- 生命保険見直しの最大のメリットは、適切な保障を常に用意できること
- 生命保険の見直しで保険料が安く、保障が厚くなる場合がある
- 一度解約した生命保険は元に戻せない
- 見直し後の保障内容がご自身のニーズに合っているのかが重要
- 生命保険の見直しは複数の生命保険会社の商品を組み合わせるとよりいい見直しができる
- 生命保険の見直しは複数社の取扱がある生命保険代理店がおすすめ
公開日:2019年2月4日
生命保険は一度契約すると後は放っておいていいのでしょうか?生活環境が変わって生命保険をそのままにしておくと、必要な保障が用意できていなかったり、高い保険料を払うことになるので、生命保険はご自身の環境の変化に合わせて定期的に見直す必要があります。今回は生命保険の見直しについてご紹介します。
また、生命保険の見直しを無料相談と有料相談のどちらにしようか迷っている方は、以下記事を参考にどうぞ。
目次
生命保険の見直しにはメリットとデメリットがありますが、デメリットの場合は今ある契約を続ければ良いので、生命保険の見直しには実質メリットしかないと考えてください。また、近年の生命保険商品は過去の生命保険商品に比べて保障内容がいいものが多く、保険料も安くなっています。無料で見直しできる場合がほとんどなので、生命保険お見直しはぜひ検討されてください。
生命保険の良し悪しを見極めるポイントは「生命保険の良し悪しってそもそも何が違う?保険屋が知られたくないことをご紹介☆」をご覧ください。
生命保険見直しのメリットは3つあります。
生命保険見直しの最大のメリットは、適切な保障を常に用意できることです。ご自身に万一のことがあった場合に、10年前に契約した生命保険で今の生活をカバーできればいいですが、結婚して子どもがいる場合などはご自身に必要な保障額をカバーできていない場合が多いです。万一の場合に今の生活を維持するのが生命保険の役割なので、定期的に見直していくことは重要です。
生命保険を同じ保障内容で比較した場合、生命保険の保険料は年々安くなる傾向にあり、現在は過去に販売されていた生命保険よりも保険料が安くなっています。ですから、ご自身の生活環境に変化がない場合でも、見直しをすると保障内容はそのままで保険料が安くなる場合があります。
生命保険を同じ保険料で比較した場合、生命保険の見直しをすると生命保険の保障内容が厚くなる場合があります。例えば、過去の医療保険は入院8日目からしか保険金が支払われなかったり、過去のガン保険はガンと診断され一時金を受け取るとそれ以降一時金は支払われないものが多かったのですが、現在の医療保険は入院初日から保険金が支払われ、ガン保険の一時金は一定期間以上経過すると何度でも支払われるようになりました。
生命保険の見直しには保険料が安くなったり、保障が厚くなったりとお得感があります。保険の見直しの際にはお得感を重視しがちですが、ご自身に必要な保障を用意し、その結果として保険料が安くなることや、保障が厚くなることが重要です。
生命保険見直しのデメリットは3つあります。
生命保険見直しのデメリットとしては、健康状態によって新しい保険に入れない場合があることです。見直しをして新しい保険に加入できないと、新たに必要になる保障を用意できず見直しに費やした時間が無駄になってしまいます。見直しを検討される前にご自身の健康状態をしっかり把握し、新たに保険に加入できる状態なら見直しを開始してください。
生命保険の商品によっては保障内容を薄くして値段だけ安く設定してあるものもあります。見直しの際に安い保険料につられてかけかえてしまうと、保障が減ってしまう場合もあります。必要な保障をカバーするのが生命保険見直しの目的なので、保険料の安さを重視するのではなくご自身に最低限必要な保障を用意してください。
見直しのデメリットで最も注意していただきたいのが、一度解約した生命保険は元に戻せないことです。解約してやっぱり元に戻したいと思っても方法はありません。解約直後に病気が発覚した場合も同じです。ですから、見直す前の生命保険を解約するときはご注意ください。
解約の手順に関しては、「生命保険はいつどうやって解約するの?生命保険解約の手順と注意点をご紹介」をご覧ください。
生命保険見直しをする際には以下の4つに注意する必要があります。
まずは見直し後の保障内容がご自身のニーズに合っているのかが重要です。その上で保険料は収入に対して適切かどうか、その保障はいつまで続くのかを検討します。
また、いつから保障が始まるのかということも注意いただきたい点です。見直した生命保険の保障が開始される前にこれまでの生命保険を解約してしまうと無保険の期間が発生します。そうならないように見直した生命保険の保障が開始されてから旧契約の生命保険を解約します。
