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今すぐできる節約方法12選!楽しくお金を貯めるコツ&節約のポイントをFPが解説

今すぐできる節約方法12選!楽しくお金を貯めるコツ&節約のポイントをFPが解説

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田中 英哉

田中 英哉

2級ファイナンシャルプランニング技能士、上級心理カウンセラー

2級ファイナンシャルプランニング技能士の有資格者。長年のライター経験の中で、お金に関する記事を執筆。日本最大級のソーシャルワークサイトにてプロクラウドワーカー TOPclass認定。ライター部門契約ランキング最高6位。難しいお金の話しを分かりやすく伝える記事は、読者から読みやすいと好評。

この記事のポイント

  • 今すぐできる節約方法は、家計簿をつけるなどさまざまな方法があります。
  • 楽しくお金を貯めるには、使い道を決めて貯めるなどのコツがあります。
  • 節約するには、支出は逆算思考が大切などいくつかのポイントがあります。

節約と聞くとどのようなイメージがあるでしょうか?節約は我慢を強いられるイメージや、複雑な管理が付いてまわると思う人が多いようです。そこでこの記事では、誰でもカンタンに今すぐできる節約方法を紹介します。ぜひ実践してください。

 

今すぐできる節約方法12選!

今すぐできる節約方法12選!

節約は「お金に対する知識が豊富でなければ難しい」と思われているかもしれませんが、実はそうでもありません。確かに節約にはテクニックがありますが、そのテクニックを知るだけで誰でもカンタンに行えます。

ここでは多くの節約方法の中から特に実践しやすいものを12個紹介いたします。できそうなものから実践し、継続して行きましょう。

ちなみに、節約とは時間などお金以外のことも含めた言葉です。倹約はお金だけに当てはまる言葉ですが、ここでは節約という表現で統一いたします。

  1. 家計簿をつける
  2. キャッシュレス決済を利用する
  3. ポイントサイトを使う
  4. 献立を数日分まとめて考える
  5. コンビニ利用を控える
  6. スーパーの特徴を見極める
  7. お金がかからない趣味を作る
  8. お金をかけずにお出かけする
  9. 外食を控える
  10. アルコールを減らす
  11. 固定費を見直す
  12. 借金の借り換えや繰り上げ返済をする

 

家計簿をつける

生活における収支が分からない状態だと、そもそも節約のしようがありません。目の前に欲しい商品があるとき、買ってよいかどうかの判断基準がないからです。

そこで有効なのが、家計簿をつけることです。家計簿をつければ収支の状態が一目瞭然となりますので、浪費が浮き彫りとなるでしょう。節約すべき項目も明白となりますので、家計簿はとても重要です。家計簿をつけるだけでも節約志向が高まり、浪費を削減できるはずです。

 

キャッシュレス決済を利用する

キャッシュレス決済は、電子マネーやプリペイドカード、ORコード決済など現金以外で行う決済方法です。キャッシュレス決済を行うと、各サービス主体の還元やお店の特典が受けられます。

お店ごとにその内容が異なるほか、時期によってキャンペーンが異なりますので、普段よく利用するお店のお得情報を小まめにチェックしておきましょう。

 

クレジットカードの有効活用

クレジットカードもキャッシュレス決済の1つです。クレジットカードは利用する度に0.5%~1.0%のポイントが貯まるほか、カードによってポイントアップサービスがあります。

また、旅行障害保険などの付帯保険や、空港ラウンジサービス、割引や優待サービスなど、発行事業者ごとに特典が付くカードも多いです。

スーパーの割引やガソリン代割引など、日々の生活がダイレクトにお得となるケースもありますので、ライフスタイルに合わせたカードを選ぶとよいでしょう。

 

ポイントサイトを使う

ポイントサイトとは、アンケート回答やモニター、お友達紹介などでポイントが貯まるサービスで、貯まったポイントは電子マネーや現金に交換可能です。

ポイントサイト経由でお買い物をすると一定のポイントが還元されるため、よりお得にお買い物を楽しめます。

Point Incomeハピタスなど、さまざまなポイントサイトが存在しますので、使いやすそうなサイトを選びましょう。

 

献立を数日分まとめて考える

献立を数日分まとめて考えれば、食費の節約が可能です。節約が下手な人は場当たり的に料理を作って食材を余らせてしまったり、1回の食事に多くの食材を使って食材費用が高額になりがちです。

数日分の献立をあらかじめ決めておけば食材を効率よく使えるほか、必要な材料だけスーパーで購入しやすくなり、無駄遣いが減ります。特売のチラシなどをベースに、数日分の献立を考えましょう。

 

コンビニ利用を控える

一般的にコンビニを多用する人は、節約が苦手だといわれています。同じ商品でもスーパーよりコンビニのほうが割高です。確かにコンビニは24時間空いているほか、至るところに存在するためとても便利です。

しかし節約という観点から考えると、割高なコンビニよりスーパーのほうがお得であるため、コンビニ利用は控えてスーパーで買い物しましょう。

 

