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年収250万円の手取りはいくら?割合・生活レベルまでFPが徹底解説!

年収250万円の手取りはいくら?割合・生活レベルまでFPが徹底解説!

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婚活FP山本

婚活FP山本

CFP®、一級FP技能士

山本FPオフィス代表。商品先物会社、税理士事務所、生命保険会社を経て2008年8月、山本FPオフィスを設立し、同代表就任。 現在は日本初の「婚活FP」として、婚活パーティを開催しながら婚活中の方や結婚直後の方など、主に比較的若い方のご相談を承っています。また「農業FP」としても活動をはじめ、独立10年を機に「後輩育成」にも力を入れています。詳細は「婚活FP」でご検索を。

この記事のポイント

  • 年収250万円は、およそ6人に1人が該当する。
  • 年収250万円の方こそ結婚、そして転職を!
  • 年収250万円では生涯を生き抜けない。脱却を!

この記事は約8分で読めます。

こんにちは、婚活FP山本です。今や年収300~400万円の男性も増えていますが、さらに下の年収250万円の方については想像できるでしょうか?本当に時代は「格差社会」ですね。上の人も下の人も、そして当人も正確に客観的に立ち位置を知ってこそ、最適な言動ができるようになるでしょう。

そこで今回は、年収250万円の方の割合や手取り額、生活レベル、ポイントや注意点についてお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。

 

年収250万円の割合は約16%

年収250万円の割合は約16%

まずは、年収250万円の方の割合についてお伝えします。国税庁の平成29年「民間給与実態統計調査」によると、年収200万円台の方は全体の「15.8%」という結果です。およそ6人に1人が該当する数字ですから、十分に該当しやすい割合ではないでしょうか。

男女別に見ると、男性は11.8%、女性は21.7%という結果です。また、年収200万円以下の方は男性で9.9%、女性は39.5%という結果になっています。男性では十分な下位層と言えますが、女性では合計すると約6割が年収300万円未満ですから、むしろ平均クラスです。

ちなみに平均年収は、男性が532万円であるのに対し、女性は287万円となっています。まだまだ専業主婦やパート勤務の女性も多いため、そういう事情も重なった結果と言えるでしょう。

 

男性でも低収入がありえる時代かも?

男性に限っても、全体の2割が年収250万円程度以下ですから、およそ5人に1人が該当します。付け加えると、年収300~400万円の男性割合は35.5%なので、男性の約半分は年収500万円に達していません。男性でも低年収が普通な時代とも言えるでしょうね。

少なくとも、画一的に男女で見分けるには無理がある時代と言えます。中々年収を公開することはありませんが、少なくとも「そういう年収である可能性」を踏まえて接すると良いでしょう。

 

年収250万円では家族や子供を持てない?

年収250万円では家族や子供を持てない?

次は、別角度で年収250万円についてお伝えします。先ほどの国税庁の統計によると、「宿泊・飲食サービス業」の平均年収が最低の253万円となっているため、ピッタリ当てはまる結果です。ちなみに一つ上は「農林水産・鉱業」の336万円となっており、段違いに低い結果と言えます。

また現代は正規・非正規で区分されますが、非正規雇用の平均年収が、男性でも229万円という結果です。ちなみに女性は151万円となっています。つまり、おおよそ年収250万円というのは、宿泊や飲食サービスの方、非正規雇用の方を指していると言えるでしょう。

なお、結婚率と年収は相応にリンクしており、年収が低いほど結婚率も低くなっています。年収250万円の上記のような方は、結婚して家族や子供を持てないと考えがちかもしれません。

なお、もっと独身男性が結婚しない理由を知りたい方は以下記事も参考にどうぞ。

 

社会保険料の違いで生活が変わる水準

年収が少なく余裕が少ないほど、わずかな違いでも大きく家計に響きます。よく言われる「年収〇円の壁」も、わずかな税金や社会保険料の違いで生活が変わってくるからこそです。同じ3000円でも、一回の飲み代で使う人もいれば、2週間程度の食費に当てる人もいるわけですね。

この金銭感覚のズレこそが、年収250万円の方とそうでない方との大きなミゾと言えます。お金問題は、無い人がある人に合わせるのは厳しいため、無い人に合わせる姿勢が大切かもしれません。

 

年収250万円の手取り月収は約17万円

年収250万円の手取り月収は約17万円

今度は、年収250万円の手取り額についてお伝えします。結論から言えば、年収250万円の手取り額は、およそ「200万円程度」です。また年収250万円の場合はボーナスなどが無いことも多いので、そのまま12で割って月収としては17万円程度になるでしょう。

ちなみに倍の年収500万円の場合、手取り月収は27万円程度になりますから、およそ10万円違います。日本の所得税は累進課税という制度なので、年収が半分でも手取り額まで半減するわけではありません。しかし、月に10万円も違えば極めて大きな違いと言えるでしょうね。

あなたの年収・月収と比べていかがでしょうか?中には生活ができないと感じる方もいるかもしれませんね。ボーナスも無いわけですから、息をつくヒマさえありません。しっかり知っておきましょう。

なお、年収500万円の場合が気になる方は以下記事も参考にどうぞ。

 

所得税・住民税とともに年金も割安……

日本は累進課税なので、年収250万円なら所得税や住民税は割安になります。そして健康保険料や厚生年金保険料も割安になるのですが、ひいては将来的に受け取る年金さえも割安になるわけです。けして年収が割安ならば、全てにおいて考慮されるわけでもありません。

特に働き方によっては国民年金という可能性もありますが、その場合は満額でも年80万円程度です。とても生活はできない金額なので、しっかりと何らかの対策を取っていくことが重要と言えます。

 

年収250万円の生活レベルは一人暮らしが厳しい水準

年収250万円の生活レベルは一人暮らしが厳しい水準

さらに、年収250万円の方の生活レベルについてお伝えします。知るぽると(金融広報中央委員会)の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収300万円未満の方の貯金額は以下の通りです。

 

 

独身者

  • 1000万円以上…11.8%
  • 300万円以上…12.4%
  • 300万円未満…28.7%
  • 貯金ナシ………44.5%
  • 中央値…………10万円

 

既婚者

  • 1000万円以上…25.4%
  • 300万円以上…21.3%
  • 300万円未満…15.2%
  • 貯金ナシ………34.8%
  • 中央値…………240万円

ひとまず独身者の場合は7割の方が、さほどの貯金をしていません。既婚者でも5割の方が、年収程度の貯金もできていないのが実情です。年収250万円の背景によって事情も変わりますが、少なくとも貯金するほどの余裕がないのが基本と言えるでしょうね。

年収250万円、手取り月収17万円では、一人暮らしが厳しいギリギリの生活レベルとも言えます。交際費や被服費はもちろん、食費や光熱費すら切り詰めて何とか……です。

 

家賃が高い都心部では実家暮らしも多い

生活に欠かせない衣食住のうち、特に住まいについては地域格差が大きいと言えます。特に都心部では、普通に暮らそうとすると月収の半分程度が家賃として必要です。残ったお金では、最低限の衣食を満たすことすら厳しいことも多いと言えます。

このため家賃が高い都心部では、相応の年齢になっても実家暮らしの方も多いのが実情です。一人暮らしすら厳しいのが年収250万円の生活レベル……とも言えるかもしれません。

 

年収250万円だからこそ結婚での支え合いを!

年収250万円だからこそ結婚での支え合いを!

ここからは、年収250万円のポイントについてお伝えします。まずは「結婚」です。先ほども触れた通り、一般的には年収が低いほどに男性なら結婚を諦めます。あるいは女性なら、少しでも年収の高い男性との結婚を狙いがちです。どちらも、お気持ちは分かるところですけどね。

しかし理屈の上ではむしろ逆で、特に男性は年収が低いからこそ結婚して共働きで支え合っていくことが大切です。また女性も、年収格差があるほどに不仲を誘発しがちなので、むしろ似たような年収の男性との結婚も考えたほうが無難かもしれません。年収の高い男性はハードルも高いので尚更です。

ちなみに最近では、結婚自体の費用は減額傾向になっており、究極的に婚姻届を出すだけ、写真を撮るだけの結婚も増えています。身近に良さげな異性がいて相手も了承してくれるなら、早めに結婚してしまいましょう。

なお、いわゆる貧困女子のことが気になる方は以下記事も参考にどうぞ。

 

旦那と一緒にやりくりした方が得なのは絶対!

婚活女性の6割程度は専業主婦を希望しており、実際に現代でも3割程度の妻は専業主婦です。旦那に支えてもらいたい女性ほど年収の高い男性を希望しますが、狙いすぎて結果的に売れ残ってしまった女性も増えています。独身で生きるよりは、結婚して旦那と一緒にやりくりした方が得ではないでしょうか。

男性からしても、共働きを前提にすれば家賃や光熱費を折半できますから、結婚したほうが得なのは絶対です。男女ともに、そういつまでも結婚できるわけでもありません。できるうちに、できれば結婚しましょう。

 

年収250万円なら税金より就労・転職対策を!

年収250万円なら税金より就労・転職対策を!

