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【SBI証券の口座開設方法まとめ】申し込みの流れ・手数料・納税方法etc.を詳しく解説!

【SBI証券の口座開設方法まとめ】申し込みの流れ・手数料・納税方法etc.を詳しく解説!

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著者名

山下 耕太郎

山下 耕太郎

証券外務員1種

一橋大学経済学部卒業。証券会社でマーケットアナリスト・デリバティブディーラーを経て個人投資家に転身。投資歴は20年以上。現在は、日経225先物を中心に、現物株、FX、CFDなど幅広い商品に投資しています。証券会社勤務と実際の投資経験を活かし、初心者の方にもわかりやすい記事作成を心がけています。

この記事のポイント

  • SBI証券はネット証券最大手で総合口座開設数は460万超。
  • 口座開設申込みはオンラインと郵送の2通り。
  • 早く取引を開始したい場合は、オンラインで口座開設を申し込む。
  • 口座開設にかかる費用や口座管理料は無料。すぐに取引しないでも口座開設は可能。
  • SBIマネープラザやIFAの店舗でも口座開設が可能。

SBI証券は、ネット証券の中で証券総合口座開設数や国内株式個人売買代金シェアがナンバーワン。業界最低水準の手数料や、プロの投資家も愛用している「HYPER SBI」が人気です。

今回は、SBI証券の口座開設のやり方・手数料・納税方法などについて詳しく解説します。SBI証券で投資を始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

 

SBI証券はネット証券最大手

SBI証券はネット証券最大手

SBI証券はネット証券最大手で、証券総合口座数はナンバーワンの460万口座、国内株式個人売買代金社も1番です。オリコンが発表しているネット証券の顧客満足度でも何度も1位を獲得。口座数だけでなく、投資家から高い評価を得ていることが分かります。

評価が高いポイントとして、取扱商品数の多さと手数料の安さが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

SBI証券公式サイトはこちら

 

業界最多水準の金融商品(株や投資信託など)

SBI証券の主な取扱い銘柄は、以下の通りです。

  • 現物株
  • 信用取引
  • PTS取引(私設取引)
  • IPO(新規上場株)
  • 単元未満株(S株)
  • 外国株式(米国株・中国株など)
  • 投資信託
  • 債券
  • FX
  • CFD
  • 先物オプション

このように金融商品の種類が豊富なので、取引したい投資対象がほとんど揃っています。

 

業界最低水準!SBI証券の株式手数料体系

SBI証券の評価が高い2つ目の理由として、業界最低水準の手数料体系があります。具体例として、国内株式と米国株式の手数料体系を紹介します。

 

国内株式手数料

国内株式手数料は、1注文の約定代金に応じて手数料が決まる「スタンダードプラン」と、1日の約定代金合計金額に応じて手数料が決まる「アクティブプラン」の2種類があります。

国内株式手数料 SBI証券

どちらも業界最低水準となっています。特にアクティブプランは、1日約定代金が10万円までは手数料がかかりません。少額から株取引を始めたい人に最適なプランです。

 

米国株式手数料

これまで5ドルかかっていた米国株式の最低手数料が、2019年7月22日現地約定分より撤廃されました。

米国株式手数料 SBI証券

SBI証券では、米国株式を取引したことがない人でも安心して取引できるツールやサービスが用意されています。さらに、最低手数料がなくなったので、少額から気軽にチャレンジできるようになりました。

 

 

SBI証券の口座開設申し込み方法は2つ

SBI証券の口座開設方法には、次の2つの方法があります。

 

オンライン口座開設

申込みに必要な情報のほとんどをオンラインでやりとりできます。手続きが簡素化されるので、取引を早く始めることができます。

 

郵送での口座開設

口座開設に必要なやりとりを郵送で行います。手間と時間がかかりますが、「本人限定受取郵便」が受け取れない場合や、パソコンの操作に不慣れな人は郵送を選ぶといいでしょう。

本人限定受取郵便は、受取の際に本人確認書類が必要になります。本人以外は家族でも受け取れないので注意しましょう。

 

SBI証券で口座開設するために用意するもの

SBI証券で証券総合口座を開設するには、本人確認書類と個人番号記載書類、振込先金融機関口座を用意する必要があります。本人確認書類と個人番号記載書類は、マイナンバーカードを持っている場合は両面のコピーで対応できます。

SBI証券で口座開設するために用意するもの

一方、マイナンバー通知カードの場合は、以下のような本人確認書類が必要です。

 

写真ありの場合:1種類

  • 運転免許証
  • 住民基本台帳カード(写真付き)
  • 特別永住者証明書
  • 在留カードなど

 

写真なしの場合:2種類

  • 健康保険証
  • 年金手帳
  • 印鑑登録証明書
  • 住民票など

申し込む前に、あらかじめ書類を用意しておきましょう。

 

SBI証券口座開設の流れ①オンライン&郵送

SBI証券口座開設の流れ

それでは、SBI証券の口座開設の手順を具体的に見ていきましょう。

 