スーパーの特徴を見極める

スーパーにはお店ごとの特徴があります。たとえばお肉が安いスーパー、魚が安いスーパー、野菜が安いスーパーなど個性があるのです。

それぞれの個性を知りスーパーごとに買う商品を分ければ、支出を抑えることが可能です。また、スーパーごとに特売日やポイントアップデーが異なるため、あらかじめ把握しておきましょう。

 

お金がかからない趣味を作る

お金がかからない趣味に時間を使えば、大きな節約となるでしょう。たとえばジョギングやウォーキング、筋トレなどは節約だけでなく健康にもつながります。

また、料理は節約レシピ習得につながりますし、読書は図書館を利用すれば無料で知識が得られます。節約にプラスアルファの利益が得られますので、これらの趣味はおすすめです。

 

お金をかけずにお出かけする

お金をかけないお出かけは、工夫次第でさまざまな方法があります。お弁当を作ってピクニックなどに行くと、半日から1日お金をかけずに楽しめるでしょう。

また、サイクリングも節約に適したお出かけです。それから名所めぐりもお金をかけずに楽しむ方法の1つです。お寺は拝観料がかかるところが多いですが、神社は拝観料がかかりません。ご朱印をもらうとお金がかかってしまいますが、参拝だけなら無料です。

 

外食を控える

節約のためには外食を控えましょう。外食は1食あたりの金額が家庭料理よりも高いです。家庭料理の場合は1人1食あたり100円を切ることも可能ですが、外食ではそうも行きません。

また、家族で外食をすると割高となる金額が人数分ですので、支出が一気に跳ね上がります。外食を減らすことで支出が減ると考えましょう。

 

アルコールを減らす

飲酒量が多い場合はアルコールを減らすことにも配慮しましょう。食費の節約を心掛けていても、ビールを数本飲めば食事代以上にビール代がかかってしまいます。

アルコールが入るとおつまみが余分に必要となったり、2杯目3杯目とお酒が進みかねませんので、支出がかさんでしまうのです。とはいえ、アルコールを楽しみにしている場合はなかなかやめられないと思いますので、やめるのではなく減らすことを心掛けましょう。

 

固定費を見直す

食費など毎月異なる支出を減らすのも大切ですが、さらに大切なのが固定費の見直しです。保険を見直して保険料を下げたり、スマホを格安SIMにして通信費を下げたり、光熱費をクレカ払いにしてお得に節約するなど、さまざまな見直しポイントがあります。

固定費はいったん節約できれば、自動的に毎月節約できるため、節約効果が高いのです。毎月支払っているものがより安くならないか、すべての項目を確認してみましょう。

 

借金の借り換えや繰り上げ返済をする

もしも借金をしているのであれば、借金の見直しも大切です。たとえば固定金利と変動金利の違いにより、月々のローンが下がるケースがあります。

また、他社への借り換えで安くなるケースもあります。もしもまとまったお金があるのでしたら、繰り上げ返済をすることで将来利息をカットできます。カードローンなどノンバンクの借金をしている場合も、複数社の借入を1社にまとめることで返済負担が軽くなるケースが多いです。

 

楽しくお金を貯めるコツをご紹介

楽しくお金を貯めるコツをご紹介

せっかく節約スキルを身に付けたのに、浮いたお金を使っては意味がありません。将来に備えてしっかり貯めて行くことをおすすめします。そこで、楽しくお金を貯めるコツとして以下内容を紹介します。

  • 定期預金をする
  • 投資術を学ぶ
  • 目標額と期限、使い道を決めて貯める

 

 

定期預金をする

毎月余ったお金を預金に回す方法では、なかなかお金が貯まりません。なぜならそこには意志力が必要となるからです。しかし、最初から半自動的に預金されれば意志力とは関係なくお金を貯めることができます。

そのためには定期預金をするとよいでしょう。しかし、ただ定期預金をするだけでは楽しむという要素がありません。途中で解約するなどの挫折を回避するために、楽しむ工夫を取り入れましょう。

 

預金残高ごとにご褒美を設定する

楽しむ工夫は人によってさまざまですが、一定金額が貯まったらご褒美を設定するなどがおすすめです。たとえば101万円になったら1万円のディナーコースを楽しむ。205万円になったら5万円分の旅行に行くなど、励みとなるご褒美を設定しましょう。

 

投資術を学ぶ

お金を貯めるには投資を学ぶのもおすすめの方法です。投資と聞くとリスクを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、正しい知識のもと、リスクを分散した投資はお金を増やす可能性が高いのです。

会社の価値よりも安い株価となっているところに投資するバリュー投資や、安全性が高い国債の購入、節税につながるNISAなど地に足が付いた投資をしましょう。学びながら実践することで楽しみながらお金を貯められるでしょう。

 

