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FPが伝授する!食費を無理なく節約できる3つのテクニックを押さえよう

FPが伝授する!食費を無理なく節約できる3つのテクニックを押さえよう

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吉見 浩一

吉見 浩一

CFP、FP1級、TOEIC975点

「お得」が好きなFPライターです。大手電機メーカーおよび施設運営会社勤務を経て、2018年よりフリーのライターに。会社勤務中に、ファイナンシャルプランナー(FP)資格取得に取り組み、CFPおよびFP1級を取得。現在はクレジットカードやローンに関する記事を連載しています。

この記事のポイント

  • 食材は、自分の使うスーパーマーケットを3つに分類し、目的によって使い分ける。
  • 料理については、定番節約料理のメニューを設定する。
  • 間食(特に果物)は価格が一定基準以下であれば購入するという「基準買い」を行う。

食べることをやめることはできないので、毎月必ず一定額かかってしまう、食費。ここを抑えることができれば家計をかなり助けられるのにと、考えてしまいますよね。

でも、家事を専門にしている家庭の主婦ならとにかく、一人暮らしであったりお勤めに出られていたりしていると、なかなか巷に言われているような食費の節約はできないものです。ただし、諦めるのは早いです。

この記事では、そんな人でも食費を減らすことが可能な以下の3つのテクニックを紹介していきます。

  1. 自分の使うスーパーマーケットを3つに分類し、目的によって使い分ける
  2. 定番節約料理のメニューを設定する
  3. 価格が一定基準以下であれば購入する、という「基準買い」を行う

一人暮らしの平均的な食費が気になる方はこちらをご覧ください。

 

 

テクニック①「スーパー分類」で材料費を抑える方法!スーパー選びのコツって?

テクニック①「スーパー分類」で材料費を抑える方法!スーパー選びのコツって?

普段生活していると、毎日のようにスーパーマーケットに足を運ぶことになります。あなたはスーパーへ買い物へ行くとき、どういう基準で行く店を選んでいますか?

たいていは「近いから」「同じ店で買っていると味に飽きるから、たまには違う店でと思って」という理由で選んでいるのではないかと思います。

ここで私が紹介する、「自分の行く可能性のあるスーパーをおおまかに3つに分類し、買う商品や目的によって使い分ける」というテクニックを使えば、商品を購入する費用を日々節約することができます。どういうものなのか、見ていくことにしましょう。

 

スーパーを分類する理由

では、そもそもどうしてスーバーをカテゴリー分けする必要があるのでしょうか?「商品ごとに底値を調べて、それぞれ底値の店で買えばいいだけでは?」と思ってしまいがちですよね。ただ、この底値調べですが、日々のチェックは大変です。

もしも正確に底値を知ろうとすると、店を毎日回って、各商品ごとの価格を調べなければなりません。ただ、最近はその部分はITの発達によって便利になり、チラシアプリなどが出ていて、底値は一発でわかるようになっています。

ただし、それでも「買い物する商品を全て入力すると、商品ごとの底値を一覧にして出してくれる」などという機能はまだないようですし、あったとしても商品ごとに違う店に行くなど非現実的です。

結局、一つの食材が底値の店で全ての買い物をしてしまうことになり、「別の店に行った方が安かったかも」という後悔を毎回することになります。

このようなストレスから解放されるには、底値という考えから離れて、店舗によりどのような商品が定常的に安いのかを調べて、行くスーパーを分けてしまうことが有効です。そして、基本的に同じ店では同種のものを購入する、というのがおすすめのやり方です。

具体的には、よく行くスーパーを下記の3つに分けるのがおすすめです。

  • 格安スーパー
  • 食品スーパー
  • 大型スーパー

それぞれについて、以下で説明いたします。

 

基本使いは格安スーパー

格安スーパーとは、文字通り価格の安さを売りにしたスーパーのことです。具体的には、業務スーパーや、関東圏ならOKストアなどがあります。こういった店は、加工食品や調味料などが安いです。

また、総菜も味はそこそこですが値段はかなり抑えられています。ここは、特に自炊をあまりしない一人暮らしの方などは、毎日仕事終わりにでも通うべき店になります。

ただし、格安スーパーは安いだけあって、あまり味のよくない惣菜やよくわからない輸入食品などが売られている場合があります。「安物買いの銭失い」にならないように、ネットであらかじめおすすめや避けるべき商品の情報を仕入れておきましょう。

また、安いからと言って、いらないものまで買い過ぎてしまっては本末転倒です。買いすぎには十分注意しましょう。

 

生鮮食品は食品スーパーへ

食品スーパーとは、おもに食品が売られている店舗のことです。特に「食品スーパー」と名乗っていない店でも、新鮮な食材が数多く売られている店なら、自分の中でここは食品スーパーと分類してしまっていいでしょう。