オンラインでの口座開設方法

  1. 口座開設申込み
  2. 必要事項の入力
  3. 必要書類の受取り
  4. 本人確認書類の提出
  5. 取引開始

 

STEP1 口座開設申込み

まずはSBI証券の公式サイトから口座開設を申込みます。その際、マイナンバーおよび本人確認書類の提示方法を次の3つから選びます。

STEP1 口座開設申込み SBI証券

  • 書面:書面を選ぶと、SBI証券から「本人確認書類届出書」が送付されます。その書類に必要事項を記入した上で、本人確認書類を個人番号記載書類のコピーとともに返送します。
  • Webアップロード:口座開設を急いでいる人は「Webアップロード」が便利です。本人確認書類やマイナンバーカードなどを撮影し、画像をアップロードするだけで申込みが完了し、書類の到着を待つだけです。最短で翌営業日から取引をスタートできます。
  • Eメール:Eメールを選ぶと、登録したメールアドレス宛に、本人確認書類と個人番号記載書類の送信用フォームURLが記載されたメールが送られてきます。そのURLにアクセスし、表示画面の「添付ファイル」に本人確認書類と個人番号記載書類のデータを添付して送ると申込みできます。

 

STEP2 必要事項の入力

公式サイトにログインしたら名前や住所・Eメールアドレスなどを登録し、申込ボタンを押します。

 

STEP3 必要書類の受取り

SBI証券から「口座開設手続完了のご案内」が送付されます。「口座開設手続完了のご案内」は、本人限定受取郵便で送られてくるので注意が必要です。受取時には本人確認書類や印鑑(サイン)が要るからです。

 

STEP4 本人確認書類の提出

SBI証券から送られてくる書類には、「口座番号」「ログインパスワード」「取引パスワード」が記載されています。本人確認書類の提出方法として「書類」を選択した人は、本人確認書類届出書が同封されています。本人確認書類を添付・同封のうえ、返送します。取引開始までは、SBI証券で書類受取後3営業日程度かかります。

 

STEP5  取引開始

SBI証券で審査が完了すると、Eメールアドレス宛に連絡がきます。証券総合口座に入金すると取引が開始できます。

SBI証券口座開設はこちら

 

郵送で口座開設を行う方法

  1. 座開設申込み
  2. 口座開設申込書が届く
  3. 口座開設申込書・本人確認書類の返送
  4. SBI証券より口座開設完了の案内が郵送される
  5. 初期設定を行って取引開始

 

STEP1 口座開設申込み

郵送の場合も、SBI証券の公式サイトから申し込む時は「口座開設はこちら」ボタンを押して入力画面に進みます。画面の案内に従いながら「口座開設フォーム」に名前や住所などの必要事項を入力。本人確認書類の提出方法は「書面」を選びます。

必要事項を入力すると「内容確認画面」に移るので、「郵送での口座開設」を選択して申込みます。申込みが完了すると、「完了画面」に申込み内容や受付番号などが表示されるので、SBI証券から「口座開設手続完了のご案内」が届くまで控えをとるなどして大切に保管しておきましょう。

 

STEP2  口座開設申込書が届く

口座開設申込後、約5日程度で口座開設申込書が届きます。口座開設申込書には以下の書類が同封されています。

  • 証券総合サービス申込書:必要事項を記入し、返信用封筒に同封のうえ返送します。
  • 本人確認提出のお願い:マイナンバーの確認できる書類と、本人確認書類を提出します。

 

STEP3  口座開設申込書・本人確認書類の返送

必要事項を記入した口座開設申込書と、本人確認書類・個人番号記載書類のコピーを同封の返信用封筒で返送します。不備や記入ミスなどがあると口座開設まで時間がかかるので、以下の点をきちんと確認しましょう。

  • 申込書と本人確認書類の住所は一致しているか
  • 本人確認書類は、記載内容がきちんと確認できるかどうか

 

STEP4 SBI証券より口座開設完了の案内が郵送される

「口座番号」「ログインパスワード」「取引パスワード」が記載された書類がSBI証券から簡易書留で郵送されます。「口座開設申込書」を返送してから約10日程度かかります。

 

STEP5 初期設定を行って取引開始

はじめてWebサイトにログインする場合は、勤務先や出金先の金融機関の登録が必要です。登録完了後、10~15分程度で取引が可能になります。

 

未成年口座の開設

未成年口座とは、満20歳未満の未婚者を対象とした証券総合口座です。親権者がSBI証券に証券総合口座を開設していれば、口座開設が可能です。ジュニアNISAを利用する場合も未成年口座が必要になります。ジュニアNISAには、主に次の2つの特徴があります。

  • 年間80万円までの投資額に対する利益が非課税。最大5年間で合計400万円利用可能です。教育資金の運用に活用できます。
  • 贈与税の枠(年間110万円)の範囲内で資産を移動でき、贈与税がかかりません。相続対策にもなります。

ただし、ジュニアNISAは資金を自由に引き出せないので注意しましょう。

 

口座開設にかかる料金(お金はかかる?)