目標額と期限、使い道を決めて貯める

お金を貯めるには、いつまでにいくら貯めるのかという目標と期限が必要です。この指針を作ることにより、節約の励みになるでしょう。ただし、使い道が決まっていないとモチベーションにつながりません。使い道から逆算した目標額と期限を定めましょう。

 

長期ビジョンが大切

お金の使い道はライフプランとの兼ね合いがあります。たとえば、30歳でマイホーム購入、40歳で子どもの教育資金に目途、50歳から老後資金を準備という風に、ライフプランとお金は密接な関係なのです。

使い道を決める際にはこれら長期ビジョンから逆算し、毎月どれくらい貯金していくのか計画を立てましょう。

 

やり方を間違えると浪費につながる?節約の注意点とは

やり方を間違えると浪費につながる?節約の注意点とは

節約はやり方を間違えるとかえって浪費につながります。また、節約しているつもりではいるものの、実際は節約になっていないケースもあります。そのことを踏まえ、節約の注意点として以下内容を紹介します。

  • 単月の黒字で安心は禁物
  • 過度な節約の仕方はリバウンドの可能性あり
  • 夫婦で家計を分けると非効率

 

単月の黒字で安心は禁物

節約の結果、今月は黒字だからと言って気が緩む人がいらっしゃいます。たとえば「3万円黒字だから晩御飯を食べに行こう」というようなパターンです。

確かに黒字であれば多少お金を使っても問題ないのかもしれませんが、果たして本当に黒字なのか検証する必要があります。というのも、支出には数カ月分まとめた出費もあります。たとえばボーナスローンがその典型です。

ほかにも臨時出費が生じるケースもありますので、それらを考慮せず単月だけで見てしまうと、単月の黒字はすぐに吹っ飛んでしまいます。支出は年間平均額から毎月必要な金額を割り出し、その金額を基準に黒字かどうか判断しましょう。

 

過度な節約の仕方はリバウンドの可能性あり

過度に節約をした結果、燃え尽き症候群となり、急に浪費をし始める人がいらっしゃいます。これはダイエットのリバウンドと同じなので、ムリな節約はご法度です。

節約長続きの極意は、浪費ゼロを目標にするよりも、70%カットするというような気軽さです。継続が大切なので継続できる気軽さで臨みましょう。

 

夫婦で家計を分けると非効率

夫婦で家計を分けているご家庭もありますが、なるべく家計はまとめたほうがよいでしょう。そのほうが管理しやすく、お互いの支出を把握できるため、無駄遣いが減りやすいです。

家計を分けている夫婦の中には、携帯キャリアが別であったり、固定回線との連動がなされていなかったりするなど、気付かないムダが生じていることがあります。

固定回線や携帯キャリア、光熱費などはまとめることで割引となるサービスもありますので、節約の観点では家計は1つにしたほうが有利です。

 

節約のポイントを押さえておこう!

節約のポイントを押さえておこう!

上記で解説したような節約のテクニックは重要ですが、それと同時に押さえておきたいポイントがあります。ここではそのポイントとして以下内容を紹介します。

  • 支出は逆算思考が大切
  • お金を人だと思って大事にする
  • 貧乏と貧乏性を区別する

 

 

支出は逆算思考が大切

支出は逆算思考が大切です。たとえば、「今月の食費は4万円の予算だから、週に1万円、2回買い物にいくから1回あたり5,000円」という具合に具体的な落とし込みをするのです。

先述の長期ビジョンの話も同様ですが、抽象的なところから具体的な落とし込みをすることで、明確な行動指針ができあがります。これにより、具体的行動として節約ができるのです。

 

お金を人だと思って大事にする

私の知り合いの経営者は、お金を人だと思っていると話されてました。1円は1人と思うようにしているのだそうです。1円無駄遣いするということは、1人を犠牲にすることになるから、1円たりとも無駄にせず大事にできるのだそうです。

常にこういう心構えでいることで無駄が減り、本当に必要なことにだけお金が使えるようになるのです。

 

貧乏と貧乏性を区別する

節約を続けると貧乏性に陥る人がいらっしゃいます。たとえば安物買いの銭失いのようなケースや、タダだからと言って不要なものをもらうケースがこれにあたります。

心理学的にメンタルが貧乏になると新たな貧乏を引き寄せます。脳は思考を再現する性質がありますので、メンタル貧乏が現実の貧乏を引き寄せるのです。

貧乏でもメンタルがお金持ちであれば、いずれお金持ちになる可能性は高いです。現実の貧乏と貧乏性を区別しましょう。目標を持って節約する場合は、目線を上げた節約になりやすいです。

 

節約の方法に関するまとめ

今すぐできる節約方法は、家計簿をつけるなどさまざまな方法があります。いずれも実践してこそ意味がありますので、必ず実践し継続しましょう。

また、楽しくお金を貯めるには、使い道を決めて貯めるなどのコツがあります。長期ビジョンからの逆算やご褒美制度など工夫してみましょう。そして、支出は逆算思考が大切であることや、お金を人だと思って大事にするなどの心構えと一緒に節約に取り組みましょう。

 

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