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Tポイント投資のメリット・デメリットを解説!株を運用する前に評判を理解しよう

Tポイント投資のメリット・デメリットを解説!株を運用する前に評判を理解しよう

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山下 耕太郎

山下 耕太郎

証券外務員1種

一橋大学経済学部卒業。証券会社でマーケットアナリスト・デリバティブディーラーを経て個人投資家に転身。投資歴は20年以上。現在は、日経225先物を中心に、現物株、FX、CFDなど幅広い商品に投資しています。証券会社勤務と実際の投資経験を活かし、初心者の方にもわかりやすい記事作成を心がけています。

この記事のポイント

  • SBIネオモバイル証券(ネオモバ)ならT-POINTで1株単位で株を購入できる。
  • SBI証券はT-POINTを使って投資信託を買うことができ、株や投資信託の購入でT-POINTも貯まる。
  • ポイント投資なら少額から始めることができ、損失も怖くないので、初心者が投資を始めるには最適。

この記事は約6分で読めます。

証券会社は、ポイントで投資できるサービスや、投資信託や株などの取引に応じてポイントが貯まるサービスを開始しています。これから投資で資産形成する世代の顧客を囲い込むのが狙いです。

SBI証券では、2019年4月にSBIモバイル証券をCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)マーケティングと合弁で設立。T-POINT(Tポイント)で株式を1株から購入できるようにしました。

また、SBI証券自身も、2019年7月にT-POINTが貯まるサービスを開始。株式の手数料や投資信託の保有金額などに応じてポイントがもらえます。そして、投資信託をT-POINTで購入できます。

この記事ではT-POINT投資の詳細とメリット・デメリットについて解説します。

 

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)とは

SBI証券は、2019年4月10日にスマホ専用の「SBIネオモバイル証券」をCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)マーケティングと共同で開業し、日本株を一株単位で購入できるサービスを始めています。

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)とは

SBIネオモバイル証券公式サイトはこちら

 

ネオモバならT-POINTを使って株を買える

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)なら保有するT-POINTを使って株を買うことができます。やり方は簡単で、ポイントを使って気軽に株式投資が始められるのです。現金で購入することもできますが、ある程度貯めていればポイントだけで株を買えます。

また、T-POINTで買った株を購入すれば、現金を手にできます。間接的にT-POINTを現金化できるのです。SBIネオモバイル証券は以下のような人におすすめです。

  • T-POINTを普段使っている
  • 投資を始めたいが、損をするのが怖い
  • 少ない資金で積立投資をしたい

 

T-POINT投資(SBIネオモバイル証券)のメリット

ネオモバのメリットについて見ていきましょう。

 

シンプルな操作性

SBIネオモバイル証券(ネオモバ)は投資初心者が対象なので、操作しやすいようにサイトがシンプルに作られています。チャートはローソク足ではなく、シンプルな折れ線グラフ。売買注文状況を把握するための板情報もありません。

情報が多すぎず、操作しやすい工夫が施されているのです。

シンプルな操作性

 

SBIネオモバイル証券なら現金を使わずに株を購入できる

SBIネオモバイル証券の特徴は、T-POINTで株式を買えること。株式投資にはまとまった資金が必要で手を出しづらいという人でも、貯まったT-POINTで気軽に株を購入できます。

日常の買い物などでT-POINTを使っていれば、ある程度ポイントが貯まっているでしょう。買い物で貯まったポイントを使って実際に投資できるのは、BIネオモバイル証券の大きな特徴です。

SBIネオモバイル証券なら、毎日の買い物や携帯料金の支払いなどで貯めたT-POINTで株を買えます。いつからでも始めることができ、現金が必要ないので気軽に投資を始められます。

 

500円以下で有名企業の株主になれる

SBIネオモバイル証券は単元未満株の取引なので、1株単位で株を買えます。500円で以下のような有名企業の株主になれるのです。

  • みずほフィナンシャルグループ
  • 野村ホールディングス
  • 三菱自動車

 

実質20円(消費税分)で株の取引ができる

SBIネオモバイル証券では株の取引手数料は無料ですが、約定代金に応じてサービス利用料がかかります。サービス利用料は以下の通りです。

サービス利用料

SBIネオモバイル証券では、期間限定(SBIネオモバイル証券のみで使える)T-POINTを毎月200ptもらえます。1カ月の約定代金が50万円以下の場合、200円(税込220円)で取引放題なので、実質20円(消費税分)で株の取引ができます。

 

T-POINT投資の評価

T-POINT投資の評価

ネオモバが初心者にオススメな理由は、次の4つです。

 

 

投資に関する実践的な知識が得られる

通常の株式は100株単位なので「株を買ってみたい」と考えても、実際に始めるのはまとまったお金が必要でした。しかし、SBIネオモバイル証券は、T-POINTを使って1株単位で取引できます。

少額だと大きな利益を狙うのは難しいものの、株式の売買に慣れるのにいい機会です。ネオモバのターゲット層は投資未経験の若年層です。若い間に投資を経験することで、早めに資産形成に取り組むことができます。豊かな老後のためには、早めに投資を始めることが大切です。

投資に関する知識が得られるというのは、ネオモバの大きな特徴です。

 

少額で運用を始められて銘柄が豊富

SBIネオモバイル証券は1株単位で株を購入できるので、有名企業の株でも500円で買える銘柄がたくさんあります。また、約3600銘柄購入できるので、東証に上場しているほとんどの企業を買えるのです。

 