ここは、一般的には格安スーパーよりは値段が高めですが、野菜や果物、肉や魚などはかえって格安スーパーより安い場合が多いです。また、それらを使って作られた惣菜も味が良くて新鮮です。

こうした食品スーパーが格安スーパーの近くにあったりすると、競合の関係で価格が安くなっているので最高です。

そして、ここは食品の新鮮さが売りですので、店に出してから一定時間以上経つと割引がされることになります。特に夕方ぐらいに行くと、割引商品を数多く入手できますので、その日のうちに食べてしまう食材であればこの割引を狙いましょう。

 

旅行先や外出先では大型スーパーが便利

普段の生活では、だいたいこの二か所を回って食材を調達すればいいのですが、場合によってはそれ以外の「大型スーパー」へ行くこともあります。それはどういう場合なのかというと、旅行や外出をした時です。

もちろん山あいの温泉宿などへ行った場合には無理ですが、地方都市や郊外などへ行った場合には、その土地の大型スーパーへ行ってみることをおすすめします。この場合の大型スーパーとは、駅に近いイトーヨーカドーや西友などの大型店舗の店のことです。

「旅行に行っているのにスーパーとは」と思うかもしれませんが、地方により品ぞろえが違っていたりするので、変化を楽しめます。

また、旅行先で外食ばかりだと健康と財布に優しくないので、たとえば海沿いの街では握りずしセットとビールを調達してホテルで食べれば、節約になります。

なぜ大型がいいのかというと、知らない土地では小さい店を探すのが大変だからです。もちろん値段は高めになってしまいますが、大型だけあって品質は保証されています。

そして、観光地であれば地元のお土産や特産品なども売っている場合もあり、お土産屋に行く必要がなくなるので一石二鳥です。

 

テクニック②「定番節約料理」で食費を抑える!

テクニック②「定番節約料理」で食費を抑える!

ここでは、上記のスーパーマーケットで調達した食材を使って「定番節約料理」のレパートリーを作り、それを定期的に食べていくという方法を紹介していきます。

逆に、外食は極力しないことをおすすめします。理由は、外食にはどうしてもお金がかかりますし、カロリーや塩分の高いものが多く、健康にもよくないからです。ただし、外出などでどうしても外食しなければいけない時もあります。

そんな時には、社食・学食・公共施設の食堂などを利用するようにしましょう。一般人でも入れるところもあります。ただし、これらの中には驚くほど味が良くない所もありますので、あらかじめネットで調べておすすめの場所へ行くようにしましょう。

ということで、普段自宅にいる時には、なるべく自炊や中食で済ませるようにしましょう。そうすれば食費はかなり減らせます。

ちなみに、私は朝は毎日定番のパン食、昼は定番のパスタ、夕食はご飯は玄米、おかずは惣菜中心でたまに料理を作るという生活です。

 

 

まとめ買いや週次献立決めは必要?

料理での節約というと、ネットや雑誌では必ずといっていいほど「まとめ買い」「週次で献立を決めて買い物は週一回にする」などというテクニックが語られます。

こういう記事を見るたびに、「自分にはとてもできない」と感じて嫌な気分になる人、多いんじゃないでしょうか?

私は、まとめ買いなどしようものなら一気に食べてしまうほど食い意地が張っていますし、何を食べたいかはその日の気分で変わるので一週間分のメニュー決めなどとうてい無理です。なので、そういう記事には疑いの目で見ていました。

でも、こういった記事を書いている人って、たいてい主婦の方なんですよね。そして、専業主婦向けの雑誌にこうした記事が多く掲載されるようです。

こうしたいわばプロ向けのテクニックは、一人暮らしの人や仕事を持っている家族持ちの方は参考程度に見ておいたほうがいいですね。

一人暮らしの方向けの節約方法はこちらで詳しく紹介しています。

 

小分け冷凍保存はする必要があるのか

また、「食材を下処理して小分けに冷凍保存する」というテクニックも紹介されることがあります。こちらは、食材を無駄にしない、という点では一定のメリットがあります。

ただし、ここまでできる一人暮らしや勤め人が一体どれくらいいるのかと考えると、やはり疑問符がつきます。これも、やはり専業主婦向けのプロのテクニックというべきでしょう。

そうした方々は、時間があるので色々できますが、そうでない人はたとえばスーパーで小分けの食材を買うとか、冷凍食品が安い時に買っておくとかの工夫で十分です。

 