生命保険を見直すタイミングはライフイベントごとをおすすめします。生命保険見直しにおすすめのライフイベントは、就職/転職/退職、結婚/出産、子の進学、老後などがあります。これら節目のライフイベントで生活環境が変わるタイミングで生命保険を見直せば、ご自身に必要な保障を常に準備できている状態を維持できるので安心です。
仕事に関するライフイベントは生命保険見直しにいいタイミングです。就職する場合はこれからの収入に見合った保障を用意する必要がありますし、転職して収入の増減がある場合もそれに合わせて保障内容を変更する必要があります。また、定年退職した場合は保障内容を大幅に見直す方が多いです。
結婚する場合は、仕事をそのまま続けるのか?退職するのか?就業形態は正社員なのかパートタイムなのかで必要な保障内容が違ってきます。
出産に関しても、最近の医療保険では異常妊娠での入院や帝王切開でも給付金が支払われる商品が販売されています。仮にご両親が小さい頃からかけていてくれた医療保険があるとすればそれらに対応していないかもしれないので、ご自身の保障内容を再確認する意味でも見直しをされてください。
小学校入学から大学卒業までは16年あります。その間学費などで多大な出費が予想されます。子どもが生まれたらその点を考慮して保障を追加されておくと安心です。
退職して老後生活が始まると、収入が減ります。資金に余裕がある方は現役で働いていた頃の生命保険をそのまま残されてもいいですが、収入が減って不安な方は生命保険の見直しを検討されてください。
ここでは生命保険の見直しをする際の代表的な方法をご紹介します。生命保険の代表的な見直し方法として、セールス担当やファイナンシャルプランナーに相談する方法、保険の無料相談窓口を利用する方法、自分で見直す方法があります。
現在加入している保険の生命保険のセールス担当に相談する場合は、顔なじみで相談しやすいメリットがあります。ですが、そのセールス担当が一社の生命保険しか扱えない場合は、選択肢が狭くなる場合があることを知っておいてください。
生命保険の見直しは一社だけでなく他の生命保険会社の商品を組み合わせるとよりいい見直しができる場合があります。また、生命保険会社のセールス担当に生命保険の見直しを依頼する場合は基本的に無料です。
ファイナンシャルプランナーは顧客の希望を聞きそれを元に将来の資金設計を立てたりアドバイスをする職業です。無料相談と有料相談があり、有料相談の方がより詳しくアドバイスいただけますが、ファイアンシャルプランナーに生命保険の商品知識がある場合とない場合があります。商品の専門性も求めるなら保険のセールス担当でファイナンシャルプランナーの資格を保有している方にご相談ください。
生命保険のセールス担当を除いたファイナンシャルプランナーに相談するメリットは、生命保険業界や保険会社の決まり事に左右されずに率直な意見を聞けることです。生命保険会社のセールス担当は保険業法の範囲内での営業しかできないので、取り扱いのない保険会社の商品との比較ができない、取扱のない商品は販売できないなど、お客様が知りたい情報をお伝えできずに不利益が生じることがあります。
保険の見直しにおいて、生命保険代理店の利用はもっともおすすめです。
生命保険代理店の中には国内で販売されている生命保険をすべて取り扱っている代理店もあります。そのような生命保険代理店で生命保険を見直すと、保険料重視、保障重視などご自身が望まれる保険プランの作成が可能です。生命保険代理店での保険の見直しは、基本的に保険プランの作成は無料です。
保険の営業に抵抗がある方は、ご自身で見直す方法もあります。
各生命保険会社でインターネット上に生命保険試算ツールがあったり、資料請求をすると保険料と保障内容が明記してあるパンフレットが送付されます。それらを使って自分でプランを作成することも可能です。
ご自身で生命保険の見直しプランを作成する場合は、今の生活のベースを書き出し、ライフイベントと資金の流れを図示し、それらをカバーし重複の内容ように必要な生命保険を組み合わせます。
これまで「生命保険見直しのメリット/デメリット」「生命保険見直しのタイミング」「生命保険見直しの相談」をみてきました。
生命保険の見直しはライフイベントごとに行うと必要な保障を常に準備できるので安心です。また、見直しを相談する場合はできるだけ多くの生命保険を取り扱っている生命保険代理店がおすすめでした。
商品知識や扱う商品の多さも重要ですが、本当に信頼できるセールス担当は、自分の利益よりもあなたの利益を優先します。あなたとあなたの家族のことを真剣に考えてくれる専門家をみつけると保険の見直しはきっとうまくいくはずです。