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【30代の平均貯金額】はどのくらい?性別・年齢・年収・既婚未婚etc.統計データをもとに解説

【30代の平均貯金額】はどのくらい?性別・年齢・年収・既婚未婚etc.統計データをもとに解説

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婚活FP山本

婚活FP山本

CFP®、一級FP技能士

山本FPオフィス代表。商品先物会社、税理士事務所、生命保険会社を経て2008年8月、山本FPオフィスを設立し、同代表就任。 現在は日本初の「婚活FP」として、婚活パーティを開催しながら婚活中の方や結婚直後の方など、主に比較的若い方のご相談を承っています。また「農業FP」としても活動をはじめ、独立10年を機に「後輩育成」にも力を入れています。詳細は「婚活FP」でご検索を。

この記事のポイント

  • 30代独身世帯の平均貯金額は100万円程度。
  • 30代既婚世帯の平均貯金額はマイナス500万円程度。
  • 結婚の有無や年齢を問わず、貯金への意識は低い。

この記事は約5分で読めます。

こんにちは、婚活FP山本です。きっとあなたも学生時代、「平均点と比べてどうか」で自分の立ち位置を捉えた事があるのではないでしょうか。

社会人になると、平均の代わりに「様々な統計」で自分の立ち位置を把握できるのですが、統計は小難しい表現が多いので、意外と読みにくかったりしますよね。

そこで今回は、結婚適齢期である30代の様々な貯金に関する統計と、一般的な捉え方をお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。

 

【30代の貯金のポイント①】30代は、半ばを境に前半・後半で大きく違う

30代は、半ばを境に前半・後半で大きく違う

まずは統計情報の前に、ざっくり大局観をお伝えします。最近では少しずつ変化もありますが、それでも一般的な人生はおおよそ「30代半ば」を目安に、様々なことが確定するのが実情です。もう少しいえば「35歳まではチャンスに満ち溢れている」と言えるでしょうか。

一昔前なら、35歳は「転職の限界年齢」であり、女性にとって「結婚の限界年齢」でした。女性からしても、30代前半までなら許せた男性の夢への挑戦も、後半ともなれば「いつまで夢見てるんだ?」と感じてしまうのではないでしょうか。これは年収や貯金でも同様です。

つまり、現在の具体的な金額はともかくとして、35歳までに相応の年収や貯金を得る準備や下地ができたかどうかが分かれ目になります。まずこの点を、強く意識しましょう。

 

結婚希望の女性は35歳を強く意識しよう

30代半ばは結婚の限界年齢であると同時に、「出産の限界年齢」とも捉えられがちです。このため、これ以降に結婚したら子供は一人程度が多い一方、これ以前に結婚した方は何も考えずに2~3人の子供を作りやすいといえます。先ほどの仕事でも、事情は似ている訳です。

しかし統計は、そこまで個別事情を踏まえて作られている訳ではありません。とはいえ、個別事情は考え出すとキリがないので、その辺りは抜かして「参考として」統計は見るようにしましょう。

 

【30代の貯金のポイント②】30代の独身者・結婚した方など様々な貯金額データ

30代の独身者・結婚した方など様々な貯金額データ

次は、お待ちかねの様々な統計データです。まず、30代の独身世帯と結婚した世帯別の貯金額は以下のようになっています。(総務省統計局「家計調査報告」、知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」)

 

独身・結婚世帯別の貯金額

  • 独身世帯…平均589万円、中央値83万円
  • 結婚世帯…平均602万円、負債平均1123万円、差引-521万円

 

年収別貯金額

また年収別に見てみると、同調査では以下の結果が出ています。(既婚は30代に限らず)

  • 独身・年収500万円程度…平均789万円、中央値154万円
  • 独身・年収1000万円程度…平均721万円、中央値120万円
  • 既婚・年収約500万円世帯…平均989万円、負債平均729万円、差引260万円
  • 既婚・年収約1000万円世帯…平均2184万円、負債平均1051万円、差引1133万円

独身者と既婚者では「統計の取り方」が違うので一概に比較できないものの、独身同士、既婚同士を比べると分かりやすいかもしれませんね。

 

中央値を読み解くコツは「平均との違い」

「中央値」とは、対象者を順に並べていき、中央の人がどうかを表しています。学校のテストなら100点という上限がありましたが、貯金額は青天井で持っている人は持っていますから、平均よりもむしろ中央値のほうが、いわゆる「平均」感覚に近いでしょう。

ちなみに統計情報は、文字通り「統計」で検索すると、今では色んなものを発見できます。総務省統計局をはじめ、様々なところで統計は作られていますから、ぜひ色んなものを見てみましょう。

 