お米・ごはんの工夫について

とはいえ、小分け冷凍保存のアイディアはご飯を炊いた後の保存方法に応用できます。一人暮らしの方は、ご飯をいちいち小分けに炊くのも面倒だし、かといって一度にたくさん炊くとだんだんおいしくなくなるし、という問題を抱えているでしょう。

そこで、炊いた後のご飯を大きめのタッパーに入れて、冷蔵庫にしまっておく、という手があります。これですと味があまり劣化せず、食べる時にチンすればいいだけなので楽です。

お米の入手方法ですが、ふるさと納税を使えば二千円で10kg、20kgと入手できますので、これを使うのも手です。

また、私は糖尿病の持病があるので玄米をたべていますが、玄米は5kgになるとなかなかいいものがスーパーに売っていません。玄米に関してはネットで買うのが賢い方法です。

 

定番節約料理を設定しよう!

そして、普段から定番の節約料理を作り、日常的に食べていれば食費をかなり減らすことができます。コツは、自分の好きな物・食べ飽きないものを使って節約料理を作ることです。

例えば、私は朝食は下記のメニューを毎日続けています。

  • ライムギ食パンにとろけるチーズをのせて焼き、ピザソースをつけたもの
  • 豆乳+野菜ジュース
  • ヨーグルト+黄な粉+はちみつ

これらはまったく飽きることがありませんので、判で押したように毎日同じものを食べています。温かいものがありませんが、別に体が冷える感じがしませんので、冬でもこれで通しています。

昼食はパスタが多いです。それに小さい野菜サラダをつければ、外食でランチする時の半分以下の値段で済みます。夕食は色々ですが、肉・魚系惣菜と野菜系惣菜、それに玄米とみそ汁というパターンが多いです。

このように定番化してしまえば、大体食費が計算できますので便利です。もちろん、たまには自炊して奮発することもあります。この部分は工夫の余地はいくらでもありますので、自分で節約メニューを開発するのがいいでしょう。

 

テクニック③「基準買い」で食事以外の飲食費を下げる

テクニック③「基準買い」で食事以外の飲食費を下げる

そういった普段の食事だけで済ませられるのであれば構いませんが、やはりそれだけでは寂しいと感じることもありますよね。もちろんそういった食事以外の間食はなるべくしないのが基本です。

ただ、果物は食べた方がいいでしょうし、ストレスが溜まってしまうようなら無理はしない方がいいでしょう。そこで、ここでは間食の費用を下げるテクニックについて説明していきます。

 

 

おやつやお菓子にかけるお金を抑えるには

おやつやお菓子はできれば買わない方がいいでしょう。どうしても欲しい時には、格安スーパーの安いおやつ、食品スーパーのPB商品のおやつ、100円ショップの駄菓子などから一品だけ買うようにしましょう。

また、和菓子なら串団子系、洋菓子ならシュークリーム系が安くておすすめです。

 

果物を安く買うための「基準買い」

果物に関しては、栄養的な見地から食べた方が良いようです。ただ、これはスーパーにより、また同じスーパーでも時期により価格がまちまちです。ということで、果物は種類ごとに最大許容価格の基準を設定し、それ以下の場合のみ買うようにしましょう。

たとえば、私はみかんなら1袋298円、バナナなら1房100円を基準にしていて、それ以下の時だけ買うようにしています。こうすると、果物に必要以上にお金を使わなくて済みます。

 

ジュースなどの飲み物を上手に買う

飲み物についても、毎回水やお茶ばかりだと飽きてしまいます。たまには他の飲み物も飲みたい所ですが、自動販売機やコンビニで買うと高くつきます。スーパーで買いましょう。

とはいえ、移動中にのどが渇くこともあります。その場合もコンビニではなく、なるべくイオン系統のミニスーパーを探して買うようにしましょう。結構駅から離れた所にもありますよ。

 

お酒との付き合い方

これも、FPなどに「お酒はやめましょう」とスパッと言われると、酒飲みの方はイラッとするでしょうが、お酒はできるだけ控えた方がいいです。でも、どうしても飲みたい日もあるものです。

できれば、焼酎がコスパがいいです。お湯割り芋焼酎が血糖値の急上昇を防ぐという説もあり、私はこれ幸いと飲んだりしています。また、貿易の関係でこれからワインが安くなるかもしれませんので、ワインの価格はウォッチした方がいいでしょう。

 

まとめ:食費の節約

食費の節約について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

生きている以上何かを食べたり飲んだりすることはやめられませんので、食費はどうしてもかかるものですが、ここを抑えると大きな節約効果があります。

まず、スーパーマーケットの利用の仕方を見直し、コストの安い定番メニューの食事をし、間食は基準価格以下で買うようにすれば、食費はかなり抑えられるはずです。あなたの参考になれば幸いです。

 

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