- 女性特有の疾病をカバーできる保険であることが女性が生命保険を選ぶ際のポイント。
- 女性特有の疾病は、乳がん、子宮筋腫、甲状腺の障害、分娩の合併症などがある。
公開日:2019年6月7日
男性と女性では病気になる時期や場所が異なる傾向があります。また、女性は出産というライフイベントがあり、30代~40代で女性特有の病気になる確率も上がるため、男性に比べて女性の方が入院のリスクが高いと言えます。
一般に大黒柱の男性の生命保険が重視されがちですが、女性は働いていても家事をしていても基本的に家庭を支えているため、女性も男性と同じように生命保険でリスクに備える必要があります。今回は女性のリスクに備えるおすすめの生命保険をご紹介します。
ここでは生命保険の基礎と女性に必要な生命保険の選び方を紹介します。生命保険の基礎で紹介する生命保険の種類と保険期間の知識があれば、生命保険をご自身で選べるようになります。
また、女性は生命保険を選ぶ際に女性特有の病気に対して備えたほうがいい場合があります。ご自身に合った生命保険プランを自分で決め、万一に備えることは非常に重要です。
生命保険には3つの種類と2つの保険期間があります。
生命保険は死亡保険、医療保険、貯蓄性の高い保険の3つの種類を組み合わせて保険プランを作ります。
一つの契約に3つの種類の保険が入っている商品もありますが、ご自身の希望に合うように組み合わせて、それぞれ単体で契約した方が保険料も安く保障が充実した保険プランを用意できます。
また、死亡保険、医療保険、貯蓄性の高い保険それぞれ終身と定期の保険期間があるので、必要に応じて保険期間を変え、無駄のない保険プランを作成します。
死亡保険 | 被保険者が死亡したときに保険金を受け取れる。(定期死亡保険、終身死亡保険、収入保障保険など) |
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医療保険 | 病気やけが、入院などで保険金を受け取れる保険。(医療保険、ガン保険など) |
貯蓄性の高い保険 | 高い利率で資金を運用し満期保険金を受け取れる。(学資保険、個人年金保険など) |
定期 | 保険期間に期間の定めがある。 |
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終身 | 保険期間が一生続く。 |
女性が生命保険を選ぶ際のポイントは、女性特有の疾病をカバーできる保険であるかどうかが重要です。代表的な女性特有の疾病は、乳がん、子宮筋腫、甲状腺の障害、分娩の合併症などが挙げられます。
女性が生命保険を選ぶ際にはこれらのリスクに備えた保険であればより安心できます。
女性がガンになる確率は30~40歳代で男性よりやや高く、50代では男女ともに増加し、60代以降は男性の方がガンになる確率が高くなります。
女性の部位別のガンは、40代では乳がん、子宮がん、精巣がんが多く、年齢があがるとその割合は減少し、胃や大腸、肝臓などの消化器系のガンや肺がんの割合が増加します。
子宮筋腫は30代以上の女性の20~30%にみられる腫瘍です。子宮筋腫は悪性の腫瘍ではありませんが、月経量の増加と月経痛、月経以外の出血、腰痛などの症状の原因です。
不妊や流産の原因になる場合もあります。治療法は、手術(子宮全摘出/筋腫核摘出)と投薬での治療があります。
甲状腺障害は40歳以上の女性の17%ほどの人にみられます。甲状腺障害の症状は、甲状腺の腫れ、動機、息切れ、手足の震え、多汗、体重減少、微熱、イライラ、下痢、月経不順などがあります。治療方法は内科的治療、外科的治療、放射線治療があります。
分娩の合併症には、切迫流・早産、糖代謝異常、妊娠高血圧症候群、胎盤位置異常、胎児発育不全、胎児機能不全などがあります。これら以外にも妊娠が原因だと考えられるさまざまな変化が母体には起きます。
以前は妊娠による入院は保障の対象外とする保険商品が多くありましたが、近年は分娩の合併症などの妊娠に対する保障が厚い女性向けの商品が多く販売されるようになっています。
ここからは以下を参考にして、女性におすすめする生命保険の医療保険ランキングを紹介します。
現在、女性特有の病気に対して保障を厚くした女性向けのプランを販売している保険会社が多くあります。万一のときに女性が安心できる医療保険を選択してください。
参考:週間ダイヤモンド2018年4/28・5/5合併特大号「保険を見直せ!」2018年 株式会社ダイヤモンド社
参考:日経ホームマガジン 保険 最新ランキング 2018年 日経BP社
参考:プロ100人が厳選!最新保険ランキング2018年下期 2018年 角川SSC
第5位は東京海上日動あんしん生命の「メディカルKit NEO(女性疾病保障特約付加)」です。
東京海上日動あんしん生命のメディカルKit NEOは保険料が安く、女性特有の疾病に関して必要最低限の保障を用意できるのが特徴です。上位の保険に比べると厚い保障ではありませんが、安心できる保険商品です。
特徴 | 日帰り入院(~9日の入院)でも10日分の入院給付金を受け取れる。三大疾病(ガン・心疾患・脳血管疾患)の入院は支払い日数無制限。女性特有の病気や三大疾病の場合に入院給付金が倍になり、乳がんの給付金も用意されている。 |
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保険のタイプ | 終身医療保険 |