口座開設にかかる費用や口座管理料は無料です。すぐに取引しないでも口座開設は無料です。

 

SBI証券の提携銀行なら振込手数料(料金)が無料

口座開設しても、取引するためには入金が必要です。SBI証券には、提携銀行に入金するとすぐに買付余力として反映してくれる「即時入金サービス」があります。手数料もかかりません。

SBI証券の提携銀行なら振込手数料(料金)が無料

ただし、利用するためには以下の提携金融機関のネットバンク契約が必要です。入金は24時間いつでも即時に反映されます。

  • 住信SBIネット銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 関西みらい銀行
  • 楽天銀行
  • ジャパンネット銀行
  • ゆうちょ銀行
  • セブン銀行
  • スルガ銀行
  • イオン銀行

即時入金サービスのほかにも、口座振替の登録を行うだけで利用できる「リアルタイム入金(即時反映)」や自分の銀行口座から入金できる「銀行振込(反映まで1~2時間)」、ゆうちょ銀行からの「振替入金(翌営業日)」などがあります。

また、近くのコンビニ(セブン銀行・ゆうちょ銀行ATM)や郵便局のATMから入金できる「ATMカード入金(SBI証券で確認後に反映)」があります。入金単位は5,000円以上1,000円単位。利用するためには、ATMカードの発行手続きが必要です。セブン銀行を利用すれば、7~19時の間は手数料がかかりません。

 

SBI証券で口座開設する際は納税方法に注意

基本的にSBI証券の口座開設手続きは簡単ですが、「納税方法」について迷う人もいると思うので詳しく解説します。証券口座で納税方法を選ぶ際、次の3つの選択肢が示されます。

 

SBI証券に任せる(特定口座・源泉徴収あり)

特定口座とは、証券会社が株式や投資信託などの1年間の取引結果を「年間取引報告書」にまとめてくれるサービスです。さらに「源泉徴収あり」を選択すると、SBI証券が株式や投資信託の利益にかかる税金(所得税・住民税)を代わりに納付してくれます。確定申告する必要がないので、一番手間がかかりません。

 

自分で申告する(特定口座・源泉徴収なし)

SBI証券が「年間取引報告書」を作成してくれますが、確定申告を自分でする必要があります。手間がかかりますが、会社員など給与所得者は、「特定口座・源泉徴収なし」を選んだほうが有利な場合があります。

会社員で給与所得以外の収入が20万円以内の場合、確定申告や納税が免除される特例があるのです。給与所得以外の所得がなければ、投資の利益20万円までは税金がかかりません。

会社員で年間利益が20万円以内になりそうなときは、「特定口座・源泉徴収なし」を選んだ方がオトクです。

 

自分で計算・申告する(一般口座)

一般口座を選んだ場合、自分で取引の明細書を作成して確定申告する必要があります。一般口座は手間がかかるので、初心者は特定口座を開設するようにしましょう。

 

 

SBI証券口座開設の流れ②窓口

SBI証券の窓口で口座を開設する方法

SBIマネープラザの店舗(窓口)

SBI証券のグループ会社である「SBIマネープラザ」を利用すれば、店頭(窓口)で証券口座を開設できます。

Webで申し込める「インターネットコース(インターネット経由のみの取引)」を店舗で申し込めるほか、電話や店舗で注文できる「対面コース」や専任の担当者がつく「ダイレクトコース」の口座開設が可能です。

SBIマネープラザでは、無料のセミナーや投資情報の提供も行っています。

 

IFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)の店舗(窓口)

IFAとは、銀行や証券会社など特定の金融機関には属さず、独立・中立の立場から資産運用のアドバイスを行う金融商品の仲介業者。

通常、Webサイトから申し込む「インターネットコース」を店舗で申し込めるほか、電話や店舗で注文できる「IFAコース」、専任の担当者がつく「IFAコース」の口座開設が可能です。

SBIマネープラザやIFAの店舗は、以下から確認できます。

店舗一覧

 

SBI証券の口座開設・手数料・納税方法に関するまとめ

今回は、ネット証券で最も人気があるSBI証券の口座開設方法について解説しました。おすすめは、「ネット申し込み」で本人確認書類やマイナンバーカードを「Webアップロード」する方法です。一番早く取引を開始できるからです。

最短で翌日から取引が可能になります。ただし、名前や住所などの登録内容に間違いがあったり、アップロード画面が不鮮明だったりすると、時間がかかる場合があるので注意しましょう。

SBI証券は、多くの人が利用して満足度も高い証券会社なので口座開設をしておいて損はありません。口座開設や口座管理料などはかからないので、まずは口座開設だけでもしてみてはいかがでしょうか。

SBI証券口座開設はこちら

 

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