【30代の貯金のポイント③】既婚・未婚別の貯金に対する一般的な捉え方

既婚・未婚別の貯金に対する一般的な捉え方

今度は、先ほどの統計結果の補足です。おそらく中には「あの情報ってホントなの?」と疑った方もいるのではないでしょうか。結婚した世帯の方が多額の負債を抱え、独身世帯なら年収が違っても貯金額がほぼ変わらない結果でしたからね。ですが、これが現実です。

まず結婚した世帯の負債は、その大半は「住宅ローン」が影響しています。また独身者の結果は、年収に関わらず「貯金への意識が低い」ためです。皆、あるならあるだけ使い、「結婚したら貯めよう」と考えています。どちらも、何となく分かるところではないでしょうか。

もちろん、「皆が貯められてないから大丈夫」ではないのですが、少なくとも平均的な世帯の多くは大した貯金ができていません。ひとまず、そういう意味であなたも安心に繋げましょう。

 

そもそも貯金への意識が希薄なもの

結婚したら住宅ローンや教育費に多額のお金が必要になるのに、多くの人は結婚してから貯金しようと考える……残念ながら、これが現実です。女性に限れば「お金に関する事は男性に任せよう」と考えて、やはり何も考えていない人もかなり多いかもしれません。

もちろん、純粋に年収が低くて貯金できない人もいますが、相応に年収があっても貯金できていないのが実情です。貯金できていなくても「皆も同じ」なら、少しはラクになれるのかもしれませんね。

 

【30代の貯金のポイント④】地方と都心部では結婚や貯金に対するが全然違う

地方と都心部では結婚や貯金に対するが全然違う

ここからは少し趣向を変えて、筆者の見解をお伝えします。筆者は都心部にいながら地方に実家があるのですが、同じ30代でも地方と都心部では結婚や貯金に対する事情や考え方が全然違っていますね。簡単に言えば、やはり地方は「旧態依然」と言えるでしょうか。

地方では未だに結婚は当たり前、子供も複数、女性は専業主婦になります。一方の都心部では、結婚しない人も増え、子供も一人程度、夫婦で共働きが増加中です。特に結婚は、その有無が外部に知れてしまうため、地域と繋がりの強い地方ほど意識が高いといえます。

またどちらも貯金は意識が弱いものの、地方では子供と車にお金がかかり、都心部では家賃と生活費にお金が必要なことが多いです。どちらの方がマシかは分かりませんけどね。

 

引っ越しすら視野に入れたいところ

地方と都心部、どちらが良いかは一概に言えませんが、確かな「違い」が、そこにはあります。特に女性なら「専業主婦になりたい」場合は尚更でしょうか。どうしても都心部で専業主婦になれないのなら、地方への引っ越しを視野に入れるのもアリかもしれません。

ただ、地方は地方で別の苦労もありますし、専業主婦の未来に幸せがある訳でもありません。違いを理解しながら先々を見据えて、婚活や貯金に励んでいくと良いでしょう。

なお、先々の果てにある現実が気になる方は、以下記事もご参考にどうぞ。

 

 

【30代の貯金のポイント⑤】一人暮らしと実家暮らしはどっちがいい?

一人暮らしと実家暮らしはどっちがいい?

最後は、貯金を考えた場合の一人暮らしと実家暮らしについてです。これは直接的な比較ができないのですが、少なくとも実家暮らしの方が貯金は貯まります。結婚後も、昔のように夫親と同居したほうが、家賃も生活費も浮きますから貯金が貯まりやすいのは事実です。

しかし、一人暮らしの方が「生活力や自立心」は養われやすいといえます。そして最近では、男女を問わず貯金があっても実家暮らしの人は避けられやすいのが実情です。貯金より一人暮らしか否かを重視する訳ですから、やはり現在の貯金は気にしなくていいのかもしれません。

とはいえ、やはり結婚した後は何かと物入りですから、貯金が気になるのも一つの実情です。ひとまず統計情報を一つの目安に、これからは貯金に励んでいきましょう。

 

夫親との同居もアリかもしれない……

現在でも1割程度の夫婦は、結婚後も親との同居をしています。そして、その方が貯金しやすいのは紛れもない事実です。現代事情にあっていないようにも思えますが、別居するから貯金しにくいのも紛れもない事実ですから、あえて同居するのもアリかもしれません。

いずれにせよライフプランは、人と比べてどうこうではなく「自分の場合はどうか」が重要です。その自分の場合を客観的に考えるために、統計情報を活用していきましょう。

 

30代の貯金に関するまとめ

35歳を過ぎたら結婚も転職もしにくくなる統計があるなら、その前にどちらもしよう……。統計は、こんな風に使うのが基本です。統計は常に変わりますが、自分の時に限って都合よく大幅に変わることはありません。統計で「まだ見ぬ未来」を見据え、行動を考えていきましょう。

 

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