料金 | 30歳女性 2,419-
40歳女性 2,799- 50歳女性 3,689- ※入院日額5,000円(1入院60日限度)/手術給付金2.5~20万円/初期入院5万円/特定疾病入院給付金 5,000円/女性疾病特約日額5,000円・一時金100万円/として算出 |
保険期間 | 終身 |
加入可能年齢 | 0~75歳 |
第4位は損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「女性のための入院保険フェミニーヌ」です。こちらは2014年に発売された保険ですが、3年毎に生存給付金(7.5~15万円)が受け取れるので、保険加入と貯蓄を同時にしたい女性に人気の商品です。
特徴 | 3年ごとに最大15万円の給付金が受け取れる。女性が心配な病気やすべてのガンによる入院を重点保障。3大疾病入院無制限。 |
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保険のタイプ | 定期医療保険 |
料金 | 30歳女性 5,094-
40歳女性 5,182- 50歳女性 6,579- ※入院日額5,000円(1入院180日限度)/手術給付金10万円/通院5,000円/定期保険特約(死亡300万円、高度障害250万円)/生存給付金7.5万円として算出 |
保険期間 | 15年間(最長90歳まで自動更新) |
加入可能年齢 | 18~60歳 |
第3位はメットライフ生命の「終身医療保険Flexi S 女性専用タイプ」です。メットライフ生命の終身医療保険Flexi S 女性専用タイプの特徴は、女性特有の病気に手厚い保障、短期入院定額保障(入院日額の10倍)、七大疾病の入院は無制限になることなどが挙げられます。
他の医療保険では基本保障で外される傾向にある「通院」がついているのも注目すべき点です。
特徴 | 基本保障に加えて女性特有の病気やガンによる入院に手厚い保障。10日以内の入院で一律5万円の短期入院定額保障。七大疾病の入院の際は支払い日数限度無制限に延長。 |
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保険のタイプ | 終身医療保険 |
料金 | 30歳女性 3,344-
40歳女性 3,896- 50歳女性 4,981- ※入院日額5,000円(1入院60日限度)/手術10万円/通院日額3,000円/短期入院定額保障/七大疾病無制限給付特則/女性疾病入院給付金特則として算出。 |
保険期間 | 終身 |
加入可能年齢 | 満18~75歳 |
第2位はオリックス生命の「医療保険 新CURE Lady」です。オリックス生命保険の医療保険 新CURE Ladyの特徴は、安い保険料とシンプルな保障です。
ランクインしている他の医療保険と違い三大疾病や七大疾病無制限はないものの、女性特有の病気で入院の際は入院日額に5,000円上乗せされた保険金を受け取れます。
特約を付加することで三大疾病や病気やケガの際に一時金を受け取ることができます。保険料を抑えたシンプルな医療保険を希望される方におすすめします。
特徴 | |
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保険のタイプ | 終身医療保険 |
料金 | 30歳女性 1,928-
40歳女性 2,075- 50歳女性 2,637- ※入院日額5,000円(1入院60日限度)/手術10万円として算出。 |
保険期間 | 終身 |
加入可能年齢 | 16~80歳 |
第1位は三井住友海上あいおい生命の「新医療保険Aプレミア(女性疾病給付特約付加)」です。こちらの保険で注目したいのは、女性疾病給付特約です。
女性特有の病気、女性に多い病気、ガンによる入院の際は入院10日目まで5万円、それ以降は入院日額5,000円、手術2.5~5万円(乳がん・子宮/卵巣摘出などの特定手術の際は15万円)、放射線治療1回につき5万円が、主契約の保障(入院日額5,000円、手術20万円など)が上乗せされて保険金を受け取れます。
女性疾病給付特約以外にも八大疾病による入院は無制限、初期入院10日保障があるので保障が厚く安心できる医療保険です。
特徴 | 八大疾病による入院は無制限。日帰り入院~9日までの初期入院の際は10日分の入院給付金を受け取れる。女性特有の病気、女性に多い病気、ガンによる入院手術放射線治療に備えられる。 |
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保険のタイプ | 終身医療保険 |
料金 | 30歳女性 2,955-
40歳女性 3,080- 50歳女性 3,735- ※入院日額5,000円(1入院60日限度)/手術20万円/初期入院10日給付特則/八大疾病無制限給付特則/女性疾病給付特則として算出。 |
保険期間 | 終身 |
加入可能年齢 | 0~75歳 |
女性特有の病気にはさまざまな疾病がありました。それらの病気に必ずかかるかどうかはわかりませんが、大切なことは将来のことを考えてそれに備えることです。
女性特有の疾病に備えて、ご自身に必要な保障をカバーするように保険を組み合わせて生命保険を用意してください。
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