を比較すると、以下の通りです。

1,000円 1万円 10万円
ワンタップバイ 5円 50円 500円
SBI証券 54円 54円 97円

米国株の手数料体系はほぼ一緒でしたが、日本株では1万円を超えるとSBI証券の方が有利になります。以上をまとめると、約定代金が以下の条件なら、ワンタップバイの方がSBI証券の手数料体系より有利になります。

  • 日本株 1万円以下

 

ワンタップバイで利益を出すために

ワンタップバイで利益を出すためには、取引回数や金額によって「定額プラン」と「都度プラン」を使い分けることが大切です。

取引金額が小さい、取引回数が少ない方は、都度プランを利用するのがいいでしょう。都度プランの往復手数料(買い+売り)は以下のようになります(米国株・海外ETFは市場が開いている時間)。

1,000円 5,000円 1万円 10万円
1回 10円 50円 100円 1,000円
5回 50円 250円 500円 5,000円
10回 100円 500円 1,000円 10,000円
50回 500円 2,500円 5,000円 50,000円
100回 1,000円 5,000円 10,000円 100,000円

(※縦軸:取引回数、横軸:1注文の約定代金)

定額プランの月額利用料は1,058円(税込)なので、都度プランの売買手数料の合計が1,000円を超えると定額プランの方が有利です。たとえば、1万円の約定代金なら月10回までは手数料が1000円なので、都度プランが有利。11回以上なら定額プランが有利です。

(定額プランは、2019年8月31日をもって終了しました。)

 

ワンタップバイの評価や口コミ

ワンタップバイの手数料に対する評判を見てみましょう。

 

One Tap BUY(ワンタップバイ)の手数料に関するまとめ

今回は、One Tap BUY(ワンタップバイ)の手数料について解説しました。主に次の3つの手数料がかかります。

  1. 売買手数料
  2. 入出金手数料
  3. 為替手数料(米国株・海外ETF)

米国株ではほぼ同じ手数料体系ですが、日本株の少額取引(1万円以下)なら、ワンタップバイの手数料がネット証券より安くなります(都度プランの場合)。

ただし、取引回数や約定金額が大きくなるとネット証券の方が安くなるので、定額プランを利用するようにしましょう。

スマホで気軽に少額から取引できるワンタップバイは、銘柄数が限られていますが日米の有名企業を取引できます。

ワンタップバイを利用して、少額から株取引を始めてみてはいかがでしょうか。

(定額プランは、2019年8月31日をもって終了しました。)

One Tap BUY(ワンタップバイ)公式サイトはこちら

 

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