「就労・転職対策」も大切です。もう少し年収が高くなると税金対策が大切になり、年収250万円なら別角度としての税金対策で「〇万円の壁」を意識しがちかもしれません。しかし年収250万円の場合は、純粋に年収を上げるための就労や転職を意識すべきと言えます。

就労や転職が厳しいからこその税金対策も多いですが、想像以上に「思い込みや努力不足」も多いのが現実です。もちろん就職・転職には一定の技能や経験が必要で、簡単ではありません。しかし「何をしても永久にムリ」と考えるのは、さすがに思い込みが過ぎるでしょう。

就職・転職できても幸せに直結するわけではありません。しかし今よりは豊かになれるのではないでしょうか。就職・転職には何が必要かを調べて考え、たとえ時間がかかっても準備に励んでいきましょう。

 

副業やバイトなどで余裕を作ることも大切

そもそも年収250万円の方は、色んな意味で余裕がないことも多いです。経済面は当然に、肉体的にも精神的にも常にギリギリと言えます。そんな事情は分かるものの、一切の余裕がないと何もできません。厳しい中ではありますが、何とか少しでも余裕を作ることが大切です。

具体的には、まず副業やバイトなどで経済的な余裕を作ると良いでしょう。その余裕で、就労・転職のための準備に充てることが出発点です。少しでも若いムリが効くうちに、何とか状況を変えていきましょう。

 

年収250万円のままでは生涯を生き抜けない!

年収250万円のままでは生涯を生き抜けない!

ここからは、年収250万円の方の注意点をお伝えします。まずは「年収250万円のままでは生涯を生き抜けない」という現実です。今は年収250万円でもギリギリ生活はできるでしょうが、ただ働いていても年収も中々上がらず、ロクに貯金という余裕を作れません。

すると働けなくなった途端に生活が破綻しますが、人間は必ず老いて最後には働けなくなります。最近ではその前に心身を壊すことも多いですね……。つまり、ただ毎日を暮らしていてはダメと言えます。毎日を暮らすだけでも大変でしょうが、残念ながらこれが確かな現実です。

言い換えれば、どこかのタイミングで就職・転職をしなければならないと言えます。ただでさえ苦しい中、一時的にもっと苦しくなるでしょうが、将来的にはラクになれると信じて何とかがんばりましょう。

 

誰も生涯は助けてくれない。自分で脱却が必要!

年収250万円の方の中には、親の援助や相続を期待する、彼氏や旦那の支援を期待する方もいます。自分でがんばらない、がんばれないなら、周囲を頼るのは自然です。しかし、たとえ旦那でも生涯を助けてもらうのは基本的にムリがあります。いずれ共倒れするでしょう。

結局、誰も生涯は助けてくれませんから、自分で低年収を脱却する必要があります。ただ一方で「少しは」周囲が助けてくれることもありますから、その支援を存分に活かしていきましょう。

 

 

年収250万円の人生を左右するのは「人との繋がり」

年収250万円の人生を左右するのは「人との繋がり」

「孤立」にも注意が必要です。年収が低いと余裕がないため、どうしてもお金を気にして人付き合いを避ける傾向にあります。窮状を知られたくない等の理由も重なって尚更です。孤立が精神を蝕んで嫌われやすくなり、相手のほうから去られやすくなることも多いかもしれません。

そんなお気持ちや事情は分かるものの、自分でどうにもならない状況を打破するには他人に助けてもらうしかありません。他人を自ら遠ざけてしまえば、そのまま自分の状況を改善する可能性も遠ざけてしまうことになるわけです。こんな風に考える余裕すらないかもしれませんが……。

助けてくれそうな人とだけ繋がれれば理想ですが、誰が助けてくれるかなど中々分かりません。全ての他人に可能性があると考え、人との繋がりを大切にすることをおすすめします。

 

移住も含めた大きめの対策も意識しよう!

家賃や雇用事情というのは、地域によって大きく違うことも多いです。このため、地方や遠方に移住するだけで年収や生活状況が改善することもあります。また思いのほか「人間性」も、地域によって違ってくるのが実情です。どこかに、あなたを受け入れてくれるところもあるでしょう。

いずれにしても、嘆いているだけでは状況は変わらない一方、打つ手がないこともないのが現実です。どうしても大きめの対策を取る必要があることも多いですが、意を決して現実を変えていきましょう。

 

年収250万円の手取り・割合・生活レベルに関するまとめ

年収250万円とは、筆者の感覚では「下流階級の中流層」という位置づけです。同階級の上流層には年収300~400万円の方が該当しますが、上流層の方も含めて「お金が足りない」という点では同じと言えます。年収250万円のまま現在や未来を考えるのではなく、まずは年収そのものを上げるために励んでいきましょう。

 

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