配当金がもらえる

配当金とは、企業が業績に応じて株主に還元するお金のことです。単元未満株でも配当金はもらえるので、SBIネオモバイル証券で保有している株でも配当金がもらえます。

 

ETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)も取引できる

SBIネオモバイル証券では個別株だけでなく、ETFやREITも取引可能です。

ETFとは、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など指数に連動することを目指して運用されます。インデックスファンドと同じ仕組みですが、株式市場に上場しているので、取引時間中ならいつでも売買できます。

REITとは、不動産の投資信託。投資家から集めたお金を商業ビルや倉庫など複数の不動産に投資し、そこから得られる賃料や売却益を投資家に分配する金融商品です。

 

SBIネオモバイル証券のデメリット

SBIネオモバイル証券のデメリット

SBIネオモバイル証券のデメリットについても確認しておきましょう。

  • SBI証券とは別口座が必要
  • 金融商品の数が少ない
  • 非課税制度に対応していないので税金がかかる
  • サービス料がかかる
  • クレジットカードの登録が必要

 

SBI証券とは別口座が必要

一ヶ月まったく取引しなくても利用料がかかります。期間限定ポイントが毎月貯まっていくわけではないことに注意しましょう。

 

金融商品の数が少ない

SBIネオモバイル証券の対象は、国内の株式とWealthNavi for ネオモバだけです。投資信託や債券などは購入できません。ただ、SBI証券でT-POINTを使って投資信託を購入できるので、SBI証券とSBIネオモバイル証券両方で取引するのがおすすめです。

 

非課税制度に対応していないので税金がかかる

SBIネオモバイル証券は、iDeCo(イデコ)やNISAなどの非課税制度に対応していません。通常の株式取引と同じように、運用益の20.315%の税金がかかるということを念頭に運用する必要があります。

ただ、特定口座は開設できます。「特定口座・源泉徴収あり」を選べば、税金が自動的に徴収されるので、原則として確定申告する必要はありません。

 

サービス料がかかる

取引を1度もしなくても、サービス料200円(税込220円)が毎月かかります。

 

クレジットカードの登録が必要

SBIネオモバイル証券のサービス利用料の支払いには、以下のクレジットカードの登録が必要です。

  • VISA
  • JCB
  • MasterCard
  • アメックス(American Express)
  • ダイナースクラブ

 

T-POINT投資(SBI証券での投資信託)

T-POINT投資(SBI証券での投資信託)

SBIネオモバイル証券は株式しか購入できませんでしたが、SBI証券でT-POINTを使って投資信託の購入ができるようになりました。日常の買い物で貯めたT-POINTを使って投資信託を買えるようになったのです。対象はSBI証券が取り扱っている投資信託の2600本。

SBI証券では投資信託を100円から購入できますが、1T-POINT=1円として、購入金額の一部や全額に充てることが可能です。投資信託の半分以上は販売手数料がかからないノーロードファンドです。豊富な種類があるので、きっと気に入る投資信託が見つかるでしょう。

T-POINTは、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が展開する共通ポイントで、国内で7000万人が利用しています。T-POINTを投資に活用し、若年層を中心とした投資初心者の取り込みを狙っているのです。

ただ、すでに持っているT-POINTをSBI証券で利用するには、ヤフージャパンのIDが必要です。IDを持っていない人は登録から始める必要があります。

 

 

マイレージサービス

マイレージサービスとは、国内株式や投資信託の取引に応じてT-POINTが貯まるサービス。ポイント獲得条件は以下の通りです。

 

国内株式

1注文の約定代金に対して手数料がかかる「スタンダードプラン」なら、月間手数料の1.1%相当のポイント。

 

投資信託

対象投資信託の保有で、保有額の年率0.1%相当のポイント(1000万円以上の顧客は0.2%)。

 

T-POINT投資の評判

T-POINT投資の評判

2019年4月に開業したSBIネオモバイル証券は、口座開設件数が月間約3万口座。営業開始から半年で13万口座を超えました。SBIネオモバイル証券は、T-POINTが手数料に応じて貯まるほか、株を買うこともできます。

初めて証券口座を開設した人の割合は57%。20~30代の利用者が52%を占めます。およそ半数が30代以下で、「若い世代に利用される証券会社を目指す」とSBIネオモバイル証券の小川社長は話しています。

顧客にアンケートを取ったところ、口座開設の理由は以下のようになりました。

  • ポイントで投資できる:74%
  • ポイントがもらえる:23%

投資の疑似体験ができることと、ポイントがもらえるという点が評価されています。ポイントの付与が若い世代の開拓の重要な手段となっていることがわかります。

ポイント投資は1回あたりの取引金額が小さく、証券会社の収益にはあまり貢献しません。しかし多くのビギナーを囲い込み、そのうちの何割かがヘビーユーザーになることで、中長期的に証券会社の収益に寄与することを期待しているのです。

 

T-POINT投資に関するまとめ

今回はT-POINT投資について解説しました。SBIネオモバイル証券(ネオモバ)では株式を購入でき、SBI証券では投資信託を購入できます。

T-POINT投資なら、買い物などで貯めたT-POINTで気軽に投資を始められます。SBIネオモバイル証券なら1株単位、投資信託は100円単位なので、数百円で投資を開始できるのです。ポイントなら損失も怖くありません。

今後もポイント投資は若年層を中心に広がっていくことが予想されます。口座開設は無料なので、貯まっているT-POINTがあるなら始めてみてはいかがでしょうか。

SBIネオモバイル証券公式サイトはこちら